部屋の扉を開けて広がる光景。
以前と違うのは、実際に繋がっている二人の瞬間が瞳に映る事だ。
タスクとアイビスが、とうとう扉の傍で突っ立っているレオナに気付く。
「どわわわわわわ!! レオナ!?」
「あ……」
繋がったままの二人を見ると、やはり胸が痛い。
(もう、俺……今度こそ死んだだろ……)
タスクが今までの人生を走馬灯で振り返っていると、レオナの口が開かれた。
「タスク……」
「は、はい」
「あなたはアイビスを選んだのかもしれないけれど……私は、貴方がいないと駄目…貴方しかいないの」
「レ、レオナ……」
こちらを直視できずに恥ずかしそうに、でもチラチラとタスクを見つめながら話す。
(な、何か……こんなときになんだけど、可愛いかも……)
「言ったでしょう? 私は……あなたじゃなきゃ、嫌なの。 だから……もう一度あなたを振り向かせて見せるわ」
そう言い終えると、レオナが自分の衣服を脱ぎ始め、アイビス同様に一糸纏わぬ姿となる。
アイビスもレオナの様子にあっけに取られ、ぽかんと彼女を見つめている。
(レオナ……)
彼女の裸を見て、というかこの状況にタスクは絶句した。
最早どうしたらいいのか分からない。
ある意味レオナに調理されるのを待つ、まな板の鯉だ。
そうこうしているうちに、レオナがタスクとアイビスの繋がるベッドに向かってくる。
何をされるのだろう、と考えていると……
「あ……レオナ……」
眼前に広がった光景はタスクも見知った、レオナの秘所であった。
レオナはタスクの顔面を跨ぐようにして、アイビスと向き合う形になっている。
「……こんな恥ずかしい事、貴方にしかしないんだから……」
照れがちな可愛らしいその表情は、タスクの視点から望むことはできない。
しかし、目の前でひくひくと小さく震えながら、顔に愛液を滴らせる陰唇にそんな事を考える余裕などない。
レオナは微笑をアイビスに向けると、アイビスの方を向いたまま、タスクの顔面に自らの敏感な秘所を下ろしていった。
「ぅ、ああっ……」
タスクの呻くような声がアイビスの耳にも届き、目の前の状況に圧倒されてしまう。
ぽかんとしているアイビスに、タスクに跨ったレオナが口を開いた。
「アイビスも……動いてあげて?」
「ええっ……、で、でも……」
彼女から思いもよらない言葉を聞かされ、終始固まっていたアイビスがはっとした。
レオナの姿を見たときから、ずっと大切な人を奪ってしまった罪悪感が頭をよぎっていたからだ。
「勘違いしないで。 ただ……貴女も私も、彼が好き……今はその気持ちは一緒でしょう?」
「それは……」
「だから……今日は二人で彼に尽くしましょう。 それに、やっぱりまた私の元に彼が戻ってしまうのが怖い?」
「そ、そんなことないよ!」
レオナの挑発的な言葉に、アイビスも声を少し荒げながら、再び腰を上下させ始めた。
(そう……今は、これでいいの……これで)
「ぷ、あぁっ……」
女性の蠢動を再び感じ始めたタスクから、歓喜の声が漏れる。
レオナがその声を塞ぐように彼の顔面にほんの少し体重をかけると、こりこりと勃起した陰核が顔の突起で形を変えた。
「んんっ……タスク…ちゃんと、私の……舐め、て…」
「うぅ、くっ…ぁ」
レオナの願いを叶えようにも、アイビスの肉柱を搾り取るような膣内の蠢きに必死に耐える事で、それどころではない。
「ふぁん……はぁ、いい……よぉ……!!」
アイビスもタスクとレオナの事など考える余裕もないほどに、快楽を貪るように一心不乱に腰を上下させている。
そんな二人の様子を見て、レオナは悲しそうに自分の股の間で苦悶するタスクを覗いた。
「お願い……私のこと…嫌い?」
「ち、違うっ…アイビスが、気持ちよすぎて……うっく!」
「はああ……あたし、もタスクの……気持ち、いっ…!!」
ビクン、と二人の結合部がいやらしく震える様子が、レオナの瞳に否が応にも映る。
(……やっぱり、もう私の居場所はないの?)
