夢を見る。
かつての自分、レビ=トーラーが今の仲間達と戦う夢だ。
ジュデッカを駆り、残忍で冷酷な自分が、仲間たちを
殺すところで目が覚める。
「ハァハァ…ハァハァ…。」
冷たい感覚が全身を支配し嫌な汗がふきでる。
自分がどういう存在であったのか嫌でも実感させられ不安になる。
なんだか、リュウセイは寝つけなかった。
訓練でしごかれて疲れているはずなのに妙に目が冴えて眠れない。
雑誌を読みながら時間を潰しているとコンコンと遠慮がちにノックがされる。
「あいてるぞ。」
ドア開けて、マイが入ってくる。

「リュウ、起きてたんだな。」
「ああ、なんか寝つけなくてな。」
そうか、と呟いてうつむくマイ。
リュウセイはマイの頭に手を置いた。
「どうせ、また変な夢でも見たんだろ。」
コクリとうなずくと、マイは自分が見た夢のことを話した。
「怖いんだ。自分が自分でなくなってしまって、みんなを傷つけることが。」
肩を震わせ、目じりに涙をためながら語るマイの髪をリュウセイは乱暴にかきまぜた。
「わわっ、急になにするんだ!」
にらめつけるマイの目の高さにあわせしゃがむと、リュウセイは言った。
「安心しろよ。そう簡単に傷つく程みんなヤワじゃないし、たとえマイが
昔の自分に支配されても必ず俺達が元のお前に戻してみせる。だからそんな顔すんなよ。」
そういい笑顔をみせるリュウセイにマイは抱きついた。
普段は「ヴァルシオーネ萌え」とか「アンジュルグたまらん」などと、ぬかしている唐変木だが、リュウセイも健全で健康な青少年である。
抱き合っているうちに、マイの髪から流れる匂いや、そのきゃしゃな肢体、そして体に押し付けられた胸の感触にリュウセイは興奮していた。
(ヤヴァイなぁ、ここんとこ訓練、訓練で溜まってたしなぁ。)
だがなんとか欲求を抑えていると、不意に声がかかった。
「リュウ…。」
マイの方向に向くと、唇に柔らかい感触おしあてられた。
「なっ、おま、いきなり。」
「エクセレン少尉に言われたんだ。不安を取り除くには好きな人に抱いてもらえって。」
顔を赤く染めながら、マイは言った。
(あの人は子供になんちゅーことを吹き込んでんだ。)
「だ、だからって…。」
なおも言い募ろうとするリュウセイの言葉をマイは遮った。
「リュウ…。」
「えっ…。」
「私じゃ……ダメか…。」
マイは顔を赤く染め、目を潤ませながらリュウセイをみつめていた。
そんなマイの顔を見て、リュウセイは自身の熱くたぎるもの抑えられなくなった。
いきなりキスされ、口に舌を入れられ驚くが、しばらくするとマイはリュウセイに、身をまかせるように目を閉じて、自分からも舌を絡ませていく。
「んっん…ちゅくちゅ……ん」
お互いの口内を舌で犯しあっていたがリュウセイは我慢できなくりマイをベットに押し倒した。
マイに覆い被さり、服の上か乱暴に胸を掴む。
「んっ…痛っ!」
胸を強すぎる力で掴まれマイは悲痛な声を上げる。
「大丈夫か、マイ。」
マイの声に我にかえったリュウセイは自分が、がつき過ぎていたと反省した。
「ごめんな、マイ。」
しょげているリュウセイに健気にも笑顔向けるマイ。
「いいんだ、リュウ。でもできれば…その…私は初めてだから…やさしくしてくれ。」
そんなマイの顔を見て、また暴走しそうになる自分を抑える。
「わかったよ、マイ。」
そう言うとリュウセイは自分の服を脱ぎ捨て、マイの服も脱がせていく。
白いパンティ一枚しか身につけていない、マイをリュウセイはじっと凝視していた。
「…リュウ…そんなに…じっと見ないでくれ…恥ずかしい……。」
「いや…、あんまりマイの体が綺麗だったから…、見とれちまった。」
