ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

※設定上に出てくる地名、人名はすべて架空のものであり現実のものとは一切関係がありません。

シナリオ原作者:みー様 シナリオ改変者:イクスピリア
今回のシナリオはみー様の『てけりり・かーにばる!』というシナリオを改変したものとなります。
快く公開を許可してくださった原作者様に感謝しつつ、公開させていただきたいと思います。

はじめに

今回のシナリオはソードワールドTRPGが大好きな知人に、何としてでもクトゥルフTRPGの楽しさを分からせようと製作しました。そのため普通のクトゥルフ神話TRPGとは多少毛色の違う改変版シナリオと感じられるかと思います。
なお、こちらはシナリオの前編部分になります。

※このシナリオで探索者が特殊な能力や体質を得た場合、人外扱いとなり他のシナリオでは使えなくなってしまいます。ご注意ください。

てけりり・ぱにっく! 〜お祭り騒ぎは放課後に〜

あらすじ
横浜、みなとみらいの近くに、私立零桟橋(れいさんばし)高等学校(架空)という学校がある。
そこの生徒で妖食クラブという非公式の部活に所属する探索者たちが、今日も部長の掛け声のもとおいしいものを食べに行く。

事前情報
:この世界にはボーカロイドなるものは存在しない。
:改変者のセッション(オフセ)では、スマホなどから出典で紹介する動画(ニコニコ動画より)をムービーシーンとして探索者に「見てもらう」又は「聞いてもらう」という形で演出を行いました。
:このシナリオで探索者が特殊な能力や体質を得た場合、人外扱いとなり他のシナリオでは使えなくなってしまいます。ご注意ください。

参加者2〜5人
難易度★★☆☆☆  
KP難易度★★★☆☆
所要時間:オフセで4時間ほど
舞台設定:現代日本 導入は架空の高校
推奨技能は目星、隠れる、忍び歩き、聞き耳、心理学、精神分析そして戦闘技能

※妖食クラブとは
あらゆる食材をわけへだくなく喰らうことを目的とした団体。部長と呼ばれる武井のもと突発的な活動を行っている。
具体的には「ゲテモノを喰らう闇鍋パーティ」や、「商店街の大食いメニューを片端から制覇する」「食材を手に入れるためにどこぞの樹海へ分け入る」といった事を隔週くらいのペースで行っている。
前回の活動では、学校の裏山でツチノコ(食材)探しを一晩中行った。だが結局見つからなくて部長と一緒に牛丼を食べて帰った。
ルールにうるさい集まりではないが、部長の言うことにだけは絶対である。ちなみに部員は、探索者と下記参照のNPC宇川サトシ君だけである。
※KPは妖食クラブの説明と共に宇川君の存在もPLに教えておくとよい。

NPC紹介

武井りりこ

妖食クラブの部長。高校3年生。女性。痩せ型で小柄。部長と呼ばれている。基本的に口に入るものなら何でも食べる。とてもおいしそうに食べる。
得意料理は多種多様のゲテモノが混沌と詰め込まれたスープ。通称ニャルラトポトフ。見た目はゲテモノだがすごくおいしい。
※妖食倶楽部の部員以外で初めてニャルラトポトフの話を初めて聞いた者はSANチェック0/1

性格は快活で行動的。お調子者で素直。意外と人を引っ張っていく類の事は苦手かもしれない。他者とのコミュニケーションが上手で友達は多い。趣味はおいしいものを探して食べ歩く事。部員を使ってグルメ情報を集めている。
(パソコンなど電子機器は人一倍苦手。メールを打つのにも時間がかかる。)

実は…

ステータス

宇川 サトシ

探索者と同じく妖食クラブの部員。

実は…

ハンドアウト

妖食クラブの部員
部長とは、突発的な活動でもすぐに連絡が取れる仲です。新規でも継続でも構いませんが、大食いで、ゲテモノ好きという設定が、強制的に付加されます。また、そのためにシナリオ上にメリットとデメリットか存在することをご了承ください。
メリット・・・・・・ゲテモノ的な神話生物を見たときのSANチェックが軽減される(最終的な減少値が−3される)。
デメリット・・・・・最後に部長にショゴスのかけらを食べさせられるのを拒否する難易度が上がる。
また、部活自体はゆるめではあるが、部長の命令には逆らえない。

