ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

シナリオ作成者:t-sr

シナリオ基本情報


舞台:戦国(比叡山炎上サプリ使用)
難易度:低
プレイ時間予想:30~1時間程度
推奨プレイ人数:1人でもよい
推奨技能:とくになし
ロスト・発狂の可能性:あるにはある
改変・改造:おすきにどうぞ

当シナリオは比叡山炎上サプリのシステムになんとなく慣れるためのシナリオです。
一体どんな探索者なのかがこのシナリオで決められるように出来ています。
RP中心になりますがPLは1人から多くても3人が望ましいと思われます。

NPC情報

▽おしち


退化したヘビ人間。まだ幼く力はそこまでではないが、それなりの年月を生きており、日本の歴史にある「七歩蛇」という妖怪である。
探索者の案内役として動かすと良い。正直で嘘をつく事が無く、かわいらしい少女のようだが、嘘をつく者には容赦なく残虐な行為を働く妖怪らしい面もある。まんじゅうが好き。

▽おさかべ姫


ヘビ人間。城の天守閣を乗っ取り、退化しつつあるヘビ人間達を匿い暮らしている。ヘビ人間としての化学力を今も持っている。
以前は信仰という形で社を通して人々から魔力を貰い、力を維持していたのだが、人々の信仰が薄くなった事によって力が弱まりつつある。
そのため探索者達のような旅人をたびたび夢見を通して天守閣へ誘い込み、信仰の手伝いをさせたり、正直ではないものを食い殺す事によってPOWを蓄える事にしている。
もはや人間と敵対して一族が生きて行けるとは思っておらず、ある程度共存を考えているらしい。

尚、このシナリオ内の城はおさかべ姫がつくった夢見の世界の為彼女に攻撃は一切通用しないものとする。

■導入

探索者達はとある城下町を訪れようとしている、山を下りた先には見事な城が建っており街の人々の活気に溢れている。
もう夕刻だ、早く今日の宿を捜さなくては。

■山間の分かれ道


城下に降りるまでの道で一度<目星>もしくは<アイデア><土地勘>

成功すると草が生い茂り見えにくいが小道を見つけられる。
小道を進むと小さな社が建っている。

・山間の小さな社
山の麓あたりにある小さな社
人々に忘れられたかのように寂れており、落ち葉がつもっている。
捜すなら近くに苔むした石碑があり「刑部社(おさかべやしろ)」と書かれている。
<魔道知識>もしくは<宗教学>のロールで「おさかべ」とは妖怪の長と呼ばれている大妖怪だということ。
社には蛇のような模様があちこちに刻まれている事が分かる。

■宿屋

夕刻頃、その日は何事も無く宿屋につく、宿屋の宿泊費について値段交渉ロールをさせるとよい。

飯時に他の旅人がとあるうわさ話をしている

「黒鷺城の天守閣にはおさかべ姫が住んでいる。

そう言い伝えられており天守閣の上階には城の人々すら恐れ誰も近寄ろうとしなかった。
そこであるとき、黒鷺城の宿直(とのい:夜間の勤務)の侍達がその噂をたしかめようと度胸試しをしたそうな。
最初に行ったのはまだ若い小性であった。
小性は怯えながらも、おさかべ姫がいるという天守閣へと辿り着いた。すると扉が勝手に閉まり、暗闇の中からおさかべ姫が現れた。

おさかべ姫は小性に何故ここへ来たのか問うた。

小性は彼女が大変恐ろしかったが正直に答え、名乗りでた。

おさかべ姫はその勇気に感心し、小性にたっぷり褒美を与え、帰した。

その後小性が素晴らしい財宝を持って帰ってきたので侍達は彼を問いつめた、彼は正直に話した。それを聞いた侍達は後に続かんとおさかべ姫のところへ向かったが、自分を偽るものばかりだったのでこっぴどい目にあって帰ってきた、帰ってこなかった者もいた。

こんなことがあったので、城主もおさかべ姫の話を信じるようになったとさ。」


と言った話である。
それ以上はあまり情報は出ないが、社を見つけていない場合、昔は刑部社っていうものがあったんだが
今では何処にあるのかわからない。といった話をしても良い。


