否定論・陰謀論を信じる理由
「理想的被害者」像の根強い影響と「被害者叩き」がもたらす課題と現状 (2025)
緒言
「理想的被害者」 と 「被害者叩き」 の概念は、犯罪と被害に対する社会の反応を理解するための重要な視点を提供する、被害者学研究の中心的な概念である[1]。Nils Christieの1986年の独創的な研究では、「理想の被害者」を、被害を受けた際に最も容易かつ正当に被害者としての地位を認められる、社会的に構築された原型として提示した（Christie, 1986）[2]。この構成概念は、本質的に被害のヒエラルキーを生み出し、この理想から逸脱する人々はしばしば懐疑、非難、そして苦痛の否定に直面する[3]。被害者が被った危害に対して部分的または全体的に責任を負わされる現象である被害者非難は、「理想の被害者」の物語と密接に絡み合っていることが多い。本稿は、現代の学術文献に基づき、これらの相互に関連する分野における研究の現状を簡潔に概説するものである。
「理想的被害者」：現代の研究と理論的発展
Christie（1986）[2]による「理想の被害者」の初期の定式化には、通常、弱く、非の打ちどころがなく、尊敬される活動中に「大きく、悪い」見知らぬ人物によって被害を受けた、といった特徴が含まれていた。近年の研究は、このステレオタイプの永続性を引き続き確認し、様々な文脈におけるその現れと結果を探求している。
Schwöbel-Patel (2021）[4]は、国際刑事法の「アテンション・エコノミー」の中で「理想的被害者」概念を拡張した。彼女は、弱さ・脆弱性、依存性、奇怪さといった特徴を特定しており、これらはしばしば女性化されたステレオタイプに融合する。このことは、「理想的被害者」の物語が、いかにジェンダーに基づく仮定を強化し、性的及びジェンダーに基づく暴力の男性被害者など、特定の被害者を認識と救済から排除しうるかを浮き彫りにしている。Seik（2025)[5]が指摘するように、「性的及びジェンダーに基づく暴力における男性被害を軽視することで、裁判所と社会はジェンダーに基づく暴力の不完全な物語を強化し、ひいては［彼らへの］危害を永続させている」。
研究はまた、規定された型に当てはまらず、その結果「被った危害の認識を剥奪され、さらなる苦難と二次被害につながる可能性のある」個人である 「非理想的被害者」 の概念も探求している（Fohring, 2018）[6]。「理想の被害者」ステレオタイプの社会的機能は、したがって、多くの人々に対する公共の同情と司法へのアクセスを制限するだけでなく、被害そのものが法制度や社会制度内でどのように理解され、対応されるかを形成するメカニズムとして見ることができる（Hoyle & Zedner, 2007）[7]。
被害者叩き：メカニズム、現れ方、そして影響
被害者叩きは依然として広範な問題であり、現在の研究はその根底にあるメカニズム、異なる犯罪類型や被害者集団における多様な現れ方、そしてその有害な影響の理解に焦点を当てている[8]。
研究によると、被害者叩きは、被害者、加害者、そして観察者の特性を含む様々な要因に影響される[9]。例えば、Whatley and Riggio (1993）[10]による研究では、男性被験者が女性被験者よりも平均して有意に高い被害者叩きを示し、被害者への同一視の程度が部分的な媒介因子として作用することが示された。このことは、「被害者の個人的特性を考慮することの重要性、そして潜在的な偏見を明らかにするために、裁定者の特性にさらなる焦点を当てた将来の研究の必要性」を強調している（Witte and Flechsenhar, 2025）[11]。
被害者叩きは、性的暴行事件から貧困やホームレスに至るまで、様々な文脈で現れる[8]。性暴力の事例、特にセックスワーカーのような周縁化された集団に対する場合、被害者非難は深刻になりうる。ある系統的レビューでは、「セックスワーカーは一般の人々よりも自身の被害に対して非難されることが多く、信頼性が低いと見なされ、暴力を受けるに値すると見なされた」と強調されている（Velassco and Sanmartin, 2025）[12]。この非難は、しばしば社会的な神話やステレオタイプによって助長される。
被害者叩きの心理的影響は、重要な研究領域である。研究は、自身の被害に対して非難されることがトラウマを悪化させ、「風評被害、うつ病、不安などの否定的な心理的結果」につながりうることを一貫して示している（Wilson, Farley, & Horton, 2022）[13]。さらに、被害者叩きは「犯罪の影響を増幅させ、羞恥心、当惑、罪悪感、不安、そして自己不信や自己非難を増大させる可能性があり」、被害者が助けを求めたり犯罪を報告したりすることを妨げることがある。
「理想的被害者」と「被害者叩き」の相互作用
