ガンエデンとの最終決戦から数週間後…
崩壊するバラルの園から奇跡的に生還を果たしたアラドとイルイは、
偶然再会した元クロスボーンのメンバー、キンケドゥ・ナウとベラ・ロナ…
今はシーブックとセシリーと言う元の名に戻り、夫婦となってパン屋を営む二人の住まいにお世話になっていた
その日、アラドはパン屋の手伝いを終えたあとに夕食として出されたセシリーお手製のパンと、
数品の副菜を旺盛な食欲でたいらげ、洗い物を手伝ったあとにリビングでシーブックたちと共にくつろいでいた

「ねえアラド」
イルイが、アラドに声をかける
「んー?」
少々気の抜けた声のアラド
「一緒にお風呂入ろう」
「ぶっ」
イルイの、唐突な提案にアラドは思わず吹き出してしまう。アラドの反応を見て、シーブックが苦笑いする

「あ、あのなぁ…イルイはしっかりしてるから一人でも大丈夫だろ?それに…」
自分も年頃の男子だから、いくら幼いとは言え女の子と一緒に入るのは抵抗がある、
とはちょっと恥ずかしくて言えなかった
「いいんじゃないか?イルイにとってアラドはお兄ちゃんみたいなもんだし、一緒に入ってやったらどうだ?」
シーブックが微笑みを浮かべながら言う
「そんな…そ、そうだ!一緒にならセシリーさんと入ったらどうだ?今までだって何度か入ってたし!」
返答に困ったアラドは、セシリーに話を振ることにした

「うーん、私もさっき一緒に入りましょうか、って言ったんだけどね…
イルイったら『今日はアラドと入りたい』ってきかなくてね…
まあ、たまにはいいんじゃないかしら?私はシーブックと一緒に入ろうかな?」
「ははっ、それもいいかもな」
夫婦は、冗談めかして言う
どうやら援護は期待できないらしい

「…わかった。イルイ、一緒に入ろう」
数秒考え込んだあと、アラドは折れた
「ほんと?じゃ、私…先にいってるね」
嬉しそうな笑顔で、イルイは脱衣所に駆けて行った
「じゃ…先に入りますね」
「ああ、ゆっくりしてきていいぞ」
アラドはシーブックに一瞥したあと、イルイの後を追っていく
イルイは先に入っていたようで、脱衣所には服が脱ぎ捨てられていた
アラドもそそくさと衣服を脱ぎ、裸になるとバスルームへと入った
イルイは、入り口少し離れたところに置かれた、バスルーム用の椅子に腰掛けていた
「おまたせイルイ」
「待ってたよ、アラド」
イルイはアラドがちゃんと来てくれたことが嬉しかったのだろうか、笑顔を浮かべている
アラドはなるべくイルイの裸を見ないように視線を微妙にずらしていた
いくら幼いとは言っても、やはり女の子と裸でいるのはちょっと恥ずかしいのである

「イルイ、背中流そうか?」
アラドは、とりあえずイルイの背中を流すことを提案した
「うん。お願いアラド」
イルイは、そんなアラドの提案を快く承諾すると、イスに腰掛け直した

「イルイが俺と入りたいなんて言ったときはちょっと驚いたぞ。なんで入ろうと思ったんだ?」
スポンジにボディーソープをたらしながら、アラドは問う
「ん…なんとなく。たまにはアラドと一緒に入るのもいいかなー、って」
「ふーん…まあ、こういうのもたまにはいいかもな」
イルイと他愛のない会話をしながら、アラドはイルイの背中をごしごしと擦る
イルイの背中や腰…肩…腕を、アラドは丁寧に洗っていく。イルイも、アラドの手つきは気持ちがいいようだ
そうやって、ほのぼのとした雰囲気のまま、アラドとイルイはお風呂タイムを楽しんでいた

