創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

批判サイド > 創造論者の主張

Claim CH401:
A "vapor canopy" (water vapor above the troposphere) was the source for much of the flood waters.
対流圏の上にある水蒸気である上空蒸気層(Vapor Canopy)は、ノアの洪水の水源の大半を占める。
Source:
Morris, Henry M., 1974. Scientific Creationism, Green Forest, AR: Master Books, pp. 124-125,210-211.
Response:
  1. 大量に水蒸気を上空に維持する方法がない。土星のリングのように衛星軌道上には置けるかもしれないが、それでは地球をcanopyのようには覆えない。
  2. canopyが水蒸気であれば、そこからの水は加熱されている。このシナリオでは、本質的にノアの洪水の水が沸騰した状態から始まる。もし水を衛星軌道上の氷から始めれば、重力ポテンシャルエネルギーの解放により、同様に沸騰温度に到達する。canopyが落下して洪水を起こせば、地球上のあらゆるものが、ゆで上がる。
    canopyを大気圏外の衛星軌道上の固体の氷から始めれば、落下とともに重力ポテンシャルエネルギーが熱に転換され、大気圏は加熱されて生命が存在できなくなる[Brown 1995, p175]
  3. ノアの洪水前の上空蒸気層(Vapor Canopy)は地上を生物が住めない状態にする。温室効果により極端に温度が上昇する。上空蒸気層(Vapor Canopy)が100cm分の水を維持していれば、その分だけ気圧が高くなり、酸素分圧と窒素分圧は有害なレベルに達する。
References:
  1. Brown, Walt, 1995. (see above)

オリジナルページ

これはIndex to Creationist Claims, edited by Mark Isaakの和訳です。





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