気の抜けた音と共に電子ドアが開く。
中からぞろぞろと出てきたのはアヤ、ガーネット、クスハ、エクセレンといった女性陣の面々。

肩や首など、主に関節のあたりを伸ばしたりさすったりしながらお互いに労いの言葉をかけあいながら去ってった。

「う〜ん、今回もキツかったわねぇ」
「でも、あれを毎日十分ならまだできるわよ」
「ところでノド渇いてません? ジュースいりませんか?」
「あら、気が利くわね。チョーダイな」

それとすれ違う形で、ドアをくぐったのはリョウトだった。
人が先程まで居た事を告げる、特有の室温がリョウトを包む。
そして、汗と誰かがつけていたのであろう香水と、強い女の匂いが鼻腔をくすぐった。

シミュレーションルームの設備が完成したものであるに対し、今リョウトが足を踏み入れたトレーニングルームは実に簡素にまとめられている。
割と大きいスペースにとってつけたような器具があるだけで、もはや多目的スペースと化しているその場所は、主にラーダによるヨガの美容、健康教室となる事が最もだ。

「あらリョウト君、今から練習かしら?」
「はい。毎日欠かさずに訓練はしろと教えられてますので」

だからその先生たる、ラーダが残っていたのは至極当然。
社長のリンを筆頭に、ヴィレッタ、カーク、リオと強気であったり冷たい感じだったりする印象の多いマオ社の関係者では、対照的に柔和で優しげな雰囲気を纏う美女だ。


「確か空手よね? ゴメンなさいね、待たせちゃったかしら」
「いえ、構いませんよ。女の人多いですし、美容とかに興味もつの仕方ないですよね」
「そうね。でも男の人にも効果はあるわよ。どう、リョウト君も少し習ってみないかしら? リョウト君、男の子にしては可愛くて美味しそうで……あ、いえ肌ももっと綺麗になりそうだし」

「え……う〜ん……」

実際、リョウトはヨガに興味が無いわけではなかった。
機械いじりが好きだがそれでも空手、突き詰めてしまえば肉体の強化や鍛練も嫌じゃない。
しかし、いざ参加してみようかと思うと他は女性ばかり。
その中に混じって、というのは抵抗があるものだ。

そんな折、ラーダからこの勧め。
大きくリョウトは頷いた。

「お願いします」

女性ばかりのヨガ教室という事で、このおよそ三十分前にタスクも参加を志願したのだが、下心見え見えだったのでカチーナにシミュレーションルームへと連行された。

のだが、持ち前の奇術紛いトリックにて脱出。
現在、ブリットと戯れているのが、脱出から一時間と約十分後、すなわち今からだいたい四十分後くらいにカチーナに再捕獲されて泣くまで言えない事をされるハメとなる。


「そうそう、そのままよ。思ったより体が柔かいわね、リョウト君」
「は、はぁ……い、一応空手の準備で柔軟体操とかがありますから…」

ただの補助だ!
意識する必要は全く無いんだ!

頬が赤くなるのを自覚しながら、リョウトは心の中で何度も自分を叱咤する。
腰を凄絶に捻ったり、腕を後頭部へと千切れるほど回したり、キッチリとした胡坐をかいたり、仰向けから足を床と平行にもっていったりと使った事のない靭帯、間接、筋肉の覚醒。

様々なポーズをとり、そのたびに静止。
その時の、無茶な体勢からの痛みは耐えるに苦心するものであった。
さらに、姿勢を崩さず、呼吸の仕方まで制限されるのだ。
たまったものではない。

しかしリョウトにとってそれ以上に耐え難いものは、ラーダが手足を導いてくれるための補助であった。

例えば、身体を伸ばすにあたって自分を止めてくれたための手があったのは脇下。
幼少時代ではくすぐったいですむレベルだが、もう大人といえる年頃。
性感帯として機能してもおかしくないのに加え、触れているのが柔らかな手つき。しかも、美女のものが、である。

その繊細な指先が離れれば、次は耳元のすぐ近くにあった口。
「そう」という発音が纏ってそよぐ吐息は、耳の辺りをくすぐるように撫でてくる。しかもそれが二度も。

ぞくりと背筋に何かが駆け抜けるのを感じてリョウトはさらに自分への叱責を強くする。

いやらしい気持ちになっちゃ駄目だ!
集中しなきゃ!
ラーダさんの厚意に失礼じゃないか!

