創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

否定論・陰謀論を信じる理由

陰謀的プロパガンダが機能する理由と、それに対して我々ができること(2021/05)
4.ソーシャルメディア分析

4.ソーシャルメディア分析


Cardiff Universityに拠点を置くソーシャルメディアモニターは、2020年8月1日から12月1日までの期間に、4 つのソーシャルメディアプラットフォーム全体で反西側偽情報のストーリーを分析した。
  • Internewsによって偽情報の発信元として特定されたニュースチャンネル、政党、主要な政治関係者の25の公開Facebookページが、
  • Internewsが特定した31の Telegramパブリック チャンネル
  • 地理情報がウクライナに位置するTwitter アカウントのランダム サンプル

データは、手動収集と Crimson HexagonおよびCrowdTangleの自動検索機能を組み合わせて、収集した。 データは分析され、傾向と上位の投稿に基づいて整理された。

この分析は、以下を示している:
4.1 さまざまな政治的志向を持つユーザーによって、さまざまなソーシャルメディアプラットフォームが選好される

ウクライナでは、Twitterのコンテンツがより親欧米的であるのに対し、FacebookとTelegramのコンテンツはより反欧米的な傾向がある。
4.2 Telegramは増幅のための最も強力なソーシャルメディアプラットフォーム

多くの場合、Telegramへの投稿の誘引力のレベルは、Facebookへの同じ投稿よりも高くなる。たとえば、「ロシア連邦の占領からのクリミアの解放」などの「無駄な」プロジェクトにウクライナの納税者のお金を使用していると思われる「ソロサイト」に関するKlymenko Timeの投稿は、Facebookでは41のレスポンスしか得られなかったが、Telegramへの同じ投稿には12,900のレスポンスがあった[30]。

別の実例として、政治家のアンドレイ・ポートノフは、トランプ大統領を支持する投稿を公開し、「ポロシェンコの側近や非政府組織、活動家、寄生虫、およびトランプの反対者によって資金提供されてウクライナをうろついている他の泥棒」に言及した。この投稿はFacebookで非常に好成績を収めたが (4,100のレスポンスと268のシェア)、Telegramではさらに多くの注目を集めた (66,300のビューと6,100のいいね) [31]。

4.3 ソーシャル メディアのパーソナリティは、出版物よりも注目を集めている

我々のソーシャルメディアモニタリングでは、反西側ストーリーを表現する個々のオピニオンメーカーによる投稿が、メディアプラットフォームによる同様の投稿よりも多くの注目を集めていることを見出した。この傾向は、IMFのような西側の機関がウクライナに対して金融統制を行っていると主張する17の異なる情報源からの投稿の誘引力を比較した下のグラフで明らかである。最高レベルの注目を集めた投稿は、政治家のユーリー・ボイコ(Yuriy Boyko)、アンドレイ・ポルトノフ(Andrey Portnov)、エレナ・ルカシュ(Elena Lukash)によるものだった。



[30] See Facebook post with 41 interaction versus Telegram post with 12,900 views
[31] See Portnov’s post on Facebook and on Telegram


3.世論調査◀ ▶5.定性的調査_反西側偽情報の浸透




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