創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

インテリジェントデザイン概説>インテリジェントデザインでないもの

竹内薫氏が「99.9%は仮説(2006)」に書いたインテリジェントデザイン


竹内薫氏はインテリジェントデザインではない何かを「インテリジェントデザイン」の名のもとに、「99.9%は仮説(2006)」に書いた。


以上を見ると、竹内薫氏は「現実に存在するインテリジェントデザイン運動」からキーワードやエピソードを拾って、改変して、「架空のインテリジェントデザイン理論」を語っているように見える。それも意図的に。

で、竹内薫氏は意図的に「架空のインテリジェントデザイン理論」を語った「99.9%は仮説」の第5章の終りに、次にように書いている。
この世界は、実は、ほんの数秒前に誕生したばかりです。
でも、あなたの頭には精巧なニセ記憶が仕込まれているので、あなたはもう長いあいだ生きていると思っているし、地球は何十億年も続いていると考えているのです。
この仮説を否定する方法はありますか?(p.178)

これは哲学者がよくあげる例です。
驚くべきことに、この仮説を否定する証拠はありません。(p.241-2)

[竹内薫: 99.9%は仮説(2006)]

そもそも、これはBetrand Russelの世界5分前誕生説であり、原理的に反証不可能な命題の典型例として知られている。すなおに読めば「大仮説なんか、反証不能なので、科学ではない」と言っているようにみえる。これは「てへっ」ってとこかもしれない。


なお、この竹内薫氏の「99.9%は仮説(2006)」については、出版当時の2006年にいろいろつっこまれている。








コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

サブメニュー

kumicit Transact


管理人/副管理人のみ編集できます