ぎゅっと目を瞑って何とか胸の奥から沸いてくるモヤモヤとした気分を取り払う。
呼吸も整え、全身の力も抜いてリラックス。
 
「はい、もういいわよ」

そうこうしているうちに、その体位もこなし終える。
人心地つくリョウトの顔を、ラーダは不思議そうに覗き込んできた。

「あら、リョウト君顔ちょっと赤いわよ。そんなに今のキツかったかしら?」
「い…いえ、そういうわけじゃ……」
「そう? じゃ、次は右足を曲げて左足を伸ばして」
 
言われるがまま、リョウトはその形を作ってみる。
ラーダは背に回り、

「両手で左足を掴んで、そのまま前屈するの。強く息を吐き出しながらよ」

割と他の柔軟体操でも見られそうな型に、リョウトは前へ前へと倒れていく。
それほど窮屈な格好でもないが、ラーダはさらにワンランク上がお望みなようだった。
 
「う〜ん、それで限界かしら?」
「微妙です……もうちょっといけるかもしれませんが……」
「ホント? なら手伝ってあげるわね」

背に、ラーダの両掌の感触を捉えて、

ムニ

さらに別の感触も捉えてしまう。

「ラ、ラーダさん!!」

胸の感触だった。
顔を伏せた状態のまま慌ててしまうリョウトだが、ラーダ至って平然としているので胸が当ってますとは口にし辛い。

「苦しいかしら? でもこれくらいが丁度いいんだけど……」

困ったような口調のままだが、ラーダがリョウトにかける体重と面積に変化は零。
餅のように柔らかで、しっかりとした弾力ある豊満な乳房は背に押し付けられたままである。
むしろラーダが喋るたびに微妙に形が流動してリョウトの背に得も言えぬ心地よさが展開された。

鈍感な部位である背中でこんなにも……もし…もしもこの手で触れてみたら………

一瞬、頭の本能的な所が思考したよこしまに、リョウトはさらに顔を赤くする。下を向いている事に何とホッとしただろうか。
股間が熱を帯びるのを何とか自制して、すぐにそんなエロチックな空想を排斥し、体から取り除くように大きく息を吐き出す。

「はい、もういいわよ」

そしてラーダが退いた。
身体を起こしてからリョウトは溜息を一つ漏らす。
それには体勢の苦痛から開放される安堵と、ラーダと密着した状態から解除される安堵の二重の意味があった。

「それじゃ、次は胡坐をかいてね。指はさっき教えた輪を作って」
「こ、こうですよね?」

人差し指と親指を繋げ、残りは伸ばすいかにもインドっぽい印である。
それを胡坐の膝の辺りに下ろし、背筋はぴんと反ったポーズ。

「そうそう、あとは今までどおり呼吸を深く」

また耳元にかかる「そう」の発音からくる吐息。
下半身に血が集まるのを感じて、リョウトが無理矢理抑制しようとした。

その時だ。

「あ、もうちょっと足は……」

ラーダが太もものあたりを手で押してきてしまったのだ。
脇下と同じく、ここもまた感じてしまう部位であろう。

「あ、ら、ラーダさん……」
 
きめ細やかな指が内ももの筋肉に食い込む。
そこから発したこそばゆいような感覚は脳にしっかりと刻まれる。

少し、鎌首をもたげた自分のモノに必死で鎮まれと念じるリョウト。

「あ、あの……じ、自分でできますから……」
「あら、そう? でももうちょっと足を……」
「だ、大丈夫です…自分でやりますから……」

ぐっとラーダの指に力が入る。
それに呼応して圧迫されたももに、官能的な感覚を追加されてしまう。

勃つな! 勃つな! 勃つな! 勃つな! 勃つな!

頭の中に連呼されるその三文字。
胡坐をかいているこの姿勢のまま、もし張ってしまえばおそらく言い逃れはできまい。
力任せに突っぱねる事もできたが、彼の性格上その選択は不可能だ。
祈るような気持ちで、なんとか平静を保とうと努める。
が、

「そう…なら、最後にこれだけ……」
「あッ!!」

悲鳴じみた声があがった。
今まで以上に敏感な部分へと滑る指。
ラーダがかける自重の増加。
さらに掴むような仕草がプラスされ、リョウトはももに走るその快感からついに男根をそそり立たせてしまった。

