「なんでラウルと同じ部屋なの!?」
フィオナは部屋割りに不満らしい。
「仕方ないだろ、ただでさえ部屋は少ないんだから。」
妹なのにこの態度、つい2年くらい前までは俺にベタベタ引っ付いてきてたと言うのに…
「ふぅ……。」
ミズホを意識してるの、気づいてるのかなぁ?
思えばミズホを意識し始めた頃から妙に俺を避けるようになった気がする。
「フィオナにはラージがいるだろ。」
フィオナがいないのを見計らってぼやく
流石にそれは俺の思いこみだろう、と…

一週間たち、徐々にこの共同生活?にも慣れてきた。
当たり前か…たとえ異性でも兄妹一緒に部屋にいたって別にどうでもない。
「ミズホは、ネオ・エクサランス制作に忙しく、なかなか会えないし…」

シュー

フィオナが部屋に戻ってきた。
「今日は…あ、ありがと。」
突然礼を言われたので驚いてしまった。
「い、いや、そりゃあ当たり前だろ。」
今日の最終フレーム調整時の模擬戦の際に、エターナルフレームが暴走
ライトニングでなんとか止めることができ、フィオナは幸いにも軽傷で医務室で2日眠っていた。
「あのときラウルが止めてくれなかったら、私死んでたわ。」
「気にしなくていいよ、俺にとってはたった一人の肉親だし…」
「兄妹だから?」
「そ、そうだよ。」
フィオナの性格からして礼を言って終わりだと思ってたので焦ってしまった。
「俺はもう寝るけど、フィオナも早く寝ろよ。」
「今まで寝てたのよ、眠くないわ。」
そう言いながらも自分のベッドに入る
「そうか………とりあえず電気消すぞ。」

カチッ

眠れない…
さっきフィオナの言った「兄妹だから?」が気になってしょうがない。
寝返りをする回数も自然と増える
「ラウル?眠れないの?」
フィオナも気づいたようだ。
「うん…。」
「そう………。」
軽い沈黙状態が続く
「最近ミズホとうまくいってるの?」
なんとなく来るのがわかってた質問だった。
「い、いや、ミズホは最近は忙しいし、それに付き合ってはいないから何とも…」
「ラウルらしいわね。」
軽く笑うフィオナに、俺も聞いてみる。
「フィオナはどうなんだよ。」
「サッパリよ…。」
フォローしたいところだが、何も言えない…

バサッ

フィオナはベッドから降りたみたいだが、電気を着けない。
「(何処に行く気だ?)」

!?

急に俺のベッドが揺れたので、揺れた方向に振り返るとフィオナがいた。
「フィオナ!?」
何をやってるんだと言いたかったが
デジタル時計の灯りで一瞬だけ見えたフィオナの顔には、涙が流れていた。
「泣いてる…のか?」
「違うわよ…。」
何が違うのかわからないが、右手をそっと俺の左頬にあててきた
少し冷たくて、火照った顔には気持ちよかった…
「小さい時はよく同じベッドで寝てたわね。」
「あ、あぁ……。」
首の後ろに手を回しそのまま強引に引き寄せる。
「ん………ちょ、ちょっとまてよ、本気でマズいって。」
つい抵抗なくキスをしてしまった…
軽く抵抗はするものの、フィオナの積極的なアプローチは止まらない。
今度は首からゆっくり背中に向けて腕を滑らせ、強く抱きしめてきた。
「フィオナ…………。」
先程泣いてた理由がなんとなく俺なりに理解できたので、ラージの事には触れなかった。
「ラウル……寂しいからじゃないのよ、私はあなたが好き。」
「そうだとしても俺達は兄妹だ、ましてや双子なんだ!惚れたって良い事なんか何も無いよ。」
「わかってる、わかってるからこその一晩なの…。」
気づいてはいたが来るときが来てしまったようだ。
フィオナは微かに涙ながらの声で続ける。
「一晩でいい、お願い、私を抱いて…。抱いて…忘れさせて!」
欲望、道徳云々よりも、ここまで自分を想う妹が本当に愛おしくなった……
「わかったよ、わかったからもう泣くな。」
頭を撫でながらそう言うと、フィオナは少し笑顔になった。
「本当に?」
「あぁ!」
「嬉しいわ。」
そう言うと、またも接吻を始めた。
「ん…ン……フゥ…。」
今度のキスは深く、深夜の部屋には卑猥な水音だけが響く。
「ラウル………。」
「何?」
「…さわって。」
そう言いながら、両手を赤いアンダーシャツの胸の位置に案内する。
「こう?」
シャツの中に手を滑らせ、掌におさまる程の乳房をゆっくりと揉む。
「ラウ…ル、ァ……あぁ…。」
指の股で乳首を挟み、マッサージのように丁寧に揉む
「ァ…ハァ……ハ、ハァ 」
しだいに息が荒くなってきたフィオナは、俺の股の上に腰を上げた。
「オ、オイ大丈夫か?」
「だ、大丈夫よ。そのまま続けて…」
俺のズボンのファスナーを開け、そのままゆっくりと腰を下ろす。
「アァッ!」
苦痛に耐えるために、フィオナは歯を食いしばる。
「(やっぱり初めてだったのか…)」
ゆっくりとフィオナは腰を動かし始めた。
「ラウル…一つになれたわね。」
「あぁ、ホントの意味でな。」
「気持ちいい?」
「あぁ。」
この行為も一種のナルシズムかもしれない…と、快感と興奮と混乱のあまりどうでもいいことを考えてしまっていた。

そして、ひたすら行為を繰り返した
「フフ…ラウル…。」
フィオナも大分慣れてきたみたいで、笑う余裕すら見えてきた。
「ア…アァ…ラウル、好き。」
腰の動きが段々とはやくなり、名前の連呼も多くなる。
「フィオナ、好きだよ。」
「私もよ。」
二人は目をつむり、唇を合わせ、抱きしめあった。

「ウッ!………クゥ、フゥ………」
「イッ!…………………」
お互いを求め合い、そして果てた。


それから3日後、部屋が空いたので、二人は別々の部屋に行くことになった。
「ラウル……色々楽しかったわよ。」
「別々の部屋になるだけなのに、大袈裟だなぁ。」
「お別れね、サヨウナラ。」
「あ、あぁ、そうか、そうだよな………サヨウナラ。」
二人は荷物を持ち、それぞれの部屋に歩いて行った。

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