「あっ、ご、ゴメン…」
同じく他人の乳房を触るという事をしたことがない統夜、その声に驚き一旦手を離す。
が、何も答えないテニア。
「…」
何も答えないのをいい事に再び乳房に手を伸ばす。
『メルアやカティアの影に隠れて知らなかったけど、テニアのも、凄く大きいよな…』
そんな事を思いながら今度は先ほどよりも強く揉む。
「ァ…ン!!っくぅ…」
痛いのか、それとも何か違う感覚のせいなのか、先ほどよりも大きい声をだすテニア。

そんなテニアの事など気にもかけずに言葉を交わす事も無く、その行為にただ一心不乱となる統夜。
何故こうなったのか、何が原因でこんな事をしているのか、そんな事は彼の頭の中には無く、ただテニアの柔らかさに夢中になっていた。

数分後、統夜の荒い吐息と時折出るテニアの漏れる吐息以外部屋には聞こえなくなっていた。
「……はぁ…んっ!」
「…」
「ト…トーヤ…もう…いいかな…?は、恥ずかしいよ…」
沈黙が続いた部屋で、沈黙を破るテニア。
長い時間乳房を揉まれ続けられたせいか、息は粗く、顔も高揚していた。
「…あ、そ、そうだな…」
その一言で我に返り、テニアの乳房から手をどける。
「…これで…許してくれる…かな?」
再び腕で乳房を隠し、不安そうに尋ねる。
本当はもう、何故ケンカしたかなど覚えていなかった。怒りとかそういう感情は統夜にはもうこれっぽっちも無かった。
しかし…
「…いや?」
少し考えた後そう言って首を振る統夜。
「…えっ…!?」
その答えに、驚きと悲しみが入り混じった表情をするテニア。