違う。居場所がなくなったのなら、また作ればいい。
レオナが突然、タスクの顔面に秘所を擦り付けるようにぐりぐりと淫らに腰を動かした。
「っく…レオ、ナ…息が…はぁっ……ぷ、ぁ…」
息を吸い込もうと口を開く度に、タスクの口内にレオナの愛液が滴り落ちる。
「ん……ごめんなさいっ……、でも、こうでもしなきゃ貴方は私を見てくれないから……あぁっ…」
「レオナッ…くぁ、は……く……」
「タスク……あたしも…、いっぱい…いっぱい、感じてっ……」
アイビスも負けじと、手をタスクの下腹部において、ごりごりと奥を先端で抉るように腰を円を描くように動かした。
すると先程よりも挿入が深くなり、肉棒が最奥部できゅぅ…と締め付けられていく。
先端部をいやらしく子宮口に吸い付かれ、レオナの敏感な部分が淫らに女性の薫りをタスクに刷り込み射精感が高まっていく。
「ア、アイビスっ……う、ぷ……締めすぎ……っ、やば……」
「タスクぅ……ゃあ、止まらないよぉ…はあぁ、ん……ああっ!」
「はぅん! あっ……擦れ……ちゃぅ……いい、わ…」
アイビスが涎を垂らしながら甘い喘ぎを上げて、何かに憑りつかれたように絶頂へと向けて腰の動きを早めていく。
「あっ! ああっ……! んんんんっ!!」
時に自分の弱いスポットをタスクの先端に突かれる度に、白い喉を仰け反らせながら悦びの涙をぼろぼろと流していた。
レオナもアイビスの動きに合わせるように、秘所を擦り付ける動きを加速させた。
勃起した豆が時折、タスクが突き出す舌にぶつかり、体中に快楽という名の電流が走る。
部屋の中には三人の喘ぐ声が、大きく響き渡っている。
しかし、この普通ではない状況にいつも以上に快楽を感じてしまっている彼等は、
自身に加わる悦びを抑える事で必死だった。
さらに、性器、口の敏感な二つの器官で女性を感じているタスクは、限界などという言葉があるならとうに超えていた。
「うあああっ……!!」
タスクが叫びにも似た声を上げると、彼の肉棒が大きくアイビスの膣内で脈打ち、濃厚な白濁が胎内を満たしていく。
「ふあっ!? んあぁぁあ! タスク……いきなりっ…! あ、熱いよぉっ!」
突然の射精により、奥が熱いもので急に刺激され、それが逆にアイビスを高みに昇らせていった。
びく、びくっ! と大きく身体を痙攣させながら、愛おしそうに結合部が窄まり、射精を受け入れている。
「はぁっ……はぁっ…」 
「やあっ…タスクっ……止めてぇ…、止めてよっ……まだ出てるよぉ……!!」
(こんなっ……こんなに出されちゃったら、あたし……)
アイビスの膣内に収まりきらないほどの精液が愛液と混ざり合い、震える結合部から淫らに零れる様子がレオナにも見えた。
今でも大きく脈打つ様子が見て取れ、長射精のもたらす快楽に耐え切れないといったようにアイビスが頭を振った。
(タスクったら、あんなに……アイビスがそんなによかったのかしら……)
レオナはタスクの口を開放する為に立ち上がると、結合部から滴る愛液を見ながらそんな事を考えていた。
実際はただ単に、三人で性感を高めあうという有り得ない状況にひどく興奮しただけなのだろうが。
レオナの冷静でない思考では、アイビスがタスクを大量に搾り取ったとしか見えていないようだ。
(だったら、今度は私が……)
ようやく放出を終え、力なく柔らかくなった陰茎がアイビスの秘所からとうとう開放された。
アイビスもくたり、と力なくタスクの寝るベッドの横に倒れこんだ。
ひくひくと小刻みに未だ震える秘所に、彼女の味わった絶頂感が窺える。
相変わらず悔しさを噛み締めながら、レオナがタスクの股間に近づいていき、
すっかり生気をなくした棒をぎゅっ、と握り締めた。
「レ、レオナ……俺、今出したばっ…、くぅ……」
「ダメよ、私だって待っているんだもの」
精液とアイビスの愛液にまみれた肉棒を、細い可憐な指を汚しながら擦る。
くちゅくちゅと水音を立てながら、レオナは赤い舌を出しながら彼の股座に顔を近づけていった。
「あなたとちゃんと、繋がりたいの……あなただけを感じたいの、だから……」
れろ……
「っ! レオナ!」
アイビスと繋がった証が、この肉棒にはたくさんこびり付いているから。
