デメトリウスの仮説(超古代?)
デメトリウスの研究記録
(前略)
「これまでに明らかになった事実をまとめてみよう。
太古、もしくはそれに近い時期にすべての人間は女神と共に地下の居住地にいた。
それはおそらく今よりも直接的な、恵みというよりも統治に近かっただろう。
そして、理由は不明だが人間たちはその場所から外へ出、女神の導きのもとで地上のあちこちに散らばって住み着くようになった。
この移動は極めて自然に行われたらしい。
そうでなければ、間違いなく後世に残る問題が発生して今よりも多くの言い伝えが存在していたはずだからだ。
おそらく、当時の人間のすべての記憶と記録を、女神が完全に消し去ったのだろう。
しかし、偉大なる女神の権能にも関わらず、言い伝えが残されているということは、もしかしたら女神ではなく他の原因だった可能性も否定できない。
また、かなり無理な推測ではあるが、その地下居住地には我々が魔神と呼ぶ存在も共にいたのかもしれない。
だが、歴史に記録されたすべての事実や現在の状況に照らし合わせれば、とても受け入れることのできない仮説である。」
大地の塔建設
「王国」以前からこの地に古くから存在していた塔
内部には現在では在りえないレベルの防衛機能が存在し、考古学者やケドラ商団などもこの遺跡の調査に手を焼いている。
[>大地の塔の起源について、クポル・ルタの発言
今から1200年前…
この塔は人間たちの忘れ去られた古代の記憶に残る残滓として作られました。
遥か昔に女神と共に暮らしていた人間たち…
彼らが女神への恋しさを忘れられずに作ったのですよ。
ですが時間はこの塔の記憶すら消し去ってしまいました。
ジャカリエル王の時代から千年が経った今では、ジェミナ様だけがいらっしゃる状態です。
ジャカリエル王時代
ジャカリエル王による大陸統治が行われた時代。
宮廷が存在し、現在ではロストテクノロジーとなった魔法人形、魔法装置などが製造されていた。
宮廷魔術師や研究者により魔科学が非常に発展していた事が現存する王郭内部や文献でも伺える。
ガデュメル国王時代
アシャーク地下監獄、カレイマスの収容施設などはこの時代に作られたものとされている。
ルクリスの乱
当時の宰相プリミア・エミネントが大地の要塞を手に入れるために、
その時不満の溜まっていたルクリス達に反乱軍を結成させ、王国軍に反乱した出来事。
ルクリスがリディア・シャッフェンの故郷を襲撃ため、
リディア・シャッフェンが王国軍に離反。
ルクソナの街でエミネントを筆頭とした魔族軍に総攻撃を受け壊滅。