ヴィレッタは極東支部に配属になった三輪長官と睨み合っていた。
「ならんならん!念動力はバルマーの差し金が持ちこんだ宇宙人の技術!そのようなものを残さずとも、この極東の特機で部隊を編成すればいいのだ!」
三輪長官が烈火のごとくヴィレッタに詰め寄る。
極度の宇宙人排斥派であり、性格も度量が狭く気性の荒いと人としては最低の彼だがその断定形の言葉遣いと傲慢な態度がイージス計画直後には断固たる決断力、指導力に映ったらしくティターンズを失った連邦議会の地球至上主義者に支持され、極東支部司令に着任する事となったのだ。
「ですが、大空魔竜の建造自体は終了しているわけですから、特機部隊計画は在野の特機研究所に緊急時の招集に応じる事を取りつければいいだけです。並列して念動力の研究をするのはなんら問題はないかと思いますが……」
「研究ではない、念動力自体が問題なんだと言っているんだ!ニュータイプといい念動力といい、宇宙人は得体のしれない力を信望しよる!ヴィレッタとか言ったな……貴様、さてはバルマーの残党と繋がっているな!!」
ヴィレッタの秘密を推測してではなく、お得意のの癇癪気味の決め付けだ。
ほとんど妄執の域に達しているのだが、迫力だけはあるので気弱な政治家は騙されてしまうだろう。
もっともこの程度で顔色を変えるヴィレッタではないのだが。
「お疑いでしたら……何か不審な物があるか、お確かめ下さい」
そう言いながら、やおら上着を脱ぎ出すヴィレッタ。
「な、何のつもりが知らぬがこの三輪、女の色香などに惑わされたりはせぬ!」
「盗聴機、暗器の類は持っておりません。宇宙人とお疑いなら角でも探しますか?」
下着姿で、しかし何の恥じらいも見せず整然と見据えながら、ヴィレッタは言い放つ。
「ぐぬぬ……黙れ!自分で自分がスパイと名乗る奴がどこにいる!そうもわざとらしく潔白を主張するのは、逆にやましい所があるからだろうが!」
足元に脱ぎ捨てられた服を調べる三輪だが、特に怪しいものは見つかるどころか
携帯電話や軍正規の自動拳銃すら携帯していないのでいちゃもんもつけられない。
明らかに怒りに打ち震えている三輪の前に悠然とヴィレッタが進み出ると三輪は両胸を掴むといきなりブラジャーを押し下げる。
「ふん、胸の谷間に隠しマイクでも仕込んでいると思ったが…こざかしい!」
「身体を探るのは辞めてください……人権侵害です」
「スパイに人権があるか!証拠が見つかり次第処刑してやる!」
既に興奮し、自分の目的すらも勘違いし始めた三輪はヴィレッタのボディチェックを執拗に続ける。
胸を持ち上げ、ブラを外し、更には乱暴にストッキングを扱い破き、そして下着の上から臀部・秘部をチェックする。ヴァレッタの身体はいつしかうっすら汗がにじみ火照りはじめた。
「こ……これで身の潔白は証明出来ただろう?」
「まだだ……女には最後の隠し場所があるだろうが!マイクロカプセルにいれれば盗聴機だろうが爆弾だろうが仕込める場所がな!」
そういうと三輪は破れたストッキングの間からヴィレッタの下着の中に手を入れ繁みの奥にある肉壷、その入り口を指でまさぐり始めた。指はかすかに湿るクレバスを左右に刺激しながらさ迷い、やがてクリトリスに触れる。
「くっ……んんっ……」
「……ん、ほれみろ!これは何だ!?」
三輪が指先に触れたクリトリスをギュ、と摘むとヴィレッタの身体が激しく跳ねる。
荒っぽい仕打ちにぐぅ、と苦痛の声が漏れるが、同時にピリピリした快感も生まれヴィレッタの膣から愛液を湧き出させる。
「あっ……違う、そ、それは…誰にでもついている……ああんっ!!」
「わしにはついてないぞ?どうした、これは取り外せないのか!?」
「そ、そんなにつまんで引っ張られちゃ…く、い、ああっ!!」
クリを放すと指を2本中にいれ、その襞をかきわけ押し広げる。
「く、上手く隠しているようだが……くそ!」
興奮に任せ、ヴィレッタをつきとばす。
デスクにうつぶせに倒れこむヴィレッタ、ちょうどお尻を三輪に向ける姿になりその破れたストッキングの間には荒っぽく扱われすっかり伸びてしまったパンティとすっかり自身の愛液で濡れ、とろとろになり男性を誘う肉壷が丸見えであった。
「おおっ!……こほん、まあ大体は問題ないようだが」
ベルトを外し、ズボンとトランクスを一緒に足首まで降ろす三輪。
その下では年齢を感じさせない逞しい息子がいきり立っていた。
「奥の方に押しこまれて発見できない可能性は決して否定できないので指ではなくきちんと奥まで届く物で最終確認をさせてもらう事にする!」
