格納庫の隅。そこはコンテナの陰になりいつも薄暗く、滅多に人の訪れることの無い場所である。それは日も落ちた夜ともなればなおさら。蛍光灯の
光すら朧にしか届かないその場所に、好き好んで訪れる人間はまずいない……
 はず、だった。

 暗がりに目を凝らすと、そこには作業服に身を包んだ男達がいた。いわゆる裏方……華々しく戦闘というステージに登るパイロット達を影で支える、整備士、メカニックといわれる職業の男達だった。それが一人二人ではない。何かを取り囲むように大勢の男達の背中が蠢いていた。近づくと、荒い男達の吐息と、一種独特な生臭い匂いが漂っている。
 男達の中心……囲まれているのは、クスハ・ミズハ。龍人機のパイロットである。

「……ん……くむ……んちゅ、れる……」
 中腰になったクスハの眼前に、屹立したモノが曝されてた。繋ぎのチャックから解き放たれ、激しき自己主張するそれをクスハは口に含んでいた。くぷくぷと汁気ある口内収まったモノ。ゆっくりと頭を前後に動かすと、モノはすっぽりと飲み込まれ、ふたたび唾液塗れのてらてらとした姿を現す。ディープ・スロートに真っ赤な唇が妖艶に動く。
「くちゅん……んむんむ……ぷは、れる……」
 亀頭の部分をはむと咥えると、一番敏感なそれに舌を這わせた。蕩けそうなほどを熱をもち、ざらついたそれが変化をつけて男のモノを責めてる。先端を突付くように軽くタッチ、舌の腹を当て、ペニス全体を擦るように前後に動かす。
「うわ、やっぱクスハちゃんのテク、す、凄ぇ……」
 咥えられている男が幸せそうにうめいた。
「クスハちゃん、こっちも、頼むよ」
 反対側にももう一人、ペニスを露出した男がいた。クスハの空いている左手を添えられ、擦られているものの、目の前で行われている舌技に耐えられなくなったらしく、不満気に自分のモノを揺らしてアピールした。
「んん……ちゅぽ、……ちょっと待って下さいね」

 名残惜しそうに、今まで咥えていたものに最後にキス。唾液と我慢汁がテロリとした糸を残し、そのままもう一本のペニスに口を移した。
 しゅにしゅに、手コキの動作を続けたまま、クスハはペニスより少し下から、男の顔を見上げつつ、ふぐりに下を這わせた。
 舌が触れるたびに、ぞくぞくと男の背中に掻痒感に似た快感が走る。しばらくそうやってライトキスを続けた後に、
「はむ……」
 唾液のたっぷりと溜まった口で、ふぐりを咥え込んだ。くちゅくちゅ、れるれる。咥えられたそれが、転がすように中で動かされる。手の方もただ前後に擦るだけではない。露出した亀頭に親指の腹を時々擦りあて、刺激に変
化をつけている。
「ちゅぽ、ん……れる……はぁ」
 トロンとした瞳で、一心不乱にふぐり攻めをするクスハの口からも、甘い吐息が漏れていた。
「やっぱ、クスハちゃん最高だわ……」
 相手をされている男達は満足げであるが、そうとなると納得いかないのはお預けをくらっている男達である。
「ねぇ、クスハちゃん……いつも通り、こっちも使ってもらっていいかなぁ?」
 すこし馴れ馴れしい口調で話し掛けると、男は後ろからスパッツ越しにクスハの敏感な部分に手を伸ばした。
「……んむ、ちゅ…く、な、なに!?」

 目の前の者への奉仕に没頭していたクスハは、突然の刺激に驚いた。口を離すと、思わず、伸ばされた手を払い除けて、そこを手で覆う。
「ねぇ、クスハちゃぁ〜ん、こっちもさぁ」
「駄目ですよ。ここはダメ。お口で我慢して下さい」
「でもこんなにみんな、クスハちゃん待ってるんだぜぇ、だからさぁ」
 駄々をこねる男に、周りの男達が同調した。困り顔のクスハ。
「約束は……守って、くれますよね」
「もちろん!だからさぁ〜」
「……わかりました」しかたない、と軽く首を竦める。
 同意のセリフを受けて、男達が沸き立った。見守る視線の最中、ゆっくりシャツをたくし上げていく。ボリュームのある胸が零れ出る。
「こういうの、恥ずかしいん、ですよ……」
 赤面しながら、今度はスパッツに手を伸ばした。ショーツごとそれを降ろすと、
「うわ、愛液が糸引いてるよ、クスハちゃんエッチだな」
「ち、ちがいます、これは……」
 弁解しようとするが、上手いセリフが出るでもなく、しどろもどろになる。
「大丈夫大丈夫。みんな知ってるから。クスハちゃんが男のおチンチンしゃぶりながらぐしょぐしょに濡らしちゃうエッチな女の子だってことは」
「そ、それは、私、サイコドライバーだから、他人の快感も感じちゃ……きゃ!」
「能書きはいいですよ〜」
 と、後ろから思い切り抱き付かれた。そのまま胸に手を伸ばされる。たぷんたぷん、持ち上げては落し、しばらく揺れを楽しむ。
「育ったねぇ、クスハちゃん。俺らのお陰なんじゃない?」
「そんな、ち、ちがいます……きゃ!」

