- 煉獄（れんごく）
- キリスト教の一派カトリックの教義において、天国にも行けずまた地獄にも行けない死者が行く中間的な場所。
- 天国に直行できるほどではない善人が行く所で、
後に天国に行くことは保障されているが、そのためには罪を清める必要があり、そのために苦しみを受ける場所のこと。 - ちなみに、同じキリスト教でもカトリック以外宗派（正教会やプロテスタント諸宗派等）は煉獄の存在を認めていない。
- 天国に直行できるほどではない善人が行く所で、
- キリスト教の一派カトリックの教義において、天国にも行けずまた地獄にも行けない死者が行く中間的な場所。
備考
- キリスト教では天国は「永遠の幸福を得られる場所」、地獄は「永遠の責め苦を受ける場所」とされる。
仏教における天および地獄はそこに行き着いたとしても、いずれは輪廻転生により他界にまた生まれるとしており、本質的に異なる。 - 「天国と地獄の中間の場所」としてキリスト教カトリックには、他に「辺獄」があるが、こちらと煉獄は全くの別の存在。（参照：東方深秘録/タイトル）
- 煉獄に似た概念として、仏教の浄土教では、阿弥陀仏の極楽浄土とこの世の間に「方便化土（ほうべんけど）」という極楽より劣った浄土があるとする。
この世界は懈慢界（けまんかい）、疑城胎宮（ぎじょうたいぐ）とも言われる。
極楽に行けるほど信心を徹底できなかった者が往生する場所。この浄土は快楽が多い世界とされ、快楽に捕らわれてしまうことから方便化土から本当の極楽浄土に往生するのは難しいとされる。
ただし浄土真宗では、方便化土に行った者も最終的には救済され真の浄土（極楽）に行けるとしている。
コメント 
登場
- ダブルスポイラー （6-6）