ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

※設定上に出てくる地名、人名はすべて架空のものであり現実のものとは一切関係がありません。

シナリオ原作者:みー様 シナリオ改変者:イクスピリア
今回のシナリオはみー様の『てけりり・かーにばる!』というシナリオを改変したものとなります。
快く公開を許可してくださった原作者様に感謝しつつ、公開させていただきたいと思います。

はじめに

今回のシナリオはソードワールドTRPGが大好きな知人に、何としてでもクトゥルフTRPGの楽しさを分からせようと製作しました。そのため普通のクトゥルフ神話TRPGとは多少毛色の違う改変版シナリオと感じられるかと思います。
なお、こちらはシナリオの後半部分になります。

※このシナリオで探索者が特殊な能力や体質を得た場合、人外扱いとなり他のシナリオでは使えなくなってしまいます。ご注意ください。

てけりり・ぱにっく! 〜お祭り騒ぎは放課後に〜 (後編)

あらすじ
部長に連れられて『最高の食材』とやらを食べに行くと、それはショゴスという怪獣のような生き物だった。その後なんだかんだあって部長がさらわれて、妖食クラブ部員による武井りりこ救出作戦が開始される。

事前情報
:この世界にはボーカロイドなるものは存在しない。
:改変者のセッション(オフセ)では、スマホなどから出典で紹介する動画(ニコニコ動画より)をムービーシーンとして探索者に「見てもらう」又は「聞いてもらう」という形で演出を行いました。
:このシナリオで探索者が特殊な能力や体質を得た場合、人外扱いとなり他のシナリオでは使えなくなってしまいます。ご注意ください。

参加者2〜5人
難易度★★☆☆☆  
KP難易度★★★☆☆←設定が多すぎてちょっと難しいかも。
所要時間:オフセで4時間。前後編合わせて8時間前後。
舞台設定:現代日本 学校の裏山の地下に存在する秘密基地
推奨技能は目星、隠れる、忍び歩き、聞き耳、心理学、精神分析そして戦闘技能

※妖食クラブとは
あらゆる食材をわけへだくなく喰らうことを目的とした団体。部長と呼ばれる武井のもと突発的な活動を行っている。
具体的には「ゲテモノを喰らう闇鍋パーティ」や、「商店街の大食いメニューを片端から制覇する」「食材を手に入れるためにどこぞの樹海へ分け入る」といった事を隔週くらいのペースで行っている。
前回の活動では、学校の裏山でツチノコ(食材)探しを一晩中行った。だが結局見つからなくて部長と一緒に牛丼を食べて帰った。
ルールにうるさい集まりではないが、部長の言うことにだけは絶対である。ちなみに部員は、探索者と下記参照のNPC宇川サトシ君だけである。

NPC紹介

武井りりこ

妖食クラブの部長。高校3年生。女性。痩せ型で小柄。部長と呼ばれている。基本的に口に入るものなら何でも食べる。とてもおいしそうに食べる。
得意料理は多種多様のゲテモノが混沌と詰め込まれたスープ。通称ニャルラトポトフ。見た目はゲテモノだがすごくおいしい。
※妖食倶楽部の部員以外で初めてニャルラトポトフの話を初めて聞いた者はSANチェック0/1

性格は快活で行動的。お調子者で素直。意外と人を引っ張っていく類の事は苦手かもしれない。他者とのコミュニケーションが上手で友達は多い。趣味はおいしいものを探して食べ歩く事。部員を使ってグルメ情報を集めている。
(パソコンなど電子機器は人一倍苦手。メールを打つのにも時間がかかる。)

実は…

ステータス

中島 史緒

学校で人気の美人保険医。身長155?。SIZは胸囲的で17(謎)。
3年ほど前から零桟橋高校で保健室の先生をやっている。彼女には隠し事はできないと評判が立つほど生徒たちの事情を把握するのが上手。
「ふふ。保健室の先生は何でも知っているのよ」
性格は面倒見が良く好奇心旺盛。いつでも保健室に居て生徒たちの悩みを親身になって聞いてくれる。頻繁に、保健室を出て校内を散歩している姿が目撃されている(謎)。そして生徒たちからはその容姿も手伝って大変人気がある。

