地球連邦政府大統領直轄部隊ガイアセイバーズの最高位部隊であるオメガ・セイバーの隊長であるアーマラ・バートンは
敬愛する主アルテウル・シュタインベックの執務室へと向かっていた。
鋼龍戦隊との戦闘結果やイングについての報告。
そして、ある疑問についてアルテウルに尋ねる為だ。

執務室に辿り着いたアーマラは部屋のドアをノックして主がいる事を確認して入室する。
「アーマラか、報告を聞こう」
アルテウルも入ってきたのがアーマラだと明確に認識した後、
彼女からの報告書を受け取って報告書に目を通しながら彼女からの報告に耳を傾ける。

一通り、報告を終えたアーマラは意を決してアルテウルに尋ねる。
「アルテウル様、イングのあの力は一体、何なのです?」
「私の計画を成就させるのに必要なものだよ」
アーマラからの質問に彼女の主は淡々と答えた。
それは解る。
そうでなければイングの力を引き出す為に奴を追い詰めろ。という命令をする筈がない。
「しかし…」
だが、アーマラには未だ煮え切らない部分があった。
イングが計画に必要な道具なら、自分もそうなのだろうか?いや、もしかしたら…。
そんな彼女の心中を察したのか、アルテウルは
「危ぶむ事はない。お前とガリルナガンは最高の仕事をしてくれた。
連れてきて良かったと、心の底から思っている」
と忠実な部下に労わりの言葉を述べる。
「アルテウル様…」
その言葉を聞いてアーマラは安堵し始める。
普通、道具に労わりの言葉を掛けたりしない。
万が一、道具だとしても使用者にとって、その道具は大事な愛用品だろう。
アルテウルは席を立ってアーマラの背後に回り、彼女の真後ろに歩み寄って話を続ける。
「イングは、私の願いを叶える為の道具にすぎん。
だが、アーマラ……お前は違う」
アルテウルはそのままアーマラを抱きしめ、彼女の耳元で囁く。
「私が最も信頼しているのは、お前なのだ。
以後も私を信じて任務を遂行してくれ」
「はい……どこまでもお供いたします。アルテウル様」
完全に安堵したアーマラは後ろにいる主の方に顔と視線を向け、そのまま唇を重ねる。

二人は執務室の隣にあるアルテウルの私室に移る。
アーマラはアルテウルに身体を預けて積極的に口づける。
アルテウルも彼女の口づけに答えながら、その衣服を少しずつ剥いでいく。
アーマラのシミ一つない素肌、筋肉が薄ら見える軍人として鍛えられたであろう腹や滑らかな肩や背中が露わになっていく。

そして、何も纏っていない全裸になった彼女を静かにベッドに押し倒す。
「アルテウル様…」
アーマラの言葉に応じるかのようにアルテウルは彼女の身体を愛撫していく。
引き締まった太腿や腹を絶妙なタッチで撫で、胸元に優しく口づける。
もちろん時折、キスを交わす事も忘れない。
そういった愛撫の一つ一つが彼女の性感を少しずつ昂っていく。
性感が昂っていくに連れてアーマラは身体をくねらせ、艶のある喘ぎ声のトーンが大きくなる。
そんな彼女の姿を鑑賞しながら愛撫していた彼女の主は舌を乳首に這わせ、そこから乳房、胸元、腹、下腹へと降りていき、
彼女の両脚を開いて秘めたる部分に口づけて舌を入れ、敏感な肉芽や内側の肉壁を責めていく。
「…あっ…」
そして、アーマラの意識が秘所に向いた所で彼の片手はアーマラの乳房を揉みしだき、乳首を刺激する。
不意に与えられた刺激によってアーマラの性感は急速に昂り、
遂に絶頂に達した。

一度達して呼吸を整えようとするアーマラの姿を確認したアルテウルは彼女の股間から離れて自らも衣服を脱ぐ。
その後、また彼女の両脚の間に体を割り込ませ、男根を挿入する。
「はぁ…あ…」
自らの秘めたる肉壁を熱い肉棒で押し開かれていく感触に身体を仰け反らせて再び熱い吐息を漏らすアーマラ。
男根が彼女の身体の最奥に到達した時、彼女の中で甘美な感覚が広がっていく。
このまま動くのかと思いきや、彼女の主はアーマラを抱きしめて体位を上下入れ替え、
アーマラがアルテウルに跨る形となり、それから抱擁を解く。
「……アルテウル様…?」
「お前の好きなように動くと良い。」
そう言われたアーマラは両腕で身体を支え、主の上でおもむろに腰を動かし始める。
主に悦んでもらう為、懸命に腰を動かす。
二人が繋がる箇所からは粘ついた水音が響き渡る。

しばらくして、不意にアルテウルが腰を動かし始めた。
更に彼は空いた両の手で目の前で揺れる胸に手を伸ばして、
その感触を楽しみつつ、ゆっくり揉みだしていく。
既に半ば骨抜き状態になり、姿勢を保つのが精一杯になるアーマラ。
アーマラが背を後ろに反らすと、その動きに合わせるようにアルテウルは身体を起こして抱きしめ、
アーマラの身体を支える。
彼女の身体の支えが安定した事でアルテウルは激しく突き上げる。
膣内の激しく新たな刺激にアーマラは更に熱い吐息を漏らして言葉にならない声を上げる。
アーマラは自分の身体を支える力を次第に失い、主に押し倒される身体はベッドに抵抗なく沈む。
大きく両足を開かされ、さらに激しく突いてくる主の男根に彼女の意識は白く濁り始めていた。
突かれているアーマラは開かれた両足を主の体に絡ませる。
動きづらいにも関わらず、アルテウルは難なく腰を動かし、彼女に息つく暇も与えない。
何度も身体をくねらせ、シーツを力の限り握り締めたアーマラの蜜壷は主の男根をあらん限り締め付けた。
その刺激に耐えきれなくなったのか、アルテウルは男根を彼女の最奥まで突き押して精液を放つ。
「ああぁ!あ…熱い…!」
アーマラもシーツを力強く握って身体を仰け反らせて2度目の絶頂に達し、その身体の奥で主の精の迸りを受け止めた。

…………

アルテウルとの交わりを終えたアーマラは彼の部屋のバスルームを借りてシャワーを浴びる。
その途中で身体の奥から主に愛された証拠が太腿をつたった。
それを機に先程の交わりの感触が蘇り、身体が熱くなっていく。
だが、今は本来、職務中だった事を思いだして彼女は身体の熱を振り払い、
汗と主の精液をシャワーで洗い流す。
その後で着替えて、既にいつの間にか着替えていたアルテウルに一礼し、部屋を出ていった。
職務に戻る彼女の胸中にはアルテウル様の為に戦うという決意が改めて宿っていた。

部屋を出ていく彼女を見届けたあと、アルテウルは一人呟く。
「お前の行き着く先は既に決まっている。」
所詮、アーマラなど運命を変える為の因子の一つで、使い捨て前提の道具に過ぎない。
まあ、その時が来るまで、せいぜいアレには頑張ってもらうとしよう。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

編集にはIDが必要です