しかし、しばらくするとそのほのぼのとした雰囲気を壊すような…
ちょっと困った事態が発生する。簡単に言うと、アラドの男根が反応してしまったのである
「(…おいおい!イルイはまだ小さい女の子だぞ!?赤い彗星や青い閃光じゃあるまいし…どうしたっていうんだ!)」
アラドは自分の中に湧いた衝動を必死に振り払おうとする
まあ、アラド自身は彼が思い浮かべた二人と違い、まだ15歳という少年であるから、
見た感じ10〜12のイルイに劣情を催したとしてもけっしてロリコンとは言えないのだが…

アラドが反応してしまったのは、彼がやや欲求不満気味であったことも大きい
バラルの園の最終決戦から遭難して、シーブックと再会するまでのごたごたと…
そして、居候してからもイルイとは一緒の寝室にいるということもあってか、
アラドは数週間近く自分の手で性処理を行なっていなかったのである。何度かパンツを汚すこともあった

なめらかで白い肌、やわらかで水に濡れつやつやとした髪、うっすらと肉のついた尻…
幼いながらも、イルイは美少女と呼ぶにふさわしい美しさであった
そんなイルイの裸体に、欲求不満気味の少年が反応してしまうのも仕方のないことと言えた
「アラド、どうかしたの?………………ッ!?」
そんな少年の動揺を敏感に感じ取ったのか、イルイが怪訝そうに少年の名を呼び振り返る
「う………!」
「………………」
アラドは気まずい雰囲気を肌で感じ、一瞬思考回路が停止してしまう
イルイは、アラドの反応してしまった男性の部分をじっと見つめている

「あ…えーと…その…これはな…イルイ…」
アラドは必死に言い訳を探そうとする、
αナンバーズにいた頃は、とくに性教育的なことをイルイはされてなかったので、
アラドは何とか誤魔化すことができるのでは…と考えた。だが、そんな少年の思惑は脆くも崩れさることになる
「アラド…えっちな気持ちになっちゃったの?」
「へっ!?その…イルイ…男の人のこと…わかるのか?」
イルイの思わぬ問いにアラドは動揺する
「うん…セシリーさんに教えてもらったの…
男の人は…えっちなこと考えると…その…お、おちんちんが大きくなっちゃうって…」
顔を赤らめながらイルイは答える
なぜセシリーがそんなことを教えたのか…アラドは不思議でならなかった
「な、なんでイルイはそういうことセシリーさんに教えてもらったんだ…!?」
アラドはイルイに問い掛ける
「その…アラドが夜中に一人で起きて…何か洗ってるのを不思議に思って…
セシリーさんと一緒にお風呂に入っているときに聞いたの…
そしたら…『せっかくだから教えちゃいましょうか』って…いろいろ教えてくれたの
男の人は、何日かに一回はえっちなことがしたくなるって…
現実でえっちなことをがまんしてると…夢の中でえっちなことしちゃうって……
ほかにもいろいろ…」

「げっっっ!!?」
アラドはひどく狼狽した
イルイはもちろん…セシリーにまで自分がパンツを汚していたことがバレていたのだから…
年頃の男の子にとってはあたりまえの生理現象とは言え…やっぱり恥ずかしい
その場に固まるアラド。しばしの間…沈黙が続く…
数十秒ほどしてからだろうか、
そんなアラドに対してイルイがかけた言葉は、アラドの予想の遥か斜め上を行くものだった

「アラド……その…え、えっちなこと……私としよっか…?」
「ッ!?な、なにを言ってるんだよ、イルイ!」
アラドはイルイの唐突な提案に思わず声を荒げてしまう
「だってアラド…私と一緒の部屋にいるからえっちなこと我慢してるんでしょ?だから、私でいいなら…その…」
イルイは頬を染めながら言う
「だ、だめだ!馬鹿なことを言うな!イルイはまだ小さいんだし…その、そういうのはまだ早い!
それに…イルイは妹みたいなもんだから…そういうのは…!」
アラドは慌てふためきながらもイルイを諭そうとする
しかしそんなアラドに対して、イルイは静かに答えた
「私も…アラドのことはお兄ちゃんみたいに思ってた…でも…最近はちょっと違うの」
「え…?それってどういう…」
アラドはイルイの答えが意外だったようで、思わず聞き返してしまう
「その…アラドと一緒にいると…胸がどきどきしたり…身体が熱くなったりして…
αナンバーズにいた頃とはちょっと違ってるみたいなの」
「そ、それって…?」
イルイの言うそれは、世間一般では恋愛感情と呼ばれるものである