実は…

ステータス

熊野 武

鬼の体育教師、剣道部顧問として私立零桟橋東高校(架空)にて活躍中。
非常に厳しい教師であるが生徒からの信頼はぶ厚い。
彼の鉄拳制裁は、厳しさの中に優しさを見出す生徒が続出することから
『天国への鉄拳(デス・ゲンコツ)』と密かに有名である。
近頃保健室の中島 史緒(なかじま ふみお)先生に密かに思いを寄せていることは有名である。

ステータス

ハンドアウト

妖食クラブの部員
部長とは、突発的な活動でもすぐに連絡が取れる仲です。新規でも継続でも構いませんが、大食いで、ゲテモノ好きという設定が、強制的に付加されます。また、そのためにシナリオ上にメリットとデメリットか存在することをご了承ください。
メリット・・・・・・ゲテモノ的な神話生物を見たときのSANチェックが軽減される(最終的な減少値が−3される)。
デメリット・・・・・最後に部長にショゴスのかけらを食べさせられるのを拒否する難易度が上がる。
また、部活自体はゆるめではあるが、部長の命令には逆らえない。

6. 学校へ

探索者が裏山を降りて人里へ戻るならば、迷うことなく歩けるだろう。急いで撤退したマーク達を追いかけるならば、彼らはすでに厚い鉄扉(耐久力は装甲16、HP3)の向こうに引き上げてしまっている。この扉を技能を使って開けるなら、鍵開け2/1とコンピューター2/1に両方成功しなければならない。

PLが途方に暮れだした所で、KPは一度学校へ戻って装備を整えたり作戦を立てたりするようヒントを出すように。
学校へ戻る間、どこかへ寄り道をする場合これは自由である。KPはできるだけ探索者の意図を組んでキーパリングを行ってほしい。

探索者が学校に戻る頃には、辺りは薄暗くなっている。学校は文化祭2日目の準備で泊まり込む生徒がたくさん居て、ある程度の賑わいを見せている。

学校に到着してすぐに、怒りに満ちた熊野武が探索者を捕まえる。傍らには保険医の中島文緒先生も一緒だ。彼女は「あらあら」といった感じで様子を伺っている。
「おまえらどこに行ってた!」
「学校行事を何だと思っとるんじゃー!」
再び襲い来る熊野先生。しかし戦闘シーンに移行するその直前で、先ほどショゴスのかけらを食べた探索者は視界が玉虫色で満たされる。熊野先生と中島先生の声が聞こえる中、探索者は意識を失い倒れてしまう。
「お、おまえらどうしたー!」
「あらあら」
「中島先生!とにかく彼らを保健室へ!」

ちなみに、探索者の中でショゴスを食べていない者がいた場合でもシーンは次へ移る。

7. 中島 史緒 〜保健室にて〜

ショゴスを食べた探索者はそのまま8時間ほど眠り続ける。その間、保健室には中島先生がずっと居て昏睡(こんすい)状態の探索者を見守ってくれる。
もしもショゴスを食べていない探索者がいた場合、他の探索者よりも先に中島先生と話をすることができる。

保健室で『目星』を行うと『ごく一般的な普通の保健室である』事が分かる。『聞き耳』を行うと『泊まり込みで明日の準備をする生徒たちの作業音や話し声が聞こえるが、昼間よりは騒音に気を配っている』事が分かる。

中島先生は、探索者を心配した様子で相談に乗ろうとする。
「あら。起きたのね。体に異常は感じないかしら」
「大変だったわね。分かってる。武井さんが迷彩服の人たちに連れ去られてしまったんでしょう?」
「ふふ。保健室の先生は何でも知っているのよ」

そして彼女は探索者に色々なアドバイスをしてくれる。
・ショゴスを食べたあなたたちは、筋力と生命力が大幅に強化され、生体再生能力(毎ターンHP2回復)も身についている。
・武井さんはあのぶ厚い鉄扉の先に捕らわれている。
・鉄扉の先には自衛隊の特殊な施設がある。
・ショゴスを食べていない人は、この先生きのこることが難しいと思う。
・頑丈な鉄扉(てっぴ)は今のあなた達なら何とか壊せるはず。
・なるべく隠れながら進んで、誰にも見つからないよう心がけること。
・戦う場合でも『各個撃破で短期決戦』が基本。間違っても大人数を一度に相手にしてはいけない。