「あ……そ、そんな……」
三輪が自身の息子を入り口に押し当てると、粘膜の襞がきゅと張りついて来る。
ヴィレッタの腰を掴み、腰をゆっくり前に突き出していくと中は熱くどろどろで男を奥へ奥へと受け入れるべく蠕動を繰り返して男根を刺激してくる。
「ど、どうだ?何も無いだろう?それともお前の粗末な物では奥まで届かないか?」
「ま、まだだ!もっと奥に隠してあるのかもしれん!」
そのまま押しこんでいくと、やがてほとんど入り切ったと思われるところで先端が何かに触れる。
「あっ!あ、あーっ!そ、そんな!?」
何度か前後してやると、その瞬間ヴィレッタは声を張り上げ、首を振りまわし悶える。
そして内壁は息子の幹をびっちり覆うと、種の存続の本能に従い三輪に強烈な快楽を送りその代償としての精液を搾り出そうと大量に愛液を流し、激しく複雑に蠢く。
「うおおっ!?……そ、その、様子は、奥に、何か隠してるな!?」
「し……知らないっ!あ、ああ!知らないんだ!」
「ではこっちの穴か?とっさにこっちに隠すとは破廉恥な女め!」
溢れる愛液を塗りこめ、乱暴に肛門に指を突きたてるとヴィレッタの声なき悲鳴が空気を震わせる。
三輪がいれた指を動かすと、薄い肉壁を挟んで自分の息子が喜んでいるのを感じ取れた。
「ーーーーー!!」
「く、こっちも違ったか。汚い所をまさぐって外れとはいまいましい。しかしこうもわしの肉棒を追い出すべく締めつけるとは非協力的な……これこそ貴様が何か中に隠している何よりの証拠である!!かくなる上は」
「残るこの奥の空洞が怪しい……しかしこの棒では届かぬからな」
三輪の動きが一段と激しくなる。腰がぶつかるごとに机がギシギシと鳴りヴィレッタの足はその突きの激しさに何度も浮き上がる。
何度もその締まる壷を押し広げ、まとわりつく粘膜のでこぼこにカリ首を続けざまに擦られ身体の中に打ちこまれる杭に叫び悶えるヴィレッタの姿に煽られ、限界を向かえる息子。
「仕方ない……奥の、不審物は、え、液体で、押し流すぞぉ!!」
「く、よ、よせ……あ、ああーっ!?」
一番押しこんだところで、限界を超えた三輪の息子は精液を放ち始める。
ヴィレッタは必死でもがこうとするが、後ろから下半身だけ押し上げられる不自然な姿勢で思うように動きが取れず、むしろそうやって暴れる事で射精している三輪の息子を刺激する。
「お、おお、こ……これは……」
「ああ……す、スパイではないからやめろ……と、いっただろう」
全力を文字通り搾り出した三輪が半分柔らかくなった息子を抜き取るとその入り口からは男女のそれがカクテルされた濃厚な白く濁った液体がごぼ、と流れ出す。
無論、それに怪しげな機械が押し出され出てくる訳などなかった。
三輪がぐったりと尻餅をつくなか、ヴィレッタは突然平然と立ちあがると
戸棚の中を物色しグラスを出し、己の胎内から流れ出す精液を採集する。
「脳味噌はともかく……生殖能力だけは人並以上なのだな。悪くはなかった。」
「き、貴様……一体!?」
「1度も「SEXして欲しい」とは言っていない筈だ、つまりこれは強姦。立場を利用し襲われた……と言っても過言ではあるまいし周囲もそう捉えるだろう。」
「ふん、どこの馬の骨ともしれん女の、そんな身勝手な理屈を聞く奴がどこにいる!?」
「塩基配列……DNA鑑定の結果は嘘をつかないと思います」
さらっと言ってのけるヴィレッタ。
「そ、それがどうした!お前が権力欲しさに擦り寄ってきたとでも言うわ!」
「……あなたはバルマー戦役、そしてイージス計画後に完全平和主義に傾向し過ぎた世界へのアンチテーゼとして旧ティターンズ支持者や軍内部で支持されるようになった。そうですね?」
「そうだ、戦争もできん腰抜け指導者についていく軍人などおらぬわ!」
「だが、それはあなたが基盤を固めつつある今も同じ事。かつてティターンズ壊滅後の混乱した連邦軍であなたがしたように、今のあなたに隙さえあれば台頭しようと目論んでいる人間が何人いるか……」
「ぐぬぬ……」
確かに大空魔竜隊編成直前の今、このタイミングでスキャンダルの材料など持ち出されてはその戦力を欲しがる連中にある事ない事でっちあげられ、足元を掬われるのは目に見えている。
だからこそ、ここで三輪は黙るしかなかった。
「それでは、念動力関連の一切は廃棄、凍結ではなく中断……ならびに宇宙軍の再編に関しても現場の事情に配慮する。で、よろしいな?」

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