創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

世論調査

米国人のロシアに対する世論(1989-2023)


Gallup Pollが米国のロシアに対する世論の長期系列についての記事(2023/03/13)を載せている。

米国にとってロシアは好ましいか (1989〜2023)

支持政党別の米国にとってロシアは好ましいか (2021-2023)


冷戦終結後、長期的には、ロシアに対する米国人の世論は肯定的なものだった。ときおり急降下しているのは、Gallupによれば、以下の理由による。
  • 1990年代後半: ロシアが、NATOによるセルビアのコソボ地域への介入に対して、反対した。
  • 2003年3月: ロシアが、米国によるイラクへの軍事介入に対して、反対した。
  • 2015年: 2014年にロシアがクリミアを併合した。
  • 2020年: ロシアによる米国大統領選挙への介入
  • 2021年以降: ロシアがウクライナ侵略の準備、侵略の開始〜継続した。

プーチンがロシア連保大統領に就任して2002年には、米国人の66%がロシアを好ましいと見ていたのが、2023年には9%へ低下。プーチンに好意的だった共和党支持者たちも、2023年には民主党支持者と同じ水準に。



米国における各国に対する世論では、好ましい比率が10%を下回る値を記録したことがあるのは、イランとイラクと北朝鮮とロシアのみ。かなり険悪な状況にある。


Gallupは20年近くにわたり、ロシア軍の米国に対する脅威度についても調査している。

米国にとってロシア軍は深刻な・重要な・重要でない脅威か?

支持政党別の米国にとってロシア軍は深刻な脅威か?


2004年以降、米国人は次第にロシア軍を米国にとっての脅威とみなすようになってきている。急増したのは2014年のロシアによるクリミア併合と、2022年からのウクライナへの侵略。ひとたび、深刻な脅威とみなすようになった米国人だが、2023年に入ると、ロシアの脅威度を下げている。この2023年の動きについて、Gallupは理由を特定していない。

ロシアによるウクライナ侵略の1年鑑の推移から、事前の予測・想像に反した、ロシア軍の「弱さ」が見えてきたことが影響しているかもしれない。







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