創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

{{Who's Who]]

統一教会信者 Jonathan Wells

進化論破壊を誓って、統一教会の奨学金で博士課程に進学

Dr. Jonathan Wellsはカリフォルニア大学バークレイ校で生物学の学位を、エール大学で神学の学位を取得している。この時点で既にUnification Church信者であったことが確認されている。その証拠がUnification Churchの関連サイト(True Parents Organization)に残されている(via EvoWiki)。
"Father's words, my studies, and my prayers convinced me that I should devote my life to destroying Darwinism, just as many of my fellow Unificationists had already devoted their lives to destroying Marxism. When Father chose me (along with about a dozen other seminary graduates) to enter a Ph.D. program in 1978, I welcomed the opportunity to prepare myself for battle."

「父[文鮮明]の言葉、私の研究、および私の祈りにより、私がダーウィニズムを破壊するのに人生をささげるべきであると確信しました。ちょうど私の統一協会信者の仲間の多くが既にマルキシズムを破壊するのに彼らの人生をささげたように。父[文鮮明]が1978年に、およそ12人のセミナー修了者とともに私を博士号プログラムに選んだとき、私は戦いのために準備する機会を得られたことを喜びました。」

Darwinism: Why I Went for a Second Ph.D.

なお、このセミナーとはUnification Theological Seminaryのことである。

本の前書きでウソをつくWells

そもそも、Dr. Jonathan Wellsは進化論破壊を誓って、統一教会の奨学金で進学したはずなのに、"Icons of Evolution: Science or Myth? Why Much of What We Teach About Evolution Is Wrong"(Amazon,2000)という本の前書きで「始めは進化論を正しいと考えていた」と書いている。
"During my years as a physical science undergraduate and biology graduate student at the University of California, Berkeley, I believed almost everything I read in my textbooks. I knew that the books contained a few misprints and minor factual errors, and I was skeptical of philosophical claims that went beyond the evidence, but I thought that most of what I was being taught was substantially true."

「カリフォルニア大学バークレイ校の自然科学大学生と生物学大学院生としての私の数年間、教科書で読むほとんどすべてを信じていました。教科書には、いくつかの誤植とささやかな事実の誤りがあるのはわかっていましたし、証拠を超えた哲学的な主張には懐疑的でした。それでも、私は教えられていたことの大部分が実質的に本当であると思っていました。」

正直に書くと説得力が失われるので、博士課程進学と進化論破壊の誓いの順序を逆にしたようだ。

"Design"という単語を紛れ込ませただけで、インテリジェントデザインの論文だというWells

しかし、あまり大々的に反進化論を掲げたことはやっていないようだ。

[Discovery Instituteにあるコピー]
イタリアの学術誌なので、三流クラスと思われる。論文自体は細胞分割関連ネタで、Abstractと本文中にさりげなく、"Design"という単語をまぎれこませたもの。
[ Jonathan Wells, “Do Centrioles Generate a Polar Ejection Force? Rivista di Biologia/Biology Forum 98 (2005): 37-62. ]

Instead of viewing centrioles through the spectacles of molecular reductionism and neo-Darwinism, this hypothesis assumes that they are holistically designed to be turbines.

What if centrioles really are tiny turbines? This is much easier to conceive if we adopt a holistic rather than reductionistic approach, and if we regard centrioles as &bold(){designed} structures rather than accidental by-products of neo-Darwinian evolution (Wells[2004]).

強調はKumicitによる。また、citeしている[Wells 2004]はインテリジェントデザイン関連サイトにある記事である。ここで、Wellsはインテリジェントデザイナーが存在すると主張しているわけではなく、デザインされたと仮定した上での仮説という表現をしているだけ。別にその一言がなくても、この論文は成立する。

しかも、この学術誌Rivista di Biologia/Biology Forumは、イタリアの創造論者Giuseppe Sermontiが編集者をつとめており、「種々雑多な反進化論、そして明確な非科学と疑似科学論文の真の天国」である。

それ以外にほとんど論文がないJonathan Wells

"Jonathan Wells"でgoogle scholar検索すると、同姓同名を除くと、1995年以降で、First Authorな文献は

  • Jonathan Wells: "Haeckel's Embryos and Evolution: Setting the Record Straight.",Education Resource Information Center, 1999
    学校教育用素材集のサイトにある素材
  • Jonathan Wells: "Icons of Evolution: Science or Myth? Why Much of What We Teach About Evolution is Wrong", 2000 (Amazon).
    反進化論本
  • Jonathan Wells: "Using Intelligent Design Theory to Guide Scientific Research",PCID 3.1.2, November 2004.
    インテリジェントデザイン運動内の論文誌
  • Jonathan Wells and Paul Nelson: "Homology: A Concept in Crisis", The Apologia Project
    キリスト教研究機関だと称しているサイト掲載品

とろくなものがない。しかも数も少ない。査読つき論文で検索にひっかかるのは、Sermontiの論文誌に載ったものだけ。

進化論破壊が目標なので、研究はしていないのかもしれない....





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