ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

1 概要

このシナリオはオリジナルシナリオです。
内容としてはシティシナリオです。
探索者次第で時間がかかるかもしれません。
自由に動画化、改変等してプレイしてくださって構いません。
(動画化の際はシナリオ名と作者名の記載をお願い致します)

プレイ時間:4〜5時間
推奨人数:3〜5人
推奨技能:目星、図書館、信用
難易度:★★★★☆(戦闘特化では★★★☆☆)
推奨職業:探偵

服装、所持品は導入後に確認すること。
戦闘が一回以上あるので、PL1人では厳しいです。
舞台は日本ですが、全てフィクションです。

2 シナリオのあらすじ

(PLに読み上げないでください)

探索者たちがテレビで昼のニュース番組を見ていると、最近の事件特集が始まった。
「ニュータウン計画が進められている蔭山市で、謎の行方不明事件が多発している」
すると、図ったように旧友から電話がかかってきた。

口車に乗せられ、依頼を取り付けられ、蔭山市を訪れる探索者たち。
本当に目当てのものは此処にあるのだろうか?そもそも此処は安全なのか?
異質な空気を孕んだ都市は、静かに動き出していた。

3 ルール

難しくしたい場合は追加してください。

蔭山市

「蔭山タウンMAP」に記載されている通りだが、PLが提示した場所は探索可能。

古澤(導入用NPC)

彼とはシナリオ開始後、一切連絡はとれなくなる。
電話「おかけになった番号は現在電源が入っていないか、電波が届かない場所にあります。」

4 キーアイテム

流れる水

ブラックドッグが苦手とするものの一つ。
川などを隔てた位置に居れば、襲われることはない。

ブラックドッグ、ヘルハウンドが苦手とするものの一つ。
これで攻撃すれば、ダメージ+1。
拳銃は鉛玉なのでダメージはそのまま。

神聖な結界を作ることができる。
魔物と自分の間を隔てるように途切れないよう一列に撒けばこちら側には干渉できない。
また、自分の足元を一周するように撒けば、その内側は結界内となる。

5 導入

探索者たちがテレビで昼のニュース番組を見ていると、最近の事件特集が始まった。
ニュースの内容は、
「ニュータウン計画が進められている蔭山市で、謎の行方不明事件が多発している」
というものだった。そういえば旧友が蔭山市に住んでいたな、と考えていると、
ちょうど1本の電話がかかってきた。そのまま電話をとると、懐かしい声がした。

「チョリーッス!もしもし!元気だった?俺だよ、俺!古澤秀樹。超ひさしぶりじゃね?。」
古澤秀樹。ちょうど今考えていた人物だ。彼はいわゆる鉱物コレクターで、
実家がかなりの富豪だったはずだ。だが、いったい何の用だろうか。
話を促すと、何やら頼み事があるらしい。なんと協力すれば、前金で50万。
成功報酬として100万出すというではないか。
とりあえず「危なくないことなら。」と続きを聞くことにした。

古澤曰く、頼み事とは「最近さー、ある鉱石を探してるんだけどぉー、一向に見つからないんだよねぇー。
っいうのもさぁー、それちょっーーと変わっていて、俺らコレクターにはかなりのっていうか超価値ありなんだよねー。
だからさ、一緒に探してさ、手に入れてようぜ!。」という内容だった。
(依頼を受けるかPLに尋ねる)
依頼を受ける場合
古澤は嬉々として話しだしたが、かなり長い話だった。
頭になかでまとめるとこういうことのようだ。

「彼の父は考古学者なのだが、先日海外の遺跡調査へ出向いたそうだ。
そこでとても興味深いものが発掘された。今回の依頼の鉱石だ。」
「しかしその鉱石は、彼の父が少し席を外した間に無くなってしまった。
どうやら誰かが持って行ってしまったらしい。」
「古澤は以前から蔭山市に住んでいるが、最近の妙な事件が起き始めたのは、
ちょうど彼の父が遺跡調査に行った時期と重なるらしい。」
「誰も信じてくれないが、古澤は鉱石が蔭山市にあると睨んでいる。
蔭山市に来て実物を手に入れてほしい。宿はすでに用意してある。」

かなり面倒事に足を突っ込んでしまったらしいが、仕方がない。
電話が切れると、メールで宿の住所が送られてきた。
前金や鉱石の情報はそこに置いてくれているらしい。
「PS.いろんな人に声をかけているから、こっちで合うかもね。」
と書かれている。蔭山市へ向かう準備に取り掛かることにした。
依頼を受けない場合
「なら、久々に遊びに来てよ!宿は用意してあるから!」
と強引に蔭山市へ行く約束を取り付けられてしまった。
電話が切れると、メールで宿の住所が送られてきた。
余計なお世話だが、鉱石の情報もそこに置いているらしい。
「PS.いろんな人に声をかけているから、こっちで合うかもね。」
と書かれている。仕方なく蔭山市へ向かう準備に取り掛かることにした。

