レモン×アクセル(12-41)
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srweroparo 2011年12月26日(月) 03:19:54履歴
41 ：レモン×アクセル（Ａ設定）：2005/06/28(火) 20:04:11 ID:tMWGqP4s
レモンは今、眠り続けるアクセルを自室に、洗脳及び看病の名目で、運び込んでいる。
ヴィンデルとレモンが命じた、アクセルによる、ネェル＝アーガマとナデシコ爆破。
及び、ケーン＝ワカバのロンド＝ベルに対する裏切りを勧める工作は失敗に終わった。
ロンド＝ベルが 、大きくなる前に叩く事を目的にした計画であったが、実行段階の大詰めを任されたアクセルがシャドーミラー側を裏切り、さらには、ケーン＝ワカバの離脱の理由を、即座にロンド＝ベルに暴露してしまった。
結局のところ、ケーン＝ワカバはロンド＝ベルを離脱したものの、
その理由が暴露されて、意味がないものになってしまった。
案の定、ケーンの母のアオイは、即座にギガノスの蒼き鷹の異名を持つ、マイヨ＝プラートに奪われてしまい、ケーンも即座にロンド＝ベルに復帰したようだ。
そして、危険なＤＧ細胞と使い捨てのドルチェノフをロンド＝ベルもろとも爆破しようとしたが、それも実行には移せなかった。ジャブローに叩き付ける予定だった、資源衛星ＭＯ−�靴皀蹈鵐鼻瓮戰襪諒牝�隊に抑えられたようだ。
ドルチェノフはともかく、保険の保険として用意した、Ｗ１７まで別働隊に敗れてすごすごと地上に降りてきたときには、さすがにヴィンデルもレモンに対して、いやみのひとつも言ってきた。
ヴィンデルのいやみや愚痴に付き合うつもりはなかったし、はっきり言ってしまえば、たった一人の裏切りですべてが破綻するような計画が完璧なはずはないのだ。
しかし、それを口にするのを、レモンはやめておいた。
己の器量も測れず、混沌とした世界でなお、世界の舵取りができると考えているような、誇大妄想のヴィンデルではあるが、あれでもかなり高いレベルのニュータイプだ。
それも、一年戦争のアムロ＝レイ曹長を遥かに上回っている。
うかつなことを言って、心を読みに来られるようなことは避けねばなるまい。
あれの才能は謀略とロボット同士のドッグファイトで使い果たさせておけばいいのだ。
それでこそ、レモンが望む、ゾクゾクするような破壊と混乱と、野心と謀略が入り乱れる世界が訪れる――
と、ここまで考えたときに、アクセルの言った言葉が響いた
「この世に俺たちのようなものの居場所はない」と――。
自分が求めていたのは、本当にそうだったのか。レモンは自答する、しかし、答えは得られない。
もしも、時空転移したときに、シャドーミラーもゲシュペンスト隊もいないような世界でアクセルと二人きりになれたら、そして、そこで平和で長い時間をすごすことができたら、それでよかったのではないか。
不意に、切なさを伴った思いに駆られると、向こうの世界で開発した対ＮＴ用ジャマーフィールドと音声遮断力場の起動スイッチを押すと、はらりと身にまとっていた衣服を脱ぎ捨て、アクセルの眠るベッドに、レモンはもぐりこんだ。
アクセルはベッドに寝かされる前に、眠ったままの状態で、すべての衣服を脱がされており、ベッドの中はアクセルの温もりとにおいに包まれていた。
レモンは、己とアクセルとを阻むものが何もない中で、更なる温もりとにおいをもとめて、眠り続けるアクセルに絡みつく。
アクセルの足に己の足を絡め、アクセルの太ももが足の付け根でしっとりと蜜をたたえた女の泉に触れたときに、レモンは己の体と心が「きゅん」とわななくのをはっきりと感じた。
――切ない、欲しい、離したくない――まるで、レモンの細胞のすべてが、アクセルを求めているようだ。
元はと言えば、お互いに相手のことを、性欲の「排泄」（解消ですらない）相手でしかなかったはずだ。
レモンにとって見れば、それだけに限れば相手はヴィンデルでもかまわなかったはずだ。
（実行しようと思ったことは一度たりとも無いが）
なりゆきにまかせるままに、体を重ねていた昔と違って、今ははっきりとわかる。
アクセルでなければ、駄目なのだ。もう、離したくない、裏切らないで欲しい。