「理想的被害者」と「被害者叩き」の概念は本質的に結びついている。「理想的被害者」のステレオタイプに合致しない場合、被害者叩きの言説が生じやすくなるのである。被害者の行動、特徴、あるいは状況が、非の打ちどころのなさや脆弱性といった社会の期待から逸脱するとき、彼らは自身の被害に対してより責任を負わされやすくなる。
Matthews (2024）[14]は、親密なパートナーによる女性殺害事件における被害者非難の批判的分析において、「責任の否定、彼女の状況の非難、挑発…そして完璧な被害者の不在といった多くの被害者非難のテーマ」を指摘している。この研究は、「理想的被害者」という地位の欠如が、加害者の責任を免罪したり軽減したりする言説にいかに繋がりうるかを強調している。
被害者の行動、選択、さらには過去を精査する社会の傾向、特に彼らが「理想」の型に当てはまらない場合に、被害者叩きは永続する。知人による強姦の被害者に関して指摘されている[8]ように、「被害者の性格は徹底的な精査の対象となり、犯罪がどのように見られるかに中心的な役割を果たす」。この精査は、「理想的」と見なされる人々に対してはそれほど厳しくない。
結論と今後の方向性
「理想的被害者」と「被害者叩き」に関する研究は進化を続けており、これらの現象の永続性と被害者にとっての有害な結果を浮き彫りにしている。現代の研究はますます多角的になり、多様な被害者集団、犯罪の種類、文化的文脈を超えてこれらの概念を探求している。「理想の被害者」の社会構築と被害者非難の態度の蔓延との相互作用は、引き続き重要な研究分野である。
今後の研究では、これらの構成概念が法的手続き、メディア表現、公共の言説において、微妙かつ明白な形でどのように現れるかを調査し続けるべきである。「理想的被害者」のステレオタイプに異議を唱え、被害者叩きの態度を軽減することを目的とした介入策の開発と評価が不可欠である。被害者学教育に関する研究で指摘されているように、「被害者学の知識は、犯罪被害者を非難する学生の傾向に大きく影響する」（Fpx and Cppl, 2011）[15]。このことは、教育的取り組みが、被害に対するより共感的で公正な対応を育む上で役割を果たしうることを示唆している。最終的に、これらの複雑な社会現象をより深く理解することは、既成概念の「理想」に合致するか否かにかかわらず、すべての犯罪被害者と虐待被害者を真に支援する社会を構築するために不可欠である。
References
[1] Jordana K. Norgaard and Benjamin Roebuck: "14.2 Theories of Victimisation" in Shereen Hassan and Dan Lett (ed.Leah Ballantyne): "Introduction to Criminology -- A Canadian Open Education Resource", Kwantlen Polytechnic University Pressbooks Publishing
[2] Christie, N. (1986). The ideal victim. In E. A. Fattah (Ed.), From crime policy to victim policy: Reorienting the justice system(pp. 17-30). Macmillan.
[3] Anna Forringer-Beal: "Why the ‘Ideal Victim’ Persists: Queering representations of victimhood in human trafficking discourse", anti trafficking review, No. 19 (2022): Special Issue – Migration, Sexuality, and Gender Identity / Articles
[4] Christine Schwöbel-Patel: "The ‘Ideal’ Victim of International Criminal Law", The European Journal of International Law Vol. 29 no. 3 , 2018
[5] Sabrina Seikh: "Crushing the “Ideal Victim”-- Male Palestinian Victims of Sexual and Gender-Based Violence", Völkerrechtsblog, (2025/01/09)
[6] Stephanie Fohring; "Revisiting the non-ideal victim", In book: Revisiting the 'Ideal Victim' (pp.195-210), 2018.