それを綺麗にする為に、レオナの舌がタスクのものにねっとりと這っていった。
アイビスは先程の悦楽に痺れて肩で息を整えながら、重い瞼を震わせながらレオナの奉仕を覗いていた。
(レオナ…口で、なんて……そんなっ……)
自分の知らない世界が目の前に広がり、アイビスは戸惑いながらもレオナの口淫に見惚れていた。
「ん……は、れろぉ……タスク、また大きくなってきたんじゃなくって……? んふぅ…」
「は、はは……大きくするなって言うほうが無理だぜ……」
ぐりぐりと舌を押し付ける行為から、今度は先端を小さな唇で咥え込む。
「ん、ちゅぅぅ……ん、く……」
「レ、レオナ、それ…やばっ……、吸い取られる……」
レオナの唇から、卑猥な吸引音と水音が混ざり合った不協和音が響く。
アイビスは彼女の喉元がこくり、と動いたのを見逃さなかった。
自分と繋がった時に放出した際の、尿道に溜まった精液の残りがレオナに奪われていく。
気がつくと、アイビスもふらふらと身体に残る熱を抑えながら、タスクの股間に顔を近づけた。
何だかレオナにタスクと繋がった証を全て奪われてしまう気がして。
「はあ…アイビス……貴女はさっき、いっぱいタスクから受け取ったはずよ…ちゅむ……」
彼女の突然の参戦に、レオナも驚いてタスクの先端から唇を開放させた。
「う、うん…、でも……汚れちゃったのは、あたしのせい……だし、見てるだけ、なんて……だから……はむ…」
「っく! ちょ、マジで……!」
アイビスの温かく湿った赤い舌が、タスクの肉棒の根元にねろりと這った。
レオナも再び先端部に舌を這わせる刺激を与え始める。
二人の美少女の舌が、意思をもってねろねろと自分のモノの上を這っているのが分かった。
アイビスが舌で裏筋を刺激したかと思えば、レオナが唇で先端を咥える……
(男の人って、こういう味がするんだ……苦くて、絡み付いて…でも、嫌じゃない。タスクだからかな?)
まだ肉棒にこびりついていた精液の残滓を舌で掬い取り、初めて味わう男性を戸惑いながらも従順に飲み込むアイビス。
「ん、く……ふ…ぅん、れろぉ……」
ビク、ビクッ!
二人に男根の両脇を同時に舐め上げられ、脈打ちながらタスクが大量に先走り液を滲ませた。
「タスク……ぁ、こんなにビクビクしたらまた汚れちゃぅよ……は…んっ、ちぅ……」
「ぁ、ん……でも、このまま……はむ…ぴちゅ、出してもよくってよ……んん、んむ……」
(つーか、この状況でこの二人に責められて……射精しない男なんていないだろ……)
もはやタスクのものは、先走り液、レオナとアイビスの唾液、先程の交接による精液と
愛液によって、先端から根元までがベトベトに輝いては二人の少女の唇と糸を紡いだ。
視覚的にも射精感を煽られる情景に、あえなくタスクの先端が大きく震えると、
またも大量の白濁液を脈打ちながら放出した。
「も、もう、ヤバい! 出るっ……」
どく、どくっ、と途中まで大きな射精の脈動が分かったが、何度も小刻みに脈動すると
もはや自分の欲望に身を任せて全てを吐き出させる。
「ああんっ! ちょ、ちょっと……や……顔にかかっちゃ……熱い…!!」
「ふあっ! もう……」
何度も噴出するタスクの精液に、アイビスとレオナの二人の顔は白く染め上げられていく。
アイビスが始めて熱い白濁顔を顔で受けとめ、困惑しながらも瞳を閉じて射精を全て受け入れていく。
一方レオナはうっとりとした瞳でこちらを見ながら、アイビス同様綺麗な顔に白化粧を施されていた。
何だか二人を汚してしまったという背徳感を感じながらも、白く染まった彼女達の表情はひどく魅力的だった。
そんな彼女達を見ていてか、まだひくひくと力なく震えながらも、肉棒が硬度を取り戻し始める。
「…じゃあ、今度は私の番よね?」
そう言って固くなりはじめた陰茎に、レオナが長い脚を開いて跨った。
ふるふると戦慄く肉棒を細い手で掴み、自らの濡れそぼる秘所にあてがう。
「ま、待った…ほんの少し休ませ……」
「ダメよ…、あぁっ……」
タスクの静止も聞かずレオナは二連続の射精直後の肉棒を、強引に体重をかけて膣内に押し込ませた。
「うっく……」
「ん、はぁぁ……いい、わ……!!」