彼女はまるですべてを知って居るかのように語るだろう。もしも『あなたは何者か』と問うなら
「それはナイショ。少なくとも今は武井さんを助ける事に集中したほうがいいわよ」
と言って『言いくるめ(99%)』を行ってくる。このセッションの間は彼女の正体について気にならなくなるだろう。

ちなみに中島先生に対して『心理学』を行うと
『彼女は親身になってアドバイスをしてくれている』
『なんとなく、彼女はこの状況を楽しんでいるような気がする』
という事が分かる。

探索者が聞くなら、以下の事を教えてくれる。
・特殊施設内には今は4人以上は駐在している(マーク・K・ジョウノウチを含む)。
・そこは地理的には学校の裏山の真下に位置する。
・施設は日本に数ヶ所存在する特異生物の一時保管所のような場所。
・誰もりりこを助けに行かなければ彼女はどこかの機関で実験動物にされてしまう可能性がある。
・迷彩服の人たちは陸上自衛隊の特殊部隊。

ショゴスを食べていない探索者に対して、中島先生は透明な小瓶に入った謎の乳白色をした液体を飲むよう勧めてくる。
「あなたはこれを飲んでから行きなさい」
「これは今のあなたに必要な力を授けてくれるわ」

この液体が何であるかについては彼女は教えてくれない。ただ、無理やり飲ませようとはしない筈である。
探索者はこれを飲んでも良いし飲まなくても良い。飲んだ場合、右目の奥が一瞬ズキリと痛み、右目だけ15?までを見通せる透視能力(クレヤボヤンス)が身に付く。
(ただし暗視能力は身に付いていないため、中に光が当たっていなければ透視をしても黒しか見えない)
さらに、瞳の色が若干黄色くなる。

話が終わると中島先生は
「なるべく早く準備を整えて武井さんの救出に向かったほうがいいわ」
と言って探索者を促すだろう。

8. 潜入準備

保健室から出ると、探索者は学校にある物で、りりこ救出の準備を整える。ここもKPはなるべく探索者の意図を組んでキーパリングを行ってほしい。準備ができ次第りりこの救出に向かう事となる。
ちなみにこれ以降、自分から探しでもしない限りは熊野先生に出会うことは無いものとする。

準備完了後、地下鉄零桟橋駅へ向かうならすでに終電が終わり入口のシャッターが閉まっている。ここでPLが困っているようなら、KPは『アイデア』成功で裏山の出口から侵入すれば良いとヒントを出すように。
裏山の出口で過去に『目星』を行っていれば辺りの地形は憶えているだろうし、どうしようもなければ保健室に向かい中島先生に道を尋ねるとよい。

こうして、深夜何時だという真夜中から、妖食クラブ部員による武井りりこ救出作戦が始まるのである。

ここでKPはPLに対して作戦名(ミッションコードネーム)を決めるよう提案するように。

9. 潜入

施設の入口にあたる厚い鉄扉(耐久力は装甲16、HP3)は、今の探索者であれば破壊することが可能だろう。
もしどうしてもこの扉が突破できないとなった時には、セッションは終了である。

扉の向こうは白一色の通路が10mほど続いた後、左へ曲がっている。曲がった先は800mほど続くまっすぐで急な坂道(下り)だ。道幅は3m程あるだろうか。
坂道の突き当りは小部屋になっており、大型のエレベーターが存在する。

エレベーターは大型の荷物を搬入できるようなもので、非常に頑丈にできている。乗り込むと現在位置がB1で、下にB2、B3、B4がある事が分かる。
『目星』を行うなら、行き先指定ボタンの下に変わった形の鍵穴がある事と、天井の板が取り外せて天井裏へ登れる事が分かるだろう。探索者同士で肩車でもすれば楽に登る事が出来そうだ。『聞き耳』では何も聞こえない。

ちなみにB2、B3は押すとその階へ移動できるがB4だけは特殊な鍵がないと押せないようになっている。

エレベーターの天井裏へ登ると、頭上は土がむき出しになっている。
◎ランダムで探索者の誰かが土埃でくしゃみをしてしまう。
『目星』『聞き耳』共にここでは特に情報は無い。

