ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

はじめに


このシナリオにおいては特殊なルールを採用しているため、KPは以下のことに注意してください。

・POWが減少していくため、事前に高めのPOWにしておくようにPLに進言しておく。
・POW減少に伴うSANは減少せず作成した初期値のまま、回復量のみ減少する。(これは基本ルルブ基準)
・既存のPCを使用した場合、ドリームランド、または夢の中で宇宙的恐怖を経験している場合、神話生物技能を使ってもらっても構いません。

その他シナリオ上でわからないことがあれば製作者のNo.15.5までご連絡ください。No.15.5

シナリオ概要


人数:2〜4人
難易度:☆☆
時間:3〜4時間程度
推奨技能:目星、説得
舞台:現代日本、シティシナリオ
HO:探索者たちはそれぞれが新しく建設されたマンションに引っ越してきている。

シナリオ背景


このシナリオは、1934年に全滅した厄神信仰家系が儀式を行おうとした結果、ウボ=サスラ(基本ルルブ209p)のいるドリームランドと自宅の中庭を誤ってつなげてしまったというものが事の発端となっている。
たまたま居合わせた祓い屋が穴を塞ぐ方法を見つけだし、それ以来定期的に穴をふさいでいたのが、強引なマンション建設により穴が開いてしまったのが今回の事件になる。
行方不明のマンション管理人は既に亡くなっており、助けることはできない。また、マンション建設を担当した下請け業者全員もすでに連れて行かれているため亡くなっている。

また、終始出てこないウボ=サスラはドリームランドから出て来ず基本引き籠りで、事故ではあるものの用もないのに道をつなげられたためかなりお怒りの様子で、落とし子を送り出して周りの人間をドリームランドに引きずり込み落とし前をつけさせようとしている。
そのため、ウボ=サスラの落とし子は、一度穴のあった場所周辺に来た人間の夢を1934年の厄神信仰の家に飛ばし、そこから穴をくぐらせることでドリームランドへと連れ去ろうとしている。

導入


探索者たちは真っ暗な夜、見覚えのないとても古い家の中にぽつんと立ち尽くしている。
見覚えのない場所のはずなのに不思議と違和感はなく、何も思い出せないはずなのに自分の他にいる探索者たちに妙な既視感があった。


  • 悪夢の家(1日目)
四方にふすまがあり、開けても開けてもふすまが続く。
夢の中のため今まで何をしていたかは思い出すことができず、もちろん所持品もすべてなくなっている。
探索者のうちだれかがふすまを開けたとき、その探索者は背後から何かに襲われる。
抵抗はできず、攻撃もきかない。他の探索者は襲っているものの正体を見ることができない。
技能
アイディア>他の探索者とどこかで会ったはずだとはっきり感じる。
聞き耳>人の恨めしい声のようなものが聞こる。
目星>幽霊のようなはっきりしない形の女性が目の端に映る。その場合SANチェック0/1
POW×5のロールに成功すれば目が覚めるだろう。失敗する度に即時に1ずつPOWが消失する。(消失したPOWはシナリオクリアまで戻らない)
目覚めた後首のあたりを調べると何かに絞められたかのような指の跡を発見する。発見した場合はSANチェック0/1

  • 引越し先のマンション
探索者たちはつい先日引っ越してきたマンションで目を覚ます。
アイディア>に成功した探索者がいた場合、夢で見た人たちはみんなマンション説明会の時に顔を合わせていることを思い出す。
部屋でそれぞれ何かをしていると、玄関のベルが鳴り警察がやってきてマンションの管理人が失踪し、何か知らないかと聞き込みをしてくる。
探索者たちが技能なしで知っている情報としては以下のとおりである。
・病院から失踪したのは20代後半の女性。
・直前に起きたマンション火災事故で、病院に搬送されて間もなかった。
・マンションでの火災は地下での小さなもので、他の部屋には燃え広がらずにすぐに消化されたため、他の住民の生活に支障はなかった。
・田舎町に新設したマンションのため、家賃は低い。だが田舎町のため新入居者は探索者たちのみ。

探索


探索者たちは引っ越してきただけなのでここからは自由に行動できる。
近所にあいさつ回りに行くもよし、新しい就職先に出勤するもよし。勝手に事件について調査するもよし。
小さな田舎町のため施設は少ない。また、1日に行動できる先は午前中1か所、午後1ヶ所程である。
また、1日が終了し夜になったとき、自宅にいようが遠くにいようが悪魔の家に引き込まれるため、悪魔の家の探索も忘れないように。


