某月某日午前1時、
ノヴァンブル条約同盟軍特殊独立部隊ブルー・スウェア旗艦ラーカイラム。
ジョシュア=ラドクリフは個室にある自分のベッドに腰を降ろした。
そしてエロ本とティッシュボックスを傍らに起き、取り出した数枚のティッシュをナニの口に被せ、もう片方の手でしごき出した。
「ふぅ、久しぶりに出来るか…ここ数週間ご無沙汰だったからな。」
アイスランドで全身に大怪我を負った身体ではこんな事できなかったし、傷が癒えてもロッキー山脈で本体に合流するまでは口説いた雪女さんがつきっきりだった為出来る状態では無かったのである。
人間の三大欲求の1つを封印した苦しい数週間だったがそれももう終わる。
ジョシュアは久々の自慰にふけった。
これが今夜彼をあるトラブルを巻き起こす原因になる。

ジョシュアが自慰を開始してから少し時間が経った頃、別室で眠っていたグラキエースを妙な感触が襲っていた。
これはジョシュアと彼女が先の戦いで一部の意識を共有するようになってしまいジョシュアの手淫による感触が彼女に伝達されてしまっているからである。

「…む?」
身を起こしたラキはすぐに自らの身に起こっている異変に気づいた。
まず、体温が急激に上昇している事。
次に自分のパジャマの股間部分が湿っている事。
「どう言う事だ…? 何故こんな所が濡れて………それに…」
ラキは毛布をどけるとパジャマの下を脱いだ。
何か分からないが、其処に湿り気以外の何かを感じる。
それは今までに感じた事の無い物だった。
「私の身体に一体何が起こっていると言うのだ…分からない、分からないが…」
いじりたくてたまらない。
疑似的存在とは言えヒトの遺伝子を元に形成され、今度の戦いで人間の意識を知ったラキには本能的にヒトの本能と言うものが芽生え始めていた。
ラキはその本能の言うままに下着の中に手を入れた。
「う…あ、はぁ……」
今まで知らなかった「快楽」と言う感情がラキの身体を支配し出す。
ラキの声は甘く、呼吸は激しい物になっていった」

「ま、まだ出るのか!?」
再びジョシュアの部屋。
ジョシュアは未だにビンビンに張っている自分のナニに驚きを隠せずにいた。
いくら溜まっていただろうとは言えジョシュアの分泌量は並では無かった。
出しても出しても満足に足る物にはなり得なかった。
バイクの逆輸入車の値段が高くなるのと同じように、ジョシュア→ラキ→ジョシュア→ラキ→ジョ(ryと性欲の感情が行き来する度に増しているのである。

数分後、ラキの様子は豹変していた。
身につけられていた物は全て脱ぎ捨てられ、真っ赤に染め上げた身体をベッドに投げ出していた。
「…む、胸がこんな……こんなッ…はぁんッ」
大きくは無いが形の良い胸を乱暴に揉むラキ。
口元からがらしなく唾液を垂らし、とろけそうな目つきをしている今の彼女に普段のクールな彼女の面影は無かった。
「……ああ、ち、ち、乳首も…それからココも…」
指でクリトリスを摘む。
ラキの身体が弓のようにそり、金色の液体がシーツを汚した。
「はっはっ…」
荒い息で呼吸を整えるとまだ秘部をかき回し出した。
大量の愛液がぐちゅぐちゅと音を立てる。
「…ッ…ンッはぁっ……凄いッこんなに溢れて、私、私ッ…」

「も、もうだめ…わた…し…」
片方が精神的限界を迎えた事により、深夜における二人の精神的暴走はどうにか止まった。


そして翌朝ー


「ジョシュア。お前は一体昨晩何をしていた?」
「お前こそ…痛っ」
出しすぎて腰が痛むジョシュア。

「私はお前から流れ込んできた妙な意識に翻弄されていただけだ」
ラキはあれが未だに何なのか分かっていない。

「あのなラキ、あれは性欲と言って…」
「セーヨク?」


この上手くかみ合わない会話と、不安定な精神接続による数々の日常的アクシデントをもってジョシュアの章はEDへと突き進む。

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