ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

シナリオ概要

3時間のクローズドシナリオです。
PLには推理力、次点でRP力。KPにはRP力、次点で時間管理能力が求められます。
1つのロケーションで行えることが少なく、PLも分散しないので比較的回しやすいと思います。
人数は一人でもできますが、3人程度がちょうどいいのではないでしょうか。
シナリオの難易度は並程度です。

少しドリームランド要素がありますが、幻魔境サプリがなくても一切問題ありません。

あらすじ

ヒュプノスの遊びのために、彼の管理する特殊な世界「夢の狭間」につれてこられた探索者たち。
知恵を絞って彼の用意した世界から脱出することを目指します。

夢の狭間

探索者用の情報は後述。ここではKP用の情報を補足的に提示します。

覚醒の世界で見られた夢をドリームランドの養分とするため選別・送出する場所、それが夢の狭間です。
ヒュプノスが管理者であり、同時にドリームランドとして一応扱われています。
しかしその異質さは際立っており、覚醒の世界と一般的なドリームランドの間に位置するような、そんな不安定な場所でもあります。
後述する<<夢からの追放>>は探索者には効果がありますが、その他一切には影響がありません。
継続PCが神格招来などでこの世界を破壊した場合、覚醒の世界でもドリームランドでもない次元を彷徨うことになるでしょう。

初めに

以降の描写は一例です。量も少なめに抑えてあるので、実際にセッションを行う際は適宜補ってください。

導入

いつものように一日を終え、いつものように眠りについたあなた。
あまり眠れずふと目を覚ますと、そこは満天の星空に川のせせらぎが響く幻想的な場所だった。

あなたの周囲には、見知らぬ3人の寝巻きを着た人物(=他のPC)と
取り残されたようにポツリと立つ3つの扉。
あとは果てしない大地と空だけしかない。
思い出したように風が吹いた。それはどこまでも優しげで暖かなものだった。

扉はそれぞれ、木を削って作った素朴な扉と
同じ木製だけれども、繊細な装飾がなされた立派な扉。
そして石でできた分厚い扉。


この世界では原則ロールは不要であるが
目星か聞き耳でクリティカルを出した場合、なんらかの形で人形の存在に気づけたことにしてもよい。
EDU+2*天文学で、星空が良く見る星座が組み合わさった現実にないものであると分かる。
扉は両面同じ造詣である。扉に聞き耳などをしても何も分からない。

扉の開閉

扉を開くと、世界が目まぐるしく変わっていく。
次の瞬間には扉の先の世界になっており
やはり扉はポツリとあなたたちの背後に佇んでいる。

ここで注意すべきなのは、扉の種類である。
例えば素朴な木の扉を開けた場合、背後にある扉は
立派な木の扉・分厚い石の扉・黒い星空の扉(・錆びた鉄の扉)
というように
その世界へ通じる扉以外は全て存在することとなる。

扉の制限時間

設定時刻に達した扉は、ドリームランドへと流れ着き
次第にその影を薄くしていく。
1分と経たぬ内に消えてなくなってしまうだろう。

またPC達が消える世界にいた場合、世界が白んでいくのが分かる。
物という物がその存在を希薄にしていくのだ。
もし扉から外に出ることができなければ、そのまま消えてなくなってしまうだろう。
ここでKPはPLがすぐに出ることを望めば
確実にその世界から出してあげるべきだろう。

素朴な木の扉:90分経過後に消滅
立派な木の扉:120分経過後に消滅
分厚い石の扉:150分経過後に消滅
錆びた鉄の扉:30分経過後に出現し、さらに150分経過後に消滅(つまり消滅は180分後)
黒い星空の扉:ヒュプノスが特別に用意した空間であり、消えることはない

描写の優先度は上からとする。
扉の描写を変えたり、紹介する順番を入れ替えればそれだけで難易度は上がるだろう。

扉の向こうの世界

出入りすると全てがリセットされる。
たとえば素朴な木の扉に出入りすれば、もう一度女性の
「こんにちは!旅人さんたち・・・じゃなさそうね」
という発言を聞かされることになるだろう。
状況に応じて0/1程度のSANCを与えても良いが、原則不要。