「たぶん私ね…アラドのこと、好きになったんだと思う…
記憶がなくて…不安なとき、ずっと一緒にいてくれたし…
それに…バラルの園でガンエデンと運命を共にしようとして…みんなにお別れを言ったとき…
ホントはすごく怖かった…不安だった…もうみんなに会えなくなっちゃうって………
でも…アラドは危険なはずなのに、私を助けに来てくれた…あのときは、本当に嬉しかったの…
その頃から…アラドへの気持ち…ちょっと変わったみたい…」
「イルイ…」
イルイの突然の告白に、アラドは驚きを隠せなかった

「私……自分の気持ちには素直になりたいと思ってるから……
だから…私…アラドにならえっちなことされてもいいよ…?」
イルイの真摯な態度に、アラドは返答に困ってしまう
「アラドだって…私の裸で…え、えっちな気持ちになっちゃったんでしょ…?」
「そうだけどさ…!…で…でもっ…!」
アラドは否定しようとするが…
「お願い…」
潤んだ眼差しでアラドを見つめながらイルイは懇願する
子犬のような可愛らしさの表情は反則だった
アラドは…はっきりと肯定も否定もできずにその場に硬直してしまう

アラドにとってイルイは妹のような存在であり、
たしかに「好き」ではあるものの、それは男と女のそれではなかったのである
しかし、イルイに劣情を催してしまったことは事実であり、アラドは返答に困ってしまうのであった

アラドとイルイが見つめあったまま…長い時間が経った
「…本当に、いいのか?」
アラドはイルイに確認するように問う
「うん…アラドならいいよ…ううん…アラドがいいの」
「わかった。その…俺もイルイの気持ちは素直に嬉しいよ
俺も…イルイのことは好きだからさ」
「アラド…ありがとう…」
真剣に答えてくれたアラドに、イルイは感謝の気持ちで一杯だった
「じゃあ…し、しよっか…?」
「うん…その…何する?」
イルイが問う
「イルイは…何かしたいことあるか?」
「えっと…キス…して欲しいな…」
「わかった…キス…だな」
イルイの提案をアラドは承諾する

「ん…」
まず、唇の先を触れ合うような軽い口付けを何度か繰り返す
何度かそれを繰り返したあとに、長めのキスを数回…たまに舌を絡めながら、徐々に行為を激しくしていく
「はぁ…んっ…」
イルイの吐息に、甘い声が混じり出す
アラド自身も、初めて体験する女の子の口唇の感触に…昂ぶっていくことを感じていた

そうやって何度かのキスを行なったあと…イルイは息を切らしながらアラドへ問う
「はぁ…アラドは…何かして欲しいことある…?」
「俺は…その、ここ…いじってもらっていいかな?」
はちきれんばかりに怒張していた男根を指し、アラドは言った
「その…どうすればいいの…?」
「えっと…ぎゅって握ったり…前後にこすったり…先を撫でてくれれば…」
「わかった。…やってみるね」
イルイは、ぎこちない手つきでアラドの男根をいじり出す
アラドに言われたとおりに、まずは軽く握ってみる
びくびくと脈打ち、生暖かく…やや固くなったそれはイルイにとっては奇妙に感じられた
「えっと…前後に…こする…先を…撫でる…」
片手で前後にこすったり、亀頭を掌で撫で回したり、両手で男根全体を軽く握ったり…
イルイはアラドの言葉を忠実に再現しようとする
イルイの手つきはぎこちなかったが、小さな手で一生懸命に行為を行う姿はなんとも可愛いらしく、
アラドの男根はますます固く怒張していく