自分は、ヴィンデルの言うような世界など望んでいないのだ。
ただ、自分の能力と心情を思い切りぶつけられるものが欲しかったのだ。
ならば、やるべきことは決まっている。二度と自分から離れていかないように、アクセルの心を自分色に染めてしまえばいいのだ。
それをするための能力は、自分とアクセルの双方にある。
ニュータイプ能力を利用して、アクセルの心に侵入する。
そして、それが過去に幾人ものニュータイプ能力保持者が陥った過ちであることを、レモンは忘れていた。
アクセルの精神の中を、レモンは深く、深く沈んでいく。
アクセルの精神に触れたときに、以前とは違う感触がレモンを包んでいく。
以前のアクセルであれば、彼がベーオウルフと呼ぶ、ゲシュペンスト隊の隊長に対する憎悪と破壊衝動。
そして、すべてに対する飢えと乾き。虚無に包まれた心。
そういったものが、アクセルの心をあらわす全てだった。
今のアクセルをあらわすとすれば、初夏のさわやかな風が舞う草原だろうか。
今のアクセルが全てにおいて、完全に満たされていると言うわけではないであろうが、安らぎを感じる。
柔らかな緑と抜けるような蒼に包まれた空間に降り立ったときに、レモンは初めて自分を見た。
アクセルと精神と精神を絡めて溺れに溺れるセックスをするときは、大体、白衣を着ていて、その下はボンテージか下着か全裸だ。
しかし、今の自分は、柔らかなサマードレスの裾を微風にはためかせ、大きな麦わら帽子をかぶっている。
強すぎるセックスアピールを誇る乳房と尻の張り出しが無ければ、令嬢とでも言ってもらえるかもしれない。
遠くの方に一人立っている、アクセルの後ろ姿が見える。
そのアクセルに呼びかけようとしたときに、強い風が吹いて、慌ててスカートを抑える。
普段であれば、「見たければ見れば？」と言わんばかりに見せ付けるのにどうかしている。
そう考えていたら、麦わら帽子が風に飛ばされて、アクセルの方に飛んでいった。
「あっ・・・・」
声を上げて手を伸ばすよりも早く、飛び去って言った麦わら帽子は、まるで測ったようにアクセルの元へと飛んでいき、
アクセルはこちらを振り向いて麦わら帽子をキャッチした。
「よう」
そういって振り向いたアクセルの顔は、初めて見るくらいに、険の無くて柔らかな笑顔だった。レモンはそれを嫌いとは思わなかった。むしろ、好きになり始めていた――。
精神の世界では、距離と言うのは意味が無い。
気がついたときには、アクセルは帽子をもって、レモンの隣に立っていた。
座るか？との言葉に、微笑んでレモンがうなずけば、二人は腰を並べて遠くを見ながら、何も言わずにじっとしていた。
「ところで…」
不意にアクセルが口を開く。えっと、アクセルを見るレモンに対し、前を見て色と言うかのようにアクセルの視線は、正面を見ている。
レモンのことは見ていない。
「俺を取り込みたいんだったら、俺の精神に入り込むのではなく、俺の自我をお前が飲み込むようにするべきだったな。向こうの世界のララァ・スンや、こちらの世界にかつて存在したらしい、パプテマス・シロッコのように」
クックとのどを鳴らして、不出来な弟子をからかうかのようなアクセルの口調。こういうところはあまり変わっていないのかもしれない。
レモンがむっとしてなにかを言う前に、アクセルの言葉は続く。
「それと・・・お前って、かわいいんだな。行かないで、なんて泣き叫んで俺にすがりついて。少なくとも、俺の心に飛び込んできたお前の心はそう、みえたぞ。レモン・・・」
名を呼ばれたときに、むっとする思いは消えた。
しかし、おしゃべりな男に、これ以上に一方的に言わせないために、レモンは飛びつくように抱きつくと、その勢いのままに押し倒してキスをした。
「ん・・・む・・・ん、っちゅ・・・ちゅちゅ・・・」
二人は器用に鼻で息をしながら、お互いの唾液を交換し、求め、舌を絡み合わせる。
少なくとも、レモンにとって、もはや言葉は必要ない。
アクセルがいて、自分を見てくれる。ならば、自分はただアクセルを求めるだけだ。
「んん・・・ん・・・ぷはっ・・・・」
アクセルが根負けしたように、自分から口を離す。それを見た、レモンは優越感に浸りながら、馬乗り状態で、アクセルの右手を取ると自分の胸に押し当てた。
「ほら・・・・こんなにどきどきしてる。あなたのせいよ・・・・」
