バックストーリー
「ワォーーーーン!」
静まり返ったヴィレスの街に今日も遠吠えが響く。
傭兵の兵士達が集まってくると、ダビーに状況を聞く。
「ダビー!今度はどんな魔物がやってきてるんだ?」
ダビーはクンクンと鼻を使うと自慢げに話す。
「南西の方向・・・距離は1.4kmってとこか…こっちにきてる!?多分ブリン族だとは思うけど、数が多い。手分けして片付けようぜ!」
言い終わるとダビーは、一目散に暗闇の中に飛び込んでいく。
傭兵達も必死に後を追うが、ダビーに追いつけずにいると、遠くから遠吠えが聞こえたので、傭兵達は足を止める。
「なんだ、もう終わっちまったみたいだな・・・」
「頼りにはなるけど、もう少しみんなで戦うって事覚えてくれるといいんですけどね〜」
「どうせまた怪我してるだろうから、運んでやるぞ」