ある世界のものを別の世界に持ち込むことが可能。
退廃した世界に関わらなければ、特に変化はない。

素朴な木の扉

そこはまるでファンタジーの世界のなかの森のようだった。
天を衝かんとする巨木の数々。大きな葉は優しい風に靡いている。
質素なローブを纏った人が木に沿って住居を立て、素朴な、しかし明るい生活を営んでいる。
鳥達のさえずりが協和音を奏で、あなたたちを包み込む。

前方にいた女性が、あなたたちに気づいたのか駆け寄ってくる。

女性「こんにちは!旅人さんたち・・・じゃなさそうね」

女性は以下のことを会話の中で伝えることができる。
・探索者が明らかに夢の住人ではない雰囲気を持つ。
・ここは現実で見られた夢を夢の世界に送るための場所、「夢の狭間」だ。
・この場所を司る神様がいる。
・神様は気に入った現実あるいは夢の世界の生物を、この狭間の世界に連れ込むことがある。
・気に入られた生物は、ずっと狭間の世界を通過する夢を渡り歩くことができる、ずっと・・・
・夢は夢の世界に辿り着くと、夢の世界の一部となって消えてしまう。

深入りすれば以下の情報も分かるかもしれない。
・女性自身、生まれたときからその話を知っているが、どうして知ったのかは知らない。
・女性に名前はない。名づけは拒絶する。
・女性にはあいまいな記憶しかない。ずっと昔からそこにいた気がするが、昨日のことさえ思い出せない。
・神様の名前は知らない。

立派な木の扉

そこは非常に荘厳な図書館であった。
天井には雅な絵画が描かれており、全体として高貴な雰囲気を醸し出している。
それぞれの棚にはジャンル分けのための文字が書かれていた。
しかしそれはあなたたちの馴染んだ分類ではなく
手前から「紀元前」と始まり「現代」まで続いている。
果ては「ドリームランド出典」とあり、ここだけ妖艶な気配を漂わせていた。

ドリームランド出典にて図書館、あるいは題名「夢の狭間で」を指定して目星すれば
小さな手記「夢の狭間で」が見つかるだろう。

「夢の狭間で」 SANC0/1D4 神話技能+3%
以下要約
・現実の世界、以下覚醒の世界と呼ぶ、と夢の世界、以下ドリームランドと呼ぶ、の間にある世界、それ  が夢の狭間
・この世界は「ヒュプノス」という神が司っている
・この世界の役割は、覚醒の世界で見られた夢の量と質を調整することのようだ
・量は彼のきまぐれである
・質は彼の好みである
・量が少ない場合、覚醒の世界での夢を増やし、多い場合はその逆を執り行う
・質が悪い場合、その夢は覚醒の世界へと送り返す
・彼は時々覚醒の世界やドリームランドから気に入った知的生物を連れ込んでは
 彼らが元の世界に戻れるかどうかのゲームをして楽しんでいるようだ
・彼は変化能力を持つようで、きまぐれに姿を変えては私達を驚かしにきた
 哀れにも私の友人は、覚醒の世界に取り残された娘の姿で弄ばれ、正気を失ってしまった
・この本がもし似た境遇の者に読まれることがあるのなら、同じ道を歩んではならない
 どうか、どうかかの憎き神に打ち勝ち、日常へと帰って欲しい


さらに「ヒュプノス」について図書館をするなら、以下の情報を与える。
ただしこれは必須ではない。

「眠りの神と黒き夢の神」 SANC1/1D6 神話技能+4%
眠りの神はなぜいるのか
本来ニャルラトテップたるかの大いなる闇の大公がドリームランド全体を支配されているはずだ
そしてかの神は覚醒の世界へと関与する他の下等なる神々をも監視されている
では眠りの神、ヒュプノスの役割とはなにか
それは彼のいる夢の狭間、というドリームランドの中でも特に異質な世界について論ずる必要があるだろう
(中略)
よってヒュプノスはあくまで覚醒の世界の夢に関与しているのみであり
逆に言えば、その管理に関しては全てを担っているといっても過言ではないだろう
だからこそニャルラトテップとやや類似した点があるのかもしれない
(後略)

