ヘルゲートの一室だった。
 ラリアー、デスピニス、ティスの三人が、デュミナスの前に跪いてた。全員、伏せたままの顔色が蒼白だった。
 ……デュミナスが重々しく口を開いた。

「……また……あやまちを犯しましたね……」

 息をのむ三人。

「あ……ああ……お許しを、デュミナスさま……」
「ごめんなさい! ごめんなさい! 次はきっとうまくやりますからっ!」
「あたいたち、頑張ったんです! でも、でも、あいつらが……」

 くわっ! デュミナスの目が大きく見開かれ、光芒を放った!

「おしおきだべ〜っ!!」

「ひいぃっ!」
「い、いやあっ!」
「勘弁してぇっ!」

 デュミナスの翼が一瞬で変形した。そこから伸びる何十本もの触手が、三人の子ども達の手足を拘束し、宙づりにした。……そして彼らの衣服をゆっくりと脱がせていく。全員、がたがたと震え、歯の根も合わない。

「ティス……あなたはまた、独走しましたね……」
「あ、ああ……、だ、だって……ピニスとラリアーが、トロ過ぎるんだもん……ひゃあっ!」

 触手の一本がティスのお尻を叩いた。

「それがいけないと言っているでしょう! まったく、いっつも他人のせいにして!」
「ひぃっ! ひいぃっ! 痛いぃっ!」

 ぱしーん、ぱしーんと、触手がお尻を叩くいい音がする。小ぶりで引き締まったお尻が、あっという間に真っ赤に染まっていく。

「罰です! あなたは謙譲の心と、奉仕の精神を学ばなくてはいけません! デスピニスに奉仕なさい! 最低でも、20回はイカせてあげるように!」

 デスピニスの体がふわりと持ち上げられ、そのままティスの前に両足を開いて固定された。

「いやあぁっ! デュミナスさまっ! 許してぇっ! こんな格好、恥ずかしいですっ!」

 真っ赤に顔を染めていやいやするデスピニス。しかしデュミナスは受け付けない。ティスを地面に四つんばいにさせて、顔をデスピニスの股間にあてがった。

「ひっく……ひっく……ふえ……」

 既に半べそをかいているティス。

「優しく、丁寧に、心を込めて! はいっ!」
「は、はいぃ……ぴちゅ……」
「ああぁぁ〜〜〜っ!」

 自分の秘芯に降りかかったティスの熱い舌の感触に、デスピニスは弓なりにのけぞって嬌声を上げた。……そのまま、ぴちゃぴちゃという水音と、少女のあえぎ声が響いていく……

「ラリアー……あなたはねえ」
「ひっ!」

 指名されたラリアーが、蒼白になって硬直する。

「どうしてはっきりと自分の意見が言えないんですか! ティスの暴走を、ただ見ているだけじゃだめでしょう!」
「す、すみません! つ、次からは、ちゃんと、あああっ!」

 ラリアーのお尻に触手が這う。白く、なめらかな肌は女の子と見まがうほどだったが、ティスのお尻より「えくぼ」がくっきりとしていた。……そのまま、触手がラリアーのアヌスに挿入される。

「ああぁ〜〜っ!」

 蒼白だった顔が一気に紅潮する。股間のペニスに血が集まり、年頃に似合わないサイズにみなぎっていく。

「まったく女の子みたいな声を出して! あなたは男でしょう! もっとこう、自分がリーダーシップを取るという、気概を持ちなさい! ……あなたの罰は、ティスを犯す事。相手を屈服させてやるという荒々しさを、少しは身につけるように!」
「は、はいぃ……。てぃ、ティス、ごめん……あぁぁ〜〜〜っ!」

 アヌスの中の触手がぐりぐりと回転した。

「謝ってどうするんですか! それがだめだと言っているの! 『腹の底から気をやらせて、ワシのチンポなしでは生きていけんようにしちゃるけえ、ぐぇっへっへっ!』くらいのつもりでいなさい!」

 この生命体、どういう情報の集め方をしたのだろうか。

「……あなたにはちょっとペナルティをつけないといけないようですね」

 触手の一本が細く変形した。そのままラリアーのペニスの根本に巻き付く。

「ああ〜〜っ! 痛い! 痛いですっ! デュミナスさまあっ!」
「これで私の許可なしには射精できませんよ。ティスをイカせる毎に、射精を許可してあげます。自主性を持ってやらないと、いつまで経っても射精できませんからね!」
「は……はいぃ……。うくっ!」