1. 導入

季節は秋。夏の暑さが和らいできた9月下旬。横浜みなとみらいの近くにある私立零桟橋高校(架空)の文化祭を楽しむシーンからセッションが始まる。
設定として、当日は文化祭が2日に渡って行われるうちの初日の午前中であることとする。

〈描写〉
ここは横浜、みなとみらいの近くにある私立零桟橋(れいさんばし)高等学校。目の前には地下鉄零桟橋駅。裏には山があり、近くには海がある以外は特に変わったところのない平凡な高校です。9月下旬の過ごしやすい陽気の中、学校は文化祭の始まりで賑わいを見せています。今日は2日間に渡って行われる1日目。校庭では各クラスの模擬店が軒を連ね、特設のステージも作られています。校舎の中では各クラスの展示やお化け屋敷、喫茶店などが行われているでしょう。
そしてクラスの手伝いもなく退屈していた探索者たちの所に、一通の短いメールが届く。
≪メール≫
『今すぐ正面玄関ぬ集合!模擬店の食べ物を全部食べに回るわよ!』
(部長はメールの文章を打ち間違えている…!!)

こうして、探索者と妖食クラブ部長、武井りりこが正面玄関で集合したところでロールプレイが開始される。
(もう一人の部員である宇川君はクラスの手伝いで忙しい)

探索者が正面玄関に到着すると、すでに武井りりこが待ちくたびれた様子で立っている。
「遅い!おなかが減って体がしぼんじゃう。早く模擬店を回るわよ!」
これ以降、探索者は校内の模擬店を自由に回ることとなる。
(プレイヤーが「〇〇屋さんある?」と聞いた模擬店はたいていあるものとする)
この間にKPは武井りりこを操作して、彼女の魅力を探索者に伝えなければならない。

2〜3か所模擬店を回ったところで聞き耳と目星を行い、イベントが発生する。
『目星』 =周りの生徒が一定の方向に集まり始めている。
『聞き耳』=近くの生徒の話している声が耳に入る
「校庭でライブが始まるってよー」「非公式軽音部だよね!行こう行こう!」
(りりこだけは演出上の理由で両方ともに成功したものとする)

2. みずいろギターロケット

部長の武井りりこは校庭の特設ステージに行こうと提案してくる。探索者が「もっと食べたい…」と言っても、どうしても行きたがるだろう。それでも「もっと食べたい」とダダをこねるなら、部長もダダをこねてライブへ行きたがる。結局、こちらが折れるしか道は無いのだ。
(ちなみにりりこは非公式軽音部についてはよく知らない。周りの生徒がはしゃいでいるため興味を持ったのだ)
探索者は知識の3/1でロールを行い成功すると以下の生徒(モブ)から聞ける情報を、すでに知っていたものとしても良い。
(この情報は本来、軽音部のメンバーとそこに近しい者とその友達くらいしかまだ広まっていない)

校庭へ出てみると特設ステージには人だかりが出来ている。ちょうどボーカルのツインテールの少女がマイクを使って話し始めたところだ。

〈描写〉
皆さんが校庭へ出ると、特設ステージに人がたくさん集まっているのが見えました。ステージの上ではマイクを使ってツインテールの少女がMCを行っています。
「もう少し前へ行くわよ…」
そう言ってりりこは小柄な体を人ごみへとすべり込ませていく。

探索者とりりこがライブを見ていると、近くにいる生徒(モブ)が話しかけてきて非公式軽音部について少しだけ教えてくれる。
「しらねーんなら教えてやるよ」
・彼女たちは半年ほど前に結成されたバンドグループである。
・グループの名前は『みずいろギターロケット』。
・メンバーは全員3年生の男女4人である。
・持ち歌は1曲だけ。
・ボーカルの女の子が頑張り屋さんでメンバー集めを行った。
・数々の青春の紆余曲折があって曲が出来上がり、初のゲリラライブが大成功した。
・あとはムービー参照。
「実際に見てみろよ!」