MAP


  • 病院
病院では管理人が搬送されてからの数日のことを担当医や看護師からきけるかもしれない。
技能:警察関連、病院関連の探索者だった場合、技能なしですべての話を聞くことができる。
説得><信用>でそれぞれ一つずつ
・火傷及びショック症状に陥っていたことから、数日の入院が余儀なくされていた。
・入院した直後はショック状態で放心していることが多かったが、翌日から寝てはおきてを繰り返す様になり、3日目になると叫びながら飛び起きるようになったという。
・6日目になると睡眠時間が長くなり、起きるたびに「眠りたくない。連れていかれる」と呟いていたという。
また、探索者が悪夢の家で襲われた傷を見せてみると、「傷など何もなく健康そのものですよ?」といわれるだろう。

  • 火災現場跡(初日)
事故からまだ日がたっていないせいか、進入禁止のテープが張られ、中で警察が調査をしている。
警察関係者に繋がりがある探索者がいれば、話しを聞くことができるかもしれない。
技能
説得><信用><言いくるめ
・どうにも金目当ての悪徳業者が建てた防災無視も酷いところの有様のマンションだったらしい。
・近隣には他に大きな建物はなく、近所の老人の方々からマンション建設反対の声も上がっていたそうだ。

  • 地方図書館
街の中央から外れた小さな図書館では郷土本が多数残っており、いくつか興味深い本がある。
また、田舎の図書館のため司書は図書館開閉時のみしかおらず、本の貸し借りも図書カード制である。
技能:
図書館
情報が書かれている本を発見する。本は全部で3冊あり、1D3でどの本を見つけることができたかロールする。
日本語><歴史>
本に書かれている書体は歴史の教科書に出てくるような古い書体のため、上記2つのロールに成功しないと本を読むことができない。
・1934年、この地域に古くからある家が全焼。江戸時代から続いていたとされる家系が全滅した。この家系についてはあまりいい噂はなかったようで、厄神を信仰していたという話が有名だったそうだ。
・1937年、新しい家を建てるも、入居前にまた全焼。その後祓い師が土地を購入して家を建てる。その後しばらく近隣の住民から奇妙なことが起こると苦情が寄せられる。
・1942年、空襲により祓い師の家、全焼。以来その土地は放置される。

  • 地方警察署
田舎で10人しかいない小さなものである。基本的に警察はノリが軽く、あまり仕事に真剣ではない。
警察関係者の探索者がいれば、現場マンションに引っ越してきたという事で、管理人失踪事件を任される(押し付けられる)
火災に関する情報に対しては、火災現場以上の情報は得られない。
マンション業者に関しては、建設そのものは下請け業者に任せ、その下請け業者とも連絡が取れないことがわかる。
1937年の祓い師について聞く、または3日目になると、分家の子孫が一人町はずれの小さな家に住んでいるということを警察署長から教えてもらえる。

  • 祓い師の子孫
宮永という怒りっぽい老人が一人その家に住んでいるだろう。
技能
幸運>でいい感じのお茶菓子をもっていくことができれば、減少値を減らすことができる。
信用>、<説得>、<その他それらしいもの>をそれぞれ−30
・あそこは別世界につながる門になっており定期的に開こうとするので閉じなければならない事を教えてもらえる。
・家計が全焼した際にその儀式についての文献と知識が失われているため、方法についてまでは知らない。
ロールに失敗したならば杖をふるって追い払われてしまうだろう。

  • 火災現場跡(2日目)
警察は現場検査を終えて引き上げている。
地下室は鍵がかかっているが、<幸運>で空いていることにしてもいいし、<鍵明け>で自由に探索できるだろう。
地下室は管理人の物置兼書庫のようになっている。
技能
目星><アイディア>または悪夢の家で2回以上攻撃を受けた者は、
・火災後の黒く焦げた場所が夢で見た底なし穴があるであろう場所であることに気付く。
目星>で成功した場合、そのすぐそばで古い本を見つけることができる。
古い本を見つけたとき、地下室の部屋の空気が冷たく変わる。
なんとなく感じる殺気と言いようのない不安感から探索者はSANチェック0/1d6
それから1D3R以内に部屋から逃げ出さなければ、ウボ=サスラの落し子に遭遇するだろう。遭遇した場合SANチェック1/1d8
そこから逃げ出すのも戦うのも探索者次第である。


  • 悪夢の家(2日目)
その日の探索が終了し、各探索者が家に帰った場合、その日の夜探索者はまた夢を見る。
この日もまた真っ暗な中、ふすまの部屋にぽつんと佇んでいる。
ふすまを開くたびに探索者全員背後から何かに襲われる。このときもまた抵抗も攻撃も出来ない。
今回はPOW×3のロールに成功すれば目が覚めるが、襲われながら目が覚めた場合、寝ている探索者の隣に自分を襲ったであろう幽霊のような影が一瞬はっきりと映りSANチェック1/1d4
POW×3に失敗すれば1d3ずつPOWが即時消失する