この本からは以下の呪文が入手できる。

<<夢からの退散>> 出典:ラグクラフトの幻魔境、原文ママ
''呪文をかけるために、対象のPOWと等しい数のマジック・ポイントのコストがかかる。
 また、5分の時間が詠唱にかかる。射程は10mである。
 どれほど強くドリームランドと結びついていたとしても、夢見る人をドリームランドから退散させる。
 退散は、永久的であり、対象の夢の形態を破壊する。
 呪文はドリームランドの原住民には効果がない。''

KPはこの呪文が自分自身に掛けることができないと解釈すべきである。
しかし望めば、同じPOWを持つ対象に対しては効果を発揮できるとしてもよい。
これはBAD END回避の布石として機能するが
KPはむやみに上記の本を読ませ、呪文の習得を促してはならない。


また探索者が「扉」あるいは「ヒュプノス」についてさらに詳しく調べるのであれば
以下の情報を与えても良いが、これはKPによって削除してもよい。
とある本の一説、目次から飛んだ章の中にそれに関する記述があった。

「ヒュプノスは任意の数の扉を夢見る人に見せることがあるという。それは決して古きもののそれではない。」

ヒュプノスの見せる扉の数は任意であることしかPCにとって有益な情報はない。
古きものの記述は、今の扉が時空を渡るものではないと明記するPL向けのフレーバー情報である。

分厚い石の扉

世界は変わる、(前の世界の天井や空の描写)は深い夜空へと色を変える。
前には静かな海、背後には切り立った崖。
踏みしめる砂はやわらかく、吹く風は温かかった。

小さな小さな砂浜の上に立つあなたたち。
その周囲にはごつごつとした岩が目立ち、そしてなによりも注意を引いたのが
周囲に散らばってある剣、矢、弓、鎧・・・
そして人骨。


人骨により0/1D2のSANC。医者だから減らない、というのは一見正当性があるが
それならば医学研修の時点で減少させているべきなので
そのような減少がないPCは等しくSANを削る必要があるだろう。

剣や矢などは全て新品同様に新しいことにすぐ気づく。
そしてSANC成功者にはアイデアロールを要求し
成功した場合、人骨の飛散具合から恐らく崖から落ちてきたものだと分かる。

崖は急でまたかなり高いので、その上の様子は把握することは不可能。
登るには登攀-50に3回成功する必要があるが
登るとそのPCは降りる手段がなく、一時的な離脱と等しいので
優しいKPなら-99などの補正を与え、自動失敗だと伝えてあげてもいいだろう。

当然落下ダメージは存在する。
そのリスクを冒して登りきった探索者は
そこが戦場跡地であると分かるが、それだけである。
誰かが崖下にある扉を開けてくれれば別の世界に行くことができる。
それまでは降りる手段が皆無である。


崖下にて、聞き耳クリティカル(あるいはスペシャル)、海に目星成功
はたまた岩と岩の間に何かないか、と尋ねてきた場合は確定成功とし
稚魚の孵化を目撃することができる。
(聞き耳の場合は、泡が泣くような些細な音がした、としてもいいし、そもそも自動失敗としても構わない)

底が見えるほど浅い場所、そこでたくさんの稚魚が孵っていた。
新しい命の奔流、どこか恐ろしくも美しい
そして儚くも力強い躍動は、あなたたちの目線を魅了して離さなかった。
たくさんの命が初めての旅立ちに体を震わせる。