※導入読み上げ後はPLの自由行動です。
蔭山市で探索する際の所持品、服装をPLに尋ねること。
翌々日の昼、蔭山市へ到着する。滞在期間は未定。

次の描写は「6 宿」から。

6 宿(地図としてはヘリポート上ブロックの建物)

翌々日の3時ごろ。蔭山市に到着した。
メールに書かれていた宿の住所に来てみたが、完全にアパートだ。
宿だという部屋を探すと、ご丁寧にも表札が自分の名前の扉がある。
金持ちの考えることはよくわからないが、とりあえず入ることにした。

部屋

質素な普通の部屋。机、紙袋、布団が置かれている。

何枚かがホッチキスで留められたコピー用紙が置かれている。
鉱石についての資料のようだ。

1枚目


2枚目

紙袋

前金の50万が入っている。

<依頼を受けなかったものに対して>
「ごめん!会えなくなっちゃったからやっぱり頼むね!」
という手紙が50万と一緒に入っている。

※この宿はシナリオ進行には関係ないセーブポイントだとPLに伝えて良い。

一日の行動を終え、寝て、日付を変えるのは宿で行うこと。
・宣言無しなら、基本10時〜5時の行動です。
・食事、風呂等の宣言は適当に処理してください。

以後、PLの自由行動です。(午後4時)
部屋を出た時点で他の探索者と鉢合わせます。

7 図書館

蔭山市の運営する市営図書館。色々調べられそうだ。
綺麗な内装で、受付にはリーフレットが置かれている。

リーフレット


蔭山市が発行する蔭山市の中心地の説明書きのようだ。
見る限り、ヘリポートマークの上のブロックが宿の場所だったはずだ。

調べられる情報(内容指定なしは1d3、各2時間所要)

<図書館>成功でわかること
1、 最近の新聞
近日中の新聞からわかったことだが、行方不明者だけでなく死者も発見されているらしい。
ただ、死体が巧妙に隠されているということはなく、河川敷や十字路、公園などといったひと目でわかる場所で発見されている。
いずれも引き裂かれたような傷跡、食いちぎられたような姿で発見されており、「野犬の仕業ではないか」というのが記者の見解である。

2、 ニュータウン計画
蔭山市を中心に行われている進行中の都市開発計画についてまとめられた最新の資料。
区画整理から行ったためか、住人からは賛否両論の意見があとを絶たないらしい。
地下や下水道についてはまだ手が伸びていないらしく、以前のままとなっているようだ。

3、 旧蔭山市
ニュータウン計画以前の蔭山市の資料。近隣都市の公害問題から、水質管理に重点を置いていたらしい。
犯罪率は低く、生活水準は高かった。
広い範囲が蔭山市であるらしく、ニュータウン計画にぴったりだといわれ選考されたようだ。
<オカルト>成功でわかること
1、悪魔
2つの道路が折り重なる十字路は、古くから世界各地で「あの世」と「この世」の境目に位置する場所だと信じられており、悪魔を呼び出して魂を売る場所とされている。
とある呪術によると、真夜中から夜明けにかけての特定の時間に十字路へ訪れ、音楽や舞踏などの儀式を行うと、黒い姿をした悪魔が現れる。
呼び出した者はその悪魔へ魂を売る見返りとして、望みを叶えてもらうことが出来る。
契約期間が終わると、地獄の猟犬が悪魔の使いとして魂を狩り取りに現れるが、逃れることは困難とされる。

2、ヘカテー(女神で調べた際はこの項目)
ギリシャ神話における魔術と冥府の女神ヘカテー。「死の女神」「死者達の王女」「無敵の女王」等の別名で呼ばれる。
後代には、「3つの体を持ち、松明を持って地獄の猟犬を連れており夜の十字路や三叉路に現れる」と考えられるようになる。
そのため魔術を行使する者は真夜中に儀式を行って彼女の加護を受けようとした。
キリスト教の普及と共にヘカテー等の女神への信仰は邪教とみなされるようになり、その信者は歴史の表舞台から姿を消した。

