クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

1．きのこ - 19/04/16 01:43:35 - ID:FHwsenHUnA

シナリオクリアとロールプレイは両立するものだよ
ロールプレイとは役を演じること、基本ルールブックのP96ではそんなロールプレイの例が載っているよ
もしかすると、キャラクターの台詞一つなくて意外に思うかも知れないね

わたしの得意な手法とは異なるのだけれど、クトゥルフ神話TRPGの基本は「引き」であると言われているんだ
「引き」とはキャラクターが喜ぶような餌をちらつかせて、キーパーの進めたい方向を誘導することだ
余談として「押し」というキャラクターを生命の危機や経済的な危機に追い込んで強引に動かす手法もあるよ

現代を取り扱うクトゥルフ神話TRPGは「引き」によってキャラクターのモチベーションの差異が生まれやすいんだ
ファンタジー世界の冒険者なら、金を理由に幾らでも積極的に突っ込んでくれると思う
しかし、クトゥルフ神話TRPGの探索者は死にやすい貧弱な人間であり、身近であるが為に"勇敢な行動"に慎重になりがちなんだ
引きが弱いと、プレイヤー自身が解決しようという意思も弱くなってしまう
「引き」は謎めいた『連続失踪事件に対する好奇心』で引いてもいい、どうしても『助けたいほどの善人』で引いてもいい
それらを充分に描写して、雰囲気を盛り上げて全員の興味を繋いでいこう
また、道中で恐怖感を煽る雰囲気を作るために墓場、白骨死体、腐敗臭、濡れた足音など『連想させるもの』を描写するのも良い手だ
何かがいると思わせる雰囲気を作り、探索者がそれに立ち向かう理由を用意すれば、自然とロールプレイはしやすくなるよ
そうだね。普段は警察に任せればいいと言っているような積極性のない探索者でも、そのキャラクターの婚約者の命がかかっているとなれば、演じやすいかも知れない
つまり、『舞台との関わり』を充分に魅力的なものとすることが重要だね。これが「引き」の説明だ

3．灯影 - 19/04/16 03:55:08 - ID:5oeFgy+NVg

　2~3のは私も読んでて凄く為になるぜ……。私もきのこさんと別視点から助言を。
1.
　思いつく手法としては、まずキャラクターの技能とプロフィールをGMから見ておく事。
　こうしておくと「●●さんなら●●といった理由でこういう事が出来るかもしれない。（場合によっては成功によって得られる結果を告げつつ）やります？」とシナリオテキストに書いてない事でも咄嗟に提案して、そのキャラに即したRPに繋がり易い。
（例として怪我をしているNPCが居たらお医者さんに医学や応急処置を提案して、成功したら軽くシナリオに関する情報や説得交渉に補正を付けるなど）
　技能に関係なく、即興劇的なものが欲しい場合は例えばギャングや犯罪者が居たら刑事NPから「お前は……チッ、今は見逃してやる」とか、そういう反応をGMがしておくでもRPを促す事も出来る。毎回シチュエーションは違えどこれの応用。
　ただこれに関しての注意点は「PC側を”下げる”表現」があると人によっては途端盛り下がるものに成り果てるからPC側の（主に特別高い技能等が望ましい）を引き立てる様なものがいいのだけれど……そこら辺の話は割愛。

2.
　正直な話、サプリでさえNPCのステータスがだいぶ差異がある。COCの価値観や環境によってステータスや経歴がどれくらいかが結構変わってくるから致し方ない。
（ニッチなサプリだと「お前は何処の異世界超人だ」という一般人も居たりする）

　ともかくとして、人によっては不自然に思ってなく、キャラクター達に愛着を持っている可能性もあるから盤上をひっくり返して全員ロストなんて始末にすると大反感を買う可能性がある。
　それくらいなら新たな探索者組を相談し合って作った方が余程穏便だ。

　その上で解決策として、まず新しくキャラクターを作る際に「技能については50％はあればその技能が関わる職でとりあえず食うに困らず、70％もあればベテランだ」とGMから助言しておくといい。
　たとえば医学者で90％もあれば医学界で名の知られているという設定をPLと相談して付与しようと勧める方がいいだろう。ブラックジャック先生よろしく「凄腕だが認められてない・蛇蝎のごとく嫌われてる」とか設定もPLが望めばありだ。
　要はGMが「君はこれくらいの技術があって、名声もあるだろう」と説明したりそういう設定を推奨したりしてあげればいい。（それをPLが嫌がったら仕方ないが）

5．田中 - 19/04/29 09:41:42 - ID:rYbQIPTSTg

CoCのみならずTRPG…いや、ゲームというのは楽しむのが最大の目的でクリアはその手段の一つでしかありません
格闘技などのスポーツでは無いですからね、PLやKP含め皆が楽しめればそれは成功です