創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

インテリジェントデザイン概説

インテリジェントデザイナーの属性情報


インテリジェントデザインではデザイナーの属性を研究対象外としている。しかし、少しだけは定義されている。
デザイナーはインテリジェントである

Michael BeheとWilliam Dembskiの記述はからすると、デザインにはデザイナーが必要で、そのデザイナーはインテリジェントなようだ。
We could therefore define intelligence as the capacity for rational or purposive or deliberate or premeditated choice.
したがって、インテリジェンスを合理的であるか目的があるか慎重であるか計画的な選択の能力と定義できる。[ Dembski 2001 ]

Design is simply the purposeful arrangement of parts. 
デザインとは部品の意図的配置だ。[ Behe 1998 ]
デザイナーに意識がある

Stephen Meyerのよれば、インテリジェントデザイナーには意識があるようだ。
Our experience-based knowledge of information-flow confirms that systems with large amount of specified complexity (especially codes and languages) invariably originate from an intelligent source - from a mind or personal agent. To quote Henry Quasder again: the "creation of new information is habitually associated with conscious activity" (1964, 16). Experience teaches this obvious truth.

情報流についての我々の経験ベースの知識は、特にコードや言語などの指定された情報を大量に含むシステムは、必ず心あるいはパーソナルエージェントというインテリジェントなソースに起因することを、確認している。あらためてHenry Quasderを引用しておくと、「新しい情報の創造には、いつも意識活動が伴っている」

[ Stephen Meyer:"The Canbrian Information Explosion" in "Debating Design: From Darwin to DNA", 2004, p.387 ]
引用されたHenry Quastlerは以下のように書いている:
The `accidental choice remembered' is a common mode of originating information. Since creation of information is habitually associated with conscious activity, it will be worthwhile to discuss this mode of creating information in terms of human activity. A humble way of originating information furnishes an exact analog to the presumed situation in the case of the nucleic acid system: this is the instance of information emerging by the choosing of a number combination to unlock a safe. It does not matter how the combination was originally selected wisely, by culling it from a table of random numbers, or unwisely, by using a guessable sequence such as birth date or telephone number. What matters is that before the combination is set into the lock, every number sequence is exactly as good as every other one (namely, no good!), and after it has been set, one sequence is useful and all others are useless. Thus the choice of a sequence and the subsequent implementation of the choice by setting the lock have created information.

"偶然の選択の記憶"が情報生成の普通のモードである。新しい情報の創造には、いつも意識活動が伴っているので、このモードの情報生成を、人間の活動の言葉で論じておく価値がある。情報を始める謙遜な方法は、核酸系について想定される状況の正確なアナロジーを提示する。これは金庫のカギをあけるための数字の組み合わせの選択よって生成される情報の例である。この数字の組み合わせは賢明に乱数表から選択しようが、愚かにも誕生日や電話番号のように推測可能な組み合わせにしようが、それは重要ではない。それが何であれ、番号の組み合わせがカギに設定されるまでは、どんな数字の組み合わせも、まったく他の組み合わせと等しく良い(すなわち、よくない)。そして、カギに番号の組み合わせが設定されれば、ひとつの組み合わせだけが有効で、それ以外は役に立たなくなる。このように数字の組み合わせの選択と、選んだ組み合わせをカギに設定することで、情報が生成される。

[ Quastler H., "The Emergence of Biological Organization," Yale University Press: New Haven CT, 1964, pp.16-17. quorpted by Stephen Jones ]
「新しい情報の創造には、いつも意識活動が伴っている」は「偶然の選択の記憶」のわかりやすい説明の例として日常生活品を使うといっているだけである。

これが「情報は意識活動に起因する」の論拠である。
デザイナーは生きているか不明

デザイナーが生きているか否かについての記述は見当たらない。






コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

サブメニュー

kumicit Transact


管理人/副管理人のみ編集できます