その近くに、成魚がいた。
この稚魚たちの親魚か、はたまた全く関係のない魚か。
よろよろと、覚束なく泳ぐその魚は
次の瞬間
白骨と化した。

SANCは1/1D3、ただし目撃者のみで情報共有時に減らすかどうかはKPの裁量に委ねる。


このイベントは老いを認めず、すぐに骨にしてしまうこの夢の性質を示している。
同様に新品の剣なども劣化を認めない様子が現れている。
また骨に医学*2に成功すれば、それが経年劣化も風化もしていないと分かる。

錆びた鉄の扉

背景は「オーストラリア 廃船」で検索し
藍色の夜空と茜色の夕空が混ざった、下から船を見上げた構図の絵がいいだろう。


どこか郷愁を誘う茜色の空、そして寂静を思わせる藍色の夜空。
その二つの空が混ざる下、あなたたちは森の中にいた。
いや、それは森のようだったが、周囲をよく見ると
それは捨てられた船のようだった。
足元から甲板の刺すような冷たさが襲う。
吹き付ける風も寒々として耳を震わせた。

船は動くことなく波のあまり立っていない水面に浮かぶ。
遠くに見える街は死んでいるかのようで、夜になりつつあるというのに明かりひとつない。
廃墟、という表現がよく似合う。
もちろん、この船も含めて。


この船の設定は何でもいいが、漁船が手っ取り早いだろう。
漁船であれば、甲板の下へのはしごを目星などで発見させ
地下にロープや魚を入れた籠(空けると薄らいではいるものの、腐臭がする)
その中にはたくさんの白骨化した魚が入っていることにしてもよい。
そしてヒントとして、埃っぽいベッドを4つ設置しておくと尚いいだろう。


この退廃した世界は、その世界の中では重要な意味を持たない。
ここは他の世界と異質であるが、その異質さを際立たせるのは他の世界の物質を持ち込んだときである。
たとえば剣を持ち込んだとしよう。初めこそ変化はない。
しかしいざ別の世界へ行こうとしたとき、探索者はその剣が錆びていることに気づくだろう。
本は?それはきっとボロボロになり、読めるような状況ではないだろう。
骨は行き来しても劣化が目立たないため、あまり有効ではない。

逆にこの世界のものを別の世界に持ち込むとする。
何があってもいいが、たとえばロープがあったとする。
それを石の世界へ持ち込めば、それはただちに塵へと還る。
他の世界は劣化を認めないのだ。

では図書館の世界から本を持ち込み、その後もう一度図書館の世界へ行くとどうなるだろう。
本はまずひどく傷む。それを図書館に持ち込むとその本はいつの間にか消えてしまう。
同じ世界に同じものは存在してはならない。
そしてより大切にされるべきは新しいものであり、劣化したものは消えるべきなのだ。

あるいは本を潮騒の聞こえる世界に持ち込むとどうなるのか。
そのときは「傷んでいれば」塵へと還る。
逆に新品の状態であれば、それはそのまま変化がない。

例外的に、星空の世界だけは特殊な扱いとなる。(後述)

黒い星空の扉

この扉を開けるということは、少なくともこの世界に訪れるのは2度目ということになる。
その時の描写は簡単にだけ伝えるべきだが
「ただひとつ異なる点といえば、見慣れない人形があることだった」
などという文言を最後に持ってこなければならない。

その人形は口すら動かさず喋る。
彼こそがヒュプノスそのものだが、彼自身はそれをはぐらかすだろう。
人形は探索者が迷っているのを心の底から楽しんでいる。
そして彼はそれとなく自分の好みを伝えるため
若いことや新しいことを褒め、探索者のRPによっては老いを貶す。
「熱いねえ、若いっていうのはいいねえ」
「今のうちに頭を使うんだよお、老けるとバカになるからねえ」
「経験なんていうものはアテにならないものだよお。そんなものに囚われたら、もうその生物はおしまいだねえ」
「直感を信じて良いんだよお?もうここは常識なんて通用しないからねえ、経験なんて何の役にも立たない」
以上はあくまで一例である。


