人物 - This War Of Mine JP Wiki - Seesaa Wiki（ウィキ）

主人公達の能力や、彼らの物語のページ

登場人物

バニラ版

名前	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
アントン Anton	熟練の数学者ネズミ捕りにかかる時間を短縮できる。（通常1～4日かかるがアントンが仕掛けた場合1～3日になる）移動が遅い。	8	禁酒	-	苦手(C)	苦手(C)		低い
アリカ Arica	こっそり静かに動く移動時・道具使用時やスカベンジの音が小さく、窃盗や暗殺がしやすい。	10	喫煙者	弾ける	得意(A)	得意(A)	とても低い	低い
ボリス Boris	遅くても、強いインベントリの容量が大きく、移動が一番遅く、体力が全人物中最高。戦闘力は高いがメンタルは弱い。	17	喫煙者	-	得意(A)	少し得意(B+)	とても高い	有り
ブルノ Bruno	料理人少ない材料で調理、製薬、醸造できる。	10	喫煙者	-	普通(B)	普通(B)		低い
クヴェタ Cveta	子供大好き来訪者イベントで全体の士気を大きく上下させる。戦闘・防衛能力は一番低い。	8	-	-	とても苦手(D)	苦手(C)	とても高い	有り
エミリア Emilia	有能な弁護士味方全体の士気低下率が下がる。	10	コーヒー愛飲者	-	普通(B)	苦手(C)	とても低い	低い
カティナ Katia	商売上手取引時、所持アイテムの価値が20%増加する。	12	コーヒー愛飲者	弾ける(+1)	苦手(C)	苦手(C)	とても高い	有り
マリーン Marin	便利屋クラフトや設備のアップグレードに必要な資材が20%少なくなる。	10	コーヒー愛飲者	-	普通(B)	普通(B)		低い
マルコ Marko	集めることが得意インベントリ容量が大きい。	15	-	-	普通(B)	普通(B)	低い	有り
パヴェル Pavle	疾いランナー早く走れる。怪我や病気、疲労状態でも移動速度が落ちにくく探索に向いている。	12	-	弾ける	普通(B)	普通(B)		有り
ロマン Roman	実戦を知る男戦闘能力が最も高い。悲しい以下の状態で朝を迎えた場合、他のサバイバーに暴力を振るったり、勝手に酒を飲み酔っぱらっているイベントが発生する可能性がある。	10	喫煙者	弾ける(+1)	とても得意(S)	とても得意(S)	とても低い	低い
ゾルタ Zlata	ムードメーカー味方全体の士気回復力が上がる。	12	-	弾ける(+2)	苦手(C)	苦手(C)		有り
リヴィア Livia	料理人走れない。探索に行けない。失踪しやすい? 少ない材料で調理、製薬、醸造できる。 Final Cut アップデートで追加。	8	妊娠	-	-	苦手(C)

The Little Ones DLC

名前	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
クリスト Christo	疲れが早くとれる。	12	禁酒	-	普通(B)	とても得意(S)		有り
ヘンリク Henric	タバコを同じ量の材料で他の生存者より1.5倍作成できる。他の喫煙者よりも一日に一本多くタバコを吸う。移動が遅い。	10	喫煙者	-	普通(B)	少し得意(B+)		有り
イリナ Irina	より少ない資源で野菜を育てることができる。	10	-	-	苦手(C)	苦手(C)		低い
イスクラ Iskra	子供							高い
イバノ Ivano								高い
ミシャ Misha								高い
カリナ Kalina								高い
セルゲイ Sergei								高い
リディア Lydia								高い

Stories - Father's Promise (ep.1) DLC

名前	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
アダム Adam		15	コーヒー愛飲者
アメリア Amelia		-	-

Stories - The Last Broadcast (ep.2) DLC

名前	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
エズマ Esma		12	-
マリク Malik		8	-

Stories - Fading Embers (ep.3) DLC

名前	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
アニヤ Anja		11	禁酒
ルーベン Ruben		8	-
ゾラン Zoran		7	-

エディットキャラクター

バージョン1.3.1から追加されたエディットキャラ

職業	特徴	所持容量	弱点	ギター	近接戦闘	防衛	殺人や窃盗への懸念	励まし適正
保険外交員 Insurance Agent	取引時、所持アイテムの価値が8%増加する。	12		弾けない	とても苦手(D)	苦手(C)	とても低い	低い
心理学者 Psychologist	うつ病への抵抗力がある。説得時、仲間の士気回復力が上がる。(ゾルタと同じ?)	12		弾けない	普通(B)	普通(B)	低い	有り
写真家 Photographer	スカベンジ先でイベントをこなさないと見つからないアイテムをイベントなしで見つけることが出来る。(例えば冷蔵庫の裏にあるもの)	12			普通(B)	普通(B)	低い	有り
コンピューター技術者 Computer Specialist	電化製品(温度計、加熱ランプ、ミキサー)を同じコストで2個作ることができる	12		弾けない	苦手(C)	苦手(C)		低い
警察官 Police Officer	(ロマンよりも)銃の照準速度が速い。高い戦闘技能を持つ。	12		弾けない	普通(B)	かなり得意(A+)		低い
薬剤師 Pharmacist	ハーブの飲み薬と飲み薬を少ない材料で作れる。	12		弾けない	普通(B)	普通(B)		低い
木こり Forester	斧で家具を破壊するのが早く、木材と燃料を多く得られる。(約1.5倍)	12		弾けない	普通(B)	少し得意(B+)	低い	有り