「一曲限りの私たちのライブ、どうか楽しんで下さい!みずいろギターロケット!!」

<みずいろギターロケット>
出典:【初音ミク】みずいろギターロケット【オリジナルPV】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23467829

ライブが終わるとりりこが非常に感動した様子で余韻に浸っている。
「やっぱり、人間サイコー!」

そして突然ある提案(強制)をしてくる。
「究極の食材を食べに行きましょう!今すぐ!」
「1時間後に零桟橋駅(地下鉄)の前に集合!それまでに準備を整えてね」
そして彼女は早足で姿を消す。
彼女を捕まえて情報を聞き出そうとするなら
「実は最高に究極な食材の情報があるの」
「でも詳しいことはまた後で話すわ」
と言うだろう。

探索者が学校を出ようとしたところで、体育教師で鬼の剣道部顧問の熊野 武(くまの たけし)が話しかけてくる。
「お前らどこへ行く」
「まさか、またお祭り騒ぎを始めるつもりじゃないだろうな」
彼は過去の妖食クラブの活動内容の事を言っているのだろう。
(いったい何をしでかしたのかはKPとPLにその都度考えてRPをしてもらいたい)
熊野先生は学校に入ってくる不審者と、学校から抜け出す生徒をここで見張っていたのだ。PLは相応のRP、または何らかの技能で乗り切らねばならない。切り抜けられた場合、次項へと進む。
失敗すると彼は容赦なく探索者に襲い掛かってくる(戦闘開始である)。
ちなみに熊野先生の『体当たり指導』は学校から黙認されている(私立校故である)。

周りのモブたちは人だかりの輪を作ってこの戦いを見守るだろう。
「がんばれー」「がんばれー」

熊野先生 ステータス

彼を倒すと気絶するので、その隙に学校を抜け出すことができるだろう。

ここで探索者のHPが0になっても、死亡ではなく気絶扱いとしてしばらくすると保健室で目を覚ます。
保健室には保険医の中島 史緒(なかじま ふみお)先生が居て手当をしてくれる。

中島 史緒 ステータス

2回目の脱出は熊野に合わずに成功するだろう。
(それでも、KPは『隠れる』や『忍び歩き』をしながら脱出するよう促すとよいだろう)
裏門や側面のフェンス、体育館の屋根の上から跳躍で脱出を図っても良い。

3. 集合、そして探索へ

学校を出てすぐのところにある地下鉄零桟橋駅の前で探索者が待っていると、りりこはもう一人の部員を連れてくる。彼はもう一人の部員である宇川サトシ君だ。合流すると部員はりりこに付いて地下鉄の最下層のホームの一番端へと向かう。りりこはそこにある鉄扉を遠慮なく開き、中へ入っていく。
「この先よ。駅員さんに叱られたりはしないから、安心してね」

宇川君は「またあの食材が食べられるんだ…」と喜んでいる。食材についてりりこと宇川君に質問するなら以下の事を教えてくれるだろう。
・見た目は衝撃的
・味は奇跡のおいしさ
・最近は病気知らずで体の調子もいい
・体力がついたきがする

頃合いになったらりりこが部員を急かして探索を開始する。

探索エリア

ABCDEFの六つのエリアがあり、一本道になっている。

A

入口がある。
『目星』で地面に謎の靴跡を発見する。入って正面に地図が貼ってある。
ここで地図を見せておき、現在地はA。Fの部分に究極の食材が有り、また出口もあると探索者たちに情報を与えておく。
入って右側には鍵のかかった重厚な鉄扉(てっぴ)がある。
(耐久力は装甲17、HP3である)
この扉に関しては、部長も詳しくは知らない。「そっちは違うわ」と言って行かせてくれないだろう。

