広島県にあった銀行。県北初の近代的銀行であった。
明治30年2月、地元からの要望に応え、資本金3万円、
払込資本金?7500円で設立。本店は三次町843番であった。
設立時の役員は
頭取 | 島津源三郎 | 三次町 |
取締役 | 和田万右衛門 | 原村→十日市町 |
同 | 熊己良太郎 | 八次村 |
同 | 三上源六郎 | 三次町 |
監査役 | 日野洋曹 | 甲立村 |
同 | 中村修一 | 布野村 |
であった。いずれも当時その地域を代表する大地主であった。
順調に業績を伸ばしていたが、
大正9年4月の
金融恐慌?で、中小銀行での経営は難しいと判断し、同行を含めた7銀行で合併、同年10月に資本金1500万円で
芸備銀行が設立された。