ヒュプノス   SANC 1D6/1D20
STR 20 DEX 30 INT 80
CON100 APP 30 POW 85
SIZ 12 SAN × EDU ×
※耐久力は人形分は3、当然APPやSIZも変化する。
武器:変形 100% 対象は自他共に取れる。
装甲:ドリームランドと夢の世界の両方に同時に存在するもの以外は、どんな物からも影響を受けない。
   ヒュプノスに危険があるとすれば、夢見る人の夢の中だけ、あるいは神格によってもたらされる危険だけである。

特にここはヒュプノスの用意している世界であるため、彼は探索者に容易に干渉することができる。
⇒詳細はNORMAL END参照


KPは人形のRPで難易度が大きく変動することを強く自覚しなければならない。
ヒントを与えすぎてはならないし、逆に無ければクリアはできない。
人形は探索者の誘導に鋭敏に気づき、肝心の部分は避けようとするだろう。
そしてあらゆる方面からそれとなくヒントを与えつつ
探索者が欲しいと思っているような情報は直接的に与えることは無いだろう。
好みに関することは特にあいまいに答えたり、非常に婉曲的な例を用いたりする。
彼のヒントは、探索者の行動を褒めたり貶したりするときに現れるだけだ。


この世界に外部からものを持ち込んだ場合、人形はそこに老いを感じさせるものがあれば
すぐさま輝く砂や石、キレイな鱗を持つ魚などに変化させてしまうだろう。

これは本から読み取れたヒュプノスの変化能力を踏まえ
この人形がヒュプノスであるという推理の助けとなるだろう。
同時に彼が退廃した世界を通したものだけを変化させることから
かの者の好みが推測できるかもしれない。


人形は、探索者の動向を全て把握している。
ここで探索者が星空の世界か退廃した世界のどちらに留まるかを迷っている場合
人形は次第にではなく、時間が来ればすぐに扉を消すと明言するだろう。
またそのような場合、残り時間を宣言するかもしれない。

END

基本的に制限時間が来るまでにこれらは確定する。
生存報酬は+1D10とやや多めだが、難易度を考えれば妥当だろう。

HAPPY END

特別報酬:SAN+1D6
明らかに過剰となるので、望むなら生存報酬と合わせて+1D6+1D4としてもよい。
ただ初期SANが60程度ならSANが6程度削れることが多いことや
やや難しめな内容を考慮し、これを基本的な値として設定しておく。

以下のいずれかを満たせば達成である。
制限時間に達したときに退廃した世界にて、かつ留まることを宣言する。
退廃した世界で眠りにつく。

GOOD END

以下のいずれかを満たせば達成である。
どの扉へも入らずに寝る。
どの扉へも入らず、延々と同じ世界に居続ける。

前者は30分経過後、人形が起こしにくる。
それでも無視していれば以下と同じ状況となる。

後者は1時間経過後、人形が催促しにくるが
それでも無視していた場合、人形は絶対的情報不足と判断して
無理やり現実世界へと押し返す。
このとき探索者は正気度を1D6失う。
これはSANCではないため一時的狂気の条件とはならない。

NORMAL END

以下のいずれかを満たせば達成である。
人形を攻撃し(成功率判定は4倍、回避は行わない)耐久値を3削れば人形は壊れる。
制限時間に達したとき星空の世界にいて、そこで<<夢からの退散>>をPCで掛け合う。

前者の場合、ヒュプノスは探索者の恐怖する格好へと姿を変える。
「もう少し賢い選択をしてほしかったなあ」
どろどろに溶けたかと思うと、すぐに姿を変える。
おすすめはホラー画像全般、それをマップ画像に設定するとリアルSANを削れる。

SANC1D6/1D20
攻撃した対象を即座に変化させる。これはKPの裁量に委ねるが、実質的なロストとなるものがよい。
周囲に霧を発生させる。探索者に霧はまとわりつき、そのまま空間が歪む。
変化した対象はSAN-1D20、それ以外の探索者はSAN-1D6の後
覚醒の世界へと送り返される。