話を聞いた後、探索者を今晩はもう遅いので宿屋で眠るよう誘導してください。

■天守閣


探索者達は夜眠りにつくと突然そこにいる。
大広間だ、ぼんやりと光る提灯がひとつ置いてあるだけで、周りはよく見えないが、視線がする。
それもひとつではない、無数の視線が貴方を見つめている。

更に、あちこちから子供の声がする、それは床から、天井から、貴方達をとりかこむように口々に言う。
「久方ぶりのお客様じゃ!姫様へのお客様じゃ!」
けたけたと嬉しそうに笑うその子供達の声は散り散りに消えて行った。(1/1d3)

<聞き耳>ロールをすると部屋の壁中から常に無数の何かが這いずり回る音に気付いてしまう(0/1)

尚提灯を持って行かない場合以降目星や目を使う技能に−20の補正がかかる。

目の前には上に続く階段がある。


■書庫


階段を上ると大きな両開きの扉がある

■扉に<聞き耳>をする場合
成功すると、耳のすぐそばで何か空気が動いた気がする。
複数探索者が居て、<聞き耳>していた探索者を見ていた場合、扉のあちこちから目が見開いて探索者を見つめていることに気付く(SANチェック 1/1d3)
聞き耳していたものはそのまま扉に向き直ると扉に目がついていることに気づき1/1d3のSANチェック。
失敗したものは特に音は聞こえなかったが、向き直ると突然扉中に広がる目と向き合ってしまい1/1d3+1のSANチェック。

扉はどこかに口もあるようで。
「聞き耳を立てるなんて無粋なやつだな」と喋る。
特に扉は何もしてこないが聞けばその先は書庫だと教えてくれる。


・書庫の中

様々な巻物や和綴じの本が積み上げられている。
奥にはもう一枚扉がある。
<読み書き>もしくは<漢文>かいずれかの言語学ロールに成功するならば、様々な書物の中からなんとか内容の一部を理解できる本があるかもしれない。
本は魔術的な内容であったり、この国ではないどこか遠い国や一族の歴史について書かれていることがわかる。また、いくつかの頁に何度も蛇という文字が何度か登場することがわかる。
全てを理解するには相当の月日を要するため、ここで全てを理解する事はできない。
(KP情報:ヘビ人間の歴史や、ヘビ人間の科学的技術について書かれている)

探索者達が探索を一通り終えた所で、部屋には一人の童子がいつのまにかおり、探索者達に話しかけて来る。見た目はふつうの人間で、おかっぱのかわいらしい女の子である。敵意はない。
名前を聞くと「おしち」と答えてくれる。
何故ここに来たのか等と答えると「姫様に、案内しろといわれた」と答える。

おしちは探索者に「このほん、よめる?」と聞いて来る。
<読み書き>もしくは<漢文>かいずれかの言語学ロールに成功すると、おしちは興味深そうに文字を追い、目を輝かせている。
失敗すると、少ししょんぼりする。

「むかしはみんな読めたけど、今は姫様いがいよめんの」
という、読んでくれてありがとう、と探索者にお礼を言う。その後、

「もっとわかるようになりたいと思わん?」

と問わせる事。

■ここでこの問いにはその探索者がより知識を得たいと思うか、勉強熱心か、好奇心があるか等を考慮してRPするようにPLに伝えて下さい。
もしも決めかねた場合は、<知識>ロールの結果等で決めても構いません。

いずれにせよ結果はきちんとKPに伝わるようにしてください。


探索者の問いによっておしちの好感度が特にかわることはありません。
「そうか」と答えた後。姫様が待ってるから、と書庫から先に出ようとします。
探索者が一緒に行こうとすると、少し嬉しそうにして一緒についてきてくれます。


■宝物庫


扉には頑丈な南京錠がかかっており、開けることはできない。
おしちを連れてきていない場合、扉の前でおしちと合流させること。
扉を開ける鍵はおしちが持っており、中にはおたからが入っているけれど、持って行ってはいけない。約束できるならあけてやってもよい、と指切りげんまんを要求してくる。
約束するとおしちが開けて中に入れてくれる。


