誤謬・詭弁
Shil cardあるいはShill gambitとは、「誰かの銭でやっている」と論敵を攻撃する手法である。
astroturfing(アストロターフィング)とは、「何かを支持あるいは、何かに反対する、広まった、同時発生的な、草の根活動があるかのように印象付けることを意図した、組織された活動」である。
敵がアストロターフィングをしていると確信し、それが誤認だった場合。誤認であることを認識することは、不可能に近い。というのは、自分の主張に反する主張はすべてアストロターフィングによるものに見えるからだ。
Shil cardあるいはShill gambitとは、「誰かの銭でやっている」と論敵を攻撃する手法である。
The shill gambit is a type of ad hominem or poisoning the well logical fallacy, wherein one party dismisses the other’s argument by proclaiming them to be on the payroll of some company.これが誤謬である理由は、主張の根拠が「政府や大企業の立場を支持している」ことだけだからである。
「シルガンビット」とは、「人身攻撃」あるいは「井戸に毒を入れる」論理詭弁の一種で、何らかの企業で活動していると主張することで、敵の論を棄却する方法である。
[ "HILL GAMBIT – LOGICAL FALLACIES" on SKEPTICAL RAPTOR ]
The "shill card" is a tactic used by the promoters of disinformation to discredit people who point out their errors. Instead of answering the objections being raised, they simply claim that the source is a "government shill." It's an old tactic, more generally described as "poisoning the well." It is applied to fact checking sites like Snopes or FactCheck.org, it's applied to the media by politicians, and it's applied to debunkers by conspiracy theorists.
「シルカード」とは、偽情報の宣伝者が、自分たちの誤りを指摘する人々の信頼性を損ねようとする戦術である。提起されている反対意見に答えるのではなく、彼らは単にその出所が「政府のシル(サクラ)」であると主張する。これは古い戦術であり、より一般的には「井戸に毒を入れる」と表現される。これは、SnopesやFactCheck.orgのような事実確認サイトに使われる。また、政治家がメディアに対して、陰謀論者たちがデバンカーたちに対して使う。
[ West Mick: "Escaping the Rabbit Hole: How to Debunk Conspiracy Theories Using Facts, Logic, and Respect Front Cover", (2018), p.69 ]
Where this gambit becomes fallacious is where such conflict has not been demonstrated. Indeed, when a shill gambit is used fallaciously the only "evidence" given of such a connection to a big company or government is that someone endorses a particular position—and therefore they must hold that position only because they're being paid or receiving some other deal-sweetener. Such a move is less fallacious, and can even be beneficial to make, when such conflict of interest is both demonstrated and shown to interfere with a person's judgement of the evidence.ということで、「特定の立場を支持している」以外の理由なく「銭をもらってやっている」という主張をしたら、「シルカード」を使ったとして、議論は即負け判定すべき。
このガンビットが誤謬になるのは、そのような相反が示されていないところにある、確かに、シルガンビットを誤謬として使った場合、そのような大企業や政府との関係の唯一の「証拠」は、その誰かが特定の立場を支持しているということだけである。したがって、その誰かがその立場をとっているのは、何者かから支払を受けているからだと。そのような利益相反を示すことができて、その人物の証拠判断に影響していることが示されれば、このような主張は誤謬度が下がり、むしろ有益にもなりうる。
[ RaionalWiki: Shill gambit ]
astroturfing(アストロターフィング)とは、「何かを支持あるいは、何かに反対する、広まった、同時発生的な、草の根活動があるかのように印象付けることを意図した、組織された活動」である。
敵がアストロターフィングをしていると確信し、それが誤認だった場合。誤認であることを認識することは、不可能に近い。というのは、自分の主張に反する主張はすべてアストロターフィングによるものに見えるからだ。
What this shows is that once information itself is called into question because of bias, astroturfing, denialism, or pseudoscience, it then becomes easier to see reality through the lens of your preferred narratives. One person's astroturfing is another person's skepticism.
It's like the movie Inception—once you can't trust reality, there is no way to confidently know how many layers deep you are in the dream.
This is why scientists and skeptics who are trying to communicate controversial science to the public are so frequently met with the shill card (using the knee-jerk accusation that they are shilling for industry as a way to dismiss their scientific opinions). It's now a common game on Facebook, blogs, and other social media outlets to count how many comments go by on a post about a controversial topic before someone plays this card. The answer is always—not many.
If you are, for example, an anti-vaxxer, then it's likely part of your narrative that any scientist or opinion writer who expresses a pro-vaccine opinion or counters any of the misinformation generated by the anti-vaccine movement is by definition a shill and part of an astroturf campaign. The existence of real astroturf campaigns just makes the accusation seem more plausible. Similarly, the existence of real but small conspiracies lends fuel to the conspiracy theorists who weave outlandish grand conspiracies.
偏見やアストロターフィングや否定論や疑似科学のために、ひとたび、ある情報に疑義が生じれば、自分が好む物語のレンズを通して、現実を見るようになる。誰かの懐疑論も、自分にはアストロターフィングに見える。
映画インセプションのように、現実を信じられなく成れば、夢の何層目にいるのか自信をもって知る方法はない。
なので、科学者や懐疑論者が、一般人に向けて、論争対象となっている科学について語ろうとすると、シルカード(科学的意見を退けようとする企業のために、銭をもらってやっていると非難すること)に遭遇することになる。論争対象となっている問題について、シルカードが切られる前に、Facebookでもブログでもその他のソーシャルメディアでも、おれほどの数のコメントがつくらdろう、実際のところ、多くない。
たとえば、ワクチン否定論者だったとしたら、ワクチン支持を表明したり、ワクチン否定論者が作り出した誤情報にカウンターしたりする科学者やオピニオンライターは、定義上、シルであり、アストロターフィング活動の一部である。実際にアストロターフィングが存在していれば、非難の尤もらしさが高ます。小さくても実際に陰謀が存在していれば、異端の巨大な陰謀の存在を主張する陰謀論者に燃料を透過することになる。
[ Steven Novella: "The Skeptics' Guide to the Universe: How to Know What's Really Real in a World Increasingly Full of Fake", Hachette UK, Oct 2, 2018, pp.443-444 ]
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