切なさと妖艶さが入り混じった、泣き笑いの表情でレモンはアクセルを見下ろした。
ふに・・ふに・・・とアクセルがレモンの乳房を大切に、大切にそこから何かを育てていくかのように、こねまわす。
「やっぱり、変わったのね・・・いぜんなら、千切れるかって言うぐらいにするのに」
色っぽい吐息を漏らしながら、アクセルの手のひらの上に自分の手のひらを重ねて、アクセルが自分の乳房をもむリズムをともに味わうレモン。
「変わったんじゃない、学んだのさ・・・」
アクセルが以前に使った台詞をまたつかって、レモンの乳房を味わいながら、ドレスの方紐に手を突っ込み、乳房をまろび出させようとする・・・が、その手をレモンがつかんで動きを止める。
「学んだって・・・どこの誰から？少なくとも、私じゃないことは確かよね？」
笑顔でごまかすことも無く、感情の赴くままに膨れた顔をしながら、上からアクセルを見下ろす、レモン。
「どこって・・・その・・・」
アクセルが慌ててごまかそうとするが、お互いの自我が深く絡み合った世界ではそうも行かない。
「そう、ナデシコの操舵手と・・・いったい、どこでそんな時間を作ったのやら。ま、ロンドベルには、あまり、あなた好みのおっぱいさんはいなかったと。」
ねずみを追い詰めるときの猫のような顔をして、妖しく微笑むレモン。アクセルに対しての弱みを握ったと言うところか。
「で、どうなのよ・・・どっちの胸がアクセルは好み？」
アクセルが手にかけていた、ドレスの襟をはだけ、外気に触れた乳房をもみこませる。
「んっふ・・・・え・・・・？きゃぁぅ！？」
アクセルが自分の乳房をもみ、思う存分に形を変えてゆがめてこね回すのを見ながら興奮し、さらに、アクセルを精神的になぶろうかと思っていたが、下からアクセルが跳ね上がると、そのままの勢いで押し返し、レモンを下に敷き倒す。
レモンが抗議をするまもなく、ドレスは上からも下からも捲り上げられて、下だけはいていた下着は足元でくるくると丸められてしまう。
「レモン・・・俺は・・・俺は・・・・！！」
アクセルもまた、自分を求めて寂しがっている・・・すくなくとも、そう感じられるのであれば、これがごまかしであろうと、アクセルの望むがままに、自分の体を差し出した。
レモンは今、眠り続けるアクセルを自室に、洗脳及び看病の名目で、運び込んでいる。
ヴィンデルとレモンが命じた、アクセルによる、ネェル＝アーガマとナデシコ爆破。
及び、ケーン＝ワカバのロンド＝ベルに対する裏切りを勧める工作は失敗に終わった。
ロンド＝ベルが 、大きくなる前に叩く事を目的にした計画であったが、実行段階の大詰めを任されたアクセルがシャドーミラー側を裏切り、さらには、ケーン＝ワカバの離脱の理由を、即座にロンド＝ベルに暴露してしまった。
結局のところ、ケーン＝ワカバはロンド＝ベルを離脱したものの、
その理由が暴露されて、意味がないものになってしまった。
案の定、ケーンの母のアオイは、即座にギガノスの蒼き鷹の異名を持つ、マイヨ＝プラートに奪われてしまい、ケーンも即座にロンド＝ベルに復帰したようだ。
そして、危険なＤＧ細胞と使い捨てのドルチェノフをロンド＝ベルもろとも爆破しようとしたが、それも実行には移せなかった。ジャブローに叩き付ける予定だった、資源衛星ＭＯ−�靴皀蹈鵐鼻瓮戰襪諒牝�隊に抑えられたようだ。
ドルチェノフはともかく、保険の保険として用意した、Ｗ１７まで別働隊に敗れてすごすごと地上に降りてきたときには、さすがにヴィンデルもレモンに対して、いやみのひとつも言ってきた。
ヴィンデルのいやみや愚痴に付き合うつもりはなかったし、はっきり言ってしまえば、たった一人の裏切りですべてが破綻するような計画が完璧なはずはないのだ。
しかし、それを口にするのを、レモンはやめておいた。
己の器量も測れず、混沌とした世界でなお、世界の舵取りができると考えているような、誇大妄想のヴィンデルではあるが、あれでもかなり高いレベルのニュータイプだ。
それも、一年戦争のアムロ＝レイ曹長を遥かに上回っている。
うかつなことを言って、心を読みに来られるようなことは避けねばなるまい。
あれの才能は謀略とロボット同士のドッグファイトで使い果たさせておけばいいのだ。
