創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

×
創造論ネタ

ノアの箱舟と猿


聖書を検索すると、猿(ape,monkey)は以下の2つにしか登場しない
列王記上 / 10章 22節
王は海にヒラムの船団のほかにタルシシュの船団も所有していて、三年に一度、タルシシュの船団は、金、銀、象牙、猿、ひひを積んで入港した。

歴代誌下 / 9章 21節
王の船団はフラムの家臣たちと共にタルシシュへ航海した。三年に一度、タルシシュの船団は、金、銀、象牙、猿、ひひを積んで入港した。
聖書を字義通り解釈すると、ノアの箱舟以前には猿はいなかったが、その後に出現したことになる。

そのついでに、ノアの箱舟に動物が乗るシーンを描いた、わりと有名な絵画を見てみた:
Edward Hicks (1780-1849): "Noah's Ark"(1848) at Philadelphia Museum of Art


Jan Brueghel the Elder (1568-1625): "The Entry of the Animals into Noah's Ark" (1613)


Kaspar Memberger (1555-1618): "Construction of Noah's Ark"
猿の姿は見られない。少なくとも、大Jan BrueghelもEdward Hicksも、ノアの箱舟に乗る動物の中に猿はいないと思っていたか、猿という動物の存在を知らなかったようだ。


実際のところは、聖書に関連する地域に、人間以外の霊長類が生息しておらず、その存在を知らなかったと思われる。存在しない生物を神が創造するわけもなく、ノアの箱舟に乗ることもない。

[ wikipedia ]








コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

サブメニュー

kumicit Transact


管理人/副管理人のみ編集できます