※「6 宿」の机の中にある鉱石の資料に女神信仰について記載あり

3、ブラックドッグ
イギリス全土に伝わる黒い犬の姿をした不吉な妖精のこと。ヘルハウンド、黒妖犬とも。
夜中に古い道や十字路に現れ、燃えるような赤い目に黒い体の大きな犬の姿をしている。
冥府の女神ヘカテーの猟犬達が根源と考えられている。彼女に従属するブラックドッグ達は死の先触れや死刑の執行者としての側面を持つ。
但し、体質によって「見える」人と「見えない」人が存在し、「見えない」人にはブラックドッグ側から手出しする事が出来ない。
また、流れる水や鉄を苦手とし、神聖な結界の中には侵入することができない。

8 警察署

蔭山市警察署。事件や事故の情報が休む間もなく集まってくる場所。
管理が徹底されており、詳しい情報を聞き出すのは一筋縄ではいかない。
受付にはリーフレットが置かれている。(図書館のものと同じ)
受付に「聞きたいことがあってきた」と言えば担当の刑事が応対してくれるだろう。

<信用><説得><言いくるめ>どれか成功で情報開示

(内容指定なしは1d3、各1時間所要)
※PLへは伝えないが、<言いくるめ>での成功の場合、開示は2つまでとする。
2つ聞いたところで、刑事が疑いをかけてきて教えてくれなくなる。
成功でわかること
・行方不明事件
蔭山市では2ヶ月ほど前から行方不明者が多数出ており、その数はふた桁を超えた。
失踪者のうち、ほぼ全ての者がニュータウン計画前から蔭山市に住んでいる所謂「地元民」だが、一人だけ外部から移住してきたものがいる。
関連性は現在捜索中だが、その者の失踪を最後に行方不明者の報告は上がってきていない。
なお、個人の特定を避けるため、その者についての情報は一切明かすことはできない。

・不特定惨殺事件
2ヶ月ほど前から奇妙な死体発見の報告がある。
死体は巧妙に隠されているというわけではなく、河川敷や十字路などといったひと目でわかる場所での通報が相次ぐ。
引き裂かれたような傷跡、肉をえぐり取られたような姿で発見されている。
「行方不明事件と関連があるのでは」という見方がある一方、「野犬の仕業では」という線も外せず難航している。

・蔭山市内苦情届け
これは年間を通してなくなることはない。しかしそのうち何件か、同じ苦情が継続して届けられている、という事例も存在している。
先日も「ひのでアパート騒音異臭被害届」が3ヶ月ぶりに更新された。
これは「ひのでアパート」のとある一室の住居者が同アパートの住人へ度重なる被害を与えているというもので、定期的に苦情届けが出されている。
公的苦情から住人トラブルまで、この手の報告はひっきりなしである。

※詳しく「ひのでアパート」について尋ねると以下の情報開示
・アパートは地図で言うところの左下、見切れてしまっているが、駐車場のたくさんあるブロックに建っている。
・苦情の出ている一室には本当に何かしでかしているのか?と疑いたくなるような男が住んでおり、警官が注意に訪れた際は苦情内容の鱗片すら確認できていない。
・担当した者は現在外しており、これ以上は個人情報のため教えられない。

9 商店街

かげやまアーケードと書かれたアーチがかかっている商店街。
賑わいがあるが、どこか懐かしさのある商店街である。

通行人から分かること

・蔭山市では行方不明者が多数出ている。
・少し前から奇妙な死体が見つかるらしい。
 死体は巧妙に隠されているというわけではなく、河川敷や十字路などといったひと目でわかるところにあるらしく、子供の通学路の変更に追われている。
 「野犬の仕業ではないか」と噂されている。
・これは知り合いの親戚が困っているという話だけど、「ひのでアパート」というところがやばいらしい。なんでもとある一室の住居者が変わった人物らしい。
 (聞くと「ひのでアパート」の場所を教えてくれる)
・昔は「カゲヤマくん」というマスコットが置いてあったが気づいたら無くなっていた。
 子供の噂では夜に会えるらしい。
・隣のコロッケ屋さんがおいしいがひとつ780円する。
夜の場合
月明りで照らされた商店街。各店のシャッターは締まっている。
<目星>
不意に何かが商店街の道を素早く横切った。

