創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

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堕落の前の死


進化論が正しいなら、というより古い地球の創造論が正しくても、創世記2章1節によれば、弱肉強食の数十億年の生命の歴史を見て、神は『極めて良かった』と言ったことになる。神はかくもサディスティックだろうかと、若い地球の創造論者は問う。
ただし、この死はアダムが名を付けた動物に限られると創造論者たちは言う。 なぜなら、「一粒の麦が地に落ちて死ぬ」という表現があるから。
神は言われた。「地は草を芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。(創世記1章11節)

はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ。 (ヨハネによる福音書12章24節)


一方、主張を拡大して、腐敗さえも堕落の前にはなかったと主張する創造論者もいる。

その延長線上で、熱力学第2法則も堕落前になかったと主張する創造論者たちもいた。それはやりすぎだと思われたのか、この主張は今では、創造論者が使ってはいけない論の一つに挙げられている。
熱力学第2法則は引っ込めても、「生物は進化しない」という主張と、堕落を結びつける例がみられる。
古い地球のインテリジェントデザイン

インテリジェントデザイン理論家Dr. William Dembskiは地球の年齢について、古い地球の創造論の立場をとっている。彼は「弱肉強食の数十億年の生命の歴史」と「堕落の前に死はない」を整合させる考え方として、「堕落の過去への遡及」と提示する。すなわち、アダムとイブが知恵の木の実を食べたことにより、数十億年の生命の歴史が血塗られたものになったのだと。


聖書によれば...

いずれもパウロが書いたことになっているのだが、アダムの罪なのか、イブの罪なのか聖書の見解は分かれる。そして、堕落の後には人は死ぬはずなのに、ときおり永遠の生を約束される者たちが聖書に登場する。






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