イルイも慣れてきたのだろうか。男根をいじるペースが早くなり、力も多少強くなってきた
「ぅ…ぁ…あぁ…ん…!」
アラドは思わず喘ぎ声を上げてしまう。男根もびくびくと激しく脈打っている
「アラド…気持ちいい?」
「あ…はぁ。…ああ、イルイの手…気持ちいいぞ」
アラドは悩ましげな吐息を混ぜながら答えた
アラドの素直な返答にイルイは嬉しくなってしまい、ますます男根をいじる行為に熱が入る
イルイのやわらかな手で男根をいじられるアラドは、身をよがらせ…悩ましげな表情を浮かべている
興奮が高まってきたのだろうか。そろそろ限界が近づいてきたのを感じる
「…イルイ…俺、そろそろ出る…」
アラドはイルイに、自分の限界が迫ってきていることを告げる
イルイは一瞬、アラドの言っていることがよくわからなかった
「イルイ…ちょっと横によけて…ぅ…!」
アラドはイルイを横にどける。イルイはその間にもアラドの男根を擦っている
「…うっ…!」
呻き声をあげた次の瞬間、アラドは射精した
突然のことに、イルイは思わず手を離してしまう
数日間射精していなかったためか、精液の勢いははげしく量も多かった
イルイは初めて見る男性の姿に、目が釘付けになっていた

「ご、ごめん。我慢できなくなっちまって…!」
数秒後…射精を終えたアラドは、自分だけ気持ち良くなって果ててしまったことを謝る
「ううん…いいよ。アラド、私で気持ち良くなってくれたんでしょ?嬉しいよ…」
顔を赤らめながらそう答えるイルイは健気で可愛いかった
アラドはそんなイルイを見て、射精したばかりだというのに自分のモノに熱いものが流れてくるのを感じた

「イルイには気持ちよくしてもらったから…今度は俺がお返ししないとな。ちょっと横になってくれるか?」
「うん…わかった…」
アラドは、イルイをバスルームの床に寝かしつける
「こういうの…俺も初めてだから上手くできないかもしれないけど…頑張ってやるから」
「うん。お願い」
アラドは寝かしつけたイルイの横に近づき、頭を撫でる
アラドはまず、イルイの胸をいじろうと考えた
イルイの胸はほんの少しふくらみかけているくらいで、言ってしまえば平らであったため、
揉みしだくことはとても無理であった。なのでアラドは、イルイの胸を撫で回すことにした

ゆっくり丁寧に…掌で円を描くようにイルイの小さな胸を撫で回す
アラドの優しい愛撫に、イルイは身体を小刻みに震わせる
速度を速めたり、力を強くしたり、緩急をつけてアラドは胸を撫で回す
そうやってしばらく胸を撫で回していると、イルイの胸に固いものができていることにアラドは気付く
きゅっ…試しにアラドはイルイの小さな乳首を軽く摘んでみる
「ひゃぅ…!?」
胸を撫で回されるばかりだったイルイは、アラドの突然の不意打ちに思わず声をあげてしまう
しかし、驚きはしたものの…快感のほうが大きかったようだ
「アラド…続けて…」
イルイは…息を荒げながらも言う
アラドはそんなイルイに答えるように、
胸を撫で回しながらも固くなった乳首を摘んだり、舌で嘗め回したり…ちょっと噛んだりしてみる
乳首をいじくられるたびに身体を震わせ、声をあげるイルイは可愛らしかった
最初はぎこちなかったアラドも、少々慣れてきたようであり、いろいろと試してみることにしたのだろうか
胸だけでなく全身を愛撫し始める
二の腕…肩…腋…首筋…耳…胸…臍…脇腹…腿…脚…秘所…
唇…舌…指先…掌で…アラドはイルイの身体をねちっこく攻め立てる
アラドの愛撫を全身に受けたイルイは肩で息をするようになり、白い肌はほんのり赤く染まっていた
快感に身を任せ悩ましげな表情を浮かべているイルイは、幼いながらも「女」そのものであった

