ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

「私のいる村ではいまだに時代錯誤な儀式・・・人身御供が行われているんです」

始めに

このシナリオのコンセプト
・探索者には普段とは逆に目が覚めたら空間に自分から乗り込む
・依頼人が神

概要

難易度:☆
想定時間 テキストオンセで2〜4時間(直行かシティ的に調査するかで大幅にぶれる)
推奨技能:日本語があれば問題ないが聞き耳・図書館・交渉系・薬学などを使うかもしれない
現代日本が舞台の一本道シナリオ
シナリオあらすじ
PC達が居る探偵事務所に依頼人がやってくる
妙齢の女性で黒く艶やかなロングヘアーが魅力的な美人だ
彼女は挨拶もそこそこに依頼内容を話しだす
「私のいる村ではいまだに時代錯誤な儀式・・・人身御供が行われているんです」
「どうかこの儀式をやめさせるための調査をお手伝いしていただけいないでしょうか」

KP向けシナリオ背景

ハンドアウト

シナリオの都合上神話的事件を解決している探索者が一人は必要となる
導入の関係上探偵が一人はいることが望ましい

KPへの提案

導入

PC達が居る探偵事務所に依頼人がやってくる
その人物は妙齢の女性で黒く艶やかなロングヘアーが魅力的な美人だ
彼女は挨拶もそこそこに依頼内容を話しだす(適当な偽名を名乗る”阿武穂 あやめ”とか)
「私のいる村ではいまだに時代錯誤な儀式・・・人身御供が行われているんです」と
詳しく話を聞けば彼女こそまさに生贄に捧げられた一人で
家族はすべて怪物としか言いようのない神に殺されたという
私を生贄に捧げたのは村長なので彼が中心かもしれないとも語る
「どうかこの儀式をやめさせるための調査をお手伝いしていただけいないでしょうか?」
この女性はアブホースに操られてるだけなので心理学などでこのエピソードの中に嘘があると分かるかもしれない
その場合には追求されれば、なんか知らん人間が私の住処に生贄を送りまくってきて困る
私は不浄のものと関わりなど極力持ちたくないので人間同士で解決して欲しいとぶっちゃける
また(雨風をしのぐ場所もなく実は一文無しのため)正体がばれてもばれなくてもこの事務所で待たせて欲しいといい
理由は正体がばれていなければ適当に外は怖いなどという

探索

前半

・ネットなどで村について調べる
田舎の村だが10年程度のスパンで失踪事件が起きていることが分かる
それ以外にはめぼしい情報はない

・村探索
村を調べても邪教など影も形もない
村人に依頼人である女性の写真などを見せれば村長の妻で最近見かけないなという話が聞ける

・神社
廃神社となり管理する者も無く朽ち果てている
中を調べてもすべて村長一族が持ち去ったのでなにもない
持ち去ったものの中で価値のありそうな装飾品などはアブホースに捧げられており
依頼料代わりにあやめが持参している

・役場(公民館の兼ねる)
ここ備え付けの小さな図書館で村の軽い出来事纏めが見つかる
1・神社は神主家が断絶したときに管理を続けるものがおらずにそのまま荒廃したらしい
2・田舎の村だが10年程度かそれより長いスパンで失踪事件が起きていることが分かる
3・よくよく読めば村長家は代々一人っ子らしいとわかる
なお最新の失踪は6年前(村長夫妻を除いた場合)
また、風習など古いことに詳しいのは村長なので探索者がそういう目的を装っている場合家に行くことを勧められる

・村長のお隣さん
父親から妻と所用で出かけるので芽衣を気にかけて欲しいと頼まれており昼食夕食の面倒を見ている
だがそろそろ警察に通報したほうが良いのではないか?と思っている
芽以について話を聞けば一昨日お昼寝をしていた時にずいぶんうなされてたみたいで心配だと話す

後半

・村長の家
平屋の豪邸5歩手前と言った感じの日本家屋。中には日本庭園などがある
現在いるのは子ども一人であり近所の人が家に来てあれこれしてあげている
訪問すれば誰も応対しないが<聞き耳>で中から少女のうめくような声が聞こえることが分かる