『しばらく時間が経つ』又は『全員が屋根の上へ登る』と、エレベーターはひとりでに下へ向かって動き出す。階下で何者かがエレベーターを呼んでいるのだ。
エレベーターはB3で止まる。そして迷彩服の男が一人乗り込んで来てB1のボタンを押す。探索者が天井裏に居るなら、不意打ちの絶好のチャンスだ。油断をしている隊員をサクッとやっつけてしまおう。見送った場合彼はB1でエレベーターから降りてどこかへと去って行く。
もしも『普通にエレベーターに乗っている』又は『エレベーターに乗らない』なら迷彩服の男と鉢合わせて戦闘になる。
この時KPは『迷彩服の男は戦いながら侵入者警報を発動しようとしている。残り数ラウンドの内に仲間の隊員を呼ばれてしまうだろう』と言ってPLを慌てさせるように。
「なんだお前たちは!」

もしも探索者がエレベーターを下に行かせまいとするなら、隊員はエレベーターシャフトをよじ登って来るだろう。よじ登って来た隊員と目が合い、結局戦闘になる。

迷彩服の男 ステータス

戦闘に勝利すると、いよいよ施設内の探索が行えるようになる。ちなみにこの隊員からは以下のものをはぎ取ることができる。
・身分証【陸上自衛隊・対特殊警備部門・NYAS(読みはニャッツ?)氏名:山田 隆志】
・迷彩服

10. 探索

エレベーターのボタンを押せば、B2とB3に行くことができる。B4はボタンを押しても反応がない。

先にB3へ移動した場合

B3へ行くと、右手にはトイレ、左手には隔壁(装甲40 HP15)が降りていて進むことができない。まだマップも手に入れていないので、ここに来るのは少し早すぎたのだ。

B3のトイレを調べるなら、そこはごく一般的な普通の共用トイレである。『目星』で天井の通気口に侵入できる事が分かる。『聞き耳』では今の所辺りに人の気配がない事が分かる。
トイレの通気口に侵入すると細長いダクトの中を進んで行ける。ダクトは2方向に延びていて、それぞれ『10』の部屋と『9』の部屋を覗き見ることができる。
(各部屋内に存在する通気口は、穴が小さく出入りすることはできない)

『10』の部屋をのぞいた場合

ダクトの先に小さな通気口がありそこから下を覗くことができる。そこは薄暗い広い部屋で、幾つもの異形の生物がビーカーを巨大化させたような容器に閉じ込められて保管されている。探索者がこの部屋を覗いてしまうと得体のしれない存在を目撃し恐怖に震える事となるだろう。

〈描写〉
暗いダクトを進んでいくと、その先の下方向から淡い光が射していた。警戒しながら覗き込んでみると、瞬間に下に居る『なにか』と目が合ってしまう。
眼の形は完全な円形だった。人間の白目にあたる部分は、まったく淀みの無い真っ黒だった。その中心では鮮やかな白色の管が渦を巻いている。その眼が語るのはあざけりか無邪気か。時折瞬きしながら探索者を見つめてくる。
探索者は体にとてつもない鳥肌が立った後、それの全身を認識してしまう。大きさは大きめのネズミといったところだろう。形も何となく手足の長いネズミに似ているだろうか。しかし体の色は茶色っぽく表面はツルツルしていて、耳が異様に細長い。鼻先からは小さな触手が何本も生え、うねうねと蠢(うごめ)いていて口が隠れてよく見えない。
大きなビーカーのような物に閉じ込められているせいで、鳴き声などが聞こえないのが救いだろうか。

このような異形な生物を目撃した探索者は0/1D3のSANチェックを行う。同時にPOW9との対抗ロールを行う。成功するとこの生物の視線から目を逸らすことができる。失敗した場合、この生物以外には何も見られなかった。静かに元来た道を引き返すしかないだろう。

生物の視線から目を逸らすことに成功した探索者は、その部屋に先ほどの生物以外にも多種多様なおぞましい生き物が保管されていることに気づいてしまう。
1/1D10のSANチェックを行う。

KP情報であるが、ここで探索者が目撃した神話生物とはズーグ(マレウス・モントロルムP59に挿絵あり)の事である。
(どのような経緯があったのか捕獲され生体サンプルとしてここに保管されていた)