長い愛撫を行なった後、アラドは次のステップに進もうとしていた
アラド自身、そろそろ堪えきれなくなってきたのである
「イルイ…その…そろそろ次に進もうと思うんだけど…」
「ぅん……次…?」
イルイはアラドの言っていることがよくわからなかった
性に関する基本的なことは、セシリーから聞かされていたものの、
性行為のことまでは詳しく知らなかったのである
「簡単に言うとだな…イルイのここに………俺の…これを入れるんだ」
イルイの秘所にそっと触れたあと、自分の怒張した男根を指してそう言う
「そ…そんなことするの…?大丈夫なの…?」
イルイは不安げにアラドに問う
「俺も…こういうの初めてだから詳しくはわからないんだけどさ
女の人は初めてだとすごく痛いらしいんだ。イルイが嫌なら…その、やめることもできるけど」
イルイは少し考え込んだあと、口を開く
「私…確かに不安だけど…アラドに任せる。今までも気持ちよかったし…お願い…続けて…」
イルイは答える
「わかった。じゃあ続けるぞイルイ。
…でも、どうしても我慢できなくなったら遠慮なく言ってくれよ?」
「うん…」
アラドはそう確認すると、行為を再開した
「えっと…ここか…?」
ごそごそと、アラドは自分のものの先端をイルイの秘所に合わせる
「じゃ、イルイ…いくぞ?」
「ん…きて…」
アラドはイルイにそう言うと、少しずつ腰を進めた
十分な愛撫を行なったためだろうか。思ったよりも簡単に入れることができた
「ん…んん…」
先端を数センチ入れたところでイルイは呻き声をあげる
「大丈夫か?」
「ん…ちょっと…きついかな…でも、まだ大丈夫…続けて…」
イルイからそう聞いたアラドは、挿入を再開する
まだ幼い少女ということもあってか、イルイのなかは狭く窮屈だった
あまり乱暴にならないように気をつけながら、アラドはゆっくり…ゆっくりと腰を進める
「ん…ん…んぁ……アラドォ……」
イルイのアラドの背中を抱きしめる腕に力が入る
初めて感じる…例えようのない圧迫感にイルイは耐えている
だが、アラドに全身を密着されているのでそれほど不安や恐怖はなかった
こうして半分くらい挿入したところで一旦腰を止める
「(たぶん、こっから先は…『処女膜』ってやつか?それがあるんだろうけど…どうする…)」
アラドはいざイルイの処女を奪うところまで来ると、躊躇してしまう
イルイは目をつぶってこれから来るであろう痛みに備えて、ふるふると震えている

「(ええい、ここまできたんだ…!覚悟…決めるぜ…)」
アラドは、心の中で自問自答すると改めて覚悟を決めた
そして…アラドは腰を先に進めた

ずっ…!
アラドは、イルイを貫いた
「はぅっ!?………ぁ…ぁ…!」
突然の衝撃に、イルイは痛々しい呻き声をあげている
おそらく今の瞬間で、イルイは処女ではなくなったのだろう
体験したことのない痛みに、イルイはその小さな身体を震わせていた
「い…いたい…いたいよアラド……」
イルイは我慢できずに涙を浮かべながら少年の名を呼ぶ
そんなイルイを見て、アラドは動きを止めざるを得なかった
覚悟していたこととはいえ、いざイルイの痛む姿を見るとアラドは動揺してしまう
イルイと一つになったことはもちろんアラドも嬉しくはあったが、
喜びよりもイルイを痛がらせてしまったことへの罪悪感や、イルイを心配する気持ちのほうが強くもあった
アラドはイルイが落ち着くまでしばらく待つことにした

