真 | 源氏の源義経と平家の平教経、2人のライバル関係に焦点を当てた新大河歴史ドラマ「源平舞う」! |
紗代子 | ついに放送開始ですっ!高視聴率を祈って、いざ義経八艘飛び…って、私もですか!? |
昴 | 船から船へジャンプして渡って、ガンガン戦う、あのシ-ンか!でも今日の船…ゴムボ-トじゃん! |
真 | わ!ちょ、ちょっと難しいな…!紗代子、良かったらサポ-トするからタイミングを合わせて跳ばない? |
紗代子 | い、いえ!私、ひとりでやります!このくらいの距離…えいっ!あ、あれっ?きゃ〜っ!! |
真 | 特別時代劇、武蔵と小次郎か。セリフは「小次郎敗れたり」から…って昴!早い、まだ早いってば! |
昴 | 先手必勝!行くぜ武蔵っ!おりゃおりゃおりゃ〜っ!必殺、ちゃぶ台返しぃっ! |
紗代子 | す、昴ちゃん!ここ巌流島で、武蔵と決闘した小次郎の技は、ツバメ返しだよ!ちゃぶ台って…! |
昴 | へへ、アドリブアドリブぅっ!ツバメ返してどうするんだよ、ちゃぶ台のほうがスゴいって! |
紗代子 | そ、そういう意味じゃなくて…!ちょっともう!お願いだから、台本通りにしようよーっ! |
昴 | エライヤッチャエライヤッチャヨイヨイヨイヨイ!へへっ、こんな感じだろ!?面白いじゃん、阿波ダンス! |
真 | お、踊りは面白いけど…。どうして男踊りなのさ!?昴もそう思うよね、ねえっ!? |
昴 | え〜?オレはいいけどな。着物はヒラヒラうっとおしいし、踊るのに邪魔にならない? |
可憐 | わ、私はちょっと…これ、足がほとんど出ちゃってて…。は、恥ずかしいです〜…。 |
真 | 下は短パンみたいなものだから、心配ないよ!…けどプロデュ-サ-、次は絶対、浴衣にしてくださいね! |
海美 | ふたりは子どもの頃、昆虫採集とかした?カブトムシを捕まえたり、セミを追いかけたり! |
昴 | もちろん!昆虫採集は、夏休みの楽しみのひとつだからな♪ |
美也 | 私は、セミやカブトムシは捕まえたことありませんが、トンボを捕まえるのは得意ですよ〜。 |
美也 | プロデュ-サ-さん、トンボ役をお願いしますね〜。こうして、じーっと見つめて…。 |
美也 | ゆっくりと指を回すんです、くるくる、くるくる〜。 |
海美 | …わわっ、プロデュ-サ-が倒れた!?すごいすごーいっ!!美也ちゃん、魔法使いみたいだね! |
美也 | いえいえ〜。魔法ではなく、トンボ使いですよ〜。ふふふ♪ |
昴 | 紗代子は小学生の頃、夏休みの宿題の自由研究ってどんなことをやってたんだ? |
紗代子 | 調査、かな。家の近所の公園にはどんな花が咲いてたか、とか。昴ちゃんは? |
昴 | オレ?アサガオの観察日記!兄ちゃんと色違いのアサガオを育ててたっけ。花が咲くとうれしいよな〜♪ |
紗代子 | へぇ!昴ちゃんが植物を育ててたなんて、ちょっぴり意外かも。美也さんは? |
美也 | 私ですか?私も、観察日記をつけてました〜。 |
昴 | お、一緒かぁ!何を育ててたの?野菜? |
美也 | いえ、育ててません〜。家族を観察して、日記につけていました〜。 |
昴 | か、家族、って…すっげー!美也ってやっぱ、オレなんかとは次元が違うぜ…! |
美也 | キャラバン、お疲れさまでした〜♪ジュリアちゃんと昴ちゃんに、シカさん耳のカチュ-シャをプレゼントです〜。 |
昴 | サンキュ、美也♪…あはは!ジュリア、すっげー似合ってる!ははっ、岡山で見た、鋭い目のシカにそっくりだ! |
ジュリア | まーたバカ昴は…!そんなほめかたされてもうれしくないっての…。 |
美也 | プロデュ-サ-さんには、カツオ頭のカチュ-シャをプレゼントです〜。どうぞ〜。 |
ジュリア | カツオって…あはは、なんだよそれ!いや…似合ってるよ。それつけたまま事務所に戻ろうぜ。くくっ…! |