ぐんぐんとズボンの中で怒張が進む。
止まれ、止まれと知性で命令するが、野性は正直だ。
リョウトの悲鳴のような声に小首をかしげたラーダだが、早々にリョウトの変化に気づいてしまう。
随分な大きさになってしまったそれに、リョウトは思わず股間に手をやる。
顔はゆでダコよりも朱がさし、脅えたような目でラーダに視線をやった。
当のラーダは口元に手をやり、まぁ、とばかりにリョウトの下半身に釘付けだ。
さらにリョウトの頬が赤くなり、身体をよじるようにラーダに背を向けた。

見られた。
恥かしい。
言い訳を。

様々な語が浮かんでは消えていく。
言い訳を考えようにも、上手く頭が回らないしどれもこれも説得力が一欠けらも見当たらない。

どうしよう どうしよう どうしよう。

そして最終的な判断『逃走』という決定が彼の中で下されたときだ、先程の柔らかな乳房の感触がリョウトの背にまたかかる。
いや、先程よりも強く押し付けられていた。
さらに、後方から伸びる手はラーダのものだ。
彼女の唇が、耳たぶにつきそうなほどの距離にあるのが解る。

「ヨガはね、あらゆる規制を取り払い、大自然との調和を作る事なの。硬さをほぐし、自分をコントロールする術―――駄目よ、こんなになっちゃ……」

さっきから何度もかかる吐息と、今、まさに吹きかけられる吐息に明らかな相違点があった。
艶っぽい色気が今回には滲み出て溢れている。

さらにラーダの手がリョウトの手に重なり、優しく握って取り払う。
そしてその奥に隠されていた剛直をしっとりと包み込む。

「緊張しないで……ね?」

リョウトは反論と反応、なによりも抵抗ができなかった。
首筋にかかる細く甘やかな息、ジョイントされる片手、ズボン越しに股間をまさぐるしなやかな指使いが、リョウトをなんとも言えない脱力感に誘う。

「そう……力を抜いて。身を任せて……」

ちゅっと、首に口付けがなされた。
マシュマロのようなふっくらした唇は、湿り具合も手伝ってとんでもない刺激を提供してくれる。

「ぁ……ぅン……」

甘い溜息をまるで女性のように漏らすリョウトに、唇はさらにいやらしく動いた。
擦られる首筋はとろけるように気持ちがいい。
それに合わせてリョウトの股間に添えられた手も休まず上下する。
まるで楽器でも扱うかのような巧みな指先の蠢きに、リョウトの表情はうっとりと。

「うふふ…可愛い顔。ねぇ、リオちゃんとはもうしちゃったの?」
「は…ぅ……は……ひ…ィン」

震えるように首を縦に振る。
その首肯にラーダの双眸が艶かしい光を帯びたのを、リョウトは見えなかった。

「じゃ、気兼ねなく頂いちゃいましょぉ……」

唇が首から離れる。
顎を持ち上げられ、リョウトが上を向かされてすぐだった。
ラーダの唇が降りてきたのは。

「んちゅ……ぁ……」

それも唇を重ねるに留まらず、ラーダの舌がぬらりとリョウトの口内へと侵入してくる。
急に舌を舌で絡め取られ、驚いたリョウトは思わずそれを吸ってしまう。
リードしていた相手からの、思わぬ反撃にラーダは嬉しそうにリョウトの舌をねぶった。