  • 悪夢の家(3日目)
また真っ暗な、同じ古い家の中にぽつんと立ち尽くしている。
ふすまを開けるたびに、昨日と同じような幽霊のようなはっきりしない人のようなものに探索者全員同時に襲われる。
ちなみにその時探索者に襲いかかるものは探索者1人につき2人である。
POW×3ロールに成功すれば振り払い目覚めることができるだろう。失敗すれば1D3ずつPOWが消滅する。
襲われた誰かがふすまを開けると、中庭のような場所に辿り着く。しかしそこには中庭はなく、底の見えない大きな穴が開いているのを見つける。
探索者がそこに辿り着くと、他に何もするまもなく目が覚めるだろう。

エンディング

探索者たちがウボ=サスラの落とし子を追い払うか封印するか、4日目の行動が終了した場合エンディングとなる。

  • ノーマルエンド
燃えるマンション
マンションを燃やすことを考え付いたなら、実行してもいい。
新設コンクリート製のマンションのため、燃やすために相当量の可燃性物質が必要となる。
マンションの上部分だけを焼き、地下室を残した場合は異変は解決しない。
地下室に入って燃やそうとした場合、地下室に火をつけた瞬間ウボ=サスラの落とし子が襲ってくる。
この時初めてウボ=サスラの落とし子の遭遇した場合SANチェック1/1D8
戦闘にするか逃げに徹するかは探索者次第である。
地下室すべて焼き払った場合はシナリオクリアとなる。

  • トゥルーエンド
古い本
地下室から逃げ延びた後、古い本を解読しようとするならば、<日本語>の半分の値で成功させなければならない。
成功すれば、その本には怪物を退散方法が書かれており、それを行うことで災いを封じることができると書かれている。
本を読んだ探索者はSANチェック1/1d3
暗黒の呪い基本ルルブ250p
方法については、底なし穴の近くで複数人詠唱を唱える。任意のPOWとSAN1d6消失、消失した任意のPOW×10%の割合で成功する。
発動条件として、発動者のうちだれかがウボ=サスラの落とし子を理解しているか、視認していなければならない。
詠唱を唱える際に落し子を倒していない場合、落し子がどこからともなく現れ地面の方へと沈んでいくのを目にするだろう。
その場合、遭遇していなかった探索者はSANチェック1/1d8。倒していれば何も起こらない。

巻き込まれる呪文詠唱
警察署は呪文の効果範囲がギリギリ届く距離である。探索者の中に警察に親しいものがいれば、RPからの説得で呪文の手助けをしてもらえるかもしれない。
ただし、警察署の人間に協力させて呪文を詠唱した場合、1d10で振った人数だけウボ=サスラの落とし子を見た瞬間発狂することとなる。
発狂の種類は1d2で決める。
1の場合、警察官は探索者たちに向かって拳銃を抜いて発砲する。
2の場合、警察官はウボ=サスラの落とし子に素手で立ち向かっていく。

  • バッドエンド
悪夢の家(4日目)
4日目に眠りについた場合、二度と起きることはできない。
探索者たちはひたすら夢の中の家を彷徨い、ふすまを開けるたびに襲われ、POWを3ずつ減らしていく。
中庭に辿り着いたものは、その穴に吸い込まれてドリームランド入りを果たす。
ドリームランドではウボ=サスラ本体が鎮座しており、ドリームランドを訪れた探索者に襲いかかるだろう。
戦闘にしてもいいし、戦闘なしのそのまま死んでいく描写にしてもかまわない。

報酬


ウボ=サスラの落とし子の撃退に成功すれば、悪夢の家で失ったPOWの値は元に戻り1D10+1ポイントSANを回復する。
ウボ=サスラの落とし子を戦闘で倒すことに成功した場合、ボーナスとしてSAN1d20自動獲得
成長ロールはお好みでどうぞ。

製作者あとがき


こちらのシナリオを読んでもらいありがとうございます。
初めて作成したシナリオという事で、至らない点もあるかと思いますが、楽しんでもらえたら幸いです。
ちなみにこのシナリオ中に出てくる悪夢の家の大きな土台として元ネタが、ホラーゲーム零シリーズの刺青の贄になりますので、そちらをプレイされたりまたは実況を見たりすると、イメージしやすいと思います。
シナリオに関しての感想や注意点、はたまたプレイしてみたという報告を伝えてもらうと感激です。

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