(はたの こころ)

秦こころ

  • 秦氏(はたし)
      • 大和時代の豪族。朝鮮半島からの渡来人系の氏族とされる。大陸からの土木や養蚕、機織の技術を使って栄えたとも言われる。
        戦国大名では長宗我部氏や島津氏などが秦氏の末裔を自称していた。
  • 秦河勝(はたのかわかつ)
    • 聖徳太子の側近であった人物。
    • 秦こころは、聖徳太子(豊聡耳神子)が秦河勝に与えたお面(もしくは秦河勝が作ったお面)が付喪神化した「面霊気」。
      (詳細は種族の項を参照)
    • 『日本書紀』において、富士川周辺(現在の静岡県富士市あたり)で流行った「常世神」を崇める宗教を討伐したとされる。
      これにより民に「神の中の神」と畏れられたという逸話がある。
      (関連:エタニティラルバ
    • 日本仏教の天台宗系の神「摩多羅神」は多くの存在と習合同一視されている神だが、秦河勝も習合している。
      (参照:摩多羅隠岐奈 摩多羅神の項
    • 京都太秦にある広隆寺の開基は秦河勝で、同寺は秦氏の氏寺でもある。
      • 河勝が聖徳太子から仏像を譲り受けて建てたお寺とされ、境内に聖徳太子を本尊とする「上宮王院太子殿」があり聖徳太子信仰の地でもある。
      • 神像と伝えられる「秦河勝像」(重要文化財)が霊宝殿に安置されている。
      • 広隆寺の牛祭には「摩多羅神」が牛に乗って登場する。
    • 秦の始皇帝の子孫を称し、伝承では能(猿楽)の祖とされる。芸能関係者には彼の末裔であると自称する者が多かったとされる。
    • 妖精大戦争においてチルノの台詞中に名前のみが登場したことがある。(参照:ステージEX アフターフェステバル
  • こころ
    • 心。東方心綺楼。
    • 感情。こころの能力は「感情を操る程度の能力」。
    • ペルソナ(詳細は「その他」の項を参照)。こころの種族は「面霊気」。

二つ名

  • 表情豊かなポーカーフェイス (心綺楼、鈴奈庵)
    • ポーカーフェイス
      • 感情を表に出さない無表情のこと。
        ポーカーで相手に自分の手札を悟られないために表情を抑えることに由来する。
      • 類義語:能面のような顔
    • 表情豊かなポーカーフェイス
      • こころ本人の表情はほとんど変わらないが、顔に付けた面が感情を表現している。
        面は頻繁に切り替わり、こころ自身の感情(性格)の起伏も激しい。
  • 戦慄せよ!悪夢の能面女 (深秘録)
  • 能面で感情的な面霊気 (憑依華)

能力

  • 感情を操る程度の能力

種族

  • 面霊気(めんれいき)
秦河勝(はたのかわかつ)のお面じゃないか
それが時代を経て付喪神(つくもがみ)化したというのか?
……
そもそも河勝のお面は元をただせば私が作った物だからな
(東方心綺楼の神子Story-Stage7の神子の台詞より)
    • 鳥山石燕の妖怪画集「百器徒然袋」に記載されている妖怪の一つ。
      秦河勝が作ったという面が妖怪となったもの。
      世阿弥の書「風姿花伝」では、秦河勝が聖徳太子の作った六十六の面を授かったと記されており、
      ゲーム中での神子とこころの関係もそこから来ている。

見た目

  • 顔に面
    • 立ち絵の表情パターンによって付ける面が切り替わる。
      • 通常:小面
      • 悩み:姥
      • 怒り:般若
      • 笑い:福の神
      • 上機嫌:ひょっとこ
      • 驚き:大飛出
      • 汗:猿
      • 真剣:狐
      • 付けてはいないが、手前に浮かんでいるのは天狗
    • 面の結び紐を締めておらず、長く垂らしているのは「百器徒然袋」の描写と同様。
  • 上着の模様
    • 「百器徒然袋」では、面のすぐ下に、格子の細かい古障子が描かれている。
  • スカートの模様
    • 笑った顔と怒った顔。
      上下を逆に見ると、もう一方の顔になる。
  • 希望の面
    • 豊聡耳神子が作った面。66枚の面が揃っていないと感情に大きな影響を与える。
      • 裂けた地面に面を落として無くした結果、こころの感情は不安定になった。
      • 夏祭りの屋台で見かけるようなお面のような質感とデザイン。

その他

  • ペルソナ(ラテン語:personae、英語:persona)
    • ラテン語で「仮面」を指す。
    • 現代英語では原義である「仮面」の意味合いから転じて、「人格」「フィクション作品における登場人物もしくはその役柄」を指す。
      これらの使われ方は、多少のニュアンスの違いはあるが現代日本で使われる「キャラクター」「キャラ」の単語の意味合いにかなり近い。
      これら以外にも、キリスト教神学用語や後述の心理学用語でもこの単語は用いられる。
    • 心理学用語における「ペルソナ」は心理学者ユングが提唱した概念。
      • 「人格の中で、外の世界に対して前面に出している部分」のこと。言い換えると「社会に適用するための表面的な性格」。
      • 個々人には「社会のおける役割(父親や母親など家庭における立場、職業や役職など社会的立場 等)」がある。
        人は「その役割にあわせた人格」を仮面のように表に出して生活しており、この外(表)に出ている人格が「ペルソナ」である。
      • 人は複数の「ペルソナ」を持っており、例えば「家用のペルソナ」「職場や学校用のペルソナ」などを仮面を取り換えるように使い分けているとされる。

スペルカード

非スペルカード

テーマ曲


関連

  • 摩多羅隠岐奈:秦河勝が習合された秘神。複数の側面を持つ為、秦河勝の表情である「能の神」は摩多羅神の性質に結び付けられた(或いは秦河勝が習合された事で増えた神格)とみられる。
  • 豊聡耳神子:面の作者。秦河勝は聖徳太子の忠臣。

登場

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