「ちゅぷ……にゅるぅ………ちゅくちゅく……」
「ちゅちゅ……くちゅぅ……」

淫らな水音が部屋の空気を震わす。
荒々しい息遣いへと変貌していく二人。

リョウトも、ラーダの手淫だけでは物足りなくなってきたのか、自ら腰をこねて刺激を上乗せしようとする。
 
たっぷりと唾液を交換し、やっとのこと二人は唇を外す。
名残惜しいという代弁のように、糸を引く唾液は照明に光っていやらしい。

「リョウト君……指出して……」

乱れた声音。
言われるまま、リョウトは震える指先をラーダへと差し出す。

おもむろにそれを、ラーダは口に含んだ。
指紋をなぞる様にたっぷりと嘗め回し、吸い付けば、痺れるような快感がリョウトを犯す。

「ぁひぃ……んん……」
 
悦びの詰った喘ぎ声。
リョウトの上げるそれにさらに欲情したラーダは手と口の動きを一層激しくしていった。

悦びの詰った喘ぎ声。
リョウトの上げるそれにさらに欲情したラーダは手と口の動きを一層激しくしていった。

リョウトの指先を甘く噛んだり、関節に舌をそよがせ指フェラの調子も良い。
さらに手は亀頭を攻め立て、尿道の出口をこね回す。

「ラ、ラーダさ、んんん……駄目……や…で、でますぅ……で、まぁ…ン……」

息も絶え絶え、リョウトは限界が近いのを告白した。
ぬぽっと、音を立ててリョウトの指を口から解放したラーダは、今度は耳たぶを甘噛みしながらリョウトに囁く。

「いいわよぅ…一杯出しちゃいなさい……」
 
さらに加速する指先は、見事なしなりを魅せてリョウトの肉棒を擦り上げた。
強すぎるかもしれないそれは、しかし今のリョウトには丁度良い。

「出ます…ぁ…出る! 出るゥ!」

男根が少し膨れて、それに応じるようにリョウトがぶるぶると奮えた。
じわじわと、リョウトのズボンが濡れていき、生臭い男の匂いがほのかに漂う。

「は、は…はぁ……は……」

射精を終え、一段落ついたリョウト。

その肩を抱きながら、ラーダが尋ねた。

「気持ちよかった?」
「はぃ……」
「うふふ…それじゃ、次は私を気持ちよくさせてね」

ラーダは自分の衣服に手をかける。
するりと民族色の強い服と下着を脱ぎ去れば、健康的な褐色の肌が現れる。
大きなバストは形も崩れず、ウェストのくびれも目を見張るものだった。
 
虚脱感の最中にぼんやりとそれを眺めていたリョウトだが、すぐに自分も衣服も剥ぎ取られる。
慣れたような手つきで裸体にさせられたリョウトを、ラーダはうっとりと舐めるように眺めた。

「服の上からでも筋肉があるのはよくわかったけど、実際に見るのとでは違うわね」

言う通り、リョウトの肉体は見事なもの。
よくよく絞り込まれ、引き締まった筋肉だ。
大きさや重厚さの無い、丁寧に積み上げた年月と苦行の果ての結晶。

そして、一際ラーダの熱い視線を浴びるのは下半身である。
おそらく常人よりも一回り大きかろう陰茎。
ラーダの笑みが深くなる。

強固な隆起を見せる胸筋にラーダが抱きついた。
そして淑やかにリョウトの乳首を咥えて舌で弄ぶ。
 
リョウトにとって、その舌技も存外の快感であったのだが、それよりも何よりもラーダと肌を直に密着せる事に仰天する。

さっきのように、布越しの感触とは訳が違う。
しっとりと吸いつく様にラーダの肌は繊細で瑞々しいのだ。
赤子ですらこのような柔かくすべすべした表皮であるか疑わしい。

さらに、リョウトの割れた腹筋にあたっている、ラーダのニプルもまた刺激的だった。
滑らかなラーダの肌で、ただの二点だけ固くしこってリョウトの触覚を魅了する。

乳輪をいじくりまわされ、一度目の射精で少し元気が無くなった男根がまた回復をしていく。
リョウトにしな垂れていたラーダもそれに気づいたか、にんまりと笑んでリョウトの尖った先端をさらに弄ぶ。

そしてゆっくりと持ち上がってきた男根を無造作に掴んだ。
ズボン越しに握られていたのとはまるで違う。
直での掌の感触がまた気持ちいい。

「ふふ、可愛い顔してこんな凶暴なものを持ってるのね。こんな剛強に方向性を示してあげるのもまたヨガが適任……」
 
多分間違ってるけど、そういうツッコミするとこの話終わるし。
しっかりした胸板から離れたラーダは、優しくリョウトを床に横たわらせてやった。
少し脅えたような瞳だったのがまたラーダをそそらせてしまう。

「さ、嘗めっこしましょう」

そしてリョウトの顔面に腰をかけた。
リョウトの嗅覚が強烈な女の香りに支配される。
ラーダ自身はリョウトの腹へとうつ伏せに寝転ぶ形だ。
リョウトの逞しくそそり立つ一刀が眼前にある状態になる。

己の精液が絡まるそれを、うっとりとした双眸で眺めていたラーダだが、自然な動作でむしゃぶりつく。
 
他の食物には表れようにない珍奇な妙が味覚を包みこむが、お構い無しにラーダはリョウトの逞しいものに舌をまとわりつかせた。
筋に沿って舌を這われ、リョウトが呻く。
腰をよじって悶えるも、ラーダに口をすぼめられて尿道に残っていた精液を吸い上げられれば、否応無く昇天しそうな感覚に蝕まれる。
舌先を尿道をコツコツと攻め立てられ、軽く歯を立てられたりと、リョウトは甘美のな痺れの渦の中。

