概要

六界戦争とは、帝王ラスブロスが起こした侵略の総称である。
しかし、ラスブロスに六界を支配する意思はなく、ただ長き歴史の流れを見守り、水面に小石を投げてその波紋を見ようとしていたにすぎなかった。
また、六界そのものが、互いの存在を知ったのが最後の数年だけのことだったので、六界戦争という単語は、ラスブロス死後につけられた後付の名称である。

戦乱史

人類が生きていく以上、戦乱の歴史は避けて通れない、そして、一つの戦乱が終わると、繁栄の時代を迎える。
歴史とは基本的にその繰り返しである。六界戦争とは、それら全てを内包した物語であり、1つの戦乱の物語ではなく、ラスブロスが存命していた間に起きた全ての戦乱を総括した呼び方である。
膨大な時間と6つの世界を舞台とした為、時代や土地によってその内容は大きく異なることがある。数百年単位で戦いそのものが起こらないこともあれば、狩猟の様に、戦いというより生活の為の狩りの如く土地の奪い合いが行われる事もある。時には長期間に渡り軍事行動が行われ、戦略、戦術、外交による多種多様な戦乱史が繰り広げられた。

帝王軍と連合軍

後世の物語においては、しばし「帝王軍」と「連合軍」という呼称が用いられる。これは、帝王ラスブロスの軍勢を「帝王軍」、六界連合軍を「連合軍」と色分けしているが、基本的には物語をわかりやすくする為に後世になってからつけられた旗印である。
前述の通り、ラスブロスはあくまでも「見守る者」に徹していた為、帝王軍と呼ばれる軍勢は現実には存在せず、彼が帝位についていたシャクティアナ帝国軍と、その同盟国軍と呼ぶのが相応しい。連合軍においても、六界の存在を知った事自体が最後の数年だった為、自分達を「連合」軍と自覚していたのは、ルーイガルド侵攻作戦の僅か数年だけのことである。

物語における帝王軍と連合軍の色分けは、「結果的に」帝王ラスブロスと戦った国が連合陣営、それらの国と敵対したのが帝王陣営となっているが、情勢の移り変わりや外交によって立場は絶え間なく入れ替わる為、必ずしも終始一致するわけではない。


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