能力の詳細

※注意　大量のネタバレ情報が含まれています。

弱点について

近接戦闘について

近接戦闘の評価は各武器でのアサシンキル（物陰からの不意打ち）、バックスタブ（背後からの不意打ち）をした時のダメージから算出している。
攻撃対象は駐屯地の兵士と、廃墟の邸宅の兵士（全員軍用ベスト装備）で、この敵よりも体力の高い敵は殆ど存在しないので実用に足るデータだと思われる。（例外はホテルの強盗、最上階の見張り）
武器の威力は
素手＜バール＜ショベル≦ナイフ＜斧
となっている。ナイフとショベルの威力の差は僅かしかなく、ナイフで暗殺できる敵はショベルでも暗殺可能なので、どちらの武器を使用しても良い。
各サバイバーの近接戦闘評価をＳ，Ａ～Ｄの5段階に分けて評価すると以下のようになる。
Ｓ：ロマン　
Ａ：アリカ、ボリス
Ｂ：ブルノ、エミリア、マリーン、マルコ、パヴェル、クリスト、ヘンリク、心理学者、写真家、警察官、薬剤師、木こり
Ｃ：アントン、カティナ、ゾルタ、イリーナ、コンピューター技術者
Ｄ：クヴェタ、保険外交員
〇は一撃撃破が可能　瀕死は相手が無抵抗の状態になり、攻撃して来なくなる。

ちなみに兵士や一般市民などの相手側にも近接戦闘の強さの設定が存在し、攻撃力も少し異なる。
戦闘能力がＢ以上とＣ以下で攻撃、反撃時のモーションが異なるので判別はしやすい。（Ｃ以下は戦闘に不慣れな動きをしている。）
相手の戦闘能力が高いほど接近戦で攻撃した時に反撃される可能性が高い為、戦闘能力の低いサバイバーはなるべく銃でトドメを刺すか、アサシンキルで確殺する方が手痛い反撃を受けずに済む。

アサシンキル(右が軍用ベストあり）

戦闘評価

素手

バール

ショベル

ナイフ

斧

戦闘評価

素手

バール

ショベル

ナイフ

斧

〇

5割

〇

3割

〇

5割未満

6割

〇

3割程度

5割程度

〇

5割未満

5割

瀕死

3割程度

4割

5割

6割

バックスタブ(右が軍用ベストあり）

戦闘評価	素手	バール	ショベル	ナイフ	斧	戦闘評価	バール	ショベル	ナイフ	斧
S	5割	〇	〇	〇	〇	S	〇	〇	〇	〇
A	5割未満	6割	〇	〇	〇	A	4割	〇	〇	〇
B	5割未満	6割	瀕死	瀕死	瀕死	B	4割	5~6割	6割	6割
C	4割	6割	7割	7割	瀕死	C	4割	5~6割	5~6割	6割
D	4割	5~6割	7割	7割	瀕死	D	3割	4割	5割	5~6割

励まし適正について

防衛について

生存者の物語

※注意　ストーリーのネタバレ

オープニング

終戦まで生存した場合の戦後のエピソードは３種類(良い～悪い)に分かれている。　殺人の有無、盗みの回数、防衛の失敗等、キャラ別に士気の上下、及びその期間によって分岐する模様。(要検証)

アントン Anton	アントン
	登場
	こんにちは。アントンといいます。急に来てしまってもうしわけない…。見てわかるように、もう若くなくて、はっきり言って、一人でこの戦争を生き残れるとは思えないんですよ。一緒に居させてもらえませんか？その分、しっかり働きますから！
	戦後
	戦争はアントンの性格に大きな影響を与えてしまったが、再び教壇に立つ決意をした。年齢のせいでフィールズ賞はもう取れないが、それでも、アーベル賞をとれるぐらいの名声を持っている。
	アントンは生き延びることができたが、戦争の恐怖は生涯にわたって苦しめた。二度と、学問を追及したり、誰かと感情を共有しようとする気にはなれなかった。

	ボート
	差し迫った脅威をくぐり抜け、アントンは戦いの終わりを見届けることができた。戦争の記憶は彼の心に深い傷跡を残したが、新たなる決意とともに教壇に戻った。彼はフィールズ賞を取るには年を取りすぎていたが、それと同様に権威のあるアーベル賞の候補となっている。
	失踪
	ある夜、アントンはちょうどいいタイミングに、玄関から気が付かれずに出て行った。その後、どうなったかはわからない。
	自殺

	死亡
	アントンが賞を貰うことは絶対にない。教え子たちの犠牲にもかかわらず、生き延びることはできなかった。証明できたはずの定理も、教え導けたはずの生徒も、あり得ない事となってしまった。
	死体
	有名な数学者だったかもしれないが、俺に("彼に"の誤植)とって、良い仲間出会ったことに変わりはない。。死んでしまったことが残念で仕方がない。
アリカ Arica	登場
	こんにちは、調子はどう？良いところね、ここ。どこか寝られるところを探しているの。砲撃されるまでは、大きなマンションに住んでいたの。こうしてましょう。あなたは私をここにいさせる、そして、私はあなたたちをを助ける。私、猫のように静かに動けるのよ。
	戦後
	戦争のあと、アリカは父のために葬式をあげた。父の写真は残している。今まで見たきた恐怖にも関わらず、家庭を持つようになり、父よりもずっと良い親になろうと頑張っている。
	アリカは戦争を生き延びたが、人間不信は続いた。戦争中に見たきた恐怖の光景のせいで、友達をみつけるのも困難だった。アリカは家庭を持つことも怖くてできず、良い親になれるとも思えなかった。
	戦争は生き延びたが、アリカに普通の生活に戻ることは難しかった。誰も信じず、信じるのも頼るのも自分だけだった。現在、彼女は夜盗の罪で収監されている。
	ボート
	ポゴレンを離れて戦争を待ち過ごした後、アリカは父親のためにささやかな葬儀を行い、その写真を保管した。目撃した様々な恐怖にも関わらず彼女は新たな家族に恵まれ、父親よりも良い親になろうと努めた。
	失踪
	アリカは一言も言わず、シェルターを後にした。その後、若年者のギャングのリーダーとして表舞台に出てきた。
	自殺