B

探索者たちがBに差し掛かった頃、Aの方向から迷彩服の1団が現れサブマシンガンを構えてくる。
「動くな!両手を頭の後ろに回せ!!」
とりあえず、探索者たちの退路を断って奥に追いやることと、部長と分断させることが目的なので、脳筋探索者でも諦めて逃げ出させるくらいに15人ほど出しておけばいいだろう。

りりこは探索者達に
「みっつ数えたら奥へ走りなさい。宇川君、みんなを守って…!!」
とつぶやき3カウント後、迷彩服に突貫していく。なるべく、この時点でりりこは死んだとPLに思わせておきたい。
(※最初から盛大に「死亡フラグ」を建てておくと面白い)

部長の命令に背き、探索者がその場に留まろうとしたり彼女を助けようとしたら宇川君に無理やり引っ張らせよう。彼のSTRは常人の倍程あるため抵抗するなら非常に分が悪い。

それでも探索者が残ったりするようであったら、正体を現したりりこの捕食シーンを見せ、SANを削ろう。

探索者たちが奥に逃げ出すと後ろから連射される銃声が聞こえる。だがCのエリアへ入る頃にはそれも聞こえなくなっているだろう。部長が無残にも撃ち殺されている光景を幻視させてSANチェックをさせてもいい。

C

探索者がCに差し掛かったとき、後方から迷彩服が一人出現する。(多少返り血?で服が汚れている)彼は一時的狂気状態にあり有無を言わさず襲い掛かってくる(戦闘開始)。宇川君はダメージボーナス2d6を持っており、協力すれば簡単に撃退できるだろう。

錯乱した迷彩服の男 ステータス

できることなら戦闘前に宇川君に
「なんだか腹の調子が悪い……(ショゴス細胞が活性化している)」
等の会話をさせたい。

探索者を痛めつけるよりも宇川君のダメージボーナスを見せることが目的の戦闘である。とはいえ無理に見せる必要もない。おそらくそれなりに戦闘技能がある探索者ならば勝てる相手なので、探索者に束の間の勝利を味あわせるのもいいだろう。
探索者が
「どうしてそんなに力が強いんだ」と尋ねた場合には、
「例の食材を食べたおかげ」と答える。

仮に倒した迷彩服から剥ぎ取りを行った場合以下のものが手に入る。
・身分証【陸上自衛隊・対特殊警備部門・NYAS(読みはニャッツ?)・氏名:田中一郎】
・彼の家族の写真

探索者がりりこを助けに戻ろうとした場合は、宇川君に
「俺たちが戻っても足でまといになる」
と引き止めさせる、それでも戻ろうとするなら・・・・お察し。

D

探索者たちが進んでいると、突然宇川君が苦しみ始める。
「うっ…ううぅう…うがぁぁあぁ……」
もがきながらも何かを伝えようとするが、うまく言葉にならない。
『聞き耳』に成功すると「あれは、食べちゃダメだった」と言っていることが分かり、彼の体内から「てけり・り」というおぞましい声を聞く。
その後彼の体ははちきれ、バラバラになって飛び散る、1/1d6のSANチェック。宇川君の体内のショゴス細胞が活性化し、虫ショゴスとなったのだ。
(小さなショゴス。Gみたいに素早く動く。生前の人間の器官の一部が生えたり消えたりをもぞもぞと繰り返している)

姿は見えないが「てけり・り、てけり・り」という音が近くから聞こえてくる0/1d3。
『目星』で探すなら、虫ショゴスを見つけてしまい、SANチェック1/1d6。
さらに『アイデア』ロールを行い成功した場合にはそれが宇川君の成れの果てだと気づきSANチェック1/1d8

E

Eのエリアを歩いていると、後ろから足音が近づいてくる。足音の主は、迷彩服を全滅させた部長である。『目星』に成功すると何故かちょっと太っていることに気づく。
(迷彩服の彼らを美味しく頂いた)

