基本情報

  • 名前 レイ・メルティン
  • 生没 レイトン (9547〜9683?)AI型なのでスレイヴギアに搭載された年を生年とする。
  • 出身 パラスティア
  • 種族 AI型スレイヴギア
  • 性別 女

略歴

AI型スレイヴギアとして、各種メンテナンスや独自のシステム構築などを行っていた。
ビジャスと一度共に戦ったことがあり、その時に知己を得て、スレイヴギアウィルス事件によりコールドスリープについたホワイトフォックス隊の護衛を依頼される。

眠り姫となったホワイトフォックス隊を100年近く見守り続けるうちに、あらゆる矛盾を秘めた人間という存在に興味をもち、彼女たちに試練を与えたらどのような行動をとるのかを見届けるという思想を持ち始め、9683年2月ホワイトフォックスをコールドスリープから解き放ち、自らもその時目覚めた風に装ってホワイトフォックス隊の一員に紛れ込む。
更に、認識疎外の能力を使って、有人機であるシューティオンを無人機と認識させ、躊躇なく倒させる様に仕向けた。

その後、艦内に残されていた手書きの作戦書に基づき、ホワイトフォックス隊のメンバーは大陸の各地を巡る人類探しの旅をはじめるが、自らは戦闘には立たず、常にルビナスの防衛に徹し、周囲を探索するため、2チームに別れた時もルビナスに残り、艦の修復に努める。

ゼルト大橋では、再びクロスクリムゾンと遭遇、激しい戦いとなるが、そこで自動防衛機である超巨大兵器ヌートリアが起動し、両軍は混乱の中撤退、橋も完全に破壊された為、ヘルダースの港を目指すこととなる。
旅路はヘルダース城塞港町、工業都市ラインベルトと続き、ついに生き残っていた人類と遭遇する。
しかしここで「人類を滅ぼしたのはスレイヴギアだ」と罵られ、メンバーはその言葉の真意をはかる為、「ゴルビア砂漠にいる人々の様子を見てくる」という彼らの依頼を受ける。
レイは、人質としてラインベルトに残留、結局人工オアシス都市にいた人間は全滅していたことから和解はできず、再び皆と合流して旅を続ける。

その後も遭遇した無人機を倒しながら首都ミドルースを目指すこととするが、その道中で汚染機による人間狩り(コアユニットが衰えてきた汚染機が、ルーナの適合した獲物を探して無理やり自分の後継者にする行動)にあっていた少女アイと出会う。
彼女が原因による不幸なすれ違いからユーニを失った一向だが、集落に戻れなくなったアイをそのままメンバーに加え、更に彼女の言葉から、通称「図書館」と呼ばれる北アリナス山脈にあるデータバンク基地を目指すこととなる。
こうして到着した図書館に眠っていた過去のデータにより、「9555年2月に、汚染されたスレイヴギアが一斉に人類に攻撃を開始した」というスレイヴギアウィルス事件の事実をホワイトフォックスの隊員は知ることとなる。
まだ彼女たちが過去の出来事を整理しきれていない中、クロスクリムゾンが全戦力を投入したスレイヴギア掃討作戦を開始、そのまま戦闘になだれ込む。
この総攻撃により母艦であるルビナス、そしてパトラを失いながらも、かろうじてクロスクリムゾンを撃退。
その直後にクロスクリムゾンの残党部隊と交戦するが、その戦いの後、レイが定期メンテナンスと称して行っていた「認識疎外」を仕掛けていたことが発覚。
ここで彼女は、自らがAI型スレイヴギアであり、認識疎外によって誤解をあたえ、それらが蓄積したところで現実を見せて一度絶望的な境遇に落とし、そこから人類は何ができるのかを見届ける、全ては人間の可能性を見る為の行動だったと告げ、皆の前から姿を消す。

その後は南アリナス山脈の基地に各地の汚染機を呼び寄せ、「最終試練」の準備をはじめると、霧の箱舟作戦に対して正面から迎え撃つ。
この戦いのさなかに姿を消すが、自らを汚染機と連結させ、「汚染機が全滅したら自分も機能をとめる」という設定にしていたため、戦闘終了後に眠りにつく。
なぜこのような設定を自らに施したのかは謎であるが、矛盾した行動こそ人類であり、それを体現したかったのではと推測されている。

人物

  • 基本的には無口、たまに喋る時も丁寧な口調であった。
  • ホワイトフォックス在籍中はシステムメンテナンス、ナビ等を行う非戦闘要員を装っていたが、実際はかなりの戦闘型であった。
  • ルビナス艦内では使用しなかった為、ホワイトフォックスメンバーには見せることはなかったが、時計や悪魔を模した姿の機械を傍らにおいてサポートさせている。

スレイヴギア

6本のコネクタをスレイヴギアにとりつけて、6人同時にメンテナンスを行う。
  • ラプラス 【システム】
接続したスレイヴギアの状態を把握、システム的な修復・メンテナンスを実行。
また、地形、施設の構造の把握、周辺の機体の位置情報を取得し、各機器へのデータ転送も行う。
  • シュレディンガー 【システム】
敵機に接続した場合は認識疎外を起こして自身の居場所を偽装する等の効果を出せるが、戦闘型ではないので使用されたことはない。
ホワイトフォックスと行動を共にしていた時は使用しなかった真のシステム。
高性能AI、ネットワーク網を使い、データベース、その他あらゆる機械へと侵入しプロテクトを解除、情報の閲覧、改編、権限掌握を行う。
荒廃した世界ではネットワークそのものが物理的破損により消滅している場所も多かったが、それでも多くの情報を入手できた。
自我を持ち、目的のための最適解を自己判断するが、判断結果を優先させるため、状況に応じて使用者をも犠牲にすることも在り得る。
詳細は「エル・ルシーチャ」の項目を参照。
  • シュレディンガー(真) 【システム】
ホワイトフォックスと行動を共にしていた時は使用しなかった真のシステム。
相手の攻撃に対して、反射防壁を自身の周囲に展開する。




基本情報


略歴

エルとは、電子の海の中の存在であり、肉体をもたないラプラスシステムが、自身の身体を作り出し一人の人間として活動した姿。
記録に残っている資料は少なく、不明な点も多い。

略歴

ロゼの従者として、ロゼが現れる場合には共に現れ、護衛や交渉を務めることがあった。
また、影響力のある人物の元に現れては、その知識や振る舞いをみせたり、相手が最も喜ぶ贈りものを用意するなどして、その人物に接近することもあった。
従者ではあるが、自身も独立したひとつの人格をもち、自身の判断と意思で行動することもある。

人物

  • 人々の前に現れる際には真紅のドレスを好んで着飾った姿をしており、純白の姿で現れるロゼと、真紅の姿をしているエルの対比が語られることもよくあった。
  • エルは傾城・傾国の美女というほどに魅力があったと伝えられ、単独で活動している場合には権力者達を魅了して破滅に導いたとされる。それらの行動はロゼの意思ではなく、エルの独断であったと伝えられるが、ロゼはそれを知った上で、それも含めた人の行く末をみていたとも云われる。

スレイヴギア

  • クライン 【システム】
自身の瞳を見せることで一種の催眠状態とし、相手の五感を掌握、対象に任意の設定を「現実」として永続的に植え付け認識を書き換える。

関連項目

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