	死亡
	アリカは強靭な女の子だったが、死んでしまった。ゲットーのようなところで生きる辛い時代を戦争の恐怖と比べることはできんだいだろう("できないだろう"の誤植)。彼女が生き延びていたら、どうなっただろうか？誰も知る余地はない。
	死体
	アリカは猫のように静かにだと言っていた。狐だった気もするが。ともかく、どうやらそれだけでは、生き残れなかったようだ。
ボリス Boris	登場

	戦後
	ボリスは戦争に投げつけられたもの全てに打ち勝ち、自分の勇気と力強さを他の人の生活を再建するために使った。アナの犠牲とルカの運命は最期まで彼を支えた。
	ボリスは戦争が終結するのを見届け、生活を元通り送れるようにしようとしたが、大体、上手くいかなかった。息子と彼女の運命の記憶が最期まで取り憑かれていた。
	ボリスは戦争を生き延びる過程で他の人を、やたら嫌悪するようになり、数年間の間、無駄にアナを撃った狙撃手を探すことに費やした。ボリスは酔って、アナを殺したと責めた男との喧嘩の際におった怪我で死んでしまった。
	ボート
	ボートから降りたボリスは、強靭な精神力で戦争の恐怖を振り払い、人々が生活を取り戻すのを助けた。その後の彼を支えたものは、アナの犠牲やルカの信仰の記憶だった。
	失踪
	ボリスはある夜、跡も残さずいなくなった。戦争が終わったあと、数年たったとき、肝不全で亡くなった。
	自殺
	ボリスは彼女と息子の記憶に取り憑かれ、耐え切れず、自分で命を断った。もしかしたら、再び一緒にいるのかもしれない。
	死亡
	あまり驚くことでもないが、ルカはボリスを自由にした。生きたままいられるほど、彼は強くもなかった。あの世で息子と一緒にいるだろう。
	死体
	気の毒にボリス…本当に悲しい男だった。それでよかったのかもしれないが、それでも、彼を忘れることはできない。
ブルノ Bruno	登場
	正直に言うと、この狂気の沙汰が終わるまで居させてもらえる場所を探してる。戦争の前、俺はシェフだった。テレビ番組も一本持っていた。今は一文無しのホームレスだ。もしも、入れてもらえるなら、全員分の食事を作ることができる。
	戦後
	停戦のあと、ブルノは友達を探しに行った。彼女の住んでるあたりは激しい戦闘が行われ、家々は廃墟と化していた。ただ、彼女の非難("避難"の誤植)した地下室はなんとか持ちこたえたようだ。過酷な状況を生き延びることになったのにも関わらず、ブルノとの再開を喜んだ。以降も友達関係は続いた。
	停戦のあと、ブルノは友達を探しに行った。彼女の住んでいた辺りは激しい戦闘が行われ、家々は廃墟と化していた。ただ、彼女の非難(同上)した地下室はなんとか持ちこたえたようだ。ネズミを食べ、そして、ガラクタの中から食料を見つけることで、彼女はどうにか生き延びた。ブルノは彼女の境遇に責任を感じた。生涯、ブルノが自分自身を許すことは無かった。

	ボート
	ブルノはポゴレンを離れて戦争の終結を待ち、その後友人を探しに出た。かつての居住区は廃墟となっていたが、崩壊を何とか免れた地下室を見つけ、そこを避難所とした。苦難にも関わらず彼女は生き残ることができ、ブルノとの再会を喜んだ。彼らは今日まで、友人のままでいる。
	失踪
	ブルノはある夜、シェルターを出て行った。友達のところに行こうとしていたが、包囲網から出ようとしていた時に射殺された。
	自殺
	全ての希望を失い、ブルノは首を吊った最後に思ったのはあの友達のことだった。そして、何をどうすればよかったのか、ということだった。
	死亡
	果敢に運命と闘ったが、ブルノは結局、戦争を生き延びることはなかった。友人の安否も不明のままである。
	死体
	ブルノは最高に優しい人では無かったかもしれない、でも、一緒にやっていた。今、彼は死んでしまった…
クヴェタ Cveta	登場
	扉をあけてくれてありがとう。最近は、疑心暗鬼になっている人が多くて。私はクヴェタ、以前は小学校で校長先生をしていました。多分、どうしてここに私が訪れたのか疑問に思ってらっしゃるかもしれないけど…。そうね、正直にいうと、一人でこの恐ろしい状況で、一人でいたく無いの。一緒にいさせてもらえないかしら？子供がいるようだったら、面倒を見ることができるわ。
	戦後
	戦争も、クヴェタから電話をかけてきた人々への感謝の気持ちを消すことはできなかった。そして、ある日、金曜日の電話と、同じ声を持った人が訪ねてきた。母校でしっかりと脱出がなされたことを確認しようとした、卒業した児童だった。
	学校に子供たちが戻りはじめ、クヴェタも馴染み親しいあの日常に復帰しだし、生きることの意味を、また見出し始めた。ただ、あの時の児童の恐怖した様子を忘れることはできなかった。そして悪夢にうなされ続けた。
	クヴェタは生き延びることができたが、情熱は失ってしまった。幻滅と苦い記憶のせいで、教職に戻ることはせず、一般社会からも姿を消した。障害者住宅で決して豊かではない生活をしている。
	ボート
	クヴェタを突き動かした使命感という炎は、いかなる困難によっても消えることはなかった。彼女は戦争の終結後に職務に戻り、かつての生徒の訪問を受けた - あの金曜日、学校から全員非難したことを確認するため、必死に電話をしてきた彼の訪問を。
	失踪
	クヴェタは静かに、一言も残さず、シェルターを出て行った。戦争を生き延びることはできたが、彼女が教職に戻ることはなかった。
	自殺