それでこそ、レモンが望む、ゾクゾクするような破壊と混乱と、野心と謀略が入り乱れる世界が訪れる――
と、ここまで考えたときに、アクセルの言った言葉が響いた
「この世に俺たちのようなものの居場所はない」と――。
自分が求めていたのは、本当にそうだったのか。レモンは自答する、しかし、答えは得られない。
もしも、時空転移したときに、シャドーミラーもゲシュペンスト隊もいないような世界でアクセルと二人きりになれたら、そして、そこで平和で長い時間をすごすことができたら、それでよかったのではないか。
不意に、切なさを伴った思いに駆られると、向こうの世界で開発した対ＮＴ用ジャマーフィールドと音声遮断力場の起動スイッチを押すと、はらりと身にまとっていた衣服を脱ぎ捨て、アクセルの眠るベッドに、レモンはもぐりこんだ。
アクセルはベッドに寝かされる前に、眠ったままの状態で、すべての衣服を脱がされており、ベッドの中はアクセルの温もりとにおいに包まれていた。
レモンは、己とアクセルとを阻むものが何もない中で、更なる温もりとにおいをもとめて、眠り続けるアクセルに絡みつく。
アクセルの足に己の足を絡め、アクセルの太ももが足の付け根でしっとりと蜜をたたえた女の泉に触れたときに、レモンは己の体と心が「きゅん」とわななくのをはっきりと感じた。
――切ない、欲しい、離したくない――まるで、レモンの細胞のすべてが、アクセルを求めているようだ。
元はと言えば、お互いに相手のことを、性欲の「排泄」（解消ですらない）相手でしかなかったはずだ。
レモンにとって見れば、それだけに限れば相手はヴィンデルでもかまわなかったはずだ。
（実行しようと思ったことは一度たりとも無いが）
なりゆきにまかせるままに、体を重ねていた昔と違って、今ははっきりとわかる。
アクセルでなければ、駄目なのだ。もう、離したくない、裏切らないで欲しい。
自分は、ヴィンデルの言うような世界など望んでいないのだ。
ただ、自分の能力と心情を思い切りぶつけられるものが欲しかったのだ。
ならば、やるべきことは決まっている。二度と自分から離れていかないように、アクセルの心を自分色に染めてしまえばいいのだ。
それをするための能力は、自分とアクセルの双方にある。
ニュータイプ能力を利用して、アクセルの心に侵入する。
そして、それが過去に幾人ものニュータイプ能力保持者が陥った過ちであることを、レモンは忘れていた。
アクセルの精神の中を、レモンは深く、深く沈んでいく。
アクセルの精神に触れたときに、以前とは違う感触がレモンを包んでいく。
以前のアクセルであれば、彼がベーオウルフと呼ぶ、ゲシュペンスト隊の隊長に対する憎悪と破壊衝動。
そして、すべてに対する飢えと乾き。虚無に包まれた心。
そういったものが、アクセルの心をあらわす全てだった。
今のアクセルをあらわすとすれば、初夏のさわやかな風が舞う草原だろうか。
今のアクセルが全てにおいて、完全に満たされていると言うわけではないであろうが、安らぎを感じる。
柔らかな緑と抜けるような蒼に包まれた空間に降り立ったときに、レモンは初めて自分を見た。
アクセルと精神と精神を絡めて溺れに溺れるセックスをするときは、大体、白衣を着ていて、その下はボンテージか下着か全裸だ。
しかし、今の自分は、柔らかなサマードレスの裾を微風にはためかせ、大きな麦わら帽子をかぶっている。
強すぎるセックスアピールを誇る乳房と尻の張り出しが無ければ、令嬢とでも言ってもらえるかもしれない。
遠くの方に一人立っている、アクセルの後ろ姿が見える。
そのアクセルに呼びかけようとしたときに、強い風が吹いて、慌ててスカートを抑える。
普段であれば、「見たければ見れば？」と言わんばかりに見せ付けるのにどうかしている。
そう考えていたら、麦わら帽子が風に飛ばされて、アクセルの方に飛んでいった。
「あっ・・・・」
声を上げて手を伸ばすよりも早く、飛び去って言った麦わら帽子は、まるで測ったようにアクセルの元へと飛んでいき、
アクセルはこちらを振り向いて麦わら帽子をキャッチした。
「よう」
そういって振り向いたアクセルの顔は、初めて見るくらいに、険の無くて柔らかな笑顔だった。レモンはそれを嫌いとは思わなかった。むしろ、好きになり始めていた――。
精神の世界では、距離と言うのは意味が無い。