そんなタスクとレオナの繋がりを、アイビスは間近で見せ付けられているのみであった。
彼らを見ているだけで、先程熱を放たれた下腹部に熱い衝動がこみ上げてくる。
(や、やだ…何だか、身体が熱いよ……)
彼等が腰を上下させ結合部から響かせる水音に、アイビスも自身の秘所を弄る水音を加えた。
「ふあ!? あっ、んああ…っ……」
(あたし……いやらしい子、なのかな? 手が止まらない……よ……)
アイビスが自身を慰めているのを尻目に、レオナは一層激しくタスクを締め付けては吸い付く襞で抜いていった。
その度にタスクの先端が大きく、レオナの膣内で脈打っていた。
「レオナっ、俺……もう…」
射精直後で敏感になった肉棒が、長く性感に耐えられるはずもなく。
突然タスクのものが膣内でぶるっ…と暴れ始めると、ドクン…ドクンとレオナは胎内に鼓動を感じた。
「あっ!! ちょ、ちょっと……はぁ……ん」
レオナは先程のアイビスとタスクの結合時に、溢れんばかりにアイビスの膣口から零れだした白濁液を思い出した。
タスクの熱を体奥で感じて、快楽の波を感じていく。
自分もさぞかし大量に彼で満たされて、心地よく身を任せようと思い瞳を閉じるのだが……
「タスク? アイビスの時よりも全然少ないんじゃなくって?」
「む、無茶言うなよ……三回も出してりゃ……」
「アイビスの方が、良かったっていうこと?」
「そういうことじゃねえって!」
「……そう。 でも……これじゃ、貴方をアイビス以上に感じたなんて言えないわ、だから…」
「へ? レ、レオナ! マジ……ちょっと、待っ……」
萎縮した肉棒を引き抜くこともなく、再度レオナが腰をくいくいと動かし始めた。
暖かな膣肉と、搾り取ろうと吸い付いてくる襞の感触に、タスクのモノが否応なくレオナの中で固くなる。
「あっ……、ふぅ…、またおっきくなってきたから……」
「ぅ、ぁ……ああ…」
硬度を無理矢理取り戻した肉棒で必死に膣壁を擦りながら、つぶれてしまうほどに子宮口を体重をかけて押し付けた。
タスクはもうどうにでもなれとばかりに、敏感になりすぎた身体を強張らせて快楽に耐えている。
だがレオナには射精後の気分の高揚が残っていたらしく、彼女には既に限界に近づいているようだ。
「あっ! あぁぁぁっ! タスク、好きっ……好きよっ……はあぁぁん!!」
「ま、またっ! レオナッ……!!」
感極まって、素直に自分の気持ちの全てを大きく喘ぎながら吐露するレオナ。
タスクには余裕なんてなかったが、その時のレオナの顔がなんだかひどく可愛く見えた。
桜色に頬を染めながら、必死に自分を求める彼女の姿にタスクも昇りつめていった。
流石に量は初回より減っているといえども、二度も抜かずに連続して射精すれば、
相応の白濁が結合部から泡立ち始めている。
「はぁっ…はぁっ……ヤベ…死にそう……」
タスクが息を整えながら、レオナからずるっ…と自身を引き抜くと、大量の自分たちの
愛液が彼女の秘所から溢れ出る。そのままレオナの身体が力なく自分の方に倒れてきたので、
何とか残る力を振り絞って受け止めると、自分の横にそっと寝かせる。
ようやく息をついて、やっと休めると思っていると……
「ね…ねえ……」
「ん?」
声のした方へ向き直ると、自身の秘所からいやらしく白い愛液を滴らせるアイビスがいた。
レオナとタスクの二人を見つめ続けて、指で必死に抑えられない自分を慰めていたのだが……
「あ、あたし……もっと、タスクがほしいよっ……」
「へ? ちょ、いくらなんでも…もう……」
「……ダメ、かな……」
「そ、そーゆー問題じゃなくて……」
「お願い……指、だけじゃ足らないの……止まらなくって……」
熱っぽい表情で哀願するように、ベッドの下から上目遣いでタスクを見つめ続ける。
「あたしの身体……なんか、ヘンっ……で……助けてよ……」
「……ぅ、あ……」
そう言って恥ずかしそうにタスクから視線をずらしながら、自ら秘所を押し広げるアイビス。
いつもの彼女からは想像も出来ない表情に、既に四度も放出した肉棒が復活していた。
逆上せてしまったように、タスクはクラクラする頭を押さえながらベッドから立ち上がる。