[7] Hoyle, C., & Zedner, L. (2007). "Victims, Victimization, and Criminal Justice". In M. Maguire, R. Morgan, & R. Reiner (Ed.), The Oxford Handbook of Criminology. Oxford University Press.
[8] Purdy, Elizabeth R: "Victim Blaming", EBSCO, 2021
[9] Jesús de la Torre Laso, Juan M Rodríguez-Díaz: "The relationship between attribution of blame and the perception of resistance in relation to victims of sexual violence", Front Psychol. 2022 Aug 25;13:868793.
[10] Mark A. Whatley and Ronald E. Riggio: "Gender Differences in Attributions of Blame for Male Rape Victims Interpersonal Violence, December 1993, 8(4):502-511
[11] Louisa Pauline Witte, Aleya Flechsenhar ""It's Your Own Fault": Factors Influencing Victim Blaming", J Interpers Violence. 2025 May;40(9-10):2356-2380
[12] Judith VelascoORCID Icon &Francisco J. Sanmartín "Victim-blaming in sexual violence against sex workers: a systematic reviewPreregistered", Journal of Sexual Aggression, 28 Mar 2025
[13] Laura Wilson, Abigail Farley and Sierra F. Horton: "The Impact of Victim Blaming and Locus of Control on Mental Health Outcomes Among Female Sexual Assault Survivors", Violence Against Women, June 202228(1):107780122210883
[14] Erica Matthews: "Do we Blame Victims?", A thesis submitted to the University of Gloucestershire in accordance, 2024
[15] Kate Fox and Carrie L Cook: "Is Knowledge Power? The Effects of a Victimology Course on Victim Blaming", Journal of Interpersonal Violence, May 2011 26(17):3407-3427
「理想的被害者」像の根強い影響と「被害者叩き」がもたらす課題と現状 (2025) 
緒言
「理想的被害者」 と 「被害者叩き」 の概念は、犯罪と被害に対する社会の反応を理解するための重要な視点を提供する、被害者学研究の中心的な概念である[1]。Nils Christieの1986年の独創的な研究では、「理想の被害者」を、被害を受けた際に最も容易かつ正当に被害者としての地位を認められる、社会的に構築された原型として提示した（Christie, 1986）[2]。この構成概念は、本質的に被害のヒエラルキーを生み出し、この理想から逸脱する人々はしばしば懐疑、非難、そして苦痛の否定に直面する[3]。被害者が被った危害に対して部分的または全体的に責任を負わされる現象である被害者非難は、「理想の被害者」の物語と密接に絡み合っていることが多い。本稿は、現代の学術文献に基づき、これらの相互に関連する分野における研究の現状を簡潔に概説するものである。
「理想的被害者」：現代の研究と理論的発展
Christie（1986）[2]による「理想の被害者」の初期の定式化には、通常、弱く、非の打ちどころがなく、尊敬される活動中に「大きく、悪い」見知らぬ人物によって被害を受けた、といった特徴が含まれていた。近年の研究は、このステレオタイプの永続性を引き続き確認し、様々な文脈におけるその現れと結果を探求している。
Schwöbel-Patel (2021）[4]は、国際刑事法の「アテンション・エコノミー」の中で「理想的被害者」概念を拡張した。彼女は、弱さ・脆弱性、依存性、奇怪さといった特徴を特定しており、これらはしばしば女性化されたステレオタイプに融合する。このことは、「理想的被害者」の物語が、いかにジェンダーに基づく仮定を強化し、性的及びジェンダーに基づく暴力の男性被害者など、特定の被害者を認識と救済から排除しうるかを浮き彫りにしている。Seik（2025)[5]が指摘するように、「性的及びジェンダーに基づく暴力における男性被害を軽視することで、裁判所と社会はジェンダーに基づく暴力の不完全な物語を強化し、ひいては［彼らへの］危害を永続させている」。