・宝物庫の中

中には武者鎧や刀、屏風や綺麗な掛け軸が飾られている。
<目利き>等に成功するとここにある物が事ごとく大名が持つレベルのお宝であることがわかる。身分的に知っていても不自然ではない場合は自動成功でよい。売れば相当の値になるだろう。

おしちに「お金、ほしい?」と質問させ、探索者が金銭に貪欲かどうかを決めて下さい。決めかねる場合はCON×5の値を振り成功した場合は特に金銭には心を引かれない人物であることにしてください。

また、刀等を指差して「もっと、つよくなりたいとおもう?」等と質問させ、力を求めるかどうか決めてください。決めかねる場合はPOW×5の値を振り成功した場合はそういった見た目の強さには興味のない人物ということにしてください。

結果は、どちらもKPにきちんと伝えるようにしてください。


おしちに答えると、「きっと、姫様に頼めば叶えてくれるよ。でも、ほしいんなら姫様のお願い。聞いてあげて」と言い、次の部屋に向かおうとします。

宝物庫を出て、階段を上ると次の部屋へ辿り着きます。

■おさかべ姫


部屋の奥には大層美しい妙齢の女性が座っています。
ようきたな、近う寄れ。といい、探索者達に座れと言います。
彼女の言葉からはどこか抗えない強制力と恐怖を感じます。
ふすまはひとりでに閉まり、開けようとしてもぴくりとも動きません。

「妾の子に良くしてくれたようですね」と、探索者に彼女は礼を言い、おさかべ姫と名乗ります。
まずは探索者の名前を聞いたり、軽く会話をさせてください。


・また、その後KPの任意でこの子は外に出れることも無く、久々に遊べて楽しかったようです。と言うことと、妾もしばらく外に出ておらず退屈している。よければ何か余興でもやってくれないか、と言った事を言わせても良いです。
その際、探索者が<術>等を取得している場合は、その術に成功することで彼女達のご機嫌をとる事が出来ます。
他にも宗教学系のロールや、<芸術>系技能、歌道等も同じ効果があります。
KPが適切と思う技能なら許可して構いません。
成功するとその後のおさかべ姫からの受け答えについて、一度だけ猶予が与えられます。


本題として、
「妾はそなた達にお願いがあってここへ呼びました。妾のお願いを聞いてくれますか?」とおさかべ姫は言います。
彼女の願いは目覚めたら町の近くの山の麓にある「刑部社」へ、祈りとお供えを捧げてきて欲しい、と言うものです。
理由として、おさかべ姫は元は社に祭られ信仰されていた神だったのだが、社があった場所にこの天守閣が立ち、元の社は山の麓へと移されてしまったことにより、信仰とお社へのお供えが途絶えており、一族の力が衰えてきているからと説明します。
また、願いを聞き届けてくれるのなら、探索者に褒美を与えると言います。

「そなたは何が欲しい?」
「財宝か?」「知識か?」「力か?」
「なぁに、正直に答えて良いぞ。褒美をたっぷり貰ったと世に知れれば、自然と信仰と畏怖は妾に集まるからな」

とおさかべ姫は言います、その後、PLにKPとして
「この後の短い質問に対して、はいかいいえで5秒以内に答えていくこと」(KPの裁量によって時間は好きに変えてください)
を宣言してください。

嘘をついたかどうかは、それまでの探索によって明らかになっている事と思われますので、おさかべ姫として以下の質問をしてください。

「おまえは、知識が欲しいか?」

「強くなりたいと思うか?」

「大判小判を手に入れて豊かな生活がしたいか?」

全ての問いが終わったところで、一度でも嘘をついていた場合、END2に移動して下さい。
ただし、事前の余興に成功していた場合、一度だけ、「もう一度聞くぞ?」と質問を繰り返して下さい。