さらに<目星>
それは170センチほどのマスコットキャラクターの着ぐるみのようだ。
かなりのスピードで行き来しているが、よく見ると、犬をモチーフにした物のようで、甲冑のような衣装を身にまとっている。
じっと観察していると、バッとそれがこちらに向き直った。
その途端、マスコットの身体が大きく膨れ上がった。
商店街のアーケードを貫き巨大化したそれは、10メートルは優に越しているだろう。
あまりの大きさに目を見開いていた探索者達だったが、さらによく見ようと目をこすった途端、
アーケードは元通りになり、巨大なマスコットは姿を消していた。
<SANチェック0/1d3>
夜、マスコットのいた辺りを調べると、一店舗だけ開いている店に気が付く
昼間は気が付かなかったが、ここは営業時間の遅い店のようだ。
中を覗くと、初老の男性がいる。(店主)
どうやらこの店は、何かのマスコットキャラクターばかりを売っている土産屋のようだ。
・マスコットは「カゲヤマくん」
 茶色の柴犬をモチーフにしたもので、赤い甲冑のような衣装を身にまとっている。
・カゲヤマくんは旧蔭山市の人気マスコットであったが、ニュータウン計画が進むにつれ、
 「古臭い」「犬は関係ない」などと言われ、リーフレットからもイラストが消された。
 シンボルであった置物もいつの間にかなくなっており、今はこの店でしか見れない。
・初老の男性(店主)は巨大なカゲヤマくんは見たことがない。
・商店街で得られる情報を教えてくれる。

10 ひのでアパート

横に6部屋ずつの2階建てアパート。A棟B棟がある。
A棟101号室が大家の部屋になっているのが見てとれる。
大家さん
人の良さそうな60代ほどの女性

<信用><説得><言いくるめ>どれか成功で尋ねた情報に対してのみ回答
大家との会話から得られる情報
・アパートは築30年ほどになる
・最近また206号室から昼間に異臭、夜中に騒音がして困って「いた」
・よく考えれば今はなんともない
・鼻につく嫌な臭いがあり、変な音楽は明け方まで流れていた
・206号室の住居者はメガネをかけた真面目そうなサラリーマン
・人あたりもよく、挨拶もしてくれるので直接叱りにくい
・いつもスーツに似合わない水晶のネックレスをしていた
・散歩が趣味と聞いたことがある
・商店街に幽霊がいるらしいが、悪いものではないらしい

206号室

他の部屋と変わらないように見える。鍵穴のあるドアノブの付いた扉。
表札には「白岳」(しろたけ)と書かれている。

室内

入口の扉には鍵がかかっていない。扉を開けると1Kの間取りであるとわかる。
正面の廊下の先にリビングへ続くドア。右手にキッチンスペースが見えている。
キッチンの右横(入口入ってすぐ)に「トイレ」と書かれた看板のかかったドア。
左手に奥まったスペースがあるが、おそらくバスルームだろう。
しかし電気がついていないので暗い。
<目星>
入るまでは気がつかなかったが、どこからか変な匂いがする気がする。
ふと足元に目をやると、玄関に何かの粉が散らばっている。
どうやらドアを開けた時に撒き散らしてしまったようだ。
粉に<目星>
どうやらそれは塩のように見える。

トイレ

外に「トイレ」と書かれた看板がかかっている。
内側からのみ鍵のかけられるドア。シンプルな内装。
水だけ入ったガラスの花瓶。トイレの蓋は閉じられている。
蓋の閉まっているトイレ
・トイレの蓋を開けると紫色の小さな花がぎっしりと隙間なく詰められている。
<SANチェック0/1d3>
<生物学>
花の品種がトリカブトであるとわかり、日本三大有毒植物のひとつだと思い出す。

キッチン

扉付きの小さめのシンク。シンクの左横(リビング側の壁)に一人用の冷蔵庫。
シンク
流し台に食器が溜まっている。よく見ると全て、すでに洗ってあるもののようだ。
シンク下の扉
開けると包丁とまな板のみ。各6つずつ置いてある。

冷蔵庫

開けると異臭がたちこめる。(閉めてもしばらく消えない)
中には「卵、魚、ニンニク、蜂蜜の瓶、3種類のパックに分けられた何かの肉」がそのままむき出しの状態で大量に詰め込まれている。
<SANチェック0/1d3>
<目星>
臭いの原因が冷蔵庫の中身によるものだとわかる。
<オカルト>
しっかりとした目的のある供物の類いだとわかる。
<生物学>
肉の種類がわかる。犬の肉、羊の肉、鶏の心臓。腐っていることがわかる。

バスルーム

脱衣所に洗濯機。開けっ放しの引き戸から浴室が見えている。
洗濯機
開けると乾いた薄いピンク色のタオルばかりが10枚ほど入っている。
浴室
狭い浴室に、小さいバスタブ。正面に鏡。洗面用具が一通り揃っている。
<目星>
よく見回すと、バスタブの淵。壁のタイルの隙間に赤い何かが数箇所こびりついている。
乾燥してしまっているが明らかに柄などではないだろう。
さらに<医学>
赤い何かが血液であるとわかる。
<SANチェック0/1d3>

