創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

誤謬・詭弁

Four-term詭弁


Four-term fallacy(4個概念の誤謬)とは
P1: WはXである。
P2: YはZである。
C1: したがって、WはZである。
あるいは
P1: XはYである。
P2: YはZである。
C1: したがって。WはXである。
という形式の、3段論法を装った、詭弁である。

自明な例は:
P1: すべての魚にはヒレがある。
P2: すべての人間には髪がある。
C1 したがって、すべての魚には髪がある。
前提に「魚」「ヒレ」「人間」「髪」という4語が登場するが、2つの前提に関係がない。

2つめの形式の自明な例は:
P1: すべての魚にはヒレがある。
P2: すべての金魚は魚である。
C1: したがって、すべての人間にはヒレがある。
前提にある「魚」「金魚」「ヒレ」の3語とは別の「人間」が結論で登場する。

同様に自明な例として、神の存在証明がある。
P1: あらゆる事象には原因がある。
P2: 因果の連鎖には、最初の原因がある。
C1: したがって、神が最初の原因である。
前提には「事象」「原因」「最初の原因」の3語があるが、結論には前提にない「神」が登場する。この例は実際には、4段階で行われる場合がある。
P1: あらゆる事象には原因がある。
P2: 因果の連鎖は有限である。
C1: したがって、因果の連鎖には、最初の原因がある。
C2: 神がその最初の原因である。
前提P2が正しいとするなら、C1までは論理的に正しいが、C2にはつながりがない。

Equivocation詭弁

Four-term詭弁の変種にEquivocationがある。形式は
P1: XはY(意味1)である。
P2: Y(意味2)はZである。
C1: したがって、XはZである。

単語の複数の意味を利用する詭弁であるため、例は言語依存になる。たとえば
P1: The priest told me I should have faith.
P2: I have faith that my son will do well in school this year.
C1: Therefore, the priest should be happy with me.
「have faith」の「信仰する」と「信じる」が同一視されている。

自明な例では:
P1: Nothing is better than eternal happiness.
P2: A ham sandwich is better than nothing.
C1: A ham sandwich is better than eternal happiness.







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