その表情、仕草に統夜は今まで感じた事の無い感情が芽生える。
もう、何に対して許しを扱いでいるのか、自分が何をしたか等どうでもよかった。
何で怒っていたのか、何故こんな事になったのか。そんな事は頭の中から消えていた。
ただ、自分に対して健気に尽くしてくれるテニアをもう少し見てみたかった。この自分の中で芽生えるドス黒い欲望に身を任せみたかった。
「そ、そんなぁ!?い、イヤだよトーヤ!!嫌いにならないでよ!!お願いだから…お願い…」
「そうだな…じゃあ次は…」
ベットに座り、悪戯っ子のような笑いを浮かべながら、涙ながら懇願するテニアに向けて次の命令を出してみる。
「これ、満足させて見せてよ?」
そう言ってズボン越しにいきり立つ自分のイチモツを指差す。
「…!!」
「出来ないのか?」
少し強い口調をぶつける
「…!?や、やる!やるから…!!」
そう言って統夜の股間にゆっくりと近づき、四つんばいになるテニア。
ズボン越しに恐る恐る触れて、ゆっくりとチャックを外し、その大き目サイズのイチモツを取り出す。
「…!?と、トーヤ?こ、これ…どうしたら、いいの…かな?」
初めて見るそれをどう扱っていいのか分からないテニアは、それを片手に持ちながら不安そうに統夜に尋ねる。
「そ、そうだな…とりあえず咥えてみてくれ」
昔見たAVの内容を頭の中から必死に搾り出し、記憶の中にある映像と同じ注文をしてみる統夜。
「く、咥え…るの!?」
「ああ」
「うん…はむっ…」
「うあっ!!」
統夜のそれを思い切り咥えてみるテニア。
勢いが良すぎたのか取っ掛かりの部分に歯が当たる。
「ご、ごめん!!」
「い、いや…いいから続けてみてくれ,次は歯を立てないで」
「き、気をつける…はむっ」
そう言って再び統夜のイチモツを咥える。
「んむぅ…んっ…んむっ…」
必死に統夜のそれを満足させるために口を動かすテニア。
「んふっ…むぅ…んむぅっ…」
『…口でやって貰うのが一番気持ちいいとか言ってた奴がいたけど…アイツ、本当は童貞だったんだなぁ…』
昔、何気なく聞いていた同級生の言葉を思い出す。
経験が皆無のテニアのそれは、余り気持ち良いとは言い辛い。
「んっ…むうっ!!…んむぅ…」
が、ぎこちないなりに一生懸命奉仕するテニアの姿は、それを補う程魅力的な姿だった。
そして、必死に奉仕しているその健気な姿に、統夜は少し悪戯してみたくなった。
「んぅ…んふぅ…んむぅっ!?」
「いいから続けてくれよ。歯は立てるじゃない」
統夜は足でズボン越しにテニアの秘所に触れる。
ズボン越しに触れるそれはとても柔らかかった。
「んっ…!!ンクッ!!…んぐぅ…」
テニアの秘所を足で巧みに弄る統夜。
痛いのか、それとも感じているのか。統夜の足の動きに反応し、口の中の動きが様様に変わっていく。
「ッぷぁ!!ト、トーヤ!!そ、その足止めて…!?し、集中できな…ァウッ」
耐え切れなくなったテニアがイチモツから口を離す。
そんなテニアの様子を見ても、統夜は足の動きを止めなかった。
「ンッ!!んアッ!!や、やめ…あぅっ!!…へ…変に…アッ!!ぅくっ!!ぁぁ!!」
その場に座り込み、統夜の足をとめようと抑えつけるテニア。
そんな様子を構わずに、足を揺らすスピードを速める統夜。
「だ、だめ…!!あっ…ああっ!!ああああっ!!いや…いやぁ!!…あああっ!?…あああああっ────!?」
テニアの体が一回大きく揺れ、一瞬硬直する。
そして、体を丸くしてその場に倒れこむ。
今まで実経験が無い統夜でも、テニアが達したと言う事は分かった。
「ハァ…ハァ…ひっく…ハァ…ハァ…」
「テニアって変態だったんだな?足でイクなんてさ…?」
「ウウッ…ハァ…酷い事…ハァ…言わないで……」
足で達してしまった恥かしさか、それとも達した余韻に浸っているのか、テニアの口調は途絶え途絶えであった。
「で、俺のこれはまだ全然満足していないんだけどさ?」
そういう状態であるのを知っていてあえてそういう質問をする統夜。
「…!?だ…だって…ハァ…ハァ…それは…ハァ…トーヤが…ハァ…止めないから…」
「足でこんな状態になるなんて思ってもいなかったから」
「ううっ…ヒック…」
「だから…」
逝き絶え絶えで動けないテニアを押し倒し、彼女のズボンに手をかける。
「…ひゃう!!!」
テニアのズボンをゆっくりと下げる。
「うう〜…は、はずかしいよぅ…」
次に秘所の部分がぐっしょりと白いパンツをゆっくりと下にずらす。
先ほどの余韻が残る、ピンク色のテニアのそれがあらわとなる。
「ここを使う、いいだろ?」
滑りがあるそこをそっと指でなぞりる。
その問いに対してテニアは、何も言わずに高揚した顔を目線を合わせないように横にする。
「返事をしないなら勝手にいくぞ?」
自分のイチモツをテニアのそれにあてがう。
「と、トーヤ…う、うん…分か…ッうァっ!!」
テニアの返事を待たずに統夜のそれは彼女の中へと一気に入り込もうとする。
ブチッ、と何かが破れた感がイチモツを通して感じられた。
「ひああっ!!ぐッ!!いた…い…ああああああ!!」
一筋の鮮血がそこから流れる。今まで男を入れたことが無いという証だ。
「ああっ!!!くぁ…ああ!!ぅああ!!」
そんな事は構わず、テニアを感じるために何も言わずに一心不乱に腰を振る統夜。
「ううっ!ああっ!!やぁあっ!!」
お腹の中を太い棒で乱暴にかき混ぜてられているような激痛。
中身が出てきそうに成る異物感。
「くうぁ…!!はぅ!!ああっ!!あああああ!!」
そして、痛みとともにやって来る狂ってしまいそうになる激しい快感。
「んあっ!あぅぅっ!!トーヤ!!ああああっ!!」
その痛みと快感にに必死に耐えるテニア。
「ああっ!!ああああああっ!!トーヤ、トーヤァあ!!」
全ては統夜に嫌われないが為に
「トーヤ!トーヤぁ!私…の事…ああああっ!!」
その姿は、とてもいとおしく、そして、とても官能的であった。
「…テニア、イクぞ?」
統夜の動きがさらに速くなる。
「ああっ!トーヤ!トーヤ!!私の事…私の事…!!」
何も聞こえないのか、統夜の名前を呼びつつけるテニ
「うっ!で、出る!!」
2,3回激しく動いた後、統夜は腰を深く打ち付けた。
「ああっ!……くぅ────……」
中で、統夜のそれが震え、統夜の液体が、テニアの中へと大量に染み込んでいく。
「ハァ…ハァ・・・ハァ…テニア…」
「ハァ…ハァ…トーヤ…熱い……」
行為の余韻に浸りながら、お互いの名を呼び重なりあう二人──