・芽以の部屋
小さな机やかわいらしい壁紙の部屋で子供部屋という印象を受ける
ここでは布団に芽以が寝ているが悪夢にうなされている
庭に面した和室で開かれている障子からこっそり覗くことも可能だろう
芽以に<医学>ロールなどをした場合
彼女の血管に流れているものは「血」などではなくもっと別の何かだと気が付いてしまう
正気度喪失(0/1d2)

彼女を起こすならば問題なく目を覚ますだろう
勝手に家に上がり込んでいる探索者を多少は怪しむが人との触れ合いに飢えている彼女は探索者を強く拒絶はしないだろう
もし探索者が郷土や風習の研究に来たなど古いもの関係の動機を伝えれば父親の書斎に案内する

・父親の書斎
ここには机・本棚・戸棚がある

父親の日記がある・伏せられている写真立てがある
本棚
古文書がある
戸棚
筆や硯に混ざって茶色の粉が入った瓢箪を見つける

・日記
父親の日記(必要なときにのみ記しており年月はとびとび)
10年前 妻を迎えたことを喜ぶ記述がある
8年前 娘が生まれたことを喜んでいる
6年前 厳選した贄を捧げたが加護がないと記されている
4年前 儀式の失敗もあり教団は完全に離散してしまい一族の残りも自分と娘だけであると書いてある
1年前 早ければ娘も覚醒の時だと期待していることが記されている
半年前 またもや儀式が失敗したことが震える筆跡で書いてある
10日前 贄について思い悩んでいる
9日前 贄を決定したらしい。最愛のものならきっと受け取ってくれるはずと
8日目 ぐちゃぐちゃに書きなぐりがあるだけだ
6日前 しっかり者の芽以ならきっと教団を再興してくれるであろう
5日前 そのためにも一刻も早い芽以の覚醒が必要となるし村民へ神の力を示す必要もあるだろう
    教祖たる自分自身が自ら神の御許へ赴き加護と慈悲を乞い祈りを捧げるしかない。
    帰れないかもしれぬとしても・・・


・写真立て
若い男性・女性・子供が写っている
女性は依頼人。子供は芽以のようだ。

・古文書(古い日本語・掠れているため日本語ロールが必要になる)
掠れている部分が多く読める部分だけを読んで言った貴方が気になったのは以下の記述

※神の恩寵を受けし子供が双子であった場合

神の声を受け取るものは一人であるべきだ
そうすることで教団は教祖のもとに集約され管理される
そのため教祖は二人以上子供をもうけてはならない
だがその子供が双子であった場合は先に生まれた方を後継ぎとし
後に生まれたほうは長子が早世した場合の予備とする
もし長子が6つまで健やかに成長した場合は予備の子に以下の処理をし神との交信を絶つこと
神との交信は最初夢で行われる。ゆえに以下の呪文で夢とのつながりを断つ
(呪文記載)
呪文の使用方法は同じ夢を見ることが可能になる特殊な霊薬を呪文をかけるものと処理するものに飲ませる
すると飲んだもの達はほどなく2刻ほどの眠りに落ちる。
呪文を使用するものは同じ夢の中にいる処理対象に呪文を使用する
さすれば夢は破壊され同じ夢を見ているもの達は立ちどころに目が覚める
呪文をかけられたものはもう夢見ることは無くなる
この処理は出来れば7つまでに、遅くとも11までに行うこと

※霊薬(この部分は特に劣化が激しいが読みとれたのは以下の通り)
霊薬は一般的なものから希少なものまで複数の薬草を組み合わせた茶色い粉状のもの

<夢からの退散> 出典:ラグクラフトの幻魔境
呪文をかけるために、対象のPOWと等しい数のマジック・ポイントのコストがかかる。
また、5分の時間が詠唱にかかる。射程は10mである。
どれほど強くドリームランドと結びついていたとしても、夢見る人をドリームランドから退散させる。
退散は、永久的であり、対象の夢の形態を破壊する。
呪文はドリームランドの原住民には効果がない。
(掲載されている呪文<夢からの退散>は誰でも習得できるが正気度が1d3減る)