 ラリアーがティスの後ろに膝をつき、ゆっくりと彼女の秘裂を貫いた。

「んん〜〜っ! ぷあ……。はあぁぁ〜〜っ!」

 デスピニスの股間から顔を反らして、ティスが甲高く鳴いた。そしてホールに響く音に、肉のぶつかる音と鼻声だけのあえぎが加わる。

「ああっ……ああぁ〜〜っ……ティス……イって……お願いだよぉっ……」
「んくっ……んぷっ……そんな事……言ったって……んん〜〜っ!」

 今のままでは、奉仕を強要されているティスをイカせる事はできない。そう考えたラリアーは、心の中で謝って、ティスのお尻に指を伸ばした。

「ひぃっ! ラリアー! あなた……ああぁぁ〜〜〜っ!!」

 細く、しなやかな少年の指が、少女のアヌスを埋めていく。そのまま秘裂を埋めた自分のペニスの感触に、ゆるゆるとこすりつけた。

「あ、ひいぃぃ〜〜っ! だめ……それ、だめぇっ! 反則……はあぁぁ〜〜っ!!」

 ティスのせっぱ詰まった絶叫。その声に突き動かされたラリアーの激しいストロークに、一気に絶頂に押し上げられた。

「ひぃぃ〜〜っ! イク……イクぅっ! ああぁ〜〜〜っ!」

 高まりの声に連動して、ラリアーのペニス拘束が緩んだ。

「あぁ〜〜っ! 出る! 出てるぅっ! はあぁぁ〜〜っ!」
「ああ〜〜っ! あづうぃぃ……はあぁぁ〜〜っ!!」

 絶頂に身をもまれるティスとラリアー。

「デスピニス……あなたはねえ」
「ああっ……はあっ……はいぃ……デュミナスさまぁ……」

 ティスのオーラルに、息も絶え絶えのまま、必死に受け答えするデスピニス。

「やっぱりラリアーと同じ問題なのねえ」
「は……はひぃぃ……あぁぁ〜〜〜っ」

 真っ赤な顔で悦楽に身もだえる少女に、淡々と語りかけるデュミナス。デスピニス相手には、努めて優しい言い方をしようとしているのは伝わってくるのだが。

「あなたの場合、屈服させる以上に、もっとこう強烈な……支配し、隷従させるくらいの気持ちを持たないと、バランス的に弱いわねえ。……そう、女王様ね。ティスを踏みにじり、支配する。女王様になってごらんなさい」
「あぁぁ〜〜っ……そんな……踏みにじるだなんて……わたし……」
「『もっと気合いを入れて奉仕なさい! この雌豚! そんなので私をイカせられるつもりなの!』リピートアフタミー、さん、はい」
「ひ……はひぃ〜〜……そんな……雌豚なんてぇ……わたしぃ……ああぁぁ〜〜っ!」

 デスピニスのお尻にも触手がうねうねと潜り込む。

「……あなたをペナルティで駆り立てるのは気が進まないんだけど……仕方ないわねえ……。言わないと、お尻で連続30回イカせっぱなしの罰よ?」
「ひいぃっ! いう……いひますからあ……あぁぁ〜〜〜っ」
「『もっと気合いを入れて奉仕なさい! この雌豚! そんなので私をイカせられるつもりなの!』リピートアフタミー、さん、はい」
「も……もっときはいをひれへえ……この、めぶたぁ……だめ、イクうぅぅっ!」

 ティスのオーラルと、アナルへの愛撫に挟み撃ちされ、抵抗のしようもなく絶頂に達してしまう。

「……いきなりは無理なのかしらねえ……仕方ないわ。まず、ティスの背中を足で踏みつけて、『この雌豚』ね。さん、はい」
「ひっ……ひいぃっ……めぶた……めぶたぁ……イクぅ〜〜っ!」

 デスピニスは、もう理性が働いているかも怪しい風情。愛らしい顔は絶頂の涙とよだれにぬれ光り、半開きの口から教え込まれたセリフをうわごとのように繰り返す。

「……う〜ん、努力は認めるけどね〜。……連続15回にまけてあげる。課題はその間も続くからね。さ、がんばるのよ、デスピニス」
「ひぃぃ〜〜っ……が、がんばりまひゅぅ、でみなふはまぁ……ねぶたぁぁ〜〜〜」

 ホールに少年と少女の極まりの声が響き渡る。……終わった後、三人は触手の粘液と自らの体液にまみれて横たわり、身動きできなかった。

 彼らの身支度をととのえてやり、ベッドに運ぶ。そして律儀にホールの掃除を始めるデュミナス。

「……まったく、いつまでたってもつまらないミスが絶えないんだから……。教育方針、間違ったかしら?」

 ……それは、そうだろう。そうに決まっている。現在進行形で。

-END-

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