研究はまた、規定された型に当てはまらず、その結果「被った危害の認識を剥奪され、さらなる苦難と二次被害につながる可能性のある」個人である 「非理想的被害者」 の概念も探求している（Fohring, 2018）[6]。「理想の被害者」ステレオタイプの社会的機能は、したがって、多くの人々に対する公共の同情と司法へのアクセスを制限するだけでなく、被害そのものが法制度や社会制度内でどのように理解され、対応されるかを形成するメカニズムとして見ることができる（Hoyle & Zedner, 2007）[7]。
被害者叩き：メカニズム、現れ方、そして影響
被害者叩きは依然として広範な問題であり、現在の研究はその根底にあるメカニズム、異なる犯罪類型や被害者集団における多様な現れ方、そしてその有害な影響の理解に焦点を当てている[8]。
研究によると、被害者叩きは、被害者、加害者、そして観察者の特性を含む様々な要因に影響される[9]。例えば、Whatley and Riggio (1993）[10]による研究では、男性被験者が女性被験者よりも平均して有意に高い被害者叩きを示し、被害者への同一視の程度が部分的な媒介因子として作用することが示された。このことは、「被害者の個人的特性を考慮することの重要性、そして潜在的な偏見を明らかにするために、裁定者の特性にさらなる焦点を当てた将来の研究の必要性」を強調している（Witte and Flechsenhar, 2025）[11]。
被害者叩きは、性的暴行事件から貧困やホームレスに至るまで、様々な文脈で現れる[8]。性暴力の事例、特にセックスワーカーのような周縁化された集団に対する場合、被害者非難は深刻になりうる。ある系統的レビューでは、「セックスワーカーは一般の人々よりも自身の被害に対して非難されることが多く、信頼性が低いと見なされ、暴力を受けるに値すると見なされた」と強調されている（Velassco and Sanmartin, 2025）[12]。この非難は、しばしば社会的な神話やステレオタイプによって助長される。
被害者叩きの心理的影響は、重要な研究領域である。研究は、自身の被害に対して非難されることがトラウマを悪化させ、「風評被害、うつ病、不安などの否定的な心理的結果」につながりうることを一貫して示している（Wilson, Farley, & Horton, 2022）[13]。さらに、被害者叩きは「犯罪の影響を増幅させ、羞恥心、当惑、罪悪感、不安、そして自己不信や自己非難を増大させる可能性があり」、被害者が助けを求めたり犯罪を報告したりすることを妨げることがある。
「理想的被害者」と「被害者叩き」の相互作用
「理想的被害者」と「被害者叩き」の概念は本質的に結びついている。「理想的被害者」のステレオタイプに合致しない場合、被害者叩きの言説が生じやすくなるのである。被害者の行動、特徴、あるいは状況が、非の打ちどころのなさや脆弱性といった社会の期待から逸脱するとき、彼らは自身の被害に対してより責任を負わされやすくなる。
Matthews (2024）[14]は、親密なパートナーによる女性殺害事件における被害者非難の批判的分析において、「責任の否定、彼女の状況の非難、挑発…そして完璧な被害者の不在といった多くの被害者非難のテーマ」を指摘している。この研究は、「理想的被害者」という地位の欠如が、加害者の責任を免罪したり軽減したりする言説にいかに繋がりうるかを強調している。
被害者の行動、選択、さらには過去を精査する社会の傾向、特に彼らが「理想」の型に当てはまらない場合に、被害者叩きは永続する。知人による強姦の被害者に関して指摘されている[8]ように、「被害者の性格は徹底的な精査の対象となり、犯罪がどのように見られるかに中心的な役割を果たす」。この精査は、「理想的」と見なされる人々に対してはそれほど厳しくない。
結論と今後の方向性
「理想的被害者」と「被害者叩き」に関する研究は進化を続けており、これらの現象の永続性と被害者にとっての有害な結果を浮き彫りにしている。現代の研究はますます多角的になり、多様な被害者集団、犯罪の種類、文化的文脈を超えてこれらの概念を探求している。「理想の被害者」の社会構築と被害者非難の態度の蔓延との相互作用は、引き続き重要な研究分野である。
今後の研究では、これらの構成概念が法的手続き、メディア表現、公共の言説において、微妙かつ明白な形でどのように現れるかを調査し続けるべきである。「理想的被害者」のステレオタイプに異議を唱え、被害者叩きの態度を軽減することを目的とした介入策の開発と評価が不可欠である。被害者学教育に関する研究で指摘されているように、「被害者学の知識は、犯罪被害者を非難する学生の傾向に大きく影響する」（Fpx and Cppl, 2011）[15]。このことは、教育的取り組みが、被害に対するより共感的で公正な対応を育む上で役割を果たしうることを示唆している。最終的に、これらの複雑な社会現象をより深く理解することは、既成概念の「理想」に合致するか否かにかかわらず、すべての犯罪被害者と虐待被害者を真に支援する社会を構築するために不可欠である。
References
[1] Jordana K. Norgaard and Benjamin Roebuck: "14.2 Theories of Victimisation" in Shereen Hassan and Dan Lett (ed.Leah Ballantyne): "Introduction to Criminology -- A Canadian Open Education Resource", Kwantlen Polytechnic University Pressbooks Publishing
