元々は
イェーガ直属の部下であり、
ディアルが
ベルザフィリス国を建国し、周囲の都市がそれに同調した時、彼も自然な形で仕官した。
ベルザフィリス国において、
イェーガと共に艦隊の指揮官として新鋭された
ザルド艦隊を預かる。
しかし、
シーア海戦(693)において、
フェザリアードに翻弄され、海将としての格の違いを見せつけられる。
それでも決戦となった
エンパイアコスモスの戦い(694)で、必死の突撃を仕掛け、勝利と引き換えに自身の艦は轟沈する。
イェーガもこの戦いで戦死しており、
ベルザフィリス国艦隊はその後大きな戦果をあげることなく戦史から名前が消えていくが、不幸中の幸いとして、この戦いを最後に決戦の舞台は陸上戦となり、
ロッド国との戦いも艦隊戦はそれほど行われなかった。
もし、艦隊司令官を二人失った
エンパイアコスモスの戦いに勝利できず、その後も海戦が続いていたら、歴史の流れは大きく変わっていたのかもしれない。