創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CA601:
Evolution is materialistic; it requires methodological naturalism. It irrationally rules out the possibility of any divine outside influence.
進化論は唯物論であり、方法論的自然主義を必要とする。それは神の外部からの影響の可能性を非合理的に除外している。
Response:
  1. 科学が採用している自然主義は方法論敵前主義である。それは、自然がすべてであるとは仮定していない。自然が我々が持つ唯一の客観的基準であると述べているにすぎない。超自然はアプリオリには除外されない。信頼できる観測がないので、扱われないだけである。自然主義を使っている多くの科学者が、自然以上の存在を信じている。
  2. 進化論は、外部からの影響を、神の影響を含めて除外していない。外部からの影響の証拠が観察されれば、進化論に含まれるようになる。
    科学は検証できない証拠を取り入れることはない。主張されても支持されない仮説は科学にはならない。しかし、これらの未検証の現象は科学の検討対象から除外されるだけである。生活全体から除外されるわけではない。人々は好むところに従って、それらを受け入れたり、否定したりしていよい。科学はその手段について何も絶対的なことは言わない。科学は神の影響を受け入れることを除外しないし、神の影響の否定も除外しない。
  3. 進化論だけが自然主義ではない。すべての科学・工学・製造そして大半の人間の探求は等しく自然主義的である。その哲学を理由に進化論を破棄しないといけないのであれば、我々は航法も気象学も農業も建築学も印刷も法も事実上あらゆる主題を同じ理由で捨てなければならない。
  4. インテリジェントデザインは哲学的自然主義を意味する。上述のように、あらゆる科学・工業・農業は自然を基礎としている。そのことは、進化論者やその他の科学者・工学者・製造者・農家に対して、唯物論を超えたものを見たり、生活にスピリチュアリティを見出すことを止めることはない。
    一方、インテリジェントデザイン支持者たちはそのような手順をとれない。彼らは自分たちのスピリチュアリティを支持する客観的、唯物的証拠を求めているようだ。しかし、それはもちろん、彼らのスピリチュアリティを自然主義化するものである。彼らの唯物論についての文句についていえば、DembskiやJohnsonのような人々は唯物論を宗教の分野に拡大しようというするものである。

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