リビング

暗い部屋。窓は黒いカーテンで締め切られている。
小さな机、畳まれた布団、ステレオ、ビジネスバッグ、本棚。
入ってすぐ左手(バスルーム側)に備え付けのクローゼットがある。

カーテン

隙間なく締め切られている、黒い遮光カーテン。
※開けようとすると四隅をガムテープで直接窓に貼り付けてとめてあることがわかる。

小さな机

軽めの板で作られた木製のひとり用サイズの机。
<目星>
机の下にメモが置かれている
メモ:塩を境界線にすれば、あいつは入ってこられない。

畳まれた布団

一人用の使用感のある布団。

ステレオ

プラグが繋がれたまま、電源が切ってあるステレオ。使い古されている。
CDの挿入口
CDが入れたままになっているのが見える。
ステレオの電源を入れる
電源を入れるとCDの取り出し、再生が可能になる。
・取り出し
 取り出したCDの表面に柄はなく、白い。
・再生
 再生ボタンを押すと、最大音量で流れ出す。
(再生時間が表示される場所には「360:00:00」の表示)

それは、オーボエに似た音、オルガンのような音、何かの弦楽器、笛の音からなる、今までに聞いたことのないような音楽であった。
スローテンポの節目の無い音が、耳の奥に、何かを訴えかけるように響いてくる。
少し聞いただけなのに、心臓の拍動を一層速めるような圧迫感に全身が包まれるのを在りありと実感した。
<SANチェック0/1d3>

※最大音量70で、360分間通しで聞いた場合
 シナリオ終了までDEX−1。
全て聞き終えた瞬間から辺りに紫のオーラが見えるようになる。
以後何かと相対する際、相手より先に姿を認識することができ先制攻撃が可能になる。

ビジネスバッグ

黒いビジネスバッグ。
中には、空のファイル、蔭山市の地図、下水道の地図、ピンクのハンカチ。
<目星>
バッグの底の方に、細かい粉が落ちて溜まっていることに気がつく。(塩)

本棚

パイプで組まれている、腰の高さほどの簡易的な本棚。
背表紙に「diary」と書かれていることから、日記だと思われる本が三冊並べて置かれている。

日記

流して見ていくと、目ぼしいページを目に留まる。
左の本
ずっと探していたあれが、どうやらこの街に来たらしい。
私がここに来たときはどうなることかと思ったが、これでようやく報われる。
どうにも最近はついている。このまますべてがうまく進めば、それ以上のことはないだろう。
中の本
今夜は月が綺麗だ。まさにうってつけ。これからあの場所に行って、試してみよう。
日記というものは一日の終わりに書くものだが、もしかしたら、ということもある。
怖くないと言ったら嘘になるが、また一興。2、いや、3体以上は欲しいだろう。
右の本
見つからない。見つからない、見つからない。ここにあるのは分かっている。あいつらもわかっている。
なのに、なぜ見つからない?もう何人も外ればかりだ。ついてない。餌もない。
今夜も適当に放っておこう。そのうち戻ってくるだろうか。報われない?少し探し方を変えようか。

※全て読むと本棚の後ろに紙が落ちていることに気が付く。
紙:やはり私はついていたらしい。

クローゼット

スーツがかかっている。

11 河川敷

視界の開けている、広い河川敷。度々掃除されているのか、ごみなどの類は見られない。
夜の場合
夜の暗さが辺りを包んでいる。夜風が探索者達の頬を撫ぜていく。
ふと、道の先を見ると探索者たちの進行方向に影が見える。
・近づこうとすると、あちらから走ってこちらへ向かって来る。

それは黒い煙のようなものが集まり形作られているなにかであった。
煙の中央にある赤い瞳が、じっとこちらの様子をうかがっている。
口元からは収まりきっていない唾液が垂れ、大きな前足は地面を少しずつ削っており、今にも飛び掛かってきそうな様子である。
<SANチェック1/1d3>
黒い煙との戦闘へ

12 十字路

蔭山市にはたくさんの十字路がある。街頭が備え付けてあり、夜でも明るそうである。
夜の場合
暗くはあるが、街頭のおかげか足元を見失うほどではない。
十字路で立ちどまると、後ろから生暖かい風を感じる。
<聞き耳>
かすかな唸り声のような音がする。
・振りかえると、何かがこちらを見ている。

それは黒い煙のようなものが集まり形作られているなにかであった。
煙の中央にある赤い瞳が、じっとこちらの様子をうかがっている。
口元からは収まりきっていない唾液が垂れ、大きな前足は地面を少しずつ削っており、今にも飛び掛かってきそうな様子である。
<SANチェック1/1d3>
黒い煙との戦闘へ

13 公園(1)

