最終更新: srweroparo 2013年06月04日(火) 03:47:09履歴
――最初は、ちょっとした悪戯のつもりだった。
自室での打ち合わせが終わった後、僕は帰ろうとする彼女を抱き寄せて唇を重ねた。
サヤは一瞬驚きに身を竦ませたが、そっと髪を撫でると緊張を解いてくれた。
だから僕は調子に乗って、動けないくらいに強く抱きしめて、もっと深く口付けた。
「…!」
先程よりもずっと分かりやすく、細い身体が震えた。
彼女の全身は、どこもかしこも甘くて美味しい。唇もまたそうだ。
音がしそうな程に大胆に舌同士を絡ませ、ゆっくり丹念に口内を味わう。
時折遠慮がちに、僕の口内に攻め入ろうとするのも、可愛くて仕方が無い。
しばらくそうして戯れているうちに、ん、と鼻にかかった少々苦しげな声が聞こえた。
そろそろ限界か、と思い唇を離す。
「…いきなりは反則です、アーニー」
見上げる視線と言葉は恨めしげだが、声は甘く、頬もすっかり上気している。
そして僕の胸に、力の抜けた身体をすっかり預けきっている。
「腰が、抜けてしまいました。…これでは、部屋に帰れません」
「なら、元に戻るまでここにいればいい」
反論を言う隙を与えず、僕はサヤをベッドに押し倒した。
「…明日の朝まで、帰れない気がしてきました」
呆れ半分の笑顔で、サヤは上にのしかかる僕へ手を伸ばす。
「多分、気のせいじゃないだろうね」
彼女の腕に抱かれながら、僕は次にキスすべき場所へと顔を寄せた。
自室での打ち合わせが終わった後、僕は帰ろうとする彼女を抱き寄せて唇を重ねた。
サヤは一瞬驚きに身を竦ませたが、そっと髪を撫でると緊張を解いてくれた。
だから僕は調子に乗って、動けないくらいに強く抱きしめて、もっと深く口付けた。
「…!」
先程よりもずっと分かりやすく、細い身体が震えた。
彼女の全身は、どこもかしこも甘くて美味しい。唇もまたそうだ。
音がしそうな程に大胆に舌同士を絡ませ、ゆっくり丹念に口内を味わう。
時折遠慮がちに、僕の口内に攻め入ろうとするのも、可愛くて仕方が無い。
しばらくそうして戯れているうちに、ん、と鼻にかかった少々苦しげな声が聞こえた。
そろそろ限界か、と思い唇を離す。
「…いきなりは反則です、アーニー」
見上げる視線と言葉は恨めしげだが、声は甘く、頬もすっかり上気している。
そして僕の胸に、力の抜けた身体をすっかり預けきっている。
「腰が、抜けてしまいました。…これでは、部屋に帰れません」
「なら、元に戻るまでここにいればいい」
反論を言う隙を与えず、僕はサヤをベッドに押し倒した。
「…明日の朝まで、帰れない気がしてきました」
呆れ半分の笑顔で、サヤは上にのしかかる僕へ手を伸ばす。
「多分、気のせいじゃないだろうね」
彼女の腕に抱かれながら、僕は次にキスすべき場所へと顔を寄せた。
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