繋がったまま数分…しかし、二人にとっては限りなく長く感じられるであろう数分が経った
「イルイ…その…ちょっとは落ち着いた?」
アラドは、心配そうに問う
「うん……まだ痛むけど…最初ほどじゃないよ」
痛みのせいだろうか…息を荒げながらイルイは答える
「その…動いてもいいか?」
アラドは、行為を続けてもよいか問う
「いいよ…アラドには気持ち良くなってもらいたいから…続けて…」
痛いはずだろうに、それでも自分のことを考えてくれるイルイに、アラドは胸が熱くなってしまう
ずっ…ずっ…
イルイの負担にならないよう、アラドはゆっくりと前後に動く
「んん…ぁ…」
やはり痛みは残っているのだろう。イルイはアラドの背中に指を食い込ませながら耐えている
幼いイルイのなかは狭く窮屈で、経験のないアラドにとってはやはり刺激が強かった
ゆっくりと単純な前後運動を繰り返すだけでも、
男根を締め付けられるような感触に襲われ、アラドの快感は否応無く高まってしまう

そうやってイルイのなかを味わっていたアラドだが、
すぐに限界が近づいてきた

「イルイ…俺…!」
「アラド…んん…!」
アラドはイルイに…己の限界を伝える
あと数秒で…アラドは果てるのだろうとイルイは直感的に感じ取っていた
アラドは、イルイのなかに出すことはさすがに色々とまずいと考えたのか
射精寸前のところでイルイのなかからペニスを抜き、イルイの裸体めがけて勢いよく射精した

びゅるびゅるっ……と男根を激しく脈打たせながらアラドが果てる
激しく噴出する精液は、本日二回目の射精とは思えないほどであり、イルイの身体を白く汚していく

長い射精を終え、落ち着きを取り戻したアラドは、
イルイの身体を汚してしまったことに軽い罪悪感を覚えてしまう
「ご、ごめんイルイ!イルイははじめてだっていうのにこんなことしちまって…!」
アラドは少々慌てながら言う
「気にしないでアラド……ふふ…アラド…今日は謝ってばかりだね」
イルイはアラドの気遣いが嬉しかった

「アラド…気持ち良かった?」
イルイが問う
「うん?ああ、すごく…気持ち良かったぜ」
アラドは素直な感想を述べる
「ほんと?…アラドが喜んでくれてよかった」
イルイはぎゅっとアラドに抱きついた


しばらく身体を休めたあとに、二人はお互いの身体をシャワーで流しあっていた
けっこうな時間性行為を行なっていたためか二人の身体は汗と性液でまみれていたので、
洗い直すことにしたのである
「あんまり上手くできなくてごめんな。イルイ…その、痛くないか…?」
「うん…ちょっと痛むけど…大丈夫だよ。アラドも優しかったし…」
イルイは微笑みながら答える
「そっか」
いくら合意の上だったとはいえ、イルイのような年端もいかない少女の処女を奪ってしまったことに、
ほんのちょっとだけ後悔のようなものを感じてはいないでもなかったが、
そんなイルイの表情を見て、アラドは安堵した

「その…イルイ…」
「なに?アラド…」
「俺、イルイのこと大切にするから。何があっても守るから
だから、これからはずっと一緒にいような」
こんな小さな女の子に手を出してしまったからには、アラドは責任を持って必ず守っていこうと決意した
アラドが改めて気持ちを伝えるとイルイも応える

「うん…私も…アラドのこと支えられるように頑張るから…
ずっと一緒にいようね。…大好きだよ、アラド」
イルイは、そんなアラドの真剣な気持ちが嬉しかった

「俺もイルイのこと大好きだ。…俺達、今日から恋人同士だな」
「うん…!」
二人は軽いキスをした
お互いの気持ちを確かめあった二人は、心地よい疲れと優しい気持ちに包まれていた

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