大きな遊具がそろう公園だが、この時間は子供はいないようだ。
公園の入り口には、一人の男性が立っている。
きょろきょろと辺りを見ては、手元の紙と見比べるといったことをしている。
こちらには気づいていないようだ。

PLが提示した遊具は全て探索可能。
砂場を掘ると泥団子が出てくる。

男性

声をかけるとこちらに気が付く。
<目星>
こちらに話かけていいのか迷っているように見える。

百岡勇気(25)
「えっと、初めまして。怪しいものじゃないから名乗っておくけど、俺の名前は百岡勇気。」
「この街の出身じゃないんだけど、人を探してここに来たんだ。探してるやつっていうのは俺の親友なんだけど、ちょっと前から連絡がとれなくて。
今日はそいつの家に行って、無事なのか確かめようと思ってここに来たんだけど、どうにも道に迷ったみたいなんだ。」
「あー、なんとなくだけど、君たちも何か探してるのか?」
「俺を蔭山町24番地03−3まで案内してくれたら、着くまでの間に色々教えるよ。
君たちはこの辺の人じゃなさそうだから、ニュースとかは俺のほうが詳しいかもしれない。」
質問にはなんでも答えてくれる。
・蔭山市は開発が進むにつれ十字路だらけになった
・カゲヤマくんという犬のマスコットが居たが、最近は見ていない
・昔の蔭山市は心霊特集番組とかで紹介されていた
・友人の名前は有田友(とも)
・友にアーチェリーの大会の優勝記念に水晶を渡した
・水晶は2か月ほど前に大学の遺跡調査隊の一員として海外に行った際持ち帰ったもの
・調査前のミーティングで見つけたものは好きにしていいと三國助教授が言っていた
※以後、百岡をPLとして扱える

14 有田友の家

「月の輪荘」と小さく外壁に書かれているアパート。
104号室が有田の部屋らしい。百岡が扉の外から呼びかけるが、返事はない。
水道や電気のメーターは回っておらず、人の気配がない。

104号室

扉に鍵はかかっていない。ワンルーム。有田は居ない。
ベッド、衣装タンス、本棚、机が置いてあるが、いかにもスポーツが好きな青年、といった感じの内装のようだ。

ベッド

何の変哲もないベッド。きちんと整えられている。
・ベッドの下
 覗き込むと箱が出てくる。中身は入っていない。
 百岡に見せる―「それは水晶を渡した時の箱だ」

衣装タンス

タンスの上にはアーチェリー大会のトロフィーが飾ってある。

本棚

アーチェリーに関する本、日記、植物に関する本が置いてある。
日記
一番最近のページ
「最近、蔭山は様子がおかしい。行方不明事件が何件も起こっているらしい。
でも、おれに関してはそれ以上にまずい事になっている、と思う。
どうにも最近つけられている気がする。たぶん。気配がする。
誰に、というよりは、もっと得体のしれないお化けみたいな、そんな感じのやつ。
百岡には悪いけど、このクリスタルをもらった時から何かおかしい。これはあの場所に隠しておくことにする。
でもあいつに連絡を取って、巻き込んだりしたらまずいから、このことは隠しておこう。
どうしようか、いつもはあの大きな公園を通るランニングコースを使っているけど、
もし今日も公園から視線を感じるようなら、明日からはコースを変えることにする。」
植物に関する本
読むと、一時的に<生物学>+30

15 公園(2)

依然として変わらない公園。今回は百岡にも探索に協力してもらえる。

※ある程度探索したら提示
前回来たときは気が付かなかったが、砂場の横のあたりに四角いふたのようなものが見えている。
周りの砂をはらうと、鉄製の扉のようなものだとわかる。
<目星>
ふたに下水道と書かれている。

16 下水道

公園のマンホールを開けると、下へと降りるための梯子が続いている。

下へ降りると、下水道の通路につく。一本道だ。
しかし、水路を挟むようにして、右手にも同じように通路が続いているようだ。
探索者たちが降りた通路の背後には鉄の格子が付いており、そちらには進めそうにないだろう。

完全に暗いわけではないが、先を見通すことはできない。
暗いままでは水かさを把握することは難しいだろう。
入ってきたところから光が入りこみ、薄っすらと先を照らしている。
湿った空気が肌にまとわりつくようだ。

通路(1)

先に進むと、先頭を歩く探索者の足元でぽちゃりという音がする。
・かがんで確認する
音がした辺りを探ると、水たまりがあり確かに濡れている。
触ると、ぬめっとした感覚とともに鉄くさい臭いが手にまとわりつく。
<医学>
大量の血液だということが分かる。

通路(2)