[2] Christie, N. (1986). The ideal victim. In E. A. Fattah (Ed.), From crime policy to victim policy: Reorienting the justice system(pp. 17-30). Macmillan.
[3] Anna Forringer-Beal: "Why the ‘Ideal Victim’ Persists: Queering representations of victimhood in human trafficking discourse", anti trafficking review, No. 19 (2022): Special Issue – Migration, Sexuality, and Gender Identity / Articles
[4] Christine Schwöbel-Patel: "The ‘Ideal’ Victim of International Criminal Law", The European Journal of International Law Vol. 29 no. 3 , 2018
[5] Sabrina Seikh: "Crushing the “Ideal Victim”-- Male Palestinian Victims of Sexual and Gender-Based Violence", Völkerrechtsblog, (2025/01/09)
[6] Stephanie Fohring; "Revisiting the non-ideal victim", In book: Revisiting the 'Ideal Victim' (pp.195-210), 2018.
[7] Hoyle, C., & Zedner, L. (2007). "Victims, Victimization, and Criminal Justice". In M. Maguire, R. Morgan, & R. Reiner (Ed.), The Oxford Handbook of Criminology. Oxford University Press.
[8] Purdy, Elizabeth R: "Victim Blaming", EBSCO, 2021
[9] Jesús de la Torre Laso, Juan M Rodríguez-Díaz: "The relationship between attribution of blame and the perception of resistance in relation to victims of sexual violence", Front Psychol. 2022 Aug 25;13:868793.
[10] Mark A. Whatley and Ronald E. Riggio: "Gender Differences in Attributions of Blame for Male Rape Victims Interpersonal Violence, December 1993, 8(4):502-511
[11] Louisa Pauline Witte, Aleya Flechsenhar ""It's Your Own Fault": Factors Influencing Victim Blaming", J Interpers Violence. 2025 May;40(9-10):2356-2380
[12] Judith VelascoORCID Icon &Francisco J. Sanmartín "Victim-blaming in sexual violence against sex workers: a systematic reviewPreregistered", Journal of Sexual Aggression, 28 Mar 2025
[13] Laura Wilson, Abigail Farley and Sierra F. Horton: "The Impact of Victim Blaming and Locus of Control on Mental Health Outcomes Among Female Sexual Assault Survivors", Violence Against Women, June 202228(1):107780122210883
[14] Erica Matthews: "Do we Blame Victims?", A thesis submitted to the University of Gloucestershire in accordance, 2024
[15] Kate Fox and Carrie L Cook: "Is Knowledge Power? The Effects of a Victimology Course on Victim Blaming", Journal of Interpersonal Violence, May 2011 26(17):3407-3427
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