りりこは「みんな無事でよかった」とほっと息をつく。

狂気状態にある探索者がいた場合、彼女は非常に心配する。そして精神分析(物理)で立ち直らせてくれるだろう。

探索者が宇川君が大変なことになったと告げると
「何言ってるの、ここにちゃんと居るわよ」
と答え自分の体にこびりついている粘液(虫ショゴス)を見せる。
この際に、アイデアを振る。失敗なら目撃した事によるSANチェック1/1d6。
成功ならそれが宇川君の成れの果てと気づき、目撃した事によるSANチェック1/1d6と気づいてしてしまった事によるSANチェック1/1d8を両方行う。

その後、ランダムに探索者1人の手を取って強引に引きずりながらFの扉の前に向かう。しかし扉には鍵がかかっている。
『目星』を行うとAのエリアにあった鍵のかかった重厚な鉄扉と同じものであると気づく。
(耐久力は装甲17、HP3である)

りりこは「えいっ!」とかわいく鉄扉をひと蹴りし、鉄扉を吹き飛ばして中へと入っていく。
彼女の蹴りの威力は6d6なのだ。
(この際KPはダメージロールをできるだけオープンで行い、以降PLがりりこと戦う発想をさせないようにするべきだ)

F

りりこに付いて入っていくとそこは何もない広い空間がある。『目星』『聞き耳』を行っても特に分かることは無い。

探索者が困惑しているとりりこが告げる。「もうすぐ出てくるわ…これが、究極の食材よ!!」
すると天井からドラム缶ほどの大きさのショゴスが染み出して来て地面に落下してくる。
これはりりこの本体である。

〈描写〉
空間の天井から玉虫色のもぞもぞと蠢く『何か』が染み出してくる。それは粘性を伴う液状の物体で、天井で水たまりのようになった後ボトリと地面に落下しドラム缶ほどの大きさの球形になる。
ソレはパッと見には、淡いカゲロウと穢れた油膜のようなものに覆われた、虹色めいた玉虫色の塊である。だがすぐに気づくだろう。その冒涜的な体のいたる所からは、昆虫の足や魚のひれ、あるいは犬の鼻、人間の指や耳、さらには何の生物かも分からない口や目のようなものが無数に生えだし、直後には新たに発生した器官に押され体の奥に飲み込まれていっている事に。
体の表面のあらゆる器官はざわざわと蠢き、すべての発声器官からは「テケリ・リ テケリ・リ」という叫びにも悲鳴にも似た音が吐き出されていた。ソレは見る者の正気を根こそぎ奪い取らんとその存在を見せつける。
この衝撃的な異形の存在を目撃した探索者は1D6/1D20のSANチェックを行う。

ショゴスはりりこの一部のため探索者に襲い掛かったりはしない。時々不気味に蠕動(ぜんどう)する程度。りりこはショゴスに近づくと、その一部をむしり取って、探索者に究極の食材であるショゴスのかけらを勧めてくる。

部長の本体を目撃して発狂している者が居れば
「どうしたっていうの?!」
「……食べれば治るわよ。えいっ!」
と精神分析(物理)よろしくショゴスを口にねじ込んで食べさせてくれる。

彼女はあくまで善意でショゴスを食べさせようとしている。また、りりこは力こそ強いが性格はお調子者で素直なため、探索者の苦し紛れの嘘に簡単に騙されるかもしれない。あるいはおだてられると調子に乗ってしまうかもしれない。

このシーンを如何に面白おかしく処理できるかが、このシナリオにおいて一番大事な部分。できるだけ探索者の意図を組んでキーパリングしていこう。お祭り騒ぎを楽しもう!

「あたしを、た・べ・て♥」

ちなみにKPとしてはここで誰も探索者がショゴスのかけらを食べないと、直後にエンディングとなりシナリオは終了となるがPLにそれはナイショである。

探索者が「宇川君も食べたのか」と聞くと
「1か月くらい前に食べたわよ」と答える。
「宇川君はどうなった」と聞くと
「あれは残念な事故だったわ…体質が合わなかったのね。大丈夫。相当運が悪くない限り、大丈夫よ!」とのこと。
「これは何か」と聞くなら「あたしの本体。『ショゴス』っていうの」と教えてくれる。
「なぜ食べさせようとするのか」と聞くと
「大好きなあなたたちに、ぜひ食べてもらいたいの。とっても元気になれるわよ」らしい。
「部長の正体は?」と問いただせば上記の『NPC紹介』で描かれた彼女の半生を隠さず語ってくれる。