気がついたときには、アクセルは帽子をもって、レモンの隣に立っていた。
座るか？との言葉に、微笑んでレモンがうなずけば、二人は腰を並べて遠くを見ながら、何も言わずにじっとしていた。
「ところで…」
不意にアクセルが口を開く。えっと、アクセルを見るレモンに対し、前を見て色と言うかのようにアクセルの視線は、正面を見ている。
レモンのことは見ていない。
「俺を取り込みたいんだったら、俺の精神に入り込むのではなく、俺の自我をお前が飲み込むようにするべきだったな。向こうの世界のララァ・スンや、こちらの世界にかつて存在したらしい、パプテマス・シロッコのように」
クックとのどを鳴らして、不出来な弟子をからかうかのようなアクセルの口調。こういうところはあまり変わっていないのかもしれない。
レモンがむっとしてなにかを言う前に、アクセルの言葉は続く。
「それと・・・お前って、かわいいんだな。行かないで、なんて泣き叫んで俺にすがりついて。少なくとも、俺の心に飛び込んできたお前の心はそう、みえたぞ。レモン・・・」
名を呼ばれたときに、むっとする思いは消えた。
しかし、おしゃべりな男に、これ以上に一方的に言わせないために、レモンは飛びつくように抱きつくと、その勢いのままに押し倒してキスをした。
「ん・・・む・・・ん、っちゅ・・・ちゅちゅ・・・」
二人は器用に鼻で息をしながら、お互いの唾液を交換し、求め、舌を絡み合わせる。
少なくとも、レモンにとって、もはや言葉は必要ない。
アクセルがいて、自分を見てくれる。ならば、自分はただアクセルを求めるだけだ。
「んん・・・ん・・・ぷはっ・・・・」
アクセルが根負けしたように、自分から口を離す。それを見た、レモンは優越感に浸りながら、馬乗り状態で、アクセルの右手を取ると自分の胸に押し当てた。
「ほら・・・・こんなにどきどきしてる。あなたのせいよ・・・・」
切なさと妖艶さが入り混じった、泣き笑いの表情でレモンはアクセルを見下ろした。
ふに・・ふに・・・とアクセルがレモンの乳房を大切に、大切にそこから何かを育てていくかのように、こねまわす。
「やっぱり、変わったのね・・・いぜんなら、千切れるかって言うぐらいにするのに」
色っぽい吐息を漏らしながら、アクセルの手のひらの上に自分の手のひらを重ねて、アクセルが自分の乳房をもむリズムをともに味わうレモン。
「変わったんじゃない、学んだのさ・・・」
アクセルが以前に使った台詞をまたつかって、レモンの乳房を味わいながら、ドレスの方紐に手を突っ込み、乳房をまろび出させようとする・・・が、その手をレモンがつかんで動きを止める。
「学んだって・・・どこの誰から？少なくとも、私じゃないことは確かよね？」
笑顔でごまかすことも無く、感情の赴くままに膨れた顔をしながら、上からアクセルを見下ろす、レモン。
「どこって・・・その・・・」
アクセルが慌ててごまかそうとするが、お互いの自我が深く絡み合った世界ではそうも行かない。
「そう、ナデシコの操舵手と・・・いったい、どこでそんな時間を作ったのやら。ま、ロンドベルには、あまり、あなた好みのおっぱいさんはいなかったと。」
ねずみを追い詰めるときの猫のような顔をして、妖しく微笑むレモン。アクセルに対しての弱みを握ったと言うところか。
「で、どうなのよ・・・どっちの胸がアクセルは好み？」
アクセルが手にかけていた、ドレスの襟をはだけ、外気に触れた乳房をもみこませる。
「んっふ・・・・え・・・・？きゃぁぅ！？」
アクセルが自分の乳房をもみ、思う存分に形を変えてゆがめてこね回すのを見ながら興奮し、さらに、アクセルを精神的になぶろうかと思っていたが、下からアクセルが跳ね上がると、そのままの勢いで押し返し、レモンを下に敷き倒す。
レモンが抗議をするまもなく、ドレスは上からも下からも捲り上げられて、下だけはいていた下着は足元でくるくると丸められてしまう。
「レモン・・・俺は・・・俺は・・・・！！」
アクセルもまた、自分を求めて寂しがっている・・・すくなくとも、そう感じられるのであれば、これがごまかしであろうと、アクセルの望むがままに、自分の体を差し出した。
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