	死亡
	戦争で生き残ることができたら、児童たちの投げかける、難しい質問にクヴェタはどれだけ答えることができただろうか？子供たちは自分で答えを見つけなければいけなくなってしまった。
	死体
	クヴェタは子供たちに戦争の記憶と共に、生きていくことができるようにするような、良い先生なのかどうかも、もう見極めることもできない。
エミリア Emilia	登場
	急に押しかけてしまって、申し訳ありません…。これを聞くのはとても恥ずかしいのですが…もしよかったら、一緒にいさせてもらえませんか？家には帰れません。法律事務所のほうにいようと思ったのですが、あの地域は最近、とても危険になってしまったんです…。どこにも行くところが無いんです…
	戦後
	戦後、エミリアはポゴレンの検察官になった。彼女は持ち前の法律の知識を戦争犯罪者を裁くことに使った。家族を殺した犯人を見つけることは生涯できなかったが、心の奥で、犯人たちがそれ相応の目にあっていればと願っている。
	エミリアは戦争のあと、事を忘れるためにアメリカへと渡り、法律事務所に入った。収入は高く、彼女の父が生きていたら誇りに思うことだろう。だが、夜中に悪夢で目が覚めることに悩まされていて、男性に対し、強い嫌悪を抱くようになってしまった。
	エミリアは戦争を生き延びたが、深い傷を負った。心的外傷後ストレス精神障害と診断され、男性に対する不安と嫌悪感を抱くようになった。個人で法律事務所を設立したが、上手くいっているとは、必ずしも言えないようだ。
	ボート
	ボートが安全な海岸に到着すると、エミリアは次なる戦争を防ぐため全力を捧げることを決意した。停戦後、ポゴレンで検察官となり、法律の専門知識を活かして戦犯の裁判にあたった。家族の殺人者を見つけることはできなかったが、その者に因果応報が訪れることを心のどこかで願っている。
	失踪
	ある夜、エミリアは誰に知られることもなく、外に出て行った。良くある話ではないだろうが、戦争の数年後から外国の法人顧問弁護士になっていた。
	自殺

	死亡
	エミリアはこの破滅的な戦争の、沢山の犠牲者の一人となった。彼女が若くて、お金持ちだということは、戦争に関係しなかった。誰に対しても戦争は平等なのだ。
	死体
	エミリアは優秀な弁護士だったかもしれないが、どうにもならなかった。戦争は誰も差別しない。平等に振りかかる(降りかかるの誤植)。
カティナ Katia	登場
	こんにちは、カティナという者です。地獄が始まる前はリポーターをやってました。報道番組で第一報をいれて、社会的に重要な人と会ったり、いろいろな場所に行ったりしました。今となっては、家族の居場所さえわかりません。みんなの無事を願うばかりです。ここに、闘いが終わるまで一緒にいさせてもらえませんか？
	戦後
	カティナはポゴレンを去った後、連絡先を頼りに海外の難民キャンプで両親を探し出した。戦争の後、彼女は両親と共に街に戻り、かつての家の再建を助けた。彼女が戦争日記を出版すると、それはたちまちベストセラーとなり、戦時中の民間人の運命が広く注目されるようになった。
	カティナは人脈を使って、外国の難民キャンプで両親を見つけることができた。彼女は街に戻ったが、両親は拒否したので、再び離ればなれになってしまった。数年して、両親は死に、そこでようやくカティナは自身の戦争体験を出版することに決めた。
	カティナは両親が外国のキャンプにいることを突き止めたが、もう二人はカティナの知る二人ではなかった。二人は外国に残り、過去を忘れようと苦しんでいる。カティナは自分のノートをすべて燃やし、二度と戦争について書くことはなかった。
	ボート
	カティナはポゴレンを去った後、連絡先を頼りに海外の難民キャンプで両親を探し出した。戦争の後、彼女は両親と共に街に戻り、かつての家の再建を助けた。日記を出版すると、それはたちまちベストセラーとなり、戦時中の民間人の運命が広く注目されるようになった。
	失踪
	ある夜、カティナはシェルターを出て行った。日記を置いて。この日記は悲しみにうちひしがれた、彼女の両親に渡され、数年後、出版された。
	自殺

	死亡
	カティナが両親を見つけることはなかったが、両親はカティナの墓とその脇に埋めてあった戦争中の日記を見つけた。二人は迷わず、日記を出版、ベストセラーとなった。
	死体
	カティナが両親を見つける日は二度と来ない。まだ、日記は持っているようで、戦争が終ったら、両親が取りに行くことになるのかもしれない。
マリーン Marin	登場
	俺はマーリンっていうんだ。修理工場を営んでいたんだが、焼けてしまった。戻る場所がないんだ…。もしよかったら、一緒に住まわせてもらえないだろうか？道具の使い方は熟知してる。もしガラクタが転がってるいるようなら、それを使って快適に生活できるようにもできる。
	戦後
	例の、一日を明るくしてくれた男の子を、戦争を生き延びて、ついにマリーンは見つけることが出来た。努力してもしょうがなかったので、家は再建して、フィギュアは店の窓に飾っておいた。ある冬の日の午後、玄関のベルが鳴った。そして、みたことのある笑顔がマリーンの工房と人生をもう一度明るくした
	マリーンは死を免れながら闘いの終わる最後まで生きた。それでも、生き延びたことに罪悪感を感じずにはいられなかった。生活を再建し、小さな修理業をまた、始めた。例のフィギュアは作業台に置いていたが、前の持ち主を探す勇気はなかった。