全て正直に答えていた場合。
おさかべ姫はにっこりと笑い、「自分の欲に正直な奴じゃ、結構結構」と言い。ぽん、と手を叩きます。

すると、探索者の意識が一瞬で切り替わり、宿の布団の中で眠っていた事に気付きます。

以下の描写へ移行して下さい。

■夢



目覚めた貴方は先程までの光景を振り返るより先に気付く、貴方の枕元には眩しいほどの大判小判、布団の中も煌めく財宝でいっぱいだった。

貴方のまわりの宿泊客や店の主人は驚いて集まってきた。
「なんだそれは!一体誰から貰ったんだ!?盗品じゃあないだろうな!?」
等と口々に言う。


□ここで正直に「おさかべ姫に貰った」と答えた場合。

瞬間、周りに居た者たちは童子達に姿をぽん、と変えた。
童子達は満面の笑みで

「おまえはやはりしょうじきものだ!」

と言う、奥からおさかべ姫が現れ、
「貴方は見上げた正直者ですね」と言い「社で、待っていますよ」と笑う。

そこで探索者はまた目が覚める。
目覚めた場所は今度こそ現実の宿屋で、布団の中や枕元には何も変化はない。
が、一匹の白蛇が自分の布団からちょろちょろと出て行ったところを目撃するかもしれない。

→END1へ



□正直に「おさかべ姫にもらった」と答えなかったり、ごまかしたりした場合。

急に回りの人間達の動きが止まり。冷たい空気があたりに漂う。

「うそつきだ」「おまえはうそつきだった」
「うそつきにやるものはない」

「嘘つきは、嫌いだ」

何処からとも無く地を這うような声が響き、周りに居た人間達の身体が突如ぼろぼろと崩れ落ちる、しかしその身体は肉ではなく無数の蛇が寄せ集まってできたものだった、床に、天井に数千数百の蛇が這いずり回る。

そのうち無数の蛇が貴方の身体を上り、締め付け始める、その感触と重みで貴方は意識を失った。
(1d3/1d10)

→END3へ

■エンド分岐

END1


山の麓の刑部社に祈りを捧げると、光り輝く一粒の玉が手に入ります。
この丸薬は蛇人間の叡智を結集してつくられた大変貴重な丸薬です。
報酬として与えて下さい。

丸薬には以下の効力があります。

・飲む場合、APP、SIZ以外のいずれかひとつのステータス数値を+1する事が出来ます。ただし、18以上には成長できません。
・一度だけ、HPかMPを全回復することができます。
・いずれかの任意の技能が、+10成長します。ただし99以上には成長しません。
・売却する場合、数年は遊んで暮らせるお金になります。

いずれの場合も使用は一度きりで、一度使うと無くなってしまいます。

また、おしちと仲良くしていた場合、丸薬と一緒になれない子供の文字で「ありがとう」と書かれた手紙がついているかもしれません。(KPにおまかせします)

END2


おさかべ姫はにっこりと笑ったかと思うと、「嘘つき」と言った次の瞬間には嘘をついた探索者を頭から丸呑みにしてしまいます。嘘をついた探索者が最後にみたのは首から上が大蛇にかわったおさかべ姫が巨大な口を開けながら自分へ向かって来る光景です。
食われた探索者には1d3/1d10
仲間が食われるのを見てしまった探索者は1d2/1d6のSANチェックを行って下さい。

死ぬ事はなくそのまま宿で目覚めるだけですが、社に祈りを捧げても丸薬はもらえません。

END3


そのまま宿屋で目覚めます。負傷していたり死んだりはしませんが。社に祈りを捧げても丸薬はもらえません。



■報酬


蛇人間の秘薬(END1のみ)

SAN値報酬
クリア報酬 +1
社に祈りを捧げた +1d3
最後まで正直に答えた +1d4
おしちと仲良くなった +1

最後に

比叡山炎上をなんとなくお手軽に始められるように作ったシナリオです。
おそらく一人相手ならさくさくいけばキャラシ作成も含めて1時間もあれば終わるのではないでしょうか。
これをシナリオフックに戦国シナリオが広がって行っても面白いと思います。

■シナリオの使用等について
シナリオの使用、リプレイの公開等は常識の範囲内でしたらお好きにして下さって構いません。
回しやすいように改変、改造等おすきにどうぞ。
ただ、一言報告して頂けると私がとっても喜びます。

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Twitter:@oniku_cookie
シナリオについての補足ブログ:(こちらにコメント等頂いてもお返しできません)

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