 体を持ち上げられて驚きの声を上げるクスハ。そのまま男はクスハの下に潜り込む。
「あっ……凄い、チンコ棒、大きぃ……」
 体の下でぎんぎんに主張するそれに、思わず驚嘆の声を漏らすクスハ。そのまま、女性上位の形に、体を導かれていく。
「くぅ……ん」
 甘い吐息の後、男のモノはすっかりクスハの膣内に飲み込まれた。
「このままぁ……動き、ますね」
 淫蕩に笑むと、かくかくと上下動(グラインド)をはじめる。時折回転を交える腰は妖艶に、そしてたぷたぷと絶えず揺れる胸が堪らなくエロチック。
「続き、お願いするよ」
 先ほどまで奉仕を受けていた二人の男が、クスハの眼前に滾ったままのものを突き出した。
「は、はい……ご奉仕させて、いただきますね。……ん、むちゅ……ちゅぷ、はぁ」
 口許から唾液を滴らせながら、ふたたびペニスを飲み込んだ。下からの突き上げのためか、奉仕にもさらに熱が入る。
「ぐむ……ちる、ちゅぷ、くむ……はぁ、れるれる、くちゅ」
 みだらな水音を派手に立てながら、貪欲に動いていた。
「たまんねぇ!俺らも!」
 後ろで控えていた男達も耐えられなくなったのだろう。こぞって思い思いの場所に手や、モノを伸ばしてクスハの体を貪り出した。

 眼前にはずらりと、モノが並び、争いあうように動く。口と手で順繰りに慰めていくが、到底追い付いたものではない。昂ぶりにつれ、次第に乱雑になる男達の動き。型良い胸はぐにぐにと揉まれ、所かまわずペニスを押し付けられる。膣内を埋めるペニスは何度も抜き差しされた。はたして何人の男が中に入ったろうか、もはや、思考もままならなくなっている。
「はぁん!凄いぃ!チンコ棒こんなにたくさん、責めて来てる!の、伸びて、チンコ棒〜……はぁ、んちゅ、くぷくぷ……ん、はぁ!」
「う、だ、だめだ、イク!」
「イク!?イクんですか?イっちゃうんですか!?いいですよ、いいです!三ヶ月分の、溜めに溜めた精液いっぱい、私に下さい!イって、イって、チンコ棒!」
 胸に、口に、そして膣内に……いたるところで白い奔流が沸き上がった……


 しばらく後。
「おつかれさま、クスハちゃん。また溜まったら、お願いするね」
 出して、スッキリしたらしい男達が引き上げていく。その背中を見送った後、体中を液まみれにしたクスハがゆっくりと、立ち上がった。
「……結局、中に出されちゃった。駄目だなぁ。ちゃんと約束守ってもらわないと……」
 気だるげに呟くと、側に転がっている、一本の飲料水用1・5リットルボトルを取り上げた。半透明のボトルの三分の一ほどに、白濁した液体が注がれている。
 その蓋を取ると、中腰になったクスハはその口の部分を、陰部の下へ当てた。
「ん、うん……」
 艶っぽくうめくと、膣内に出された精液がこぽりと滴り落ちて来た。しばらくそのまま、もう出ないと分かるまで当てたあと、ふたたびボトルの蓋を閉めた。
 中程まで白濁液の溜まったボトルは生暖かかった。クスハはそれに頬擦りしながら、微笑んだ。
「よし、イッパイ取れたね!」

 あくる日のαナンバース。
 談話室には年頃の女の子パイロットが集まり、きゃいきゃいと話に花を咲かせていた。
「クスハってさ……」
 ルー・ルカが言う。「前から思ってたんだけど、なんか、お肌綺麗だよね」
「そ、そうかな?」
「秘密は、あれかな?いい化粧品とか知ってるんでしょ」
「そんなんじゃないですよ〜」
「じゃぁなんなのよ〜、この、綺麗の秘密を一人占めする気?この、隠したりしたらタダじゃおかないんだからね」
「隠そうとか思ってる訳じゃないんですけど……」しばらく勿体つけてから、
「お風呂の入浴剤でね、とってもいいのがあるんです」
「へぇ……そういうのって、でも高いんだよね。やっぱりお得意の通販で?」
「ううん、ほとんどタダ。それに、とっても気持ちいいんですよ」
「へぇ……そんなのあるんだ。想像できないわ」
「良かったら、分けてあげますよ」
「そう?お願いしようかなぁ」
「でもね、その代わりに、手伝って欲しいことがあるんです。……うん、たいしたことじゃありませんけどね……格納庫で……」
 一瞬、クスハの瞳が淫蕩に光った、のに気付いた女の子はその場にはいなかった……

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