・黒い瓢箪
ルルブ290Pの<夢の薬の製法>で作られた茶色い粉末状の薬が入っている
一服を分けあったものは同じ夢を見ることが出来る

<薬学>情報
茶色い粉末状で水に溶かして使うようだ
効果は2刻ほどだと分かる
材料は複数の薬草で、麻酔のような効果があるようだ

夢の世界へ

霊薬を芽以と一緒に飲めばたちまち意識が朦朧とし眠りにつく(芽以に薬を飲ませるのは場合によっては交渉技能が必要になるだろう)
そして目が覚めたら異世界シナリオのようなモノが始まる
基本的に目が覚めたら〜 と同様に描写する
この世界は典型的な目が覚めたら異世界であり架空のシナリオを考えるか
毒入りスープなどPLが全員経験しているシナリオの描写をする
突然の異世界、予測していたとしても正気を揺さぶるだろう(正気度喪失1/1d3)
この風景はあくまでニョグダにより正気度削りの一環でありロストは存在しない
夢の中で死んでも現実で目を覚ますだけである(正気度はそれなりに減る)
リドルを解いても元の世界に戻れるが根本的な解決にはならない
夢を呪文で破壊することが必要である
芽以にはこれまで様々な目が覚めたら世界にソロで放り込まれて何度も死ぬ夢を見たようなことを言わせよう
「私、寝るたびにこうなんです・・・スナーク狩りしろとか、女の子を殺せとか、ワイン飲めとか・・・」
芽以に呪文<夢からの退散>をかけて夢を破壊すれば現実に戻れる
芽以のPOWは高いが彼女自身にMPを提供して貰うことが可能なのでMPが低くてもなんとかなるだろう

夢から現実へ〜エンディング〜

現実に戻っても皆が同時に目が覚めるだけで別段変化は無いが芽以の寝息は安らかなものとなっている(起こして薬を飲ませた場合も寝ている)
事務所で待っている女性へ報告へ向かえば依頼完了だ
アブホースはそこまでINTが高くないためちょっと適当なこと言ってもほいほい信じる
依頼の達成を確認すれば女性の操作を解き礼を言ってアブホースの意識は去るだろう
女性(あやめ)はほどなく意識を取り戻す

報酬は無論邪神に金など無いので基本的に捧げものから適当に渡してくる
古美術品で高値(1d100万円)で売れるとか

芽以を殺した場合

報酬

クリア 1d3
夢の中でギミック等により正気度が減少した場合はさらにKPの定める報酬

NPC

神戸 智徳(かんべ とものり) 男性・34歳
ニョグダの落とし子の末裔・舞台の村の村長
バリバリの狂信者だが血も薄れニョグダからの電波も薄れている
村の人間や数少ない狂信者を教祖として生贄に捧げて居たりしたが全く恩恵を授からず
ついには最愛の妻さえ捧げる
それでも動かぬ神についには直訴のため洞窟の奥へと入っていくが異次元に飛ばされて死亡

神戸 あやめ 女性・31歳
クトゥルフ神話とは縁もゆかりもない一般人
愛する夫に見事に裏切られ生贄に捧げられた上にアブホースのメッセンジャーになってしまった
アブホースによる乗っ取られ状態でも会話はあやめというフィルターを通しているため皮肉っぽさも薄く、礼儀正しく謙虚に振舞う

神戸 芽以(かんべ めい)女性・8歳
村長夫妻の一人娘・ニョグダ信仰の次期教祖
思春期に入ったばかりの少女
年齢に似合わずしっかりとした性格
父にはお母さんはちょっとお出かけしているだけと言われているが
そう言っていた父まで居なくなり内心はかなり不安が渦巻いている
既にニョグダにより狂気の夢を送られており孤独も相まってその意思に屈するのは時間の問題となっている
APPが2d6+9の父と人としては美人の母の子供だけあり目を引く愛らしさがある

ステータス

作者より

天邪鬼をこじらせて目が覚めたらに乗り込み・ギミックはスルー・依頼人が神という普段とは逆方向のシナリオをつくってしまいました
短時間シナリオで長々と書いても仕方がないので背景や必要なところ以外の情報が薄いかもしれませんので必要に応じて補完していただければと思います
使用や改変などはご自由にお使いください

更新履歴

Special Thanks&参考にさせていただいたもの

築港様
檸檬様
おるるさま
テストプレイヤーの皆さま

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