再び完全な硬度を取り戻したリョウトのそれは、およそ口に収まりきらない。
しかし、やはり嬉しそうにラーダはそれを嘗めしゃぶるのだ。
かぶりつく様に咥え、絡まる精液と交換するように唾液でべたべたにしては指でしこり上げる。
睾丸の袋までもさすられ、揉み上げられれば、リョウトは未だ体験した事もない快感をも得ては奮えた。


さて、そんな淫靡が少し続いての事。
唐突に、ラーダがリョウトのものを解放した。
 
「リョウト君……私のも嘗めて……」

リョウトの生殖器へと涎をしたたらせながら、ラーダは切なげにお尻を振ってねだる。
当初の言葉どおり、彼女としては嘗めあいたいのだろうが、相手は一つも行動してくれない。

仕方なく催促してみれば、おそるおそるだがリョツトもラーダの女陰へと口付けてくれた。
唇が入り口に触れれば、待っていましたとばかりに垂れてくる愛液。
そもそもの準備は今に至るまでのリョウトの見て完了済みのようだ。
さらにリョウトが舌を中へと入れてみると、まるで泉のように溢れ出てくる。

「きゃふぅ……ぁン……」

とろけそうな声音がラーダから漏れるのと同時に、リョウトの顔がラーダの太ももに挟まれる。
むちむちした張りのある弾力。
呼吸するためのスペースがほとんどなくなるほどに、リョウトの顔にフィットした太ももは有り得ないほどの悦楽をリョウトに与えた。

「っぷぅん……っは……っは……」

まさしく、息も絶え絶えと呼吸を続けながらラーダの陰唇に舌を。
舌の出入りのたびに噴出す淫水で、もうリョウトの顔はびちょびちょだろうが、太ももに埋められた顔は見えない。

「ね、お尻にも触ってぇ…」

腰をくねらせ、リョウトにねだるが、聞こえているかどうか、今の彼ではわかったものではない。
それでも何とか聞こえはしたのだろう。
両手で乱暴にラーダの桃をわし掴む。
呼吸がままならず、必死の行動で優しくなどできはしないのだ。

「きゃ! 荒っぽぉひぃぃん……ぁ」

言われるがままのリョウトだったが、息苦しくも気持ちい中でさらなる驚愕に出会う。
乳房とはまた違った触り心地のお尻のせいだ。
ぷりぷりと弾む様なそれに、無意識のうちにもみしだいてしまう。
その愛撫でさらにラーダは加速し、汁気も多くなっていった。

「あ…はぁ……はひぃ…りょ、リョウト君はげしいぃ……」

お尻を荒々しく揉み込まれ、さらにおめこでの一生懸命なリョウトの舌の蠢きに、ラーダはぶるりと震えて潮を吹く。
無論の事、直撃を受けたのはリョウトの顔面。
しこたま浴びせられた顔は、髪にまで白乳色の淫水が見える。

「あぁん……んひゃ……りょう、とくぅん……つぎはむいてぇ…」

未だ余韻に浸りつつ、ラーダは腰を少し浮かす。
ぐっしょりと濡れそぼった蜜壺はもう出来上がっているが、ラーダはもう一つお望みだった。

うっとりとした表情で、リョウトはラーダのお尻から手を離す。
手をかけたのはラーダの陰核。
皮を剥いてやれば、ぷっくりと充血したそれが顔を出す。

ちゅっと、リョウトは口に含んで軽く吸う。

「ひ…! ひぃぃ………ぃいゃぁぁあん!!」

突き抜けるような衝撃的快感に、腰が砕けたラーダは喘ぐ。
絶叫に近いそれを、聞いているのかいないのか、リョウトは一心不乱に肉芽を舌でつつき、そよがせる。
 
もはやラーダの愛液は床に水溜りを作ってしまうほど。
一旦リョウトが手を止めると、ぴくぴくと痙攣じみて感じているラーダがいた。

「ら…ラーダさん大丈夫…?」
「だ、大丈…ふ……」

恍惚に染まった貌で微笑みかけるラーダは淫猥を具体化したかのように妖艶だ。
ゆっくりと、ラーダがリョウトから立ち上がる。

「うふふ……さ…挿れましょぉ……」

そして今度腰を下ろす場所は、リョウトの股間だ。
ゆっくりとした降下で、そそり立つ男根へと花弁を飲み込ませた。
 
にゅるん

「「―――――!!!」」

ただ挿入しただけ。

たったそれだけで、二人の意識が一瞬真っ白になってしまった。
生きてきた中でおそらく最強であろう快感。
相性が良すぎる。
リョウトは思わずラーダに抱きつき、そのラーダは半分失神して口をぱくぱくと開閉する。