『10』の部屋で得られる情報は以上である。

『9』の部屋をのぞいた場合。

ダクトのに小さな通気口がありそこから下を覗くことができる。そこは明かりのついている広い部屋で、大きなビーカーのような物が二つある。それぞれにりりことその本体のショゴスが閉じ込められている。
りりこは座り込み目を伏せていてこちらには気が付かない。
本体はゾワゾワと蠢きながらも球形を保ったまま微動だにしない。

他に何かないかと『目星』をしても、これら以外は特に何もない殺風景な部屋だ。

『9』の部屋得られる情報は以上である。

B2へ移動した場合

エレベーターから降りてすぐ右にはトイレがある。左は壁だ。
前にはまっすぐに進む廊下が伸びており、廊下の先を左へ曲がると、すぐに?の部屋へ入る扉がある。ここではこの施設のマップが手に入るためKPはできるだけPLをここに誘導するよう心がけると良いだろう。

B2のトイレを調べるなら、そこはごく一般的な普通の共用トイレである。『目星』で天井の通気口に侵入できる事が分かる(ただしここの通気口はねじで固定されている為ドライバー等を所持している必要がある)。
この通気口からは『1』と『3』の部屋が覗ける。両方とも覗いたところで大した情報は得られないだろう。
『聞き耳』では今の所辺りに人の気配がない事が分かる。

『1』の部屋

鍵=〇 明かり=〇 透視=〇 人=×
ここは施設のメインコントロールルームである。鍵はかかっていないので簡単に侵入できるだろう。

室内の奥にはいくつかのモニターがあり、すべて施設内の廊下が映し出されている(今の所どこにも隊員の姿は無い)。
モニター以外にはデスクとコンピューターとコントロールパネルらしきものがある。
デスクに対して『目星』を行うと、畳まれた状態の『施設内地図』がみつかる。コントロールパネルに対して『目星』を行うと、B3の『α隔壁』の開閉スイッチが光っている事に気が付く。
コンピューターに対して『コンピューター』又は『図書館2/1』又は『電子工学2/1』に成功することにより、以下の報告書のデータが見つかる。

報告書の内容…の要約


ちなみにモニターでりりこの姿を探すことはできない。監視カメラは廊下にしか無いようだ。
(見てはいけないものを映し出さないための措置であろう)

開閉スイッチを押すと、モニターの一つにパスワードの入力画面が表示される。この時点ではパスワードは分からないため、探索者は先に進むしかないだろう。
(ちなみにパスワードはニャルラトホテプのSIZの数値『90』である)

『2』の部屋

鍵=〇 明かり=〇 透視=〇 人=〇
ここは会議室である。円形のテーブルが中央に置かれ、それを取り囲むようにして椅子が12脚並べられている。他にプロジェクターと何も書かれていないホワイトボードがある。

『2』の部屋はドアが開いている。中を覗くと部屋の奥でマーク・K・ジョウノウチがスマホで誰かと通話している。
『聞き耳』に成功すると途切れ途切れに以下の内容を盗み聞きすることができる。
「ヨ……サですか」
「場所は……」
「今回の……ナミの狙いは?」
「分かりました。すぐに現場へ向かいます」
「はぁ。き………れ」

マークは通話が終わると部屋を出てエレベーターで地上へ向かう。たとえ『聞き耳』に失敗しても、彼の近づいてくる足音には気づくことができるので、このまま探索者が部屋の外に居るとマークと鉢合わせになってしまう事が分かるだろう。
(見つかって戦闘開始になった場合、彼の行動パターンは最優先で仲間を呼び、自分は急いで次の現場へ向かおうとする)
KPは忠告を行って、PLがどこかに隠れるよう促そう。どうしても戦うことになったなら、その時はその時である。どこからともなく隊員が4人ほど湧いて来て探索者に襲い掛かるだろう。