	ボート
	マリーンは内戦の終結を見届け、すぐに彼の生き甲斐でもあった少年を探しに出た。だがその努力は実らず、彼は家を再建し、店のショーウィンドウにアクション・フィギュアを保管した。ある冬の午後、入り口のベルが鳴り、懐かしい笑顔がマリーンの工房を、そして彼の人生を、光で満たした。
	失踪
	ある夜、マリーンは話していたフィギュアを持ってシェルターを後にした。何の跡も残さずマリーンは消えてしまった。
	自殺

	死亡
	職人の手で何かまともなものを作ることはもう無くなった。マリーンも他の人も。この男の悲劇は終わった。もしかしたら、ようやく平和を見つけ出したのかもしれない。
	死体
	マリーンの死体…これを埋葬する時間はない。でもここを覚えておこう。闘いが終ったとき、戻ってこよう。
マルコ Marko	登場
	邪魔してすまない。人生っていうのは本当に面白いよ。どう変わるかわからない。俺は消防士だ。俺は人生でずっと、人を救う側にいた。だが、今は救われる側にいる。家族は田舎のほうに疎開した。家族のもとに行きたいが、街が包囲されていて行けない。一緒に留まれないか？
	戦後
	戦争が終わったあと、マルコは家族を見つけた。田舎の身内に助けられ、最悪の虐殺からも隠れ逃れることもできた。ポゴレンの他の人々と共に帰ってきた。ポゴレンはまだ復旧も済んでいないが、建物は債権(再建の誤り)された。学校や店舗は開いていて、生活はできるようになってはいる。
	戦争が終わったあと、マルコは家族を探しに行った。街からの避難民の境遇は酷いものだった。アリナと娘たちは生き延びたが、ことの経験は彼女らを("彼女らに"の誤植)生涯にわたって消えない恐怖を刻んでいた。マルコも自身の見た地獄を話すことは無かった。果たして、この一家が普通の生活を取り戻すことはできるのだろうか？
	戦争が終わったあと、マルコは家族を探しに行った。街からの避難民の境遇は酷いものだったが、アリナと娘たちの情報は全くなかった。マルコは田舎のほうで起きた大量虐殺の犠牲者になっていないことを祈るほかできない。家族との再会はあるのだろうか？
	ボート
	マルコはボートを下りて間もなく、親切な人々により最悪の残虐行為から守られていた妻と子供を見つけた。戦争が終わると、彼らはポゴレンに戻って行った。街は平静を取り戻した。建物は再建され、学校も店も再開した。日常は再び動き始めた。
	失踪
	マルコはある夜、シェルターから、置手紙一つ残さず抜け出した。そして、家族のもとに行く途中、密輸犯として殺された。
	自殺

	死亡
	努力もむなしく、マルコは浅い墓のもとにいる。彼の妻と娘たちはいつの日かそれをみつけるかもしれないが、それも、自身らへの迫害を乗り越えて、ようやくできることだ。
	死体
	マルコの死体だ。人の命を救う仕事についていたが、今は、地べたに倒れて棄てられている。彼はもっと良い扱いをされていいはずだ。
パヴェル Pavle	登場
	もうすぐで狙撃手にやられてた…。もう終わりかと思ったよ。全速力で走って、どうにか生き延びたよ。でも、間一髪だった。ポゴレンのフットボールチームにいたんだが、戦争のせいで終わりになった。俺の妻と息子は外国にいて、戦争のあと、再会できないかと思っている。息子には父親が必要だから。その時まで、一緒に居させてもらえないか。
	戦後
	パヴェルは戦争を生き延びた。多くの困難を乗り越え、数カ月後にようやく、フランスに疎開していた、妻と息子に再開することができた。彼はそこで、一緒に暮らすことにした。その後、ポゴレンに戻ることはなかった。
	パヴェルは戦争を生き延びた。妻と息子を見つけようとしたが、どこへ行ったかは分からなかった。息子がいつか探しに来ることを祈り、ポゴレンに留まることに決めた。何年も経ったが、彼はまだ待ち続けている。
	パヴェルは戦争を生き延びた。妻と息子を見つけようと、最大限の努力にも関わらず、行き先すら分からなかった。息子がいつか探しに来ることを祈り、ポゴレンに留まることに決めた。その日は生涯、来なかった
	ボート
	ポゴレンを去り戦争をやり過ごした後、パヴェルは暫くの間、妻と息子を探し続けた。数々の困難を乗り越え、遂に彼らがフランスに避難していることを突き止めた。彼らと一緒に暮らすべく、彼はそこに旅立って行った。彼らが再びポゴレンに戻って来ることはなかった。
	失踪
	パヴェルはある夜、腹を立てて、シェルターを出ることを決意した。次の日、強盗から逃げているときに、背中を撃たれてしまった。
	自殺

	死亡
	残念ながら、パヴェルは死んでしまった。彼の家族がポゴレンに、戻ってくる日はあるのだろうか？それとも、苦しい日々を思い出させるだけになるのだろうか？そもそも死人はそんなこと気にするのか？
	死体
	パヴェルだ…、少なくとも、息子は生き延びることができた。父親の死を知るべきなのだろうか？
ロマン Roman	登場
	ドアを開けてくれて感謝する。ある程度の間、隠れることのできるところを探しているんだ。反乱軍に徴兵されたんだが、兄弟を殺したくなかったんで、最初にチャンスが来た時に逃げ出したんだ。あいつらが俺を捕まえたら、殺される。一緒にいさせてくれ！
	戦後
	戦争のあと、ロマンは前の仲間を探しに行ったが、そのうちほとんどが、ロマンの勇気と決断を賞賛していることを知った。とても安心した。ロマンは住んでいた場所に戻り、地域社会の指導者となった。
	ロマンは戦争を生き抜いたが、前の志を同じにした仲間に会うことは、恐怖と不安で出来なかった。田舎に定住して、新しい生活を始めようとしたが、過去を恐怖しつづけた。
	ロマンは戦争を生き延びた。過去に苦しみ、強力なドラッグを使い出し、ほんの数年のうちにドラッグ由来の健康問題で死んでしまった。
	ボート
	脱出の後、ロマンは戦いから距離を置き続けた。戦争が終わると、彼はかつての仲間を探し始めた。幸いなことに、彼らのほとんどは彼の勇気と決断を理解し、褒め称えた。彼は故郷に戻り、地域社会の指導者となっていった。
	失踪
	ある夜、置き手紙一つ無く、ロマンはシェルターから消えてしまった。戦争を生き延びたが、殺人の容疑で逮捕され、十五年間の刑務所暮らしを言い渡された。
	自殺