さらに進むと、暗い通路の先で何か揺らめくものが見える。
・先へ進み近づくと、通路の先から何かが二体、こちらへ向かって来ていることがわかる。

それは黒い煙のようなものが集まり形作られているなにかであった。
煙の中央にある赤い瞳が、じっとこちらの様子をうかがっている。
口元からは収まりきっていない唾液が垂れ、大きな前足は地面を少しずつ削っており、今にも飛び掛かってきそうな様子である。
<SANチェック0/1d3>
黒い煙×2との戦闘へ

※水路を通り、反対側の通路まで行けば追ってこない。やり過ごすことができる。

通路(3)

(黒い煙を倒す、またはやり過ごすことで進める)
しばらく進むと、不意に百岡が立ち止まり、足元を見渡しはじめた。
・GMが1d10を二回振る。(ダミーダイスロール)
「あっ、これは・・・」と言って百岡がその場にしゃがみ込み、何かを拾い上げた。
百岡が持ち上げたそれは、タグのついた鍵のようだった。

白いタグに「ひのでアパート 206」と書かれている。

通路(4)

通路を進む探索者たちは空気の変化に気が付くことだろう。
今までは湿った風が吹いていたが、ある一点を通り過ぎたところで、身体を包み込む空気が乾いたものに変わった。
この先は鉄格子が通路を遮断するように天井から取り付けられており、進めそうにない。
<目星>
通路の足元も乾いている。
どうやら鉄格子の向こうから吹いてくる風が原因のようだ。
ひのでアパートで探索を行っていない場合
百岡が「何か嫌な予感がする。ひのでアパートに行きたいんだが、ついて来てくれないか?」
と言ってくる。

壁を調べる

(百岡がその場にいる状態で)
壁を注意深く観察すると、扉があることに気が付く。
深く押し込んでから、横にずらすタイプのようだ。

17 隠し部屋(1)

紅い壁紙の張られたアンティーク調の部屋。正面に扉がある。
通路とは漂う雰囲気が180度違うため、違和感を覚える。
木製の机や、革張りのソファーが置かれており、品の良いカーペットが敷かれている。

手前に開けることができるだろう。

隠し部屋(2)

正面にこちらに背を向けて立つスーツの男と、壁にもたれかかった青年が居る。
青年は一目見ただけでもわかるほど衰弱しており、こちらを見てかすかに驚きの表情を浮かべたが、何かを言いたそうにうっすら口を開いた。
それに気が付いた男が、ゆっくりと振り返る。
こちらに気が付いた男は、その顔に嫌な笑みを浮かべた。
するといきなり、後ろから様子を窺っていた百岡が、スーツの男に対し「このやろう!」と叫び、走り寄り、殴りかかった。
しかし男に近づいたその瞬間、百岡の身体がそのままこちらに吹き飛ばされてきた。
百岡はその勢いのまま扉にぶつかり、派手な音を立てながら紅い壁紙の部屋まで転がっていった。

百岡が居た場所、スーツの男の正面には、巨大な何か。
例えるなら黒い犬のような見上げるほどの生物が、地を這うような唸り声をあげながらたたずんでいる。
三つの首、大きな牙、こちらを見つめる赤い六つの瞳。
巨大な鋭い爪は床を削り、それぞれの口元から滴り落ちる唾液は、カーペットに絶えず新しいシミを作り続けている。
身体に纏う黒い煙は意思を持つかのように蠢き、こちらに完全なる敵意を向けているようだ。
<SANチェック1/1d6>
巨大な何かとの戦闘へ

<目星>
男(白岳)
手に大きな松明を持っている。胸元にはクリスタルのペンダントが灯りを反射し、キラキラと光を放って存在している。

18 イベント戦闘

・<聞き耳>スーツの男が何かをぼそぼそ呟いている。
・DEXの高い探索者から順に先行攻撃が可能

戦闘
 |戯者(3ターン目より勇気参加)
◆ゝ霏腓焚燭の攻撃
 スーツの男の呪文詠唱

・遠吠え成功後
|戯者
巨大な何か
9い煙
ぅ后璽弔涼

19 エンディング

目の前の生物の身体から溢れ出した黒い煙が、室内を覆いはじめた。
苦しい。息が詰まるような圧迫感に、何もかも潰されそうだ。
霧の間、わずかな隙間からスーツの男の姿が垣間見えた。
膝をつき、天を仰ぐように腕を広げた男は、晴れ晴れとした笑顔を浮かべ煙に浸っているようだ。
「これでやっと、これでやっと・・・」と呟く男と共に、部屋は暗闇に飲み込まれていった。