この部屋で『目星』を行うと、部屋の奥の棚の上に金魚鉢が置いてあることに気が付く。ビー玉で満たされた金魚鉢で、小さなイカダのミニチュアが乗っているインテリアだ。

『3』の部屋

鍵=〇 明かり=× 透視=〇 人=×
ここは食堂である。電子レンジと大型の冷蔵庫が置いてある。冷蔵庫の中の食品を、自分で調理して食べるシステムになっている。
調味料が豊富に置かれていて自分なりのアレンジが行える。ちなみにとある事情によりラーメンが最後の一食しか残っていない。
『目星』を行うと『謎の水色の玉』(ただのビー玉)が拾える。

『4』の部屋

鍵=〇 明かり=× 透視=〇 人=×
ここは空き部屋で何もない。

『5』の部屋

鍵=× 明かり=〇 透視=〇 人=×
ここは武器庫である。多種多様な武器が陳列されている。ただし部屋のドアには鍵がかかっている為入る事はできないだろう。
(パスワードは今回のセッション中には分からないので、この扉を開けるには『鍵開け』と『コンピューター』の両方に成功しなければならない)

『6』の部屋

鍵=× 明かり=〇 透視=× 人=×
ここは国家機密に関する物品を保管する大型金庫である。

この部屋の前で2人の隊員がドアを開けようと四苦八苦している。
「おかしいな。このメモ間違ってるのか?」
「貸してみろ、きっとこうだ…誰だこんなパスワード設定したヤツ」
「隔壁がメモの通りコントロールできたんだ。きっとここも開くはずだ」
彼らは別の機関のスパイだがこの瞬間以外でその事がバレるような事はしない。見つかった場合、戦闘になるが仲間は呼ばない。
倒すと「任務失敗だ!撤収するぞ」と言ってメモを落として逃げていく。

彼らを倒すことでB3の隔壁を開くためのパスワードが書かれたメモが手に入る。
メモには下手な字で『α隔壁操作用パスワード「90」、セキュリティタイプ4解除パスワード「qf09stlOtI」』と書かれている。

彼らの逃げ足は早い。それでも捕まえようとしたり追撃しようとした場合、彼らは身分証を落として逃げ去る。

迷彩服の男 ステータス

隔壁を開けた後B3へ移動した場合

B3へ行くと、右手にはトイレ、左手には長い廊下が続いている。

『8』の部屋へ向かう途中、マンホールのようなものが9個ある。これは有事の際隊員がそこに隠れながら戦う場所で、深さ1,5mくらいの穴になっている。
その先の柵は高さ1mほどの頑丈な重い柵だ。かなり重いがSTRが20もあれば一人で動かすことができるだろう。
これらはGMが望むなら他の物に変えても無くしてもよい。これらの役割はこの後の脱出パートを障害物競走のようにして、より盛り上げるためのフレーバーなのだ。

『10』の部屋と『11』の部屋の間にある門は非常に頑丈でパスワードもわからないので今の探索者では開けることはできない。
どこかのシェルターの防護隔壁のように見える作りをしている。
(装甲150 HP70)

『8』の部屋

鍵=× 明かり=〇 透視=× 人=×
ここには金の延べ棒が大量に保管されている。ただしこれは重いので1つ持ち運ぶごとにDEXが1下がる事とする。
部屋には鍵がかかっており開けるためのパスワードはB2の大金庫と同じ『qf09stlOtI』である。

『10』の部屋

鍵=〇 明かり=〇 透視=× 人=×
ここは多種多様な神話生物が保管された部屋である。ドアを開けて覗いてしまうとSANチェック1/1D10が発生する。

『11』の部屋

鍵=〇 明かり=〇 透視=× 人=×
ここも多種多様な神話生物が保管された部屋である。『10』の部屋との違いは、数が少ない代わりに大きめの生物が保管されている。
覗いてしまうと1/1d10のSANチェックを行う。

『9』の部屋

そこは明かりのついている広い部屋で、大きなビーカーのような物が二つある。片方にはりりこが入れられており、もう片方は何も入っていない。
彼女はこぶしを振り上げ、今まさに自らを捕らえている入れ物を破壊しようとしている。
(実際はこぶしで破壊することのできない強度であるが…)
ここで探索者と目が合う。彼女は焦った様子で何かを言い始める。

