比那名居 天子(ひななゐ てんし / Hinanawi Tenshi)

比那名居天子

  • 比那名居家
    • 地震を鎮める要石を守る神官一族で、幻想郷一帯の地震を任されている。*1
  • 名居家
    • 比那名居家がかつて仕えていた一族。この名居家が神霊となった際、ついでで(天子を含めた)比那名居家の一族は天人となった。*2
    • 名居守(なゐのかみ)
      • 名居神(ないのかみ、なゐのかみ)は、地震の神。上の名居の項にある通り「なゐ」は元々大地を表す言葉だったので本来は大地の神という意味。
        神の名前ではなく「風の神」や「海の神」のような神格の一つかそれらに宿る神又はそれらそのものを神とみなしている信仰形態における表現。
        日本書紀によると、推古天皇7年(599年)の大地震後、諸国に名居神を祭る神社が作られた。
        三重県名張市の名居神社(現在の主祭神は大己貴命)はその1つと言われる。
    • 名居(なゐ)
      • 地震の古語。元は「なゐふる」だったが省略された。
        「な(土地)」と「ゐ(居)」を合わせた「なゐ」は大地を表す古語で「ふる」は読んでの通り振動する、震えるという意味。
  • 天子(てんし)
    • 緋想
    • 天帝の子の意味。
      • 天子は有頂天の比那名居家の総領娘。
    • 読みから「天使」。
      アブラハムの宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)における神の使い。
    • 地子(ちこ:天人になる前の名前)とで「天地人」。
      • 初期選択可能なキャラなどのラストステージも「天の娘、地の神、人の心」。
    • 天地人
      天地人を合わせて三才と呼ばれる。

備考
  • 比那(ひな)
    • 島根県出雲市の比那神社かその祭神の比那鳥命(女神説がある)に関係があるかも?
      上記の神社は江戸時代まで要石を祀るのみの古い形式で社殿などは無かった。
    • 雛(ひな):小さな、幼い。
      • 名居一族に対し「小さな名居」?
    • 鄙(ひな)・夷(ひな):田舎。
      • 幻想郷のこと?(比那名居 = 幻想郷の地震?)
      • 名居神社鎮座地の旧村名である「比奈知」は一説によると「鄙の地」が転じたもの。
    • Hina:サンスクリット語で「小さい」の意。
      • 対義語はMaha。

二つ名

  • 非想非非想天の娘 (東方緋想天
  • 有頂天のお嬢ちゃん (ダブルスポイラー
  • 緋想的で浮世離れした天人 (東方憑依華
  • 暖衣飽食の天人 (東方茨歌仙
    • 暖かい衣を着て飽きるほど食べること。贅沢な暮らしぶりを表す言葉。
      • 依神紫苑の二つ名「粗衣粗食の貧乏神」と対になっている。
  • 天界より地上の方が好き (バレットフィリア達の闇市場)

能力

種族

  • 天人くずれ
    • 天人は、仏教で天界に住む人。天界は六道中の最上位で、天界の中の最上位が非想非非想天。
    • 比那名居一族は他の天人とは異なり、修行を積んだわけでも無く、ただ名居守に遣えていただけだったので、天人としての格を備えておらず、天界では不良天人とすら呼ばれていた。
イメージとしては「西遊記」の孫悟空が、近いところがあると思います。
(東方外來韋編 ZUNコメントより)

服装

  • 帽子の桃の実と葉
    • 桃の実は仙果と呼ばれ、神仙に霊力や不老長寿を与える実とされる。
      桃源郷の入り口には桃の林がある。桃源郷は(本来は隠れ里の物語だったが)後に仙人が住むとされた。
  • 虹色の飾り
    • 極光(オーロラ)
    • 天人になった経緯から七光り
  • 青いスカート
    • 青空
      • 神主のラフ絵では空(そら)が映っているという指定だったが省略された。(20090921萎えラジ)
        実現していれば非想天則の霊烏路空のマントの宇宙のようなテクスチャで、空模様を反映して雲が流れるなど動きのある模様になっていたのかもしれない。

その他

  • 大村守(おおむらのかみ)
    • 大村神(おおむらのかみ)。阿保氏の始祖で第11代垂仁天皇の子・息速別命(いこはやわけのみこと)。
      三重県伊賀市の大村神社には武甕槌と経津主の要石が祀られていて、地震除災の霊験がある。
  • 要石(かなめいし)
    • みましの石、座禅石とも。各地に祀られている地震を鎮めていると言われている石。
      時代や地域によって異なるがかつては地震の根源が龍であるとも考えられていて鹿島神宮などにおいては要石は龍を鎮める武甕槌神の石剣とされていた。
      江戸時代になると大地に潜った大鯰が地震を起こすという話が流布し要石は大鯰を鎮める巨岩であると言われるようになった。
要石は「源平討魔伝」ネタです(笑)
(東方外來韋編 ZUNコメントより)
  • 源平討魔伝
    • 1986年にナムコが開発したアーケードゲームで、横スクロールのアクションゲーム。
      • ステージのギミックとして要石が登場する。

スペルカード

非スペルカード

登場

参考

このページへのコメント

HAARPについては
「HAARP」ページを作りましたので
内容をそちらに移動させました。

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Posted by 名無し(ID:ntL1ovsuVw) 2017年12月18日(月) 22:21:20 返信

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