ラーダの女陰がぐしょぐしょだったので実にスムーズに陰茎は潜り込んだのだが、思考が飛んだ二人はしばしその状態のまま動くことができなかった。

「ひぃん……きもちぃひ……」
「すごぉ……おっきぃ……」

ヒクつき、男根を揉むように蠢く肉の圧迫感にもうリョウトはたまらない。
お返しとばかりに、辿りついた子宮の入り口をぐりぐりと突いてやればラーダも弓なりに反って絶頂寸前まで昇ってしまう。

「やぁ……すごぃよほぉ…おっきひぃよぉ……」
「…ぅぁ…う……い、いき……そ」

言葉は途切れ途切れ。
上手く呂律も回らない。

歯を食いしばっていなければ、今すぐにでも気をやってしまいそうなのだ。
ピスントン運動も開始されるが、緩やか過ぎる。

少し動いただけで、肉襞がめくれ、極楽の快楽がラーダを貫く。
少し動いただけで、しごかれるリョウトのペニスは限界を迎えそうになる。

「あはぁ……りょうとくぅん……りょうとくぅん……」
「ぅ…ら、ラーダさん…うご、く、と……」

まるで、はじけたようラーダの動きが激しくなった。
まるで、今この快楽に暴走したかのよう。

ラーダの腰の上下が遥かにスピードを増し、締め付けもさらにキツくなる。
後先を考えず、もうこのピストンによって生み出される津波のような甘美な快感に身を投げ出す。

「ひゃぅうん…! ひゃうん……!」

ラーダが腰を落すたびに、リョウトの亀頭が子宮へ突き上げる。
その感覚のたび、ラーダの視界の端で火花が飛び散り、狂いそうになってしまう。
潤滑も都合が良く、さらに求め合う二人の表情は陶酔としたものだ。
竿を擦り上げられるたび、心臓の鼓動の周期が縮まっていく。

腰がくねり、膣内を押し広げて暴れまわるリョウトの一物。
ゴリゴリと中を引っ掻き回す肉棒に、ラーダの喘ぎ声はより淫靡になり、それがリョウトの性欲をさらにかきたてる。
悶絶一歩手前の境界線で、二人は痺れるほどの悦楽に浸って沈んでいった。

一際、ラーダの中が窮屈に締まった。
絶頂が近い事を悟ったリョウトも、さらに深く激しく男根をラーダに突き刺して肉襞をこねくり回す。

「ピ……ピル、の、んでるから……だして…なかにだ、してぇ!! りょう……りょう…くぁ……く…ぁあ…! あぁん……あぁああ!!」

「らあださん…ら…だ…さん……あぁ……ぅあぁああぁあ……!!」

ラーダの背筋が反り返り、リョウトがびくり、びくりと痙攣じみて震える。
二人とも虚空の彼方へと視点をやって、荒れ狂うような快楽の海に溺れた。
視界いっぱいには純白だけ。
『気持ちいい』という感覚しか沸いてこない時の中。
ただ射精感が脳裏に強く強く広がっていく。
 
そこでリョウトの意識は闇に引きずり込まれてしまった。




いまだ絶頂の余韻にうっとりとしながら、ラーダは身を起こす。
小刻みな震えが止まらないまま、艶やかな微笑みで気を失ってるリョウトを眺める。

「……クセんなっちゃぅ……」

膣内より、後から後から滴り落ちてくる白濁の液体を人差し指で掬い、口に運んでラーダは呟く。
この同時刻、カチーナに泣くほど言えない事をされたタスクが医務室にて、冒頭に(クスハの)ジュースを勧められたエクセレンと共にうなされているのはまた別の話。

「エクセ姐さん、若さって何スか?」
「ふり向かない事よ。タスク君、愛って何?」
「ためらわない事ス」
                               終

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