空のビーカーに『目星』を行うとサッカーボール位の大きさの穴が開いていることに気がつく。

りりこに話しかけようとしても声はほとんど通らない。彼女はこぶしを降ろし、焦った様子で探索者に何か伝えようとする。
探索者が全員で力を合わせビーカーに攻撃する場合、これなら破壊することが可能だろう。
りりこがショゴスの姿に戻って本気を出してもビーカーからの脱出は可能だが、できれば彼女はそれをしたくないと思っている。

ビーカーから出たりりこは焦りながら探索者に次のような事を言ってくる。
「あなたたち何で来たのよ!」
「この下にある自爆装置を作動させたの。もうすぐ大爆発するわ!」
「私をこんな目に合わせた奴らをぶっとばしてやるのよー!」
「大爆発まであと数分しかない!」
「解除は無理!私の本体が徹底的にやっちゃったから!」

探索者は急いで脱出をしなければキャラシート消滅の危機である。

ここで探索者は全員、DEX8との対抗ロールを行う。成功した者はなんとか爆発前にエレベーターまでたどり着ける。
失敗した者はりりこが「遅い!」と言ってどこかしらをひっ掴んで引きずって行ってくれる。

10. 脱出

エレベーターに到着すると、それはすでにB1に上がっているので少し待たなければ乗込めない。
りりこの本体は探索者たちがエレベーターの到着を待つ間にエレベーターシャフトをよじ登ってきて合流する。エレベーターのドアの下部から、ショゴスが這い出して(染み出して)来るのを目撃しても動揺している場合ではない(SANチェック無し)。

乗込んでエレベーターが上がり始めた所で、ついに施設の自爆装置が作動する。

〈描写〉
エレベーターのドアがゆっくりと閉まる。焦った探索者にはこれが余計にじれったく感じるだろう。急いでB1のボタンを押すと下向きのGが強まる感覚をおぼえる。

その頃B4の自爆装置内では、臨界に達しつつある自爆装置のコアが真っ赤に膨れ上がり、最後の瞬間を迎えようとしていた。それは奇妙な高音を吐き出しながらガタガタと不気味に振動しついに……!!!!

探索者を乗せたエレベーターは、桁外れの衝撃と轟音に襲われる。エレベーターシャフトの下方からは甚大な威力を伴った爆風がせりあがってきた。探索者は事態を察し自分らの最期を悟るだろう。
しかしりりこだけは諦めていなかった。以前にはツチノコを食べ逃しているし、まだまだおいしい物を食べ足りない彼女は元よりここで死ぬつもりなどなかったのだ。
彼女はまずその本体を肥大化させエレベーターのかごを包み込む。さらに、本体の残りを変形させ、かごの上に冒涜的な円錐形の物体を作り上げ超高速で回転させる。

下方から襲い来る爆風を受けエレベーターは音速に達する勢いで加速し、りりこの作り上げたドリルは天井の土面をいとも容易(たやす)く削る。
地中を掘り進みながら加速を続けるエレベーターは爆風をつれながら学校の裏山の頂上から空へと向かって飛び出した。それはまさに『玉虫色のてけりりロケット』の如く、『冒涜的なカゲロウを纏う(まとう)花火』の如し。
大気の空気抵抗をぶっ飛ばしながら探索者を乗せたエレベーターは地上6000mほどにまで上昇し、そこでりりこは本体をすべて使って大きなパラシュートを作り上げる。

ショゴスを食べてCONを豊富に持つ探索者はエレベーターの歪んだ壁の隙間から日本の夜明けを見るだろう。その美しい光景を見ながら涙するかもしれない。
ショゴスを食べていない探索者は、高度6000mの環境にてどう過ごすか…お察しである。

11. 祭りの後

〈描写〉
明け方の空からゆっくりとエレベーターが降りてくる。そこは零桟橋高校の正門前だった。「ガシャン!」と音を立てて着地した。そのエレベーターのドアを、りりこが蹴破る。
幸い辺りは無人な様子で、さすがに学校に泊まり込んでいる生徒もこの時間には眠っているようだ。りりこは本体を道の側溝(そっこう)に隠した後、呆然とする探索者に話しかけてくる。
「助けに来てくれたことには、感謝してるわ」
「ありがとう!」

その他、適当な演出を入れてセッションは終了となる。

クリア報酬:SAN 2D6+4+(身分証の入手数×2)
       :クトゥルフ神話技能+5%

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