※シナリオクリア時、以下読み上げ

シナリオクリア

生還―ケルベロス(巨大な何か)の討伐

ロストエンド

ヘルハウンド(黒い煙)、ケルベロス(巨大な何か)への敗北

18 報酬

ヘルハウンドの討伐に成功 <1d3>×討伐数
ケルベロスの討伐に成功 <1d6>

19 各キャラのステータス

 々い煙

HP:15 MP:18
  STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU
  15  15   15   15   02  15  18  21 
かみつく:40%
ダメージ:1d6

◆ゝ霏腓焚燭

HP:60 MP:18
  STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU
  18  18   18   18  02  18  18  21 
かみつく:40%
ひきさく:40%
遠吠え(召喚):6ターンごとに予備動作、次のターンに「々い煙」一体を召喚
予備動作後にPLの攻撃が当たれば召喚キャンセル
ダメージ:1d6

スーツの男

HP:15 MP:11
  STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU
  10  09   09   12  12  14  14  12 
呪文(対象の回復):5ターン目に「大きな何か」をHP10回復(キャンセル不可)
回避:80%

百岡 勇気

  HP:12 MP:12
  STR  CON  POW  DEX  APP  SIZ  INT  EDU
  09  10   12   05  17  14  15  15 
投擲:70
武器(弓):80
※イベント時、3ターン目開始時に復帰

20 事件のあらすじと登場人物

シナリオ終了後、ここをPLに読み上げれば、解説の代わりとなります。

蔭山市

都市開発計画が進められている都市。
地下や下水道はいまだ手付かずとなっており、今回の事件ではそのまま放置されていた地下空間を、白岳志郎に改築され使用されていた。

スーツの男

白岳志郎(47)
ヘカテーへの信仰の末、水晶を求め、十字路にて悪魔と契約。
悪魔に対し、ヘカテーに仕えていたブラックドッグを求めるが、余りにも白岳の身に余る願いのため、悪魔は自身に仕えているヘルハウンドを貸し出した。
契約期間は10年。10年たつと悪魔の使いであるヘルハウンドに魂を食い殺されるため、常に怯えて暮らしていた。
信仰の深さから水晶が与えるオーラを判別できるようになっており、その力で有田を見つけ出している。

ヘルハウンド

白岳に召喚されるが、ただの人間から与えられる魔力は微量だったため、姿の維持のために蔭山市の市民を襲いエネルギーに変換していた。

ケルベロス

白岳が長年の研究の末、召喚が可能になったヘルハウンドの上位互換存在。
召喚者が息絶えるか、自身が消滅するとき、召喚者の魂を地獄へ引きずり込む性質を持っているが、白岳はそれを知らなかった。

百岡勇気(25)

隣の県に住む有田友(とも)の親友。
大学で考古学を専攻しており、以前はアーチェリーをしていた。
友にアーチェリーの大会の優勝記念として今回の事件の鍵である水晶を渡した。
水晶は2か月ほど前に大学の遺跡調査隊の一員として海外に行った際、そのまま持ち帰ったものであり、
調査前のミーティングで「見つけたものは好きにしていい」と助教授が言っていた冗談を鵜呑みにしていた。

有田友(とも)(25)

蔭山市に住む百岡勇気の親友。
大学はアーチェリーを続けられるかどうかで選び入った。
百岡にアーチェリーの大会の優勝記念に水晶を貰い、毎日大切に磨いていた。
しかしある時から異変を感じるようになり、公園に隠すことを決意。
隠した次の日に白岳に捕まり、そのまま尋問を受ける日々となった。

このページへのコメント

蔭山市のマップ、すごく凝った出来ですね。どんなマップツールを使っているのでしょうか。

0
Posted by 名無し(ID:ZO364xOSWg) 2018年11月29日(木) 01:21:22 返信

PC4人でやらせていただきました。
結果は一人ロストの一人逮捕エンドでした
探索個所も多く時間は7時間ほどかかりましたが面白かったです。
少し得られる情報が事件との結びつきが弱い気がしました

2
Posted by 名無し(ID:5+6kU2ZigQ) 2018年11月05日(月) 23:45:50 返信

石の役割が弱いのと途中から探索の目的がぐちゃぐちゃになるのが気になりました。最初から事件メインで石は伏線ぐらいで良かったのかなって。

0
Posted by 名無し(ID:gbmTzOTOew) 2018年09月02日(日) 17:38:21 返信

シナリオ使わせて貰います!

0
Posted by たけし 2018年09月02日(日) 17:31:48 返信

古澤が一体何者かわからないんですね。謎の男なの。

0
Posted by 名無し(ID:JHCMc/2+EA) 2018年03月24日(土) 01:12:13 返信

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