・『話し合う』ならなるべく探索者の意図を組んで面白おかしくキーパリングするように。
・『逃げる』ならりりこのDEX14との対抗を行う。
(後ろに逃げると迷彩服と出くわす可能性があるためKPは警告を行うこと)
・『戦う』なら攻撃を仕掛けてきた探索者を触手などで拘束し、「そんなに嫌なら」と
残念そうにあきらめてくれる。
(ちなみに、彼女を食べようとする行為は地雷であり、その際は全力で探索者を殺しにかかる)
・『食べる』ならこれはおいしい。とてつもなく美味である!
以下にその描写の例を2つ提示する。

食べた場合の描写その?


食べた場合の描写その?

4. 外に出る

全員がりりことの交渉を終えて外に出る、逃亡する、あるいはショゴスを食べてしまった場合、出口の階段から外に出られる。そこは学校の裏山。中腹の森の中である。空を見上げると夕焼けが西の空を染めている。

Aエンディング 誰もショゴスを食べずに済んだ場合

りりこは脱出する探索者の後ろで残念そうにぶーたれている。
その他、適当な演出を入れてセッションは終了となる。

クリア報酬:SAN 1D6+2
      :クトゥルフ神話技能+3%

5.マーク・K・ジョウノウチ<誰か一人でもショゴスのかけらを食べた場合>

後ろからりりこが付いてくる形で脱出することになる。彼女は探索者に食材を食べさせられた事をホクホク顔で喜んでいる。あたりに広がる森に対し探索者がロールプレイをしていると、突然りりこがワナワナし始める。
「…ぁ…ぁ…ダメ。大変…」

階段の上に居る探索者は知りえない事であるが、先ほどのりりこの本体のある空間では大変なことが起こっているのである。以下にその描写を記す。

〈描写〉


探索者は部長に対し目星や聞き耳、精神分析等を行うことができる。だが分かることは特に無い。そうしている間にりりこの背後にある階段から足音がのぼってくる。現れた男性は、若干筋肉質で金髪。ブルーのラインの入ったTシャツとジーンズ姿をしている。
「見つけた。ここに居たんだね」
と言いながら、彼は探索者を無視し、りりこを担ぎ上げ去ろうとする。探索者が止めようとするなら後ろから迷彩服が7人程現れ探索者に銃を向けてくる。

金髪の男性に対し話しかけ、何か質問をするなら彼は少しだけ答えてくれる。
・何者だと問えば「マーク・K・ジョウノウチ。探偵さ」と名乗る。
・部長をどうするつもりと聞くと「これは人類の脅威だ。野放しにはしていられない。しかるべき機関で
確保しなければ、人類は未曽有の危機に直面する可能性があるんだ」と教えてくれる。

探索者があれこれしていると、後ろから迷彩服がまた数人現れ、マークは彼らと一緒に姿を消す。ここで『アイデア』ロールを行う。成功すると、彼らは今回のダンジョンの入口にあった謎の鉄扉から現れたことが推測できる。そして何としてでも部長を助けなければと感じる。

ここで、シナリオの前半部分は終了。

to be continued…

おまけ

〜ショゴスを食べた場合の処理について〜
しばらくすると意識不明になる。8時間前後眠り続け、目が覚めるとSTRとCONが2倍になっている。
(体型等は食べる前と変わらない)
さらにショゴス・ロードと同等の生体再生能力という特異体質を持つ(毎ターンHP2回復)。
焼いて食べた場合、しっかりと調理して食べた場合も同様である。

このショゴスのかけらを持ち帰る場合、1日ごとに大きさが倍に増えて、最後にはドラム缶ほどの大きさになる。
一晩中「テケリ・リ テケリ・リ」と声を発し、人が近づくと噛みつくようになる為、一般の家庭で飼うことは難しいだろう。

マーク・K・ジョウノウチ ステータス

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