「──ねえトーヤ…私の事…」
まだ余韻が残っている、虚ろな表情のまま耳元でテニアがささやく。
「ん…?」
「私の事…嫌いにならないでね…?」
そこで事の経緯を思い出した。
何気ない口ゲンカをしてて、自分の何気ない一言がテニアを傷つけ不安にさせて。
そして、自分に嫌われない為に必死になって…
「…嫌いになるわけ…無いだろ…」
こんなに自分の事を頼っている、自分の為なら何をされても構わないような女の子を嫌いになれる筈がない。
むしろ、本来ならば自分が嫌われてもいい筈なのに。
「もう、他人なんていわないから…」
テニアの手をそっと握り締める。
「あっ…トーヤ…」
「…これからも…ずっと、パートナーだからな…テニア…」
そう言った後、テニアの唇に軽いキスをする。
「トーヤ…トーヤ!!トーヤ!!嬉しいよ!トーヤ!!」
一旦唇を離し、濃厚な口づけをする統夜。
濃厚な、それでいて甘美な口づけ──


──数日後
「くそぉ!やられた!!テニア!俺のギョーザ!殆ど食べただろう!!」
「へへーん!油断しているトーヤが悪いんだ!!」
ナデシコ内に響き渡る統夜とテニアの痴話ゲンカ。
「まあまあ統夜、ギョーザ位なら俺が又作ってあげるからさ?そんなに怒らないであげなよ?」
「いいやアキト!!コイツは甘やかしていちゃダメだ!怒る時はちゃんと怒らないといけないんだ!!」
「べーだ!トーヤのケチンボー!!」
怒っている統夜を尻目にアキトの後ろに隠れているテニア。
その横へとツカツカと歩く統夜。
そしてテニアの耳元アキトには聞こえないような声で囁く。
『今夜、覚えて置けよ』
その囁きにテニアは顔を真っ赤にして後ろにさがる。
「ず、ずるいよトーヤ!こ、こんな所でそんな事を!!は、恥ずかしい!!」
「それが嫌ならちゃんと反省しろよ?」
「う、うう…ご、ごめんなさい…」
素直に謝るテニア。
「ん!宜しい!」
「へ…?へ?な、何?どうしたんだいきなり?」
急に態度が変わり、何がなんだかサッパリ分からないアキトは統夜に尋ねる。
「え、えっとね…そ、その…トーヤとはパートナーだから!!ち、ちょっとアキトさんには分からないかな〜?」
うろたえた様子でそれに答えるテニア。
「ああ、これからもパートナーだからな!」

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