忘却からの帰還〜Intelligent Design - ノアの箱舟の発見
創造論ネタ

ノアの箱舟の発見


創世記の語るノアの箱舟を発見したという主張は19世紀からある。多くの人々が「ノアの箱舟」を発見してきたが、どれも「いんちき」だった。

もちろん、現在の創造論者たちは「ノアの箱舟」発見の報道に対して、否定的反応を示す。すぐばれる虚偽を支持したところで、信用を失うだけだからだ。

しかし、それでも、ときどき「ノアの箱舟」を発見したという報道がなされる。それなり需要のある「報道」なのだろうか。


ノアの箱舟は創造論者たちを炭素年代測定に誘う

若い地球の創造論者たちは地球も宇宙も6000歳という主張を突き通すために、放射性炭素年代測定結果は信頼できないと主張してきた。
ところが、「ノアの箱舟の発見」のときは、放射性炭素年代測定結果を何故か信じるようだと、PZ Myers準教授が突っ込んでいる。
They do have one other novel claim this time around.
創造論者たちは、今回はもう一つ新たな主張をしている。

The group claims that carbon dating proves the relics are 4,800 years old, meaning they date to around the same time the ark was said to be afloat. Mt. Ararat has long been suspected as the final resting place of the craft by evangelicals and literalists hoping to validate biblical stories.
そのグループは、炭素年代測定により、その遺物が4800歳だと証明されたと主張している。これは箱舟が漂っていたと言われている頃の年代がその頃であることを意味している。聖書の物語を証明するものとして、アララト山は長きにわたって箱舟が流れ着いた先ではないかと、福音主義者や字義通りの解釈主義者たちから疑われてきた。


Oh, yeah. Now the creationists are willing to say carbon-dating is valid.
イェーイ。創造論者たちが炭素年代測定は有効だと言いたいようだぜい。

[ PZ Myers: If Fox News and Wing Nut Daily say it’s true, it must be so (2010/04/27) ]

"若い地球の創造論"の根幹に触れるような、絶対否定しなければならない炭素年代測定法の有効性さえも、ノアの箱舟の魔力によって、正しいものだと思えるらしい。魔力に抗する力を持つ創造論団体はAnswers in Genesisなど限られている。



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