東方元ネタwiki 2nd - 西行寺幽々子
(さいぎょうじ ゆゆこ / Yuyuko Saigyouji / Yuyuko Saigyouzi)

西行寺幽々子

  • 西行寺
    • 西行法師から。
      西行法師が元ネタになっている幽々子の父(歌聖)については歌聖の項を参照。
    • 西行法師が没した「弘川寺(ひろかわでら)」内の西行堂。
  • 幽々子(ゆゆこ)
    • 幽霊。
    • 幽幽、幽々(ゆうゆう)は奥深い様子、暗い様子、周りが静かな様子の意味。
    • 忌忌(ゆゆ)しいは、神聖で触れてはならない、畏怖するべきである、または不吉であるという意味。
    • 夢。

二つ名

  • 幽冥楼閣の亡霊少女 (妖々夢)
  • 天衣無縫の亡霊 (萃夢想、緋想天)
  • 華胥の亡霊 (永夜抄キャラ設定.txt、求聞史紀、儚月抄REX第4話、三月精第4部)
  • 幽雅な心霊写真 (文花帖)
  • 亡霊の姫君 (書籍文花帖)
  • 雪の亡霊 (緋想天)
  • 彷徨わない亡霊 (神霊廟)
  • 冥界の亡霊 (鬼形獣ED)

備考
  • 天衣無縫(てんいむほう):純真で無邪気な人柄・自然でいて巧みな様子。
    • 天人・天女の衣には縫い目が存在せず、自然な出来で且つ非常に美しいことに由来。
    • 楽曲に関しては天衣無縫を参照。
  • 華胥(かしょ):昼寝。
    • 黄帝が昼寝中に、華胥氏の国という理想郷の夢を見たことから。
    • 夢違科学世紀収録の「華胥の夢」及び、
      幽々子のスペルカード『死蝶「華胥の永眠」』に関連。
  • 神霊廟体験版の幽々子遭遇時の二つ名は「彷徨わない亡霊」だが、おまけtxtを見ると「戸惑わない亡霊」になっている。おそらくZUN氏のミスと推測される

能力

  • 死霊を操る程度 (妖々夢 生前初期)
  • 死に誘う程度の能力 (妖々夢 生前)
  • 主に死を操る程度の能力 (妖々夢)
  • 死を操る程度の能力 (萃夢想、永夜抄、緋想天、書籍文花帖、求聞史紀、神霊廟)

備考
  • 死を操る程度の能力
    • 現在でも死んだ後の幽霊を操ることが出来る。(求聞史紀)
    • 元々、幽々子は死霊を操る程度の人間だったが死に誘う能力になり、その能力を厭い自尽した。
      • スペルカード「亡郷「亡我郷」」のサブタイトルが幽々子の生から死に転ずる過程を表現している。
    • 閻魔様から幽霊管理を委託されている。
    • 冥界の幽霊でも彼岸に送ることができる。(求聞史紀)
  • 死と桜の関連性
    • 西行が『死ぬなら桜の木の下で』という詩は勿論のこと、
      桜の葉はラクトンを含み、これには葉を散らすことで周りの雑草などの植物の生育を阻害する効果がある。
      • 自らの成長を促進させるためとも、抗菌の為とも言われる。

種族

  • 亡霊

服装

  • 着物の季節に合わせた模様
    • 妖々夢、求聞史紀
      • 桜花。
    • 永夜抄
      • 満月。
    • 萃夢想、緋想天
      • 蝶と南天。
    • 儚月抄
      • 満月と叢雲 (上半身)。
        雲と三日月 (下半身)。
  • 帽子
    • 死に装束の一種である白布の三角頭巾(天冠、額烏帽子)を模している。
      地域によって差異があるが大抵は経帷子、手甲、脚絆、頭陀袋(三途の川の渡り賃である六文銭を入れる袋)などと共に着用する。
      この天冠を着用した姿の幽霊がよく描かれるため幽霊のトレードマークの一つになっている。
  • 扇(萃夢想、緋想天)
    • 蝶と竹の細工。
  • 背景の扇の地紙
    • 御所車(ごしょぐるま)。
      源氏車とも呼ばれ、和紙や和服の文様としてもポピュラー。
    • 腰回りの帯の太さは西行法師が居た鎌倉時代において女性が着用したものに近く江戸時代中期以降の物と比べると
      かなり細いが、結び目部分は広がっている
  • 周りを飛んでいる人魂
    • 妖々夢においては桜の木の枝を持っており永夜抄においては釣り灯籠を持っている

その他

  • 富士見の娘 (妖々夢キャラ設定.txt)
    • 富士見は西行法師の代名詞。
      西行が富士山を見る構図が浮世絵によく使われた。
      • 西行の私家集「山家集」によると
        東国に仏道修行(一品経)をする途中、富士山を見て
        「風になびく 富士の煙の 空にきえて 行方も知らぬ 我が思ひかな」
        と詠んだことに由来。
      • 江戸時代には「富士見」と「不死身」を掛けた意味で「西行」と言う言葉遊びもあった。
    • 出家前の西行は妻子があり、出家の時に引き留めた実娘を縁側から蹴落としたという伝説がある。

備考
  • 富士見の娘
  • 幽々子の父、歌聖の元ネタになったのは西行。
    西行は、藤原秀郷(怨霊として有名な「新皇」こと平将門を討った)の子孫であり、
    更に崇徳院(日本の歴史の中で最大の「魔縁(魔王の様な存在)」となったといわれる)と昵懇の仲であったとされる。
    • また、歌聖と呼ばれるようになった後、崇徳院付きの女房(一説には崇徳院の娘)と懇ろになり、
      その間に娘を儲けたとする説話がある。
    • その為、崇徳院付きの女房との間に生まれた娘が「富士見の娘」=生前の幽々子とすれば、
      彼女は怨霊や死霊等の忌むべき対象に対して、
      非常に密接な血脈や家柄の中に存在していたと考えることも出来る。
    • 歌舞伎『軍法富士見西行』では、西行は鳥羽院から神璽(三種の神器のひとつ八尺瓊勾玉)を預けられ木曽義仲を見極める使命を負っているが、義仲が上級遊女・逢坂山に惑わされてしまい、戒めを破ってでも義仲から遠ざけるため殺そうと西行が遊郭に乗り込んでみれば、かつて捨てた実の娘だったという展開が描かれている。(この遊女・写し絵姫は実は逢坂山ではなく、西行は娘を手にかけずに済む)
  • 西行の妻子
    • 天野の里に供養塔がある。
参考

スペルカード

非スペルカード

テーマ曲

登場

対戦モード勝利会話

参考