「今度は……そのっ、タスクからいっぱい、突いて……ほしいな……」
自分の感情に素直になりすぎる少女は、恥じらいながらも何者にも勝る誘惑的な言葉を発していた。
アイビスの細い身体を掴むと、身体の向きを180度回転させて尻を突き出させる格好とさせた。
そのまま愛液を床に滴らせる秘所に自らの肉棒の先端をあてがう。
「え!? あ…ゃ、こんな格好……後ろからだなんて…っ……」
「いっぱい突いてほしいって言ったの…誰だよ」
「ぅ……で、でもっ…あっ!?」
アイビスが少しの逡巡を見せながらも、既にタスクは彼女を貫いていた。
欲望のままに、アイビスの細腰に添えた手に力を込めて、奥へ奥へと突き続けている。
形のいいひきしまった尻肉が腰とぶつかりあう度に波打って、さらにアイビスの背中も仰け反っていった。
「あっ! あっ、んああっ! 恥ずかしっ……でも、いっ……いいよぉ……!!」
(あ、あたし……さっき自分で動いてる時より…感じてる…やだ……)
「も……もっと、もっと……突いて…!! 気持ち、いい…っ……」
ぶつかり合う肉の音と、アイビスの喘ぎと、結合部の水音に、レオナも目を覚ました。
(……当然、次は私の番なんだから……)
もちろん、二人はそれに気付くはずもなく、獣のような性交を繰り返していた。
みっちりと締まった膣内で、腰をぐりぐりと動かし肉棒で掻き回す様にしてアイビスを責め続ける。
「んんんっ!? タスク、あたし、もうっ……そんなにしたら、奥が壊れちゃ……はああん!!」
「アイビス……もう、止まらねぇ…よっ……!!」
自分の動きの一つ一つに、アイビスが大きく反応する事が四度も搾り取られても興奮を冷まさせない。
本能のままに腰をただただ突き出しては、アイビスの中が嬉しそうに締め付けてくる。
また、腰を引いて肉棒を抜いていっては、アイビスの襞が名残惜しそうに絡み付いてくる。
タスクはただ、達してしまうまでひたすら彼女を犯し続けたい欲求を感じていた。
しかし、なかなかそう上手く事は運ぶことはない。
「!? ひっ、んっ! ああっ…また、いっぱいっ……熱い、よ…」
最奥を抉りながら、タスクが全てを吸いつかれる感覚に打ち震えると、そのまま五度目の射精を迎えた。
「ゃ、だ、だめっ! タス……そんなっ…出しながら、動いちゃ……あああぁぁぁっ!!」
欲求の名残からか、射精を続けながらも、タスクはアイビスを後ろから責め続けている。
それによって奥には勢いよく精液が当たり、更にアイビスはまんべんなく膣内の至る所に精液の迸りを感じていた。
当然、性の悦びを覚えたばかりのアイビスには刺激が強烈すぎて、すぐに膣口を窄めながら
絶頂へと敏感な身体は持っていかれてしまった。
ピンと白い背中が仰け反り、張りあがるのを確認すると、タスクはアイビスが達してしまった事を理解する。
そのままアイビスがへたり込むように床に這いつくばってしまうのを、片腕を出して支えながら自身をそっと引き抜いていった。
かなりの絶頂を感じたのか、ビクッ、ビクッと今でも陰唇が戦慄いているのがわかる。
「ふぅ」と息をついてベッドの脚に寄りかかるタスクの肩を、レオナがにこやかに叩こうとしていた……
そう、三人の夜はまだまだ続くのであった……

翌朝。
タスクの片腕にはアイビス、もう片腕にはレオナの二人が隣で可愛らしい寝息を立てて眠っている。
「はあ、俺……、これからどうしたらいいんだろうなぁ……」
いつもの彼らしからぬ溜息をつきながら、二人を起こさないように起き上がる。
(腰、痛ぇ……)
そのまま伸びをして、腕枕で痺れた腕も伸ばし、いそいそとシャワーを浴びて服を着る。
部屋を出る前に、ふとベッドで寝息を立てる二人を見つめてみた。
「大体お前ら二人とも、可愛すぎるのがいけないんだぜ……」
そう言いながらバンダナを巻くと、タスクは部屋からそっと出て行き、扉の前で腕を組んで何やら考え始めた。
(こんなこと言いたかねえけど……みんなに相談してみるかな……いや、でも内容が内容だけに……)

最終分岐 みんなに相談する
       やっぱり一人で悩む

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