創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CA041:
Students should be taught all sides of a controversial issue. Evolution should not be taught without teaching the controversy that surrounds it.
生徒たちは論争の両側を教えられるべきだ。進化論をめぐる論争を教えることなしに、進化論を教えてはならない。
Response:
  1. 共通祖先や自然選択の事実のような進化論の根本的問題について、科学的論争はない。「論争を教えろ」キャンペーンは疑似科学を授業で教えようとするものだ。進化論対創造論の社会問題についての授業は歴史の授業、あるいは理科以外の授業では適切かもしれない。
    悪い科学を授業に持ち込むことに対する異論があるとするなら、それはすべてが悪い科学である創造論者の対抗議論にも適用されるべきだ。
  2. 同所的種分化と異所的種分化の寄与度など進化理論の詳細についての論争はある。これらの論争が何についてのものか理解するだけでも、生物学のバックグラウンドの多くをしっていなければならない。学び始めたばかりの生徒に教えるべきものではない。これらは生物専攻の大学生に教えるべき内容である。
  3. 進化論はほぼ確実に、歴史上もっとも嫌われた科学理論である。多くの人々は進化論が倫理文明まさに魂を脅かすものだと考えており、事実上、誰もが真実であってほしくないと思っている。種の起源が出版されたその日から、一般人からの絶え間ない非難と攻撃は言うにおよばず、有力な政治家や宗教指導者たちからも恒常的に挑戦を受けてきた。進化論は証拠のみに依存してきた。証拠が極端に強いものでなければ、進化論は数十年前に粉砕されていただろう。
    他のすべての理論と同じく、進化論は科学的攻撃の対象ともなってきた。確立された理論の大きな修正を行うには、多くの科学者たちが夢見て、科学者ではない多くの人々が感じているのと同じように、進化論に反対する同じ感情を多くの科学者が感じる必要がある。もし進化論に対する信頼できる代替理論が出現したら、生物学者たちは争って、その理論についての研究論文を発表するだろう。実際、科学者たちは進化論の詳細について多くの大きな修正を行ってきた。しかし、進化の基本理論について、そのようなことが起きたことはない。
    進化論はこれまで以上に強く、世界から受け入れられており、基本理論に対する科学的挑戦の欠片もない。進化論まわりの論争は、進化論を時代を通じてもっとも精査された理論にしており、進化論はその精査に見事に耐えている。
  4. 「論争を教えろ」というのは進化論のいわゆる代替理論にも適用されるべきではないか?互いに相容れない創造論の立場があり、それらは宇宙の年齢や創造主について書かれた宗教書などの根本的問題について一致していない。創造論の基礎が感情的宗教アピールであり、そのような主張は文化や個人の間で違っており、創造論は常に絶望的な論争の中にいる。論争についての授業にはすべての論争が含まれるべきだ。
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