矢田寺成美/Yatadera Narumi

名前

  • 矢田寺(やたでら)
    • 奈良県大和郡山市にある、高野山真言宗の寺院。
      多数の紫陽花が植えられていることでも知られ、あじさい寺の1つでもある。
      ご本尊は地蔵菩薩。「日本におけるお地蔵さま発祥の地」とされる。
      (参照:矢田寺 公式サイト
    • 京都府京都市中京区にある浄土宗の寺院で、「矢田地蔵尊」とも言われる。
      元々は、上記の大和郡山市にある矢田寺の別院として建立された。
      ご本尊は「代受苦地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩。地獄の業火の中に立ち、苦しみを変わりに受けている姿とされる。
      浄土宗の寺院ながら密教の仏である大日如来も祀っており、元々は真言宗の寺院であった名残が今も残っている。
      (参照:京都風光:矢田寺(矢田地蔵尊)
  • 成美(なるみ)
    • 作中の会話時のポップ及びomakeテキストでは「成美」となっているが、体力ゲージ横では「naruko」と表記されている。
      また、作中で魔理沙が「成子じゃないか」と呼びかけるシーンがある。
となると「成美」が正しいような気がする。当初は「成子」だったんですが、後に修正されて「成美」になって、それが修正しきってないんですね。
(東方外來韋編 肆 ZUNインタビューより)
    • 成子
最初は多分成子こけしのイメージがあって名付けていたはず。
(東方外來韋編 肆 ZUNインタビューより)
      • 成子こけし
        「鳴子こけし」のことか
      • 鳴子こけし
        こけしの一種。宮城県大崎市の伝統工芸品。頭がはめ込み式で首を回すとキ、キ、と音が鳴る。

備考
  • 新宿区の成子子育地蔵尊
  • 成子天神。菅原道真を祀るほか、末社として'コノハナサクヤ'、大国主と関わりのある'ウカノミタマ'を祀っている。
  • 大和郡山の矢田寺は本尊の地蔵の後ろに試みの地蔵というもう一体の地蔵を祀っている
  • 小野塚小町の元ネタである、閻魔大王の補佐をしていたという伝説のある「小野篁(おののたかむら)」は、閻魔大王から求められて大和郡山の矢田寺の高僧「満慶」を紹介し、満慶は閻魔大王に菩薩戒を授けた(仏教に帰依する証となる「受戒」を執り行った)と言われている。

二つ名

  • 森で垂迹した魔法地蔵(天空璋)
    • 垂迹(すいじゃく)
      • 仏や菩薩が救済の為に仮の姿をとって現れること。
      • 本地垂迹説。日本の神は仏教の仏や菩薩の化身であるとする、仏教側からの神仏習合の考え方。
(参照:習合「垂迹大日如来」
  • お地蔵さんって退屈(バレットフィリア達の闇市場)

能力

  • 魔法を使う程度の能力(生命操作)
私の魔法は生命操作なの
本気を出せば生命力の塊である妖精を無力化できたはず
(東方天空璋 4面 矢田寺成美セリフより)

種族

  • 魔法使い(地蔵)
    • 地蔵
      • 正確には「地蔵菩薩」。仏教における菩薩の一尊。
        地蔵菩薩の本願(誓願)は「六道(天・人・修羅・畜生・餓鬼・地獄)で苦しむ衆生を全て救済する」こと。
        民間信仰においては、このうち地獄からの救済の面がとくに強調される傾向がある。
        お釈迦様が入滅後、次の仏である弥勒菩薩が現れるまでこの世では仏が不在となる。(その期間は一説には56億7000万年とされる。)
        この仏不在の間に本願を実行するため衆生を救う存在が地蔵菩薩とされる。
        ちなみに東方鈴奈庵(35話)において、里に終末論が広がった際に命蓮寺が里にお地蔵様を新たに設置している。
        里の住人がお地蔵様を懸命に拝んでいたのはこの信仰による。
        日本においては町と外の境界に結界として設置されたり、異界との境界となる葬儀場や墓場などにも多く設置されている。
        これは「道祖神」信仰と結びついた結果とされる。
        「子安地蔵」としての「子供の守り神」としての信仰や、「代受苦の菩薩」(身代わり地蔵)として「衆生の苦しみを肩代わりしてくれる」という信仰がある。
        他にも「餓鬼道に堕ちた餓鬼の苦しみを和らげる」「親より先に死んだため、三途の川の河原に留め置かれている子供たちを救済する」という信仰もある。
      • 幻想郷担当の閻魔である四季映姫・ヤマザナドゥも元は地蔵であった。
インタビュアー 有名なお地蔵さんってなんだかひどい目にあってるのが多いですよね。ぐるぐる巻きとか。
ZUN 多いよね。お化粧してたり川に投げ込まれたり、引きずり回されたり。
(東方外來韋編 肆 ZUNインタビューより)
      • 上記のように、様々な説話において地蔵が酷い目に会う内容が多いのも「代受苦の菩薩」としての信仰との関連が考えられる。
元々魔法の森にあったお地蔵さんが、森の魔力で命を得た生命体である。
地蔵と言っても、地蔵菩薩本体ではなく、元々はお地蔵さん、つまり石像である。
元々は石像が生命を得たものなので、ゴーレムのような存在である。
(東方天空璋 omakeテキストより)
成美ももうお地蔵さんではなくて、存在としては魔法使いになっています。
魔法の森に住んでいて、魔力の影響を受けたよくわからない存在です。あまり地蔵感はなくなってるの。
(東方外來韋編 肆 ZUNインタビューより)

見た目

  • お地蔵さんの石像のような服装
  • やや子供的な感じ。地蔵は子供の守り神
  • ポピュラーな石地蔵をイメージした様なドレス
    • 畢竟成佛(ひっきょうじょうぶつ)と刻まれた赤い涎掛け。
      畢竟成佛は地蔵菩薩の利益の一つで「必ず仏になる」という意味。
  • 雪の積もった笠
    • 遍路笠。迷故三界城 (迷う事こそが本来の人なる種の使命なのだ)、悟故十方空 (仏との一体化を図る事で障壁は取り払われる)、本来無東西、何処有南北 (四方に聳える壁など、抑も無い)空海と常に行脚して居ると言う意味の願掛けの「同行二人」と描かれている。
    • おとぎ話の笠地蔵。成美(成子)が魔理沙を慕っていることの元ネタ

備考

魔理沙 お地蔵さんに傘かぶせて廻ったのも、全てはアリスがやった。
      • ZUN氏いわく「よくやくその伏線が回収されたよね(笑)」とのこと。(東方外來韋編 肆 ZUNインタビューより)

登場

このページへのコメント

へーーって

0
Posted by 名無し(ID:TWwfJC0nJA) 2020年10月10日(土) 15:15:08 返信

あ、ほんとに即席菩提だった
指摘ありがとう

0
Posted by ななびゃく 2017年08月18日(金) 22:28:01 返信

即席菩薩じゃなく即席菩提だったような。

0
Posted by 出先から 2017年08月18日(金) 13:00:57 返信

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