時は深夜
マオ・インダストリー社内には人気もなく非常口の明かりがぼんやりと霞んで見える
そんな中、社長室では常夜灯の仄暗さの中体を重ねる男女がいた
「…ほら、もっと声聞かせて」
「あ…く…っへんた…いっ」
「えぇ?…変態じゃないだろ」
「ぁっ…やあぁっ」
デスクに腕を付き背後から男に攻め立てられているのはマオ社社長であるリン・マオ、男は連邦軍からマオ社に出向してきているイルムガルト・カザハラ中尉
イルムはリンの言葉に反発するように深く腰を進め、耳元に口を寄せる
「リンだって…気持ちイイんだろ?」
「…っ!」
「こんなに…濡らして」
「や…あぁっ」
深い位置で掻き回すように動かせば繋がった部分からは水音が聞こえる
「ぁ…ふ…イルム…」
「…?」
何、と問い掛ければ震える声で訴える
「…もぉ…やだぁ…」
「もうだめなのか?」
くすり、と笑むと更に激しく腰を動かす
「んっあっぁあ…んっ」
「何も考えらんなくしてやるから、な」
奥へと打ち付けると恋人が甘く掠れた声をあげる
「リン…」
名前を呼びつつ身体を揺らしているとふいにリンが身体を震わせた
「ああぁっ!」
「…ここ…がイイんだ?」
確認するように強く擦り付ければリンが声を漏らすまいと唇を噛むのが見えた
「そんなに噛んだら、傷になるぜ」
「…っ!」
わざと耳元で囁けばリンの腰が跳ねる
「ホントに素直じゃないねぇ…」
「んっふっ…ぁ…あっあっ」
イルムがそこを重点的に攻め立てると甘やかな声が徐々に切羽詰まったものへと変わる
「リン…好きだよ」
囁きながら深く穿つと高い声をあげてリンは絶頂を迎えた



「…なんでわざわざこんな所に呼び出したんだ?」
リンが問い掛けるとイルムは嬉しそうに答えた
「だって一度はやってみたいだろ?」
「…何が?」
「禁断のオフィスプレイ!」
「…貴様やっぱり変態だろう」
あっさりと言う恋人に眩暈がするリンだった

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