後者の場合、ヒュプノスは上空へと飛び、探索者の行く末を黙って見下ろしている。
呪文の詳しい効果は上記を参照のこと。
最もPOWの高い探索者の一人が夢の狭間に閉じ込められるが
それ以外の探索者はドリームランドに二度と行けなくなることを代償とし
一人の犠牲で覚醒の世界に戻ることができる。
KPは探索者たちに最後のRPをさせるといいだろう。もう縛る時間はないのだから。

BAD END

全員ロストとなる。以下のいずれかを満たせばBADである。
星空の世界、退廃した世界以外で眠る、あるいは消滅時に留まる。
制限時間に達したとき、星空の世界にいる。

前者の場合、そのままドリームランドの養分となるため即死である。

後者の場合、このシナリオ中最高の絶望シーンなのでKPは描写に拘ろう。
発生する出来事は以下の通り
・「タイムオーバーだあ」あるいは「ゲームオーバーだあ」などの終了宣言
・周囲に何千もの扉が出現し、探索者を囲む
・人形は「いい旅を」などと一言発し、消えてしまう
描写の例
腐食した鉄の扉が、消えていく
「タイムオーバーだあ」
変わらぬ抑揚で人形は声を発した
「ほうら」
彼は指を鳴らす
パチン
次の瞬間、あなたたちの周囲に扉が現れた
何十、何百、いや、何千
広大な大地に果てしなく扉が連なった
「いい旅を」
そう言い残して、人形は消えた
扉だけが残された
しかしあなたたちは確信していた
そのどの扉も、もはや自分達の望む日常へと通じてはいないことを
先ほど消えた扉がまるで希望の光のようで
そしてそれを目の前で消えるのを見ているだけで
無言で佇む数多の扉は、あなたたちを囲う牢屋のようで
あなたたちは自覚する
もう、手遅れなのだと

改変に際して

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

扉が増えたり減ったりし、扉の開閉で世界が変わるという骨格さえあれば
いくらでも改変ないし改造できるシナリオかと思われます。
ここで改変のアイデアや注意点を提示したいと思います。

アイデア

・扉が一気に二つ出現したり、一気に二つ消えたりする。
・最後に残る世界が3つ以上。
・人形がどの世界にもいる。
・扉の種類が増える。
・世界が入るたび姿を変えていく。
・ある時からPCを追い回す存在が現れる。
・星空の世界に、かつて幽閉された探索者を出現させる。
・全ての世界に水を設定し、時間により水かさが増していく。
・途中でヒュプノスがニャルラトテップの怒りを買う。
・古きものとの関連性を持たせる。
・人形ではなくピエロ。

注意点

・改変でシナリオ時間が長引くと、クローズドの性質上飽きてくるので
 3時間を目安に何か大きなイベントがあったほうがいいでしょう。
・背景やBGM、描写が雰囲気作りに大きな役割を果たすので
 どこでもドアのように個別に別の世界に行けるようにすると雰囲気半減。
・最後に残すのを鉄ではなく石のドアにする、というような改変は
 理不尽な難易度の上げ方で、探索者の最後30分の努力が無駄になるため非推奨。
・不用意なロール要求はテンポを落とし、同時に不必要に難易度を上げてしまいます。
・改変時、とくに退廃した世界の扱いや本の内容など
 矛盾が生じないようにもう一度見直してください。
・雰囲気を重視した骨格なので、その他のものを重視すると軋んでしまう可能性があります。

最後に

KP様の特徴が現れやすいシナリオだと思います。
私はどのような特徴が現れるかを楽しみにしています。
ですのでどれだけ改造してくださっても構いません。

それでは、よきTRPGライフを。

このページへのコメント

初心者ですが、シナリオお借りします

0
Posted by スイカスキー 2014年10月01日(水) 03:40:16 返信

凄く良いシナリオですね…
参考になります

0
Posted by 筆屋富初 2014年08月18日(月) 05:04:10 返信

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