ルーイガルド、
ナビルティー大陸にて、破壊を司っていた
神座。その力は
アルファの破壊神と呼ばれた
ガウデバには遠く及ばないが、それでもこの地で伝説となり、恐怖の代名詞として君臨するほどの力を有していた。
ザルカ国が新たな土地を開拓していたとき、かつて倒されたヴィルガードが地中から発掘されたが、その生命力は凄まじく「眠り」の状態のまま地中で生きていたのである。
ヴィルガードを発掘した
ザルカ国将軍
ボルスは、これを隠匿し、商人
ネームレスの金銭、人材的バックアップ、そして魔女
ルナの知恵を得てヴィルガードの私物化に成功。
密かに、大会会場となるコロシアムの地下倉庫でヴィルガードを飼っていた。
ザルカ国で行われた剣術大会に参加した選手を試合後密かに捕らえ、その生命力を餌としてヴィルガードに与え続け、ザルカ剣術大会決勝戦の日、
ルナの姉である
アルミスを最後の餌として食したヴィルガードは、十分な生命力を蓄えると脱皮し真の姿を現した。
その力は凄まじかったが、知恵の方は元々低く、ただ本能のままに暴れた。
その場に居合わせた
イルザ、
コズエ、剣術大会決勝戦まで勝ち残った
ネリス、
アンジェリナ、そして一度は餌にされながら、かろうじて一命を取り留めた剣術大会参加者達の攻撃によってダメージを受け、更に餌を必要以上に与えられすぎた為、体が耐え切れなくなり崩壊していった。