リュウセイの言葉に照れて顔をうつむけるマイ。
(さっきは無我夢中だったけど、改めてみると緊張するなぁ。)
緊張で震える手をマイの胸へもっていく。
「あっ…はぁ…んんっ。」
マイの口から漏れる喘ぎ声にリュウセイの緊張は興奮に変わっていく、未発達ながら膨らんだマイの胸を揉みながら、
乳首に口をつける。
「あっ…くぅ…はぁんん。」
歯と舌を駆使し両方の乳首を勃たせていく。
「マイ、感じてんのか。」
「はぁ・・はぁん・・ああん・・・・。」
せつなげな声で鳴きながら、マイはコクコクと頷く。
胸を責めつつ、マイの秘所を隠している布を剥ぎ取りそこに顔を近づける。
淫液の流れ出るマイの割れ目を舌でなぞる。
「あっん…そこは…ん…やめろ…リュウ…きたな…ふぁあぁぁっあ。」
行為に没頭しているリュウセイにはマイの声は聞こえず、更なる刺激を与えようと舌を膣内に入れていく。
「ひぁ……あっ、あ、あ、あはぁッ……あんッ。」
膣内で暴れる舌の強い刺激にマイは体を仰け反らせる。
とめどなく淫液が溢れ出る蜜壷からリュウセイは顔を離し、ハァハァと荒い息を吐くマイを見つめる。
「そろそろいいか、マイ。」
マイはコクリと頷く。
「いいよ、リュウ。私もリュウとひとつになりたい。」
「痛かったら言えよ。」
ゆっくりとリュウセイは張り詰めた自分自身をマイの膣内へ入れていく。
「っ…ぅうっ!」
破瓜の痛みに、マイは無意識に腕に抱いたリュウセイの背に爪をたてる。
「はぁ………っ、く…(すげぇ、きつい)。」
背中の痛みと、膣内のあまりの締め付けに逝きそうになる自分をこらえる。
「はぁ…んっ…はぁ。」
目尻に少し涙をため、マイは荒く胸を上下させる。
マイの涙をリュウセイは指で拭いながらきいた。
「大丈夫か?」
「うん、だいぶ楽になった。それより、リュウ。」
リュウセイの背にできた傷痕をなでる。
「ごめん、背中に傷をつけてしまって。」
「いいって、気にすんなよ。俺もお前と…その…痛みを感じあえて嬉しいから。」
自分の言葉に照れて顔をそむけるリュウセイにマイは微笑んだ。
ゆっくりと腰を前後に動かす。
「はぁ…んぅん…。」
「まだ、痛むか」
「少しな、けどなんだか…それ…以上に気持ち…いいんだ。」
潤んだ目をマイはリュウセイに向ける。
そんなマイの顔を見て更に自身が昂ぶっていく。
「マイ…、もう抑えれねぇ。」
「ふぁあぁぁ…リュウ…そんな急に…激しくしたら…あっはぁぁ。」
強く激しく腰を打ちつける。そんな強烈な刺激にマイの膣はより一層リュウセイ自身を締める。
お互い絶頂が近いのか、リュウセイは腰の動きの速度をあげ、マイは背中をきつく抱きしめた。
「リュウ…好きだ…リュウ、リュウ……!」
「マイ、俺もお前の事が…好きだ…マイ……!」
互いの名を呼び合い、二人は同時にはてた。

二人はつながったまま余韻に浸っていた。
「少しは不安はなくなったか。」
マイの紅い髪をなでながら聞いた。
「うん…感じていた不安はなくなった。ありがとう、リュウ。」
そういうと子猫のように顔をリュウセイの胸にすり寄せる。
「うんっ!」
リュウセイの胸に顔をうずめていると、下腹部が膨れ上がってきた。
バッと顔を上げると困ったような顔をしたリュウセイがいた。
「悪い、マイ、またしたくなってきた。」
「ちょっ、ちょっとまてリュウ。さっきしたばかりじゃないか。」
マイの言葉を無視して行為を進めていく。
「おい!、ひ…人の…んぁ…話を…はぁぁ…聞…あぐっ、ぁ、くぁあ…っ!」
二人の夜はまだ続きそうだ。

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