	死亡
	他の多くの屈強な男たち、と同じようにロマンは生き抜けなった。彼の仲間たちは動機を未だに知らず、まだ裏切ったと思っているものもいる。
	死体
	ロマンはみんなの間で一番、屈強だったが、それでもダメだった。ロマン無しでどうすれば？
ゾルタ Zlata	登場
	こんにちは、良い人に見えますね。私はゾルタ。戦争で閉校するまで、音楽の学校で勉強をしていました。戦争の間、一緒にいられませんか？お互いのお世話をしましよう！それに、一緒に誰か元気づけてくれる人がいたほうがいいでしょう？
	戦後
	ゾルタは戦争を生き延び、弟とカナダで再開した。新しい生活に慣れるまで時間がかかったが、仕事を見つけ、音楽の勉強を続けることもできた。それも、トロント王立音楽院で。
	ゾルタがポゴレンに戻ってくることはなかった。戦争の後、彼女はカナダで兄と再会した。新たな現実に適応するのには暫くの時間が必要だったが、やがて仕事を見つけ、トロント王立音楽院で音楽研究を再開した。

	ボート
	街の包囲を逃れ、ズラタは戦争を生き延びることができたが、陽気な笑顔を取り戻すことはなかった。彼女は兄の所へは行かず、ポゴレンに戻った。彼女はこう言った。「私の存在が彼に過去の恐怖を思い出させるから。」「私はここに残るべきよ。両親の墓の世話をするわ。」
	失踪

	自殺

	死亡
	ゾルタは若く、長い人生も残っていたのに、生き延びることができなかった。生きていたら、彼女は音楽の勉強を再開したのだろうか？もしかしたら、未来の著名な作曲家、音楽家が失われたのかもしれない。
	死体
	ゾルタの笑顔は忘れられない。今日に笑顔を見せる人はたくさんはいない。若い人が死ぬのを見るのは本当に心苦しい。
No image リヴィア Livia	リヴィア
	登場

	戦後
	リヴィアはミコという名の男の子を産んだ。彼らはポゴレンに留まり、再建される町の中でミコは育った。数年後、リヴィアはグレゴールと出会った。二人は恋に落ち、今や家族となっている。


	ボート

	失踪

	自殺

	死亡

	死体

クリスト Christo	登場
	やぁ、僕の名前はクリストだ、そしてこれは娘のイスクラ。この二ヵ月間、僕らは家の地下室に住んでいた、でも兵士たちは僕らに立ち去るよう命令した。あなたは礼儀正しい人のようだ、だから単刀直入に尋ねよう：なたの家に滞在させてもらえないだろうか？イスクラはまだ幼すぎる、でも僕が彼女の分まで働く。僕は十代の頃、家の暖房用の薪木を切って両親をよく助けたものだ、だからここでも同じ様にその仕事を僕が引き受けよう。どうだろうか？（全て原文ママ）
	戦後
	戦争は終わり、クリストはなんとか彼の妻と再会することができた。幸運にも彼女は無傷だった。彼らは仕事に戻り、イスクラが戦争によって受けた心の傷を癒やし("癒し"の誤植)、普通の少女期を過ごせるよう最善を尽くした。彼らの愛情と健診により、おそらくそれに成功するだろう。
	クリストの家族との再会はほろ苦いものだった。彼らは旨（皆）生き残った。クリストの経験は彼を変え、彼は物静かで内向的な人間になった。平和が日常となっても彼は人々と会うのを避け、可能な限り一人で、そして屋外で過ごすのだった。

	ボート
	クリストの家族との再会はほろ苦いものだった。彼らは皆生き延びることはできたものの、クリストの経験は彼を変え、物静かで内向的な人間になった。平和が日常となっても彼は人々と会うのを避け、なるべく屋外で一人過ごすようになった。
	失踪
	絶望したクリストはある夜、避難所を去り、二度と戻らなかった。
	自殺

	死亡
	クリストはポゴレンの包囲中に死亡し、イスクラに残されたのは母と祖母だけとなった。彼女はいつまでも彼がいないのを寂しがることだろう。
	死体
	クリストは死亡し、小さなイスクラには母だけが残された。
ヘンリク Henric	登場
	おはよう、僕の名前はヘンリク、そしてこの勇敢な男の子は僕の孫イバノだ。君はこの建物で避難民を受け入れてるんだよね、そして、多分僕らがここに加わるのかどうか知りたがってるんでしょ？「多いに越したことなし」って言うよ、それに僕はきっと役に立つはずさ。かつて生活が厳しかった頃、僕は密造酒やタバコを作って売ったりした、これからもきっとそうできるよ。さあ、どうだい？
	戦後

	絶望に沈んでいたポゴレンの住民たちに、戦争の終わりがようやく訪れた。街は再び自由になったが、ヘンリクの息子は帰って来なかった。彼は死んだのかそれとも隠れているのか、いずれにせよヘンリクは、息子が何の戦争犯罪も犯さなかったということを心の中で知っていた。そして彼の良い思い出だけを心にしまった。そしてイバノが、彼の過去の過ちを正す機会となった。

	ボート
	戦闘が終わるとヘンリクはポゴレンに戻ったが、彼の息子は帰ってこなかった。彼は死んだのかそれとも隠れているのか、いずれにせよヘンリクは、息子が何の戦争犯罪も犯さなかった、ということを心の中で知っていた、そして彼の良い思い出だけを心にしまった。そしてイバノが、彼の過去の過ちを正す機会となった。

	失踪

	自殺

	死亡
	悲しいかな、ヘンリクは息子と再会することなく死亡した。
	死体
	かわいそうなヘンリク。彼が死んだ今、イバノはどうなるのだろう？
イリーナ Irina	登場

	戦後
	戦いが終わったあと、エフゲニーはイリナとリディアを見つけることができた。彼がくぐり抜けて来た試練のことを妹に話すと、彼女はすぐに彼を許した。
	戦いが終わったあと、エフゲニーはようやく帰ることができた。彼はくぐり抜けて来た試練を妹に話し、彼女はすぐに彼を許した。

	ボート

	失踪

	自殺

	死亡
	リディアは叔母のことを悔やみ数週間泣き続けた。エフゲニーはイリナの死を知り絶望した。
	死体
	誰に対しても親切に接したイリナはここに眠っている。エフゲニーが無事であることを祈ろう、リディアのためにも。
イスクラ Iskra	登場

	戦後
	停戦となり、家族全員が再会することができた。戦争の厳しい現実にもかかわらず、イスクラはなんとか無傷のままだった。彼女は学校に戻った。大学へ行くと気晴らしに童話を書くようになり、かなりの人気を得ていた。彼女には新しく猫の親友ができた、彼女はその太った猫を「Mr.ウィスカーズ」と名付け、その猫は彼女のドブネズミに対する恐れを少しずつ取り除かせてくれた。
	停戦の後、家族はなんとか再会することができた、でもイスクラの経験は彼女の心に傷を残した。地下室の時の経験により彼女はドブネズミ恐怖症と閉所恐怖症に苦しむこととなった。彼女の母は、彼女に大きな窓のある明るい部屋を提供し、猫をあげた。ドブネズミが来る場合に備え、イスクラは夜いつもその猫をそばに置いていた。
	イスクラとその母は再会した時、何時間も泣いて喜んだ。二人とも恐ろしい記憶に苛まれた。彼女たちはそれについて話さないようにした。イスクラの目からは幸せの輝きは失われた。彼女はドブネズミと狭い場所を心底怖がるようになった。彼女は暗い部屋で眠れなくなった。戦争が終わって歳月が過ぎた今でも、彼女は時折夜中に悲鳴をあげて目を覚ます。
	ボート
	戦争をやり過ごした後、イスクラの家族は再会できたが、少女の体験はその心に深い傷跡を残した。地下室での生活が原因で、彼女はドブネズミ及び閉所恐怖症を発症した。彼女の母親は大きな窓と明るい部屋を設け、猫を連れてきた。イスクラはドブネズミに備え、毎晩その猫を隣に寝かせた。
	失踪
	朝の光が差した頃、イスクラは跡形もなく消えてしまった。彼女はどこに行ったのか？何らかの助けを求めて去ったのか？
イヴァーノ Ivano	登場

	戦後
	ヘンリクは、戦争がイバノに与えた傷を癒すため、最善を尽くした。彼はイバノに専門の心理医療を受けさせ、良い学校に通わせた。イバノはストリートアートを自己表現の手段とし、かなり有名になった。彼は三年に一度、ポゴレンの無名戦士追悼式に行き、父のためにロウソクを灯す。
	イバノは二度と父に合うことはなかったが、ずっと父のことを戦争の英雄と信じた。十代の頃、イバノは民族主義の義勇兵組織に参加し、父が命を捧げて戦ったヴィセナ独立共和国の勃興を夢見た。時が来れば、彼は武器を取り戦うつもりだ。


	ポゴレンを逃れた後、イバノは身を隠しつつ戦争をやり過ごすことができた。イバノは戦争経験によりかなり攻撃的な人間になり、グラズヌィに対しては特にそうだった。彼は暴力こそがあらゆる問題を解決する適切な手段だと確信し、学校でも問題を起こし続け、遂には少年院に入れられた。その後、彼は過激派テロリストのグループに加わった。
	ボート

	失踪
	イバノが避難所を去った夜以来、我々が彼を見かけることはなかった。彼は父親を捜しに行ったのだろうか？もしそうであったなら、父親を見つけられたのなら良いが。
ミーシャ Misha	登場
	よかった！僕はダニエル、そしてこれはお隣さんの子供、ミーシャだよ。2、3日の間、彼の世話をしてもらえるかな？彼に約束したんだ、彼の両親を見つけて来る、でも子供を連れてこの街を通り抜けるような危険なことはしないって。
	戦後
	ダニエルはすぐにミーシャの両親を見つけた、そして嬉し涙にあふれた再会があった。悪夢はすぐに終わり、ミーシャは完全に回復した。
	ダニエルは遂にミーシャの両親の所在を突き止めることができた。でも彼ら家族がポゴレンの家に戻ることはなかった。恐ろしい記憶がそうさせなかった。
	ミーシャがポゴレンから逃げた後、戦争は程なく終結したが、両親との再会にはそれから長く待たなければならなかった。その後ようやく再開を果たしたが、その体験は彼ら全員を別の人間に変えてしまっていた。
	ボート

	失踪
	ミーシャは夜中に逃げ出し、子供のない夫婦に引き取られた。その後、彼は両親と再会できた。
カリーナ Kalina	登場
	やぁ、僕の名前はグロズダン、そしてこれは妹のカリナだ。僕たちには住む場所がないけど、叔父が郊外に家を持っている。君が２、３日の間カリナの世話をしてくれれば、叔父と連絡を取りに行けるんだけど。彼女は良い女の子だ、何のトラブルも引き起こさない。あなたは親切な人みたいだ、僕らを助けてくれないかな？
	戦後

	戦いが終わり、グロズダンはカリナの元に戻って来た。彼らの叔父一家は、彼らを自分たちの子供として暖かく受け入れた。そして両親を失ったカリナの悲しみが癒えるよう彼女を助けた。彼女は信仰心を保ち続けた、そしてグラズナヴィアの永き戦争が終わった後、子供たちを助けるために慈善活動としてアフリカに渡った。
	グロズダンはなんとか叔父の家にたどり着くことができた、でもそこには誰もいなかった。停戦が発効してすぐ、彼はカリナの所に戻って来た。大人の保護者のいない彼らは孤児院に送られた。戦争によって他の家族を失った二人は心に深い傷を負い、悲しい子供時代を過ごした。彼らは、アフリカに一度も行かなかった。
	ボート
	ポゴレンを離れる時、カリナはグロズダンと会えなくなることを恐れていた。しかし、彼はあらゆる困難を乗り越え彼女を見つけ出し、共に叔父の所へ行き迎えられた。叔父の家族は最善を尽くしたが、カリナは物憂げで静かな子供となり、いつも厳しかった現実世界から逃避するかのように本を読んだり空想にふけっていた。
	失踪
	ある夜、カリナは兄を探しに比較的安全なシェルターを出て行った。他の生存者はその後彼女がどうなったかを知らない。
セルゲイ Sergei	登場
	どうか、この家に泊めさせてくれないかな？空腹なんだ、それに行く所もなくて…　軍が僕の家を占拠して僕らを追い出したんだ、両親には何が起こったのかはわからない。僕を受け入れてよ、そんなに食べないし、行儀よくするって約束するから！
	戦後

	事が収まってすぐ、セルゲイはオレグについて尋ね歩き、数カ月して彼らは新しい里親の家に一緒に迎えられた。
	戦争の後、セルゲイは試練を忘れられるようできることをやった。ほどなく彼は、窃盗と強盗により少年拘置所に入監させられた。

	ボート

	失踪
	セルゲイは一人でいるほうが楽になると考え、ある夜ふらふらと出て行った。彼が道に倒れているのをある善人が見つけ、彼の世話をした。
リディア Lydia	登場

	戦後
	戦いが終わった後、エフゲニーはリディアの母をすぐに見つけた。彼らは離婚していたが、リディアは毎週彼女の母に会えた。母からもらった大きい人形の家は、リディアの大好きなおもちゃだ。
	戦争の後、リディアとその父は田舎に行き、そこで親族と一緒に暮らした。彼女が再び母に会うことはなかった。

	ボート
	リディアがポゴレンで覚えている最後の出来事は、ボートでの脱出だった。戦争が終わってすぐ、彼女は両親と再会した。彼らはまだ離婚したままだが、リディアは毎週母親に会っている。彼女からもらった大きな人形の家は、彼女のお気に入りのおもちゃとなっている。
	失踪
	リディアはある静かな夜に姿を消した。彼女は何ヨも("何度も"の誤植)通りを歩き回った後、人道支援者により保護された。戦争の後、彼女の母は、赤十字をつたって彼女を見つけた。

被害度	被害の内容	補足
S	物資被害・負傷者なし	大人が一人もいない場合は完全防衛は不可
AA	物資被害なし・かすり傷1名	子供一人での被害下限
A1	物資被害32・負傷者なし	A1A2は拠点に誰もいない場合の被害下限
A2	物資被害10・かすり傷2名
B1	物資被害40・かすり傷1名	1が物資被害多め　負傷者少なめ
B2	物資被害20・かすり傷2名	2が物資被害少なめ　負傷者多め
C1	物資被害55・かすり傷1名
C2	物資被害27・軽傷1名
D1	物資被害80・かすり傷1名
D2	物資被害35・軽傷1名かすり傷1名
E1	物資被害100・かすり傷2名
E2	物資被害50・軽傷2名
F	物資被害75・重傷1名かすり傷1名	FとGは被害パターンが1種類しか確認できなかった。
G	物資被害100・重傷2名
H1	物資被害100・危篤1名
H2	物資被害20・危篤2名

強盗の強さ	脅威度低	脅威度中	被害度大	脅威度凶
パターンＡ	強盗はかなり恐れていたよう	それなりにしぶとい	攻撃した輩は非常に過激	凄まじく攻撃的でとてもよく整っていた
パターンＢ	物資を集めているのが数人いただけ	本当に仕事という感じ	武装していて力で来た	武装した無慈悲な略奪者
パターンＣ	強盗はあまり決意も固くなかったよう	熟練した強盗集団	しぶとく一筋縄でいかない	銃を持っていて殺意もあった
確認した最大被害	A B	B C D	D E F	G

防衛能力	銃有防衛力(バリケード箇所数換算)	武器有防衛力	武器無防衛力	該当者
とても得意(S)	8	5	4.5	ロマン、クリスト
かなり得意(A+)	7	4.5	4	警察官
得意(A)	6	4	3.5	アリカ
少し得意(B+)	5	3	2.5	ボリス、ヘンリク、木こり
普通(B)	4	2.5	2	マルコ、パヴェル、ブルノ、マリーン薬剤師、写真家、心理学者
苦手(C)	3	1.5	1	カティナ、クヴェタ、アントン